魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:マイスリッド

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第4話

健太「まどか・・・お前・・・!」

 

まどか「あっ健太先輩・・・!」

 

少女を追いかけ電波塔に向かい、飛び降り自殺する寸前に突如鹿目まどかがここに現れた。

 

いろは「健太さん!」

 

やちよ「あの子h・・・ってあなたは・・・!」

 

そして後からいろはとやちよもまどかを見て驚く。

 

まどか「えっ?健太先輩の他にも・・・?」

 

やちよ「えぇ、私達も魔法少女よ。」

 

そう言ってやちよといろはも魔法少女に変身し、その姿を見せる。

 

いろは「あの、ありがとう。もう間に合わないと思って、本当によかった・・・」

 

やちよ「あなた、高坂くんの知り合い?今健太先輩って言ってたけど。」

 

まどか「あ、はい!私「鹿目まどか」っていいます。健太先輩の後輩です!」

 

いろは「健太さんの後輩なんだ。私は環いろはです。」

 

やちよ「七海やちよ、よろしくね。」

 

健太「それよりまどか、どうしてここにいるんだ?」

 

まどか「私達も先輩とは仲が良かったから見滝原で待つことが出来なかったんです・・・。」

 

健太「そうか、それで神浜市に・・・もしかしてその傍らで魔女の気配を感じてここに?」

 

まどか「はい、魔女の口吻を受けてる人を見つけて・・・」

 

やちよ「大方私達と同じね。」

 

健太「っすね、ホントは彼女を地上に下ろしたい所だが、魔女の口吻を受けた人数を考えると、下ろすよりも先に魔女をやった方が早いな・・・!」

 

やちよ「えぇ、幸い風もないしここは広いからリスクは承知で急ぎましょう!」

 

いろは「はい!まどかちゃんの魔女退治、私達も手伝いますね!」

 

まどか「ありがとう!」

 

そうして4人は魔女の結界に入り使い魔と交戦し、連携して魔女を倒し魔女の口吻を受けた人々を解放した。

 

健太「よっしゃ、何とか倒せたな。」

 

いろは「そうですね、まどかちゃんもありがとう。おかげでこの人も私達も助かったよ。」

 

まどか「私達も?」

 

健太「あぁ、この女の子に噂の事を聞きたかったんだ。」

 

まどか「それってこの街にある噂の事ですか?」

 

いろは「えっ、まどかちゃんも知ってるの?」

 

まどか「あっ、私はよく知らないの。ただ健太先輩じゃないもう一人の先輩がその噂のせいなのか、この街で行方不明になって・・・」

 

いろは「健太さんと同じ・・・という事はまどかちゃんの先輩は健太さんと同じ学年だったの?」

 

まどか「うん、そうだよ。本当は健太先輩に止められてたんだけど・・・心配なのと健太先輩だけは良くないと思って友達と来たんだけど・・・」

 

健太「まさか、あいつらもか。ん?今まどか一人って事は・・・もしかして、逸れたのか?」

 

まどか「はい・・・。気がついたら・・・」

 

健太「おいおい・・・」

 

まどか「なるほど、あなたも高坂くんと同じ事情だったのね。なら私達と一緒に行動する?」

 

まどか「えっ、良いんですか?」

 

やちよ「えぇ、構わないわよ。それにあなたと同じ学校の子がいれば安心でしょ?」

 

まどか「じゃあ、良いですか・・・?実は私一人だとちょっと不安だったから。」

 

健太「まぁ一緒にいればあいつらとも鉢合わせるだろうし。」

 

まどか「はいっ!」

 

「う・・・ううん・・・」

 

健太「あ、目が覚めたか。あんた大丈夫か?」

 

「あれ?私、どうしてこんな所に・・・?」

 

健太達が話していると少女が目を覚まし、落ち着いたタイミングで一連の事情を話した。

 

「電波少女の声、ですか・・・」

 

健太「ああ、何か心当たりはあるか?」

 

「・・・・・・・はい。実は最近行方不明になってるうちの生徒なんじゃないかって噂が・・・」

 

やちよ「行方不明の生徒・・・?」

 

「その・・・私は知らない人だと思います・・・。だけど、その子ってクラスで浮いてて幽霊みたいだって聞いたので、もしかしたら知らない内に無視したりして心を痛めて何かあったんじゃないかって・・・」

 

健太「それで不安になって、昨日ここにいたのか。」

 

「はい・・・あっでも、こんな話も聞きました。」

 

いろは「話?」

 

「私、水名女学園なんですが姉妹校に「水名工業学園」っていう男子校があるんですけどそこに通う男の子がその行方不明になってる子の幼馴染らしいんです。もしかしたらその男の子が何か知ってるかも・・・」

 

健太「「水名工業学園」の男の子か・・・。」

 

「私、その子と知り合いなんですが・・・呼びますか?」

 

やちよ「いいの?」

 

「はい、私もここに来た理由の一つでその子に電波少女の声を聞いてもらいたかったので。」

 

やちよ「分かったわ、ならここで呼ぶより近くの喫茶店で呼んでもらえるかしら?」

 

「はい。」

 

そう言って健太達は近くの喫茶店に向かい、少女水名工業学園の男の子を電話で呼び出すのだった。


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