健太達は新たな仲間「染谷俊」を仲間にし一度俊と分かれ、電波少女の噂の新たな情報を得る。そうして喫茶店を出ると外はオレンジ色に染まる夕方となっていた。
健太「時間早いな、もう夕方か。」
鶴乃「ほっ!みんな〜!」
いろは「あっ!鶴乃ちゃんだ!」
健太「おっ、鶴乃さんと・・・っ!ほむら!?」
まどか「ほむらちゃん!」
ほむら「あっ!鹿目さん!健太先輩!」
そうして鶴乃とフェリシア、更に暁美ほむらとも合流を果たす。
やちよ「まさか健太君が二人と友達なのはびっくりね。」
いろは「こんな偶然もあるんですね。」
ほむら「鹿目さん、健太先輩、巴さんは見つかりましたか?」
まどか「ううん・・・健太先輩も分からないみたいで・・・」
健太「一切音沙汰がねぇからな・・・。ったく、マミの奴どこほっつき歩いてんだか・・・。」
いろは「・・・・・・」
壮介「そういやいろはちゃん達は前にマミさんと会った事があるんだよな?」
いろは「はい・・・」
まどか「えっ、いろはちゃんマミさんを知ってるの?」
いろは「知ってるも何も・・・」
健太「あぁ・・・かなり厄介な事になっちまってるみたいだ・・・。」
鶴乃「そーだよ!いろはちゃんの事を人型の魔女だって勘違いして!」
まどか「えっ!じゃあここに来る前に注意しろって・・・まさかいろはちゃんの事だったの!?」
健太「まどか、お前マミに何か言われてたのか?」
まどか「はい、私達も後から神浜市に来る時にマミさんから・・・」
健太「まじかよ・・・」
いろは「今も私ってそんな扱いなんだ・・・」
まどか「あ、え、えと・・・大丈夫だよ!私はいろはちゃんを魔女だって思わなかったよ!?」
ほむら「・・・あの、本当に魔女じゃないんですよね・・・?」
まどか「ほ、ほむらちゃん・・・!」
ほむら「でも、分からないなって・・・」
やちよ「怖かったら別に一緒に行動しないでいいのよ。私達は私達でウワサを調べ続けるだけ。」
ほむら「・・・・・・」
健太「大丈夫だほむら、短い期間ではあるけどいろはちゃん達と一緒にいた俺が保障する。それにずっと一緒にいても何ともなかったしまどかと協力して魔女も倒せたしな。」
ほむら「・・・・・・分かりました、健太先輩が言うのなら信じます。」
そう言って健太はいろはを警戒するほむらを愉す。するとほむらもいろはが無害であることを信じ警戒を解く。
やちよ「それじゃあ連絡先を交換しておきましょうか。」
いろは「そうですね。・・・もぅやだ・・・」
壮介「ん?どうしたいろはちゃん?」
いろは「実は、私のスマホにいたずらメールが・・・」
壮介「ん?・・・うわぁ大量に送らせてんじゃん・・・!新しい奴は・・・」
いろは「「私が監禁している子を助けて」ってきてますね・・・」
健太「・・・げっ俺もだ・・・!多分いろはに送ってる奴と同じだなこれ・・・」
昨日から止まらない奇妙なメールはいろはと健太のスマホに大量に送られていた。
健太「「魔法少年少女であるあなた達にしかできない」ってか・・・。ってちょっと待て、何でこいつは俺らが魔法少年少女だって分かるんだ。」
壮介「確かに、奇妙だな。メールの送り主、実はいろはちゃんと健太が過去に会ってたりして。」
健太「だとしても俺が魔法少年になったのはつい数日前だぞ。それに人を監禁してる様な奴と知り合いになった覚えはねぇよ。」
いろは「私もです。だからこんなメールを送ってくる人は知らないですよ・・・。」
壮介「う〜ん、知り合いの可能性はやっぱり低いか・・・。」
やちよ「・・・環さん、高坂君。一度ダメ元で連絡取ってみない?」
いろは「え、でで、でも・・・」
やちよ「ほとんどの人は私達が魔法少年少女なんて知らないにも関わらずこの送り主は知ってる。つまり「マギウスの翼」の可能性があるかもしれないわ。」
壮介「確かに、送り主がマギウスの翼の関係者だったら罠の可能性があったとしても遭遇出来んのは有り難いな!それに監禁してる人が「二葉さな」ちゃんだったら関係者の場合何か知ってるかもしれねぇ!」
健太「なるほどな・・・。だが一つ引っかかるのは・・・何で監禁しておいて俺等に救援をするんだろうな。」
やちよ「それは相手に直接聞いてみましょう。それも込みで何か伝えてくるかもしれないわ。」
いろは「・・・分かりました。やります!」
健太「よし、なら俺といろは、そして送り主を入れてグループを作ってくれ。俺は俊に連絡を取る。」
いろは「はい!」
壮介「俊?」
健太「ついさっき知り合った奴でな。「二葉さな」を探して俺達と協力してくれる魔法少年だ。」
壮介「そうなのか!仲間が増えるとまるで勇者パーティーみたいだな!」
フェリシア「あのさ・・・オレお腹空いちゃった・・・。」
鶴乃「なら何処かで夕食食べながらやろう!この辺りはフード屋がたくさんあるよ!ふんふん!」
健太「んじゃ、最寄りのフード屋で夕飯食べるか。まどか、ほむら、迷子にならないようにな。」
まどか・ほむら「「はいっ!」」
そうして健太一行は最寄りの店へ向かい、そこでメールの送り主とコンタクトを取ることになった。