魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者 作:unknown505
二葉さなという少女を探す俊と合流した健太達はフード屋にて夕食を取りつつ、健太といろははメールの送り主にコンタクトを取り始める。
いろは「それじゃあ、いきます!」
健太「よっし!送るか!」
そうして腹を括った二人は送り主に返信を開始する。
やちよ「さぁ、どう返ってくるのかしらね・・・。」
鶴乃「なんだかワクワクするね!ふんふん!」
フェリシア「なんかホラゲーやってるみてぇ。」
いろは「や、止めてよフェリシアちゃん・・・。」
まどか「なんだか怖くなっちゃうね・・・」
俊「僕も怖いのは苦手ですね・・・。」
ほむら「あっ返ってきましたよ。」
健太といろはの返信に送り主は反応を示し、何でも質問をしていいという返信を返していた。
いろは「最初は、この人の名前を聞いた方が良いですよね?」
壮介「そうだな、相手の名前が分からないようじゃ支障が出ちまうからな。」
いろはは送り主の名前を聞く。すると即座に返信があり送り主の名前は「アイ」と呼ばれている事を教える。
健太「「アイ」か・・・。とりあえず目的を聞いてみないとな。」
やちよ「待って高坂君。もし相手がマギウスの翼なら、こちらが感づいてるのを悟らせない方が賢明だわ。」
健太「・・・確かに、警戒されて退かれたら意味ないっすね。」
壮介「それなら、どうやって二人の連絡先を知ったのか聞いてみようぜ!二人を魔法少年少女って事も認識してるしな。」
健太「そうだな、焦らずに少しづつ聞いてみるよ。」
健太はアイに自分達が魔法少年少女である事をどこで知ったのかを聞く。するとアイはID交換の際に二人を知り、しつこく連絡をしたという。
俊「アイさんの話を聞いてる限りでは、何処かですれ違っていた人ですかね?」
フェリシア「他にも人がいたからなぁ。もしかしていろはか健太のストーカーじゃねぇの?」
いろは「もう、変な事ばかり・・・」
健太「一応言っとくが俺はストーカーされるような覚えはねぇぞ。」
いろは「あと、怖いのって・・・。」
いろははそうして、本題である「監禁」の件を何故自分達に伝えたのかを聞いた。するとアイの返信は予想外のものだった。
健太・いろは「「人ですらない・・・!?」」
壮介「おいおいまじかよ・・・?人ですらないなら、一体何だってんだ?」
やちよ「ただ、相手が魔法少年少女じゃないのは確定したわね・・・。」
健太「じゃあマギウスの翼じゃないって事か・・・。アイは一体何者なんだ?」
まどか「人ですらないなら、お化けとか・・・幽霊とか・・・?」
ほむら「あとは、魔女・・・とか・・・?」
いろは「そんな事って・・・」
いろはは当てはまりそうな物を全て聞くがアイはどれも違うという返信を返す。そうして導き出された答えは一つしかなかった。
俊「魔女でもない・・・という事は・・・!」
壮介「俊君の思ってる事は多分当たりだ。そうだろやちよさん。」
やちよ「えぇ、魔女でもないならもう選択肢は一つしかないわね。」
健太「まさかとは思うが・・・それしかないよな。」
健太は覚悟を決め、アイという人物が「ウワサ」である事を確信して聞く。アイの返信はまさに当てはまり、自身がウワサだという事を返した。
いろは「っ!!」
健太「なるほどな、アイさんが言ってる事が事実で、本当にウワサだとしたら俺といろはに連絡が来たのも頷ける。ただ・・・」
壮介「・・・だよな、ウワサって奴はこんな自分から殺してくれって、送るか普通・・・?」
いろは「とりあえず、詳しい話を聞いてみましょう。」
いろははアイに監禁している人物が誰かを聞いた。するとアイは監禁している人物を「二葉さな」と答える。
俊「っ!!さなちゃん・・・もしかして、本当に・・・!?」
いろは「さっき助けた人が言ってた通り「電波少女」がさなちゃんなら・・・」
健太「アイに監禁されていた彼女の声が聞こえていたって事になるな。」
やちよ「となると、私達が追っていた電波少女は「うわさ」の影響で生まれた「ただの噂」という事になるわね・・・。」
壮介「そうか、通りで「アラもう聞いた?」って感じに行けないわけだ。」
鶴乃「よし!こうなったら、後はウワサを倒すだけだね!」
フェリシア「いろは、健太!さっさと場所を聞こうぜ!」
いろは「う、うん!」
健太「だな。」
そうして健太といろははどうすればアイに会うことができるのかを聞いた。するとアイは電波塔から飛び降りれば会うことができるという常人では理解し難い答えを送った。
いろは「電波の世界・・・確かさなちゃんの声って、空気が話してるみたいでしたよね?」
健太「そうだが・・・まず電波塔から飛び降りろって・・・自殺幇助でもするってのか?」
やちよ「私も同感よ。正直、まだアイを信じきれないわ・・・。どうも手の平で踊らされてる様な気がするのよ・・・。」
鶴乃「私もちょーっと心配かも・・・ウワサが消してほしいとか言ってきてるし・・・。」
俊「僕も正直、心配です・・・。何か動かぬ証拠があればいいんですが・・・。」
いろは「・・・・・・あっ、アイさんから。」
するとアイから返信があり、アイ自らホームページを調べることを勧めた。
いろは「ひとりぼっちの最果て・・・近づかないほうがいい場所にアイさんがいる・・・?」
健太「その辺はホームページを見りゃ分かるかもしれないな。だが、手掛かりがゼロだしどうやって調べれば・・・」
いろは「確かにそうですね、どうやって調べましょう・・・?」
やちよ「・・・案外調べなくても平気かもしれないわよ?」
健太・いろは「「えっ?」」
やちよ「助手さんと高坂君は共通点があることに気づかない?」
健太・いろは「「共通点・・・・・・あっ。」」
二人はホームページの共通点に気付く。いろはは、学校で会ったももこの話、健太は昨日のフェリシアの会話を思い出し、それが一つの共通点に繋がった。
健太「フェリシアが学校で聞いた・・・!」
やちよ「正解よふたりとも、フェリシアとももこが言うホームページには「中に入れない」、そしてももことアイが言うホームページには「ひとりぼっちの最果て」という共通点があるの。」
健太「という事は、姉貴とフェリシア、そしてアイが言うホームページは一つに繋がるって訳か!」
いろは「それならフェリシアちゃんの言ってたホームページを調べればっ!」
やちよ「さ、出番よフェリシア。」
フェリシア「んぁっ?オレ覚えてねーぞ?」
健太「嘘だろ・・・」
いろは「えぇっ!?思い出せない・・・?」
フェリシア「んな事言ったって覚えてねーもんはしゃーねーだろ。」
ほむら「あ、あの・・・履歴に残ってないかな・・・?」
フェリシア「ぁ?履歴?」
まどか「そっか!サイトを見た時って履歴に残るもんね!」
ほむら「うん、そんなに前じゃないならブラウザに残ってるかも。」
フェリシア「どうやって見るんだ?」
ほむら「ちょっと借りてもいい?」
フェリシア「おうっ!」
そう言ってフェリシアはスマホを渡し、ほむらがスマホの履歴を探す。すると一緒に見ていた俊が気付く。
俊「あっ!これじゃないですか?」
フェリシア「おーっ!コレだコレ!教えてもらったホームページ!」
ほむら「よかった、残ってた。ただ、このホームページ・・・」
俊「あっ・・・パスワードが分からないから中が見れないんでしたね・・・。」
フェリシア「そーなんだよ。そもそも何のサイトかも分かんねーし。」
鶴乃「それならこの鶴乃がランダムで!」
壮介「当てずっぽうで何年かける気っすか!?それに下手にパスワード打ちまくったらロック掛かるかもしれないっすよ?」
鶴乃「あはっ、そだよねぇ。」
いろは「ここに入れば何か分かるかもしれないのに・・・。」
俊「・・・アイさんがどんなウワサで、さなちゃんが何を見たのか・・・心配でしょうがないです・・・。」
いろは「・・・・・・あれ?ももこさん?」
するとスマホに着信が入り、連絡してきたのはももこだった。
いろは「もしもし、ももこさんどうしたんですか?」
ももこ『いろはちゃんビッグニュースだ!さっきのホームページに関する情報だよ!』
健太「・・・ん?いろは、ちょっとスピーカーにしてもらっていいか?」
いろは「あ、はい。」
するといろはとももこの会話を聞いていた健太は何かに気付き、健太がももこに話しかける。
健太「姉貴、聞こえてるか?」
ももこ『あ、健太もいるのか!今いろはちゃんにも言ってたけどビッグニュースなんだよ!』
健太「・・・もしかして、入口にパスワードがある場所か?」
ももこ『あっれ!?もう見つけてたのか!バッドタイミングだなぁ・・・。』
健太「だと思ったぜ・・・。」
いろは「入口にパスワードがあるまでは行けたんですけど、パスワードが分からなくて・・・」
ももこ『おっ!それならグッドタイミングだ。パスワードが書かれてる場所を教えてもらったんだよ。』
いろは「本当ですか!?場所はどこにありますか?」
ももこ『電波塔の塔脚に書かれてるみたいだよ。』
健太「おっ!丁度場所的にかなり近いな!」
ももこ『本当か!?グッドタイミングが重なって逆に怖いな・・・。』
健太「まぁそういうときもあるさ。それじゃあ姉貴、助かった!」
いろは「ありがとうございますももこさん!」
健太「よしっ!なら早速電波塔へ向かうぞ!」
そう言っていろはは電話を切って健太達は電波塔へ向かっていった。
健太達はホームページのパスワードを知るため、電波塔の塔脚へ向かっていた。するとそこに2人の人影が何かをしていた。
壮介「んっ!?あいつさっきの!」
健太「知り合いk・・・ってあっ!あの女逃げた奴だ!!しかもあいつら何か持ってんぞ!」
鶴乃「あの二人パスワードを消すつもりだ!よっし3人共!あいつら止めるよ!」
フェリシア「おー・・・ってうわぁ!?」
鶴乃「うぇえっ!?」
健太「俊!?」
壮介「おい速ぁ!?」
俊「止めろぉおおおおお!!」
天音姉妹「「きゃあああっ!?」」
そうして鶴乃と一緒に健太、壮介、フェリシアが天音姉妹を止めようとすると、それよりも早く俊が走り、天音姉妹目掛けてタックルを食らわせる。
月咲「あっ!溶剤溢しちゃったよぉ・・・!」
月夜「あなた何てことをするのでございますk「それはこっちのセリフだぁ!!」ひっ!?」
タックルを食らわされ、溶剤をぶち撒けてしまい月夜は俊に異を唱えようとするが俊のあまりの剣幕にたじろいでしまう。
俊「マギウスの翼だがなんだか知らないけど!僕が必死に探してる人がいるかも知れないんだ!!なのに居場所を知るためのパスワードを消すなんてあなた達は畜生だ!!ふざけるなぁ!!」
月夜「畜生!?」
月咲「この子一体何なの・・・!?」
健太「そいつは大事な人を探してる子だ。」
天音姉妹「「へっ?」」
俊「はぁ・・・はぁ・・・!」
健太「俊、一旦落ち着け。」
俊「はぁ・・・はぁ・・・すみません、熱くなりすぎました。」
やちよ「でもあなたの気持ちはよく分かる。でもあなたのおかげで天音姉妹の目論見は防げたわ。」
月咲「月夜ちゃん・・・」
月夜「流石に不利すぎるでございます・・・。」
鶴乃「こっちは多人数!さぁどうするのかな!?」
天音姉妹「「うぅ・・・」」
壮介「・・・ん?」
「はぁ、心配なので様子を見に来たら・・・やはり失敗していますね。」
鶴乃が天音姉妹に圧をかけていると壮介は一人の少年が近づいてくる事に気付く。
月咲「あっ!「松村」君!?」
月夜「松村さんどうしてここに?」
天音姉妹は近づいて来た少年の名前を言ってここにきていることに驚く。
「今言った通りですよ、あなた達が心配でしたので独断で様子を見に来たんです。すると・・・」
健太達「「・・・・・・」」
「七海やちよさん、そしてその一行方に邪魔されたという訳ですか。」
月夜「はい、そうでございます・・・。」
月咲「溶剤で消そうとしたんだけど・・・」
「彼らに邪魔されたのであれば仕方ありません。では・・・」
そう言って松村という少年は健太達の元に近づき、頭を下げる。
「初めまして、七海やちよさん。そしてお仲間の皆様。」
やちよ「何者あなた。見た所天音姉妹と親しげに話していたけど・・・」
「親しいも何も、私はマギウスの翼の幹部です。名は「松村真司」と申します。」
「マギウスの翼幹部 松村真司」
健太「マギウスの幹部か・・・」
壮介「あんたもパスワードを消しに来たのか?」
真司「この状況でパスワードを消すのはとても難易度が高いですよ。それに私は天音の姉妹とは同期ですので同僚の心配で様子を見に来ただけです。」
鶴乃「つまり、パスワードは譲るって事?」
真司「そうですね、パスワードはあなた方にお譲りしましょう。はぁ・・・先が思いやられますね。」
健太「あんた、随分とお疲れのようだな。」
真司「まぁ私はマギウスの翼の「中間管理職」というポジションにいますのでね、失敗すればするほど失敗分の仕事がこちら側に回ってくるんですよ。ですから・・・」
そう言って真司は魔法少年となり、彼の武器である特殊警棒を構える。
真司「私も少々憂さ晴らしをさせて頂きます。いくら彼女達が失敗しているとはいえその根本たる原因はあなた方ですので。」
やちよ「こっちは多人数なのよ、いくら何でも無茶だわ。」
真司「・・・でしたら、あなた方の中で誰かと1対1の勝負をしましょう。あなた方の選別した誰かとの勝負でもし、勝つことが出来ればパスワードはお譲りします。しかし、私が勝てば・・・パスワードは諦めて貰いましょう。」
健太「・・・なら、俺がやる。せっかくパスワードの場所まで見つけたんだ。今更引き下がるわけにはいかねぇ。」
真司「ふっ・・・面白い方だ。あなた、名前は?」
健太「高坂健太、これからあんたらを含めてマギウスに名を知らしめてやる。」
真司「高坂・・・?まぁいいでしょう、では・・・始めましょう!!」
健太「来い!」
戦闘BGM「FURIOSO」龍が如く7外伝
「VS マギウスの翼幹部 松村真司」
真司「ふんっ!はぁっ!」
健太「うぉっ!だらぁっ!」
真司は健太に向かって一気に距離を詰め特殊警棒を振り下ろす。健太は間一髪躱し下からの攻撃も辛うじて躱した。
健太「その長い棒、見えねぇが電流走ってんだろ。躱した時にバチバチって音が聞こえたぜ。」
真司「えぇそうです。この長い棒は特殊警棒と言いましてね、警察も使っている暴徒鎮圧用の武器です。私の場合、魔女を痺れさせて動きを封じる為に100万ボルトの電流が流れているんです。」
健太「おいおいまじかよ・・・。」
真司「では、説明は終わりにして・・・はっ!」
健太「なにっ!?うぉおっ!?」
真司は懐から目眩ましの「閃光手榴弾」を投げる。そして真司は健太の背後を取る。
真司「ふんっ!」
健太「っ!てりゃあっ!」
真司「むっ!?」
健太「だっしゃああああっ!!」
真司「ぐぅううううっ!!?」
背後を取った真司は特殊警棒を振り下ろすが直前で全快した健太が屈んで回転し強烈なボディーブローを食らわせる。
真司「ぐぅううう・・・!」
健太「んなセコい技なんざ俺にゃあ通用しねぇよ。」
真司「くっ・・・・・・むっ?」
すると真司の持つスマホから着信が入り、それに出る。
真司「・・・はい、はい・・・分かりました。直ちに本部に戻ります。」
健太「・・・・・・」
真司「・・・本当はもっと戦わなければいけないところですが、約束通りパスワードはお譲りしましょう。私は用事がありますので失礼致します。天音さん行きましょう。」
天音姉妹「「はい・・・。」」
そう言って真司は腹を擦りながら天音姉妹と共にこの場を去っていった。