魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者 作:unknown505
第1話
「第5章 講義」
−翌日 神浜市 大通り−
マギウスの幹部である「中川久之」「アリナ・グレイ」更にみふゆと呼ばれた魔法少女が現れ、健太は心の中である違和感を感じていた。
健太「(昨日現れたあのみふゆって魔法少女といい、あのマギウスの翼って組織はどういう仕組みなんだ・・・?もしや二人は、マギウスの翼に・・・?)」
壮介「おい健太、大丈夫か?」
健太「ん?大丈夫だ、問題ない。」
壮介「お前が大丈夫ならそれでいいんだ。・・・二人の事か?」
健太「あぁ昨日からずっと嫌な予感がしまくってるんだ・・・。」
壮介「・・・二人が、マギウスに入った・・・とかか?」
健太「・・・・・・」
壮介「大丈夫だよ、二人はそこまで血迷うほどあんなイカれた宗教みたいな組織にゃあ入らねぇと思うぜ。」
健太「・・・それもそうか。」
壮介「それによぉ、あいつらマギウスってのは「救い」を求めてるらしい。・・・でも救いを求めるんなら何で魔女を守ってんだろうな?」
健太「連中には連中の考えがあるんだろうが・・・俺等からすりゃ異常にしか見えねぇ。何か奴等の事を知るきっかけがありゃいいが・・・ん?」
壮介「おっ?織莉子から電話だ。」
壮介が電話に出て、しばらく話した後、健太に内容を伝えた。
壮介「悪い健太、風見野で何やら揉め事が起きたらしくてな・・・すまねぇが風見野に行ってくるわ。」
健太「あぁわかった。気を付けろよ。」
壮介はそう言って走って駅まで向かっていった。
健太「・・・揉め事か。何か悪い事が起きなきゃいいんだがな・・・。」
健太はそう言いつつ、みかづき荘へ足を運んだ。そしてみかづき荘へ帰宅するといろはが出迎える。
いろは「お帰りなさい健太さん、松井さんと巴さんは見つかりましたか?」
健太「ただいまいろは、いや・・・全くみつからなくてな・・・。ん?そのコースターは?」
いろは「このコースターはやちよさんに渡すんです。このみかづき荘の証として・・・」
健太「なるほど、いろはらしいな。・・・ん?やちよさんか?」
いろは「おかえりなさいやちよさn・・・っ!」
健太「ん?どうしたいろhなっ!?」
みふゆ「ただいまいろはさん、健太さん。一緒にやっちゃんを待たせてもらっていいですか?」
二人はやちよが帰宅したと思い玄関へ向かうと、そこにいたのはやちよではなくマギウスの幹部である「梓みふゆ」がいた。
いろは・健太「「へっ・・・・・・?」」
いろは「(えぇぇ〜〜・・・・・・)」
健太「(うっそだろおい・・・)」
そうしてみふゆはやちよが帰宅するまでこのみかづき荘で待機した。その間二人は微妙な緊張感を感じていた。
いろは「(き、気まずいなぁ・・・)」
健太「(迂闊に話しかける事もできねぇし、参ったなこりゃ・・・)」
いろは「あ、あの!お茶淹れてきますね!」
みふゆ「気を遣わなくても大丈夫ですよ。それにお茶でしたらワタシ、勝手に淹れてきますから。」
いろは「え、でも・・・」
健太「・・・大丈夫なんすか?」
みふゆ「7年も通い続けた家です。ワタシの方が勝手は知ってると思います。」
いろは「あぅ・・・はい・・・」
健太「・・・・・・」
みふゆ「うーん、このお茶にしようかな。」
そう言ってみふゆは台所へ向かい、お茶を勝手に選ぶ。
健太「ちょ、そのお茶はやちよさんのお気に入りで勝手に飲むのは・・・」
みふゆ「大丈夫ですよ、ワタシが飲んだと言えばお咎めは受けませんよ。で、マグカップは・・・」
いろは「あ、そこの棚のマグカップ、やちよさんに触るなって言われてるので・・・」
みふゆ「一つはワタシのですよ。」
いろは・健太「「えっ?」」
みふゆ「2つだけ奥の方に仕舞われてるでしょ?その1つがワタシのです。」
健太「ん?やちよさんって時々食器を纏めて漂白するんすけど、そのマグカップは見たことないような・・・」
みふゆ「そうですか、やっちゃんらしい愛情表現ですね・・・。ではお茶を淹れてやっちゃんの帰りを待ちましょう。」
健太「・・・・・・」
いろは「(さっきの棚のマグカップ・・・他にもあったけど、あれは誰のだったんだろう。)」
みふゆのマグカップの他に、2つのマグカップが仕舞われてありそれが誰のものかは分からないまま居間へ向かい対面で座り、本題を話す。
みふゆ「お二方は・・・」
健太「っ!」
いろは「ひゃいっ!?」
みふゆ「マギウスの翼に入る気はありませんか?」
いろは「えっ?」
健太「マギウスに・・・?」
みふゆ「すいません、唐突が過ぎましたね・・・。ワタシがここへ来たのはその答えを聞きに来たんです。本当は皆さんにも伝えたかったんですが、帰ってくる様子もないので唐突に聞いてしまいました。」
健太「・・・・・・」
いろは「急に・・・どうしてですか・・・?」
みふゆ「その方が、お互いにメリットがあると思いまして。もしマギウスに入れば、ワタシ達と争わずにいろはさんは妹を、そして健太さんは行方不明の友人を探すことが出来ると思いませんか?」
健太「なら、あんた達マギウスのメリットはなんだ?」
みふゆ「ワタシ達も似たようなものです。無駄な争いを避けることができますしいたずらに怪我人を増やすのはイヤじゃありませんか?」
健太「確かに、争わなくて良いのは魅力的かもな。」
みふゆ「ですよね!?なr「ただ!」あら?」
健太「俺は誰かが犠牲になるのを黙って見てる事は出来ないんですよ。それは俺の中の理念に相反する事だからな。」
いろは「健太さん・・・」
この時いろはは健太の言葉の中にある重みと同時に哀しさを感じていた。健太は間髪入れずに否定する理由を話す。
健太「アリナと久之って奴が言っていたが、魔女やウワサを保管している事や、アリナがさなを蔑ろにしていたような事は、死んでもやらねぇし、そんな事は絶対に許さねぇ・・・!」
みふゆ「っ!?」
この一瞬、みふゆの目に映ったのは健太の背後に現れるとんでもない怒りを見せる龍の姿。それを垣間見たみふゆはゴクリと唾を飲み込み、冷や汗が垂れる。
みふゆ「・・・つまり、入らないという事ですね。ごめんなさい、無理を言いました。」
健太「・・・・・・いや。」
みふゆ「あっ、なら・・・」
いろは・健太「「・・・?」」
みふゆ「魔法少年少女の解放とは何かを学ぶ講義をしましょう!」
健太「はっ?講義?」
いろは「講義って、また唐突ですね・・・」
みふゆ「ふふっすみません。ただ、ワタシ達が唱えている魔法少年少女の解放を理解するには、まず何から解放されるのかを知る必要があると思いまして。私から伝えるのは裁量を超えてしまいますがマギウスに頼めば話は別です。どうでしょうか?」
いろは・健太「「・・・・・・」」
みふゆ「争う前に、話を聞くぐらいしてくれませんか・・・?」
健太「・・・確かにそうだな、俺も話遮ってまであんたらと戦うつもりはない。まぁあんたらにも何かしら理由はあるんだろうから話は聞いてみるよ。いろはもそれでいいか?」
いろは「そうですね、私も何も知らないまま誰かと戦うのはしたくないです。話、聞かせてもらいます。」
みふゆ「ほっ・・・色よい返事が聞けてよかったです。」
健太「ただ、こっちも話を聞く上で条件がある。」
みふゆ「なんでしょうか?」
健太「白羽根や黒羽根は、抜きで頼む。それさえ飲んでくれるなら話を聞く。」
みふゆ「もちろんです、では講義の予約承りました!」
いろは「それでみふゆさん、講義の時間と場所は・・・」
みふゆ「それでしたら、明後日の正午「記憶ミュージアム」でどうでしょうか?」
いろは「記憶ミュージアム・・・」
健太「その感じだと、ウワサがありそうだな。」
みふゆ「はい、そのウワサを明後日までに調べてきてください。」
いろは「えっ!?」
健太「嘘だろ・・・!?」
みふゆ「今までの実力を見せてくれた方がマギウスも講義をする理由に納得してくれると思いますし、丁度都合のつく日時がそれくらいだと思います。」
いろは・健太「「わ、分かりました・・・。」」
そう言って、急な内容を押し付けられた二人は渋々納得し、話は終わる。
やちよ「ただいま、環さんと高坂さん帰ってるの?」
するとやちよが帰宅し、居間へ入るとみふゆと鉢合わせる。
健太「あー、お帰りなさいやちよさん。」
みふゆ「お帰りなさい、やっちゃん。」
やちよ「っ!みふゆ・・・あなた、なんの用?」
みふゆ「あら、大の親友に向かってそんな言い方はないじゃないですか。要件はすぐに終わりますよ、だからそんなに警戒しないでください。」
やちよ「要件は何?まさか、マギウスを抜ける事にしたの?」
みふゆ「いえ、逆です。マギウスに入らないかを聞きに来たんです。」
やちよ「そんな分かりきった事を聞きに来たわけ?入るわけないじゃない。」
みふゆ「やっぱり、やっちゃんもだめですか・・・。」
壮介「ただいま帰りましたー!健太、悪かったnってあんたマギウスの!?」
みふゆ「あなたは・・・!」
鶴乃「壮介君どうしたnってみっふゆー!?」
みふゆ「鶴乃さん!?」
鶴乃「どうしたの!?やっぱり戻ってくるの!?やったー!」
みふゆ「うっ!あ、あの・・・違います・・・。」
フェリシア「なんだよ鶴乃!うるさいぞ!・・・あぁっ!マギウスの翼の偉いやつ!」
俊「あなたはマギウスの・・・!!」
さな「は、はわわ・・・」
みふゆ「あらあら、騒がしくしてしまいましたね。これ以上迷惑をかけるわけにはいかないのでこの辺で失礼しますね。あと、やっちゃん。」
やちよ「なに?」
みふゆ「私とやっちゃん、そしてもう一人の3人で話したい事があります。」
やちよ「・・・分かったわ。」
いろは「やちよさん・・・」
やちよ「大丈夫、すぐに戻ってくるわ。」
そう言ってやちよはみふゆと外に出ていった。