魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:unknown505

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第6話

健太「結局、他の皆は洗脳されたのか・・・。いろはちゃんは洗脳されなかったのか。」

 

いろは「私は夢の中の勧誘も断りました。健太さんは大丈夫なんですか?」

 

健太「ああ、灯花って奴とみふゆさんに直接言ったぜ、入らねぇってな。やちよさんも大丈夫か?」

 

やちよ「えぇ・・・という事は2人共真実を見た・・・のね・・・。」

 

健太「ああ・・・」

 

いろは「かなえちゃんとメルちゃんの事も知りました・・・。というより、同じ経験をさせられました・・・。」

 

やちよ「そう・・・」

 

健太「ここにいるって事は助けに来てくれたんすよね?やちよさんありがとうございます。」

 

やちよ「勘違いしないで、助けに来た訳じゃないわ。」

 

いろは「へっ・・・?」

 

健太「んっ?どういう事っすか?」

 

やちよ「私はみふゆの記憶を見て自分を見つめ直しにきたのよ。そして、戻る事が出来た。1年前の私に・・・。」

 

いろは「どういう事ですか・・・?」

 

健太「・・・・・・」

 

やちよ「環さん、高坂君、チームは解散よ・・・。」

 

いろは「・・・あの・・・へっ?かい・・・さん・・・?」

 

やちよ「えぇ、チームは解散。」

 

いろは「ちょっと待ってください!それって・・・」

 

健太「(待て、いろはちゃん。)」

 

いろは「(健太さん?)」

 

いろはがやちよに追求しようとすると健太が腕を出していろはを止め、テレパシーで会話する。

 

健太「(・・・・・・やちよさん、多分、無理してる可能性がある。)」

 

いろは「(無理、ですか・・・?)」

 

健太「(ああ、いろはちゃんも見たと思うが、やちよさんは二人も魔法少女を亡くしている。常人なら鬱になってもおかしくないレベルだ。)」

 

いろは「(・・・・・・)」

 

健太「(恐らく、やちよさんは俺達を犠牲者にしたくねぇが為に、自分から遠ざかっているように思えるんだ・・・。)」

 

いろは「(っ!自分から・・・)」

 

健太「(あくまで俺の推測だがな。やちよさんはなにか考えがあるかもしれない。・・・ただ、これまでの傾向から見てその可能性はゼロでは無さそうだ。頭の片隅に入れといてくれ。とりあえず、今はやちよさんに従っておこう。)」

 

いろは「(・・・分かりました。)」

 

健太「分かった、なら解散するかぁ。」

 

やちよ「っ!?そう、分かってくれるのね・・・。」

 

いろは「そうですよ、あんな記憶を見たんですから。」

 

やちよ「それじゃあ、私は外に出るから。」

 

健太「おっ、なら偶然っすね。俺もウワサの外に出るとこだったんすよ。」

 

いろは「私もなんです。鶴乃ちゃん達、外に行ったのかな・・・。」

 

やちよ「きっとそうでしょうね。みふゆの記憶に影響されて先に行ったんだと思うわ。」

 

健太「っ!早速ウワサの登場だな・・・!」

 

やちよ「やっぱり邪魔をしに来たわね・・・どきなさい!」

 

やちよは即座に変身し、現れたウワサの使い魔達を薙ぎ倒していく。

 

 

 

 

    BGM「ASSAULT」龍が如く7外伝

 

    「記憶ミュージアムから脱出しろ」

 

 

 

 

いろは「やちよさん!」

 

健太「くっ!追いかけるぞ!」

 

いろは「はい!」

 

先行くやちよを2人はひたすら追いかけるがその間も使い魔が現れては妨害を繰り返す。

 

健太「邪魔だぁっ!!」

 

いろは「はぁっ!!」

 

いろははクロスボウ、健太は槍でどんどん現れる使い魔を蹴散らしていく。

 

いろは「やちよさん早い・・・!」

 

健太「くそっ、これじゃ離される・・・!」

 

そうして使い魔達を蹴散らした2人はようやく記憶ミュージアムのエントランスに到着し、やちよも最後の使い魔を倒していた。

 

やちよ「やぁっ!!」

 

健太「ようやくエントランスか・・・にしても早いっすよやちよさん・・・!」

 

いろは「そんな一人で行かないでくださいよ・・・!」

 

やちよ「関係ないでしょ、協力関係ですらないんだから。」

 

健太「おいおい、だからってそんな事言わなくても・・・」

 

いろは「こういう時は力を合わせていきましょうよ・・・。」

 

灯花「くふっ、ようやく来たね。環いろは、高坂健太、そしてベテランさん。」

 

いろは「っ!灯花ちゃん・・・」

 

そうしてエントランスに到着すると既に灯花、みふゆ、アリナの3人と5人の黒羽根が入り口の前に立ち塞がっていた。

 

健太「おまえら・・・!」

 

灯花「いつ目が覚めるのかなーってずいぶんと待っちゃったよ。」

 

アリナ「ほんとアリナ達を待たせるとか世界の損失に繋がるんですケド。」

 

みふゆ「まぁまぁ、必要な手順ですから・・・」

 

やちよ「みふゆにアリナ・・・」

 

みふゆ「3人共、ワタシの記憶はいかがでしたか?」

 

健太「いかがもクソもあるか、こちとら最悪の目覚めだったぜ。」

 

やちよ「夢のあなたにも聞かれたわ・・・最低な気分よ・・・。」

 

いろは「はい、灯花ちゃんまで出てくるし・・・」

 

灯花「わたくしまで出てきたのー?うわさが洗脳するためにそうしたのかもしれないね。」

 

やちよ「洗脳ね・・・」

 

いろは「争いたくないって・・・私はその言葉を信じたのに・・・」

 

健太「無理矢理うわさに巻き込むたぁ、お前ら・・・随分舐めた真似してくれんじゃねぇか・・・。」

 

健太はこれまでのマギウス達の行動や、やちよの不規則な動きに静かな怒りを募らせていた。

 

灯花「無駄な争いをしたくないのは本当だよ?争うよりもこうして、仲間にした方がみんな傷付かないしとっても平和だと思うからね。くふふっ」

 

アリナ「だけどこの状況はハプニングだヨネ、ブレインウォッシュされたと思ったら平気なワケだカラ。」

 

みふゆ「そうですね・・・。やっちゃんもこちらに来てくれないようですし・・・。」

 

灯花「でも、収穫はあったからねー。みんなこっちに付いてきてるし。」

 

いろは「えっ・・・みんなって・・・っ!?」

 

健太「おい、嘘だろ・・・!?」

 

そうして、後ろにいた黒いローブを纏った5人の魔法少年少女達が現れ、頭のフードを外すとマギウスによって洗脳されてしまった鶴乃達の姿があった。

 

いろは「鶴乃ちゃん・・・フェリシアちゃん・・・さなちゃん・・・そんな・・・!」

 

健太「壮介・・・!俊・・・!お前らまで・・・!」

 

灯花「くふふっ、今日から仲間になった皆さんです。皆は解放を理解してくれたんだよね?」

 

壮介「・・・・・・ああ。」

 

俊「・・・・・・はい。」

 

いろは「なに・・・言ってるの・・・?」

 

灯花「ほら、聞いた聞いた?もはや洗脳じゃなくて自分の意思で来てくれたんだよ?」

 

アリナ「ウェルカム・トゥ・マギウスってワケ。」

 

健太「(・・・全員、精神的に深く付け入られたか・・・!特に鶴乃さんだけは目が淀みきって弱みにつけこまれた可能性があるな・・・。)」

 

健太はマギウスに洗脳された5人の目を観察する。他の4人の目はハイライトがあるのに対し、鶴乃だけハイライトがなく完全に淀みきっており、弱みに入りこまれたのを健太は読みとる。

 

アリナ「さ、エモーショナルな再会も終わったワケだカラ、灯花はソイツラを連れて早く外に出たら良いと思うワケ。」

 

みふゆ「えぇ、迎えの車も到着したみたいですしそろそろ行きましょう。」

 

いろは「やめて・・・」

 

灯花「そうだね、最強さん達に内情を説明しないといけないから、というわけで・・・」

 

いろは「灯花ちゃん待って!皆を連れて行かないで!!」

 

灯花「うーん・・・?いーや!じゃあね環いろは、高坂健太、ベテランさん。」

 

健太「させるかよ!」

 

健太は即座に持っていた槍を入り口まで投げるが、うわさによって塞がれ3人はうわさの中に取り残され、アリナが残したであろ魔女の使い魔が周囲を囲んだ。

 

いろは「みんなが行っちゃう・・・早くしないと!!」

 

健太「このままじゃ手遅れになっちまう!!」

 

やちよ「あの子達は関係ないわ・・・。」

 

いろは・健太「「えっ・・・?」」

 

やちよ「今は外に出ることが先決よ。」

 

健太「確かにそうだ、なら・・・」

 

やちよ「あなた達は手出し無用よ。」

 

健太「はっ?」

 

いろは「なんで・・・??」

 

やちよ「答える必要はないわ。」

 

健太「あんた、マジでおかしいぞ・・・?!みふゆさんになに吹き込まれたかは知らねぇが、一体何があったんだ?!」

 

やちよ「無駄口を叩いてる暇はないわ!」

 

健太「ちぃっ・・・!」

 

いろは「(健太さん、これって・・・)」

 

健太「(やちよさんの考えがさっぱり分からねぇ・・・。だが、さっき言った俺の考え、マジで当たりかもしれない・・・。)」

 

いろは「(っ!!そんな・・・!)」

 

健太「(だが、理由も聞かずに終わるのは俺も癪に障る・・・!今は魔女の使い魔を倒して、やちよさんを問い詰めるぞ!)」

 

いろは「(・・・はい・・・!)」

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