魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:unknown505

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第10話

やちよとももこは話し合って和解し、落ち着いたタイミングでももこに記憶ミュージアムで起こった経緯を話す。

 

ももこ「ちょっと待って!ちょくちょく洗脳って言ってるけど本当に起きた事なのか・・・?」

 

やちよ「ここまで来て嘘言うわけないでしょ・・・。」

 

健太「マジで皆全員マギウスの翼に連れて行かれた・・・。」

 

ももこ「そうか・・・それで、どうするんだ?」

 

いろは「私とやちよさんと健太さんは今後のこと考えて、それで皆を助けるつもりです。」

 

やちよ「それに、グリーフシードも集めないといけないわ・・・。」

 

ももこ「なるほどね、まぁやりあうとなっちゃ魔力の消耗も避けられないと・・・」

 

健太「ああ。」

 

ももこ「そっか・・・ふむ・・・分かった。グリーフシードの事はあたしに任せて、3人はマギウスの翼に集中しなよ。」

 

やちよ「えっ・・・」

 

健太「姉貴、協力してくれんのか・・・?」

 

ももこ「ああ、あたしも協力するよ。おっと、今はチームの一員じゃないって話は無しだよ。大切な人を助けるのに理由なんていらないからさ。」

 

いろは「ありがとうございますももこさん!」

 

健太「助かるぜ姉貴!」

 

やちよ「3人だけでどうしようか心配してたけど、少し安心したわ。」

 

ももこ「誤解が解けた以上は、全力を尽くさせてもらうよ!な、先輩。」

 

やちよ「やめてよ、ももこに言われるとむず痒いわ・・・。」

 

ももこ時間も遅いためももこは帰宅し、一息つこうとしたタイミングで健太のスマホに着信が入る。

 

健太「ん、非通知・・・情報屋か・・・?もしもし?」

 

壮介『俺だ、壮介だ。』

 

健太「っ!壮介っ!?」

 

壮介『突然何も言わずに離れちまってすまなかった健太。やちよさんは大丈夫か?』

 

健太「・・・・・・まぁ、色々あったが今は大丈夫だよ。」

 

壮介『そうか、なら良かった。後でやちよさんにも壮介が謝ってたって伝えてくれ。』

 

健太「ああっ・・・その口調から見て洗脳されて無さそうだが・・・。」

 

壮介『・・・・・・実はな、「洗脳されたフリ」をしてマギウスの翼に潜入してるんだ。』

 

健太「洗脳されたフリでマギウスの翼に潜入してんのか・・・!?」

 

壮介『ああ、「敵を騙すにはまず味方から」って言葉があるだろ?あれと同じ事をして、奴らの実態を暴いてやるって思ったんだ。』

 

健太「まじかよ・・・。なら俺かいろはちゃんに一言くらい伝えてからやってくれよ・・・。」

 

壮介『それじゃあ意味がねぇ、連中も案外見てねぇようで結構見てるからちょっとした拍子に演技ってバレたら、それこそやべぇ事になる。』

 

健太「・・・まぁ、それもそうか・・・。」

 

壮介『んで早速だが一つ収穫が見つかったぜ、龍二とマミの件だ。』

 

健太「なにっ!?龍二とマミの件・・・!?」

 

壮介『ああ、単刀直入に言うが龍二は、マギウスの翼の「幹部衆」になってやがった。』

 

健太「っ!マギウスの、幹部に・・・!?」

 

壮介『龍二が入ってから多分そんなに月日も立ってないからどういう理由で幹部になれたかは定かじゃねぇが、才能はあるんだろう。』

 

健太「・・・そうか、マミの件はどうだ?」

 

壮介『・・・・・・ああ、マミさんもマギウスの翼の幹部衆にいた。しかも「聖女様」なんて言うあだ名付きでな。』

 

健太「っ!聖女様だと・・・?」

 

壮介『これに関しても、なんでそう言われてんのか分からねぇ・・・。ただこの2人は恐らくマギウスから何からの力を得て幹部衆にいるんだと思う。』

 

健太「・・・・・・そうか、情報屋の言葉は正しかったか。」

 

壮介『・・・健太には酷な話になっちまったかもな・・・。』

 

健太「いや、2人が生きてるだけでも御の字だ。だからこそ2人を救い出してあいつらの本心を問い詰めたい。そうじゃなきゃ、何のためにここまで来たか分からないからな。」

 

壮介『・・・・・・健太、なんか・・・変わったか?』

 

健太「変わった?いつも通りだぜ?」

 

壮介『なんか、こう・・・勇ましい感じが電話越しから伝わってきてな。』

 

健太「・・・やちよさんも本心を見せてくれてな、もうあんなギスギスしたみかづき荘は終わった。」

 

壮介『ふっなるほど、3人共色んな思いで変わったって訳か。尚更、鶴乃さん達を救い出さなきゃいけねぇな。』

 

健太「ああ、フェリシアちゃん達はどうだ?」

 

壮介『フェリシアちゃん、さなちゃん、俊はちょっと説得すれば元に戻りそうだが・・・鶴乃さんに関しちゃあ、重症だろうなありゃ・・・。』

 

健太「そんなに、なのか・・・?」

 

壮介『ああ、前々から気にはなってたんだが鶴乃さん、自分の事は後回しで色んな人の事気にしていた。はっきり言うが、あれは「自分が壊れる寸前」だ。』

 

健太「っ!自分が、壊れる・・・。」

 

壮介『どんな人間にもリミッターがあって無理して色んな事しまくりゃいずれ自分の身体にもガタはくる。しかも追い打ちかけるみたいにメルさんが魔女化したのを見せ付けられたら、鶴乃さんはとうに限界を超えちまってるぜ。』

 

健太「・・・救い出すのに一筋縄じゃあ難しいって事か。」

 

壮介『ああ・・・だが、マギウスに関しちゃあまだ不明瞭なところが多すぎるから暫くは潜入して、頃合いを見て脱出するぜ。』

 

健太「分かった。・・・気をつけろよ。」

 

壮介『おう、大丈夫だ。』

 

いろは「健太さん、今の壮介さんですか?」

 

健太「ああ、あいつも大胆な奴だよ・・・。」

 

やちよ「マギウスに潜入してるって聞いたけど、洗脳されてなかったのね・・・良かった・・・。」

 

健太「壮介がやちよさんにも謝ってました、申し訳なかったって。」

 

やちよ「大丈夫よ、私のことより壮介くんとフェリシア達が心配だわ。」

 

いろは「はい・・・いくら洗脳されていないって言ってもそれがバレたら・・・。」

 

健太「あいつって案外俺より賢いんで大丈夫だと思います。俺が心配してんのは、潜入してるからマギウスの仕事をしなくちゃならない・・・つまり、魔女を守る事にイライラしてそうなのが心配なんすよ・・・。」

 

いろは「壮介さんも健太さんと似てるから、筋が通らない事をさせられて常に怒ってそうですね・・・。」

 

やちよ「なんだか、想像できるわね・・・。」

 

健太「最悪、他のマギウス構成員をぶん殴ってたり幹部にも楯突いてそうっす・・・ハハハッ・・・。だが、壮介もこうして頑張ってくれてる。俺達の先は暗闇じゃあない。」

 

いろは「私達には、ももこさん達や、色んな人達がいる・・・。」

 

やちよ「えぇ、私達は1人じゃない・・・。ここから再出発よ。」

 

健太・いろは「「はいっ!」」

 

様々な事があり瓦解してしまったみかづき荘だったが、いろは、健太の尽力でやちよの凍りきった心は解け、ここから新たなみかづき荘として再出発を果たすのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

       第5章 「講義 」完

   

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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