魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:unknown505

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第6章 生き様
第1話


      

 

 

 

 

 

 

 

 

 

        第6章「生き様」

 

 

 

 

 

 

 

 

朝日が昇り始める早朝、健太はみかづき荘の裏庭で上裸の姿で目を瞑りながら一人佇んでいた。

 

健太「・・・・・・」

 

そうして健太が目を開けると、目の前には幻影の自分が現れていた。

 

健太「(・・・これで特訓になるかは分からない。だが、何もしないでただ行き当たりばったりになるよりは全然いい・・・。)」

 

健太は自身の幻影に対し臨戦態勢を取り、幻影もまた交戦の構えを取る。

 

健太「(幻影ではあるが、動きの何が駄目なのかを自分で理解してやる・・・!)」

 

 

 

 

    BGM「TAKUMI 2016」龍が如く極

 

      「VS 高坂健太(幻影)」

 

 

 

 

 

 

この幻影は第三者からは見えていない空虚の存在であり、傍から見れば健太はシャドーボクシングを行っているように見える。先に攻撃を仕掛けたのは幻影で、健太は幻影の攻撃を避けながら動作を見ていた。

 

健太「(・・・確かに、俺の攻撃は大振りすぎる。これだとカウンターで返される事があるかもな・・・。なら・・・より、構えの動きや攻撃速度をあげて隙を減らす!)」

 

そうして健太は大振りな幻影に対しカウンター技「カミナリフック」を食らわせる。

そのカウンターは名前の通り、上空から雷が直撃したかの様なダメージを相手に与える技であり、食らった相手は脳が揺れる影響からか痺れた様な電撃ダメージが入る。

更に健太は幻影に追撃でより速度を上昇させコンボを決める。

しかし、幻影もコンボ中に回避し、健太の攻撃を止める。

 

健太「(幻影がコンボ中に回避しやがった・・・。まだ、遅いって事か・・・。)」

 

そうして、健太と幻影は睨み合いながらお互いに一定の距離を保ち相手の出方を探る。

 

健太「(敵の出方を予測しなきゃならねぇ・・・っ!)」

 

先手を取ったのは幻影の方であり、健太は幻影の攻撃を回避しながら策を練る。

 

健太「(やっぱ俺の幻影なだけあってマジで隙だらけだ・・・。この調子でマギウスと相対すればいずれ取り返しがつかねぇ結果になる・・・!)」

 

健太は自身の身体を行わずマギウスと相対した未来を考える。

 

健太「(それだけは何としても避けなきゃならねぇ・・・なにより、由美がどこかで生きてるかもしれねぇしなぁ・・・・・・っ!これは・・・)」

 

すると健太の脳内に電撃が走った様な感覚が身体中に響き渡る。

 

健太「(閃いた・・・もしかしたら、あれやってみるか!!)」

 

そして健太はかつて幼い日にテレビで見ていた格闘競技の1シーンを思い出し、そこから自身の型にはめる。

健太は両手の拳、身体全体に力を入れる。すると健太の身体から青いオーラが現れる。

 

健太「(かつて格闘競技の選手が気合いを入れるためにいつも使っていた技・・・そしてこれが、俺の新しい技だ!!)」

 

そしてオーラは健太の身体を纏い、健太に新たな力を与える。

 

健太「うおおおっ!!」

 

    健太が発動した新たな力、それは――

 

 

 

     「ピュエラバーストモード」

 

 

 

健太の魔力が一定以上溜まった状態で発動できる強力なブースト状態であり攻撃力が大幅に増加し、敵の攻撃に怯まなくなり、強力な連続攻撃や必殺技を繰り出せるようになる。

 

健太「オラオラオラァァァッ!!」

 

健太の状態はブースト状態かつ怯み耐性を備えており、まさに極限で出せる最大の技を覚えた。

あまりの力に幻影は耐えきれなくなり吹き飛ばされ、消滅した。

 

健太「はぁ・・・はぁ・・・はぁ・・・。うっ・・・」

 

幻影が消えた事を確認した健太はブースト状態を解く。するとブーストの影響からか健太は膝から崩れ落ちる。

 

健太「(くそっ・・・まだ、ブースト頼りで思うように攻撃が出来ねぇ・・・。まだまだ特訓が必要だなこりゃ・・・。)」

 

いろは「健太さんどうしたんですか!?」

 

健太「ん?おはよういろはちゃん、イメトレでダウンしてただけだから気にすんな。ハハハッ!」

 

いろは「ハハハじゃないですよ!イメトレでダウンって・・・・・・あっ健太さんの腕・・・」

 

健太「ん?・・・あぁこれか、気になるよな。」

 

起床してきたいろはが真っ先健太のいる裏庭に駆け寄る。するといろはは健太の義手に気がつく。

 

健太「まぁ昔、ちょっとした事故で腕が吹っ飛んだだけだから気にしないでくれ。」

 

いろは「・・・・・・」

 

健太はそう言って笑い飛ばすが、いろはの表情は硬くなっていた。するといろはは意を決して健太に問う。

 

いろは「・・・健太さん。」

 

健太「ん?」

 

いろは「・・・ずっと、気になってた事があるんです。健太さんって、私と同じ年代なのに異様に大人びたというか・・・それ以上に、健太さんが話す言葉一つ一つに重みを感じるんです。」

 

健太「・・・・・・」

 

いろは「・・・もし良かったら、健太さんの過去、教えてくれませんか?」

 

健太「・・・別にいいけど、面白味も何もねぇぞ?」

 

いろは「それでも良いんです、私達は仲間だから、辛い過去を背負ってるのはやちよさんだけじゃない・・・。健太さんだって辛い過去があると思うんです・・・。」

 

健太「・・・・・・」

 

いろは「だから、答えられる範囲で・・・教えてください。そして、吐き出してみてください・・・。」

 

健太「・・・・・・分かった、そこまで言うからには教えるよ。ただ一つ聞いていいか?」

 

いろは「なんですか?」

 

健太「・・・これからは、いろはちゃんを呼び捨てで呼んでも、構わねぇかな?」

 

いろは「へ?呼び捨てですか?」

 

健太「あぁ、なんか・・・ちゃん付けで呼ぶとどうも違和感があってな・・・。」

 

いろは「・・・ふふっ大丈夫ですよ。私も、健太さんを・・・君付けで呼んでも、いいかな・・・?」

 

健太「あぁもちろん・・・!一応俺は中3なんだが、いろはも?」

 

いろは「うんっ、私も中学3年生なんだよ。」

 

健太「・・・そうか、通りでか。納得がいったよ。よし、ならさっさと風呂入って俺の過去を教えよう。」

 

そう言って健太は、裏庭から部屋に戻る。そして、健太の過去が明かされる。

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