魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者 作:unknown505
健太「さて、記憶ミュージアムの付近で捜索するか・・・。」
みかづき荘から出た健太は単身でマミの捜索で記憶ミュージアムの付近へ向かう。
健太「(んっ?)」
「そういえば聞いた?遊園地の話。」
「あら、初めて聞いたわ。どこで出来るの?」
「大東区の広い空き地に出来るみたいよ。かなり広いらしいから子供も楽しめそうよ。」
「そうなのね〜。」
健太「(大東区に遊園地・・・?そんな話ネットにも載ってなかったが・・・。後で情報屋に調べてもらうか。今はマミの捜索を優先すべきだな。)」
その道中、健太は道端にいた主婦の会話に耳を傾ける。
それは大東区のエリアに遊園地が出来るという話であるが、この話に疑問を持った健太は頭の片隅にその話を入れ、捜索を再開する。
―神浜市 旧神浜記憶博物館付近―
健太「さて、情報屋の話じゃあこの付近で見かけたって話だが・・・おっ?」
すると健太は、博物館の中に入っていく複数の黒羽根の姿を確認した。
健太「あいつらに聞きゃなんか分かるかもな・・・。念の為警戒はしておこう。」
そうして、記憶博物館の扉に近づくや否や蹴破って扉を開く。そこには複数の黒羽根や白羽根がいた。
黒羽根達「「「「「っ!?」」」」」
白羽根「っ!貴様は・・・!」
健太「いきなり悪ぃな、お前らに聞きたいことがあるんだが抵抗の意思を見せないなら俺も手は出さねぇ。大人しく俺の質問に答えてくれよ。」
白羽根「そう言われて素直にすると思うか!?お前達!準備しろ!」
健太「まぁ、大人しくするわけないわな・・・。悪ぃが痛い目見ても文句言うんじゃねぇぞ。」
そうして健太は多数のマギウス構成員と交戦するが、健太からすればマギウスの構成員達は烏合の衆であり数分も掛からない内に全員をダウンさせる。
健太「ちっ、威力が強すぎたか・・・。全員気絶しちまった・・・。ん?」
黒羽根「うっ・・・うぅっ・・・。」
健太「ちょうど良かった、おいそこの緑髪の奴。」
黒羽根「ぇっ・・・ぼく・・・?」
すると1人の黒羽根が気絶から目を覚まし、健太はそれに気づき話しかける。
健太「お前以外全員気絶してんだろうが。お前に聞きたい事がある。」
黒羽根「な、なに・・・?」
健太「この写真に写ってる女に見覚えあるか?このくるくる髪の女だ。」
黒羽根「あっ・・・」
そう言って健太は写真に写るマミの姿を見せるとマミの姿を見た黒羽根は驚きと同時に健太の目から逸らす。
健太「その表情、知ってんな・・・!?マミはマギウスにいんのか!?」
黒羽根「うぅっ・・・」
それを健太は見逃すはずもなく黒羽根のローブの襟を掴んで問い詰める。すると健太の背後から聞き慣れた声が響く。
「ダメじゃない健太くん、年下の子をいじめちゃあ。」
健太「っ!・・・マミ・・・!」
マミ「久しぶりね、健太くん。」
健太「・・・・・・」
マミ「あら、久しぶりの再会なのに浮かない顔よ?健太くん。」
健太「・・・そりゃ浮かない顔にもなるさ。まさか、本当にマギウスに入ってるなんてな・・・。」
マミ「マギウスの翼は良い所よ。私達魔法少年少女達が抱える問題をきちんと解決してくれる・・・。そんな素晴らしい組織と出会えたのは幸運だったわ。」
健太「・・・マミ、その問題を解決しようとしているマギウスが、裏でどんな事をしてるのか知ってて、入ったのか・・・?」
マミ「・・・ふふっ。」
健太「っ!!」
その時、健太は何か異変を感じとりマミから距離を取る。するとマミの身体中が輝き、まるで女神のような姿を見せた。
健太「なんだ・・・その姿・・・?!」
マミ「健太くん・・・私はね、神からの啓示を受けて自分の使命を理解したの。だから・・・」
健太「っ!?」
マミ「マギウスの翼の計画を邪魔するあなたは見過ごせない。私がなんとかしてみせる・・・!!」
すると女神の様な姿となったマミの背後から無数のマスケット銃が現れ、マスケット銃の銃口が一斉に健太へ向けられる。
健太「まずいっ!!」
そして健太が行動を起こした瞬間マスケット銃の火蓋が点火され、一斉に発射される。
健太「ぐがぁっ!!くそがぁっ!」
健太は飛んでくる無数の弾丸を槍で弾き返したりするものの、何発かは身体へ命中し絶対絶命の危機に犯されている。
健太「(くそっ、考える間もねぇ!考えろ・・・!打開策をk・・・っ!?)」
マミが無数の弾丸を放つ中、大砲の様なマスケット銃から巨大な弾丸が健太目掛け放たれる。
健太「ちぃっ!!」
さやか「健太先輩!!」
健太「っ!?さやか!!」
万事休すとなった健太の前に後輩である美樹さやかが現れ、巨大な弾丸を弾き返す。
さやか「一体なんで先輩2人が戦ってるのかは知らないけど、とにかく今は脱出!後できっちり説明してもらうよ先輩!!さぁ行くよ!」
健太「あ、あぁっ!!」
健太はさやかに付いていき、この窮地を脱する。そうして健太の姿が見えない事を確認したマミは攻撃の手を止めた。
マミ「・・・・・・」
「随分派手に暴れていたな、聖女よ。」
マミ「あら、あなたも来ていたのね。」
健太達が脱出した扉とは正反対の扉から1人の男が現れた。
男は淡いグレーのスーツに黒のシャツ、そして紫色のネクタイと黒のメガネを着用しており、如何にもインテリという風貌の男であった。
「あぁ、マギウスの翼達が手こずっている相手がいると聞いて見に来たんだ。」
マミ「そうなのね。でも残念、逃げられちゃったわ・・・。」
「奴はかなり堅物そうだったから奴に説得した所で我々マギウスと相対する相手だったという事だ。逃げられたのは痛いが、まだ機会はある。そう凹むことはないぞ聖女。奴らの対処は我々構成員に任せておけ。」
マミ「えぇ、そうするわ・・・。」
「聖女も派手に暴れて疲労しただろう、本部に戻って休んでおけ。おい。」
構成員「はっ!」
「本部まで聖女の護衛をしろ。」
構成員「分かりました。」
そう言って男の背後にいた構成員はマミを抱えながらこの場を後にした。
そうして、ボロボロになった記憶ミュージアムの中でタバコを吹かす。
「(巴マミの猛攻を救援ありとはいえ、掻い潜って脱出するとはな・・・。高坂健太・・・お前と会える日を楽しみにしている。)」
その男は、1人不気味に微笑んでいた・・・。