魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:unknown505

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第9話

健太「さっそくなんだが四人ともはどうやって奴等から抜け出してきたんだ?」

 

みかづき荘に帰宅した健太は、鶴乃を助け出すための情報を壮介に聞く。

 

いろは「鶴乃ちゃんは一緒じゃないの?」

 

壮介「・・・・・・」

 

やちよ「・・・なんだか、ばつが悪そうね。壮介君、鶴乃に何があったの?」

 

壮介「実はな、鶴乃さんは途中でどこかに連れてかれて音信不通なんです。」

 

やちよ「連れていかれた・・・?」

 

いろは「そんな・・・。」

 

健太「マジかよ・・・連れて行かれたってどこに?」

 

壮介「それが分からねぇんだ、目隠しされてたからな・・・。だが、鶴乃さんのあの様子だと奴らが絶対に何かしてる可能性は高いな。」

 

やちよ「みふゆ・・・鶴乃に手をかけたっていうの・・・!?それなら私は断じて彼女を許すことは出来ないわ・・・!」

 

壮介「いや、みふゆさんがやったわけじゃあない・・・。むしろ、みふゆさんが俺達を助けてくれたんすよ。」

 

やちよ「えっ、みふゆが・・・!?」

 

フェリシア「そうだぞ!白い姉ちゃんが助けてくれたんだぞ!」

 

さな「みふゆさんだけじゃなくて、藤村さんって人と松井さんも助けてくれたんです・・・。」

 

やちよ「真助くんも・・・!?」

 

いろは「えっ、松井さんって確か・・・」

 

健太「あぁ、龍二だ・・・。なんで龍二が・・・」

 

壮介「それは分からねぇ・・・俺も問いかけたが、必要最低限の事しか喋らなかったな。」

 

健太「・・・なんかあいつも思う所があったのかもしれねぇな。あいつは顔は怖いが、本当は不器用で根は優しいんだよ。」

 

いろは「健太くん・・・龍二って人の事信用してるんだね。」

 

健太「当然だ、あいつとは腐れ縁だからな。それに、みふゆさんと藤村さんにも感謝しねぇと。」

 

やちよ「そうね、理由はどうであれ4人を無傷で返してくれた事は感謝しないと。」

 

ももこ「こんばんは〜。」

 

するとみかづき荘の扉が開く音が響き、ももこが入ってくる。

 

いろは「あっ、ももこさん。」

 

健太「よぉ、姉貴。」

 

ももこ「よ、3人とも。それにフェリシアとさなもいるじゃん!んで、壮介に俊m・・・って、何で居るんだ!?」

 

健太「姉貴、その話はちょうど終わった所だ。」

 

ももこ「あちゃ〜なんてタイミング・・・。」

 

健太「まぁ姉貴だけハブるつもりはねぇから一から話すよ。」

 

そう言って健太はももこにも事の経緯を話した。

 

ももこ「なるほどね・・・みふゆさんが・・・。まぁ壮介君達が無事で良かったよ。」

 

いろは「はい、それで町を回ってうわさを消していったんですけど、結局何も得られずじまいで・・・」

 

健太「しかも幹部の1人を捕まえて吐かせようとしたんだが、どうやら幹部でも差があるみたいでな。そいつは情報を持ってなかったみたいだったんだ。」

 

やちよ「その幹部の人は私達についてくれたけど、鶴乃の居場所を探そうにも拠点の方がさっぱりよ・・・。」

 

ももこ「確かに、目隠しで移動されてたら鶴乃の居場所も分からないか・・・。」

 

やちよ「けど、別の方法で思わぬ成果を得たのよ。」

 

いろは「神浜うわさファイルのうわさを地図に記したんで見てくれますか?」

 

そう言っていろはは地図を開き記したうわさを見せる。その地図には無数のマルバツが記されていた。

 

俊「うわぁ、すごい数ですね・・・!」

 

ももこ「これが、全部うわさなのか・・・」

 

健太「やちよさんが言うにはこれまでに消したうわさと場所が分かるうわさ全てが記されてる。」

 

壮介「ん?なんでこのエリアだけ空間が出来てるんだ?」

 

さな「あっ、東のエリアだけうわさの数が少ないです・・・。」

 

ももこ「もしかしたらここがうわさの発信源かもしれないって事か?」

 

いろは「そうなんです、この台風の目みたいになってる場所に何か手掛かりがあるかもしれないんです。」

 

健太「恐らくうわさが関係しているかもしれないがマギウスの拠点がそこにある可能性が高く、鶴乃さんももしかしたらそこにいるかもしれない・・・。」

 

ももこ「壮介達が居たところがここって可能性は?」

 

フェリシア「う~ん、ここじゃないと思うゾ・・・。」

 

俊「この辺りは歩いた覚えがないですね・・・。」

 

さな「はい、私もそんな気がします・・・。」

 

ももこ「あとさ、この新西区でうわさが集まってるところは!?」

 

健太「いや、この辺りは特に何もなかったな。ハズレだったよ。」

 

ももこ「あぁ・・・ってことは気になるのはこの台風の目みたいなところくらいか・・・。」

 

いろは「そうですね・・・。」

 

ももこ「・・・あたしも話したいことがあるんだ。「遊園地のうわさ」って聞いたことはある?」

 

健太「「遊園地のうわさ」・・・っ!」

 

ももこが口にした「遊園地のうわさ」を聞いた瞬間

 

ももこ「何か知ってるのか?」

 

健太「あぁ、多分な・・・。それかは分からねぇがつい昨日くらいにおばさん達が井戸端会議をしていてな、その話の中で「遊園地」の話題が出てたんだ。建設予定があるのか調べて貰うために俺の知り合いの情報屋に話したが、ネットにも載っていないそうだ。」

 

ももこ「なるほどね・・・新西区の方だと最近広がり始めたうわさで「ミザリーウォーター」のうわさと同じなんだ。」

 

やちよ「つまり、私のうわさファイルにも載っていないうわさのようね。」

 

ももこ「あぁ、それで遊園地のうわさについて調べていると・・・どうも東から来てるみたいなんだ。」

 

さな「東・・・。」

 

フェリシア「それって、地図と同じ場所じゃん!」

 

俊「東からくるうわさ・・・東の方にある台風の目のようなエリア・・・。」

 

ももこ「どぉ?ものすごく気にならない?」

 

健太「ふっ、気になるに決まってんだろ。」

 

ももこ「だよな、ちなみに地図に書くとな・・・」

 

そう言ってももこはうわさが流れている方向に矢印を3つ分描く。

 

ももこ「これなら、栄で一番広がっているのも頷けるだろ?」

 

健太「確かにな、これは行くしかないな。」

 

やちよ「ええ、仮に鶴乃がいなくても他の幹部クラスの人間はいそうね。」

 

壮介「ももこさんの言う通りなら急がないと、案外タイムリミットが迫ってるかもしれないしな。」

 

ももこ「察しがいいな壮介君。遊園地は明後日の夜明けにオープンするらしいんだ。」

 

健太「おいおい、よりによって夜明けかよ・・・結構早ぇじゃねぇか・・・!」

 

俊「怪しさ満点ですね・・・。」

 

いろは「でも、東には入っちゃ行けないんでしたよね?」

 

やちよ「ええ、だから「あの2人」のどちらかに連絡をとるしかないわね。2人ならあっちのうわさを知ってるかも知れないし。」

 

ももこ「っつう事は、頼るのか?」

 

やちよ「とるしかないでしょ、何せ2人共「東のボス」なんだから。」

 

健太「東のボス?そんな人がいるんすか?」

 

やちよ「工匠と大東を預かる魔法少年少女でね、その子達とは今の前は敵だったのよ。」

 

ももこ「よし、ならあたしが連絡してみるよ。・・・よっ!久しぶりだな!」

 

するとももこはスマホを取り出し、その「東のボス」と呼ばれるに連絡をする。

そして連絡が繋がり「東のボス」とコンタクトを取る。

そして一通り会話が終わり、電話を切る。

 

やちよ「どう?来るの?」

 

ももこ「もちろん快諾してくれたよ。戦いながら電話をしてたから向こうで手を焼いてるかもな・・・。」

 

健太・いろは「「戦いながら.....!?」」

 

やちよ「相変わらずやることが度肝を抜かれるわね。」

 

いろは「相変わらずって、昔からなんですか?」

 

やちよ「そうね、彼は昔から強いわよ。下手したら私を越えるくらいの強さを誇るわ。」

 

健太「まじか・・・。」

 

ももこ「まぁ、何はともあれ約束は着けた事だし、早く寝ないと明日がまずいんじゃないか?」

 

やちよ「え?・・・もうこんな時間なのね。というか明日にしたの?」

 

ももこ「あぁ、早いうちに悠太君と協力して明後日の備えをつけないとって思ったからさ。それに・・・」

 

健太「ん?あぁ・・・。」

 

壮介「3人共寝てるな・・・」

 

ももこの目線の先には睡魔に負けてしまったフェリシアとさなと俊の姿があった。

 

フェリシア「くぴーくぴー・・・。」

 

さな「すぅ・・・すぅ・・・」

 

俊「むにゃむにゃ・・・」

 

やちよ「まぁそうよね・・・。」

 

壮介「んじゃ3人ともを部屋に運びます。」

 

健太「俺も手伝うぜ。」

 

壮介「サンキュー、ならたのmっ!?」

 

健太「壮介どうした?」

 

壮介「まずい、フェリシアちゃん達のソウルジェムが濁ってる・・・!」

 

いろは・やちよ「「えぇっ!?」 」 

 

健太「なにっ!?」

 

ももこ「ほんとだ!俊とさなのソウルジェムも!」

 

やちよ「ももこ!ソウルジェムはある!?」

 

ももこ「ああ!いくつか回収してあるよ!」

 

そう言ってももこはポケットから3つのグリーフシードを3人のソウルジェムに当てると濁りが一瞬で消えた。

 

健太「いやぁ焦った・・やちよ気づかなかったらヤバかった・・・!」

 

壮介「寝てる間にドッペルなんか出たらみかづき荘が崩壊するな・・・。」

 

いろは「.....フェリシアちゃん達も苦労してたんだね・・・。」

 

壮介「だな、んじゃ改めて運ぶとしますか。」

 

健太はフェリシア達を運んで少しだけやちよ達と話をしたあと、ももこを家まで送る。

話をしながら帰るその最中、健太の「右腕」の事をももこが口にした。

 

ももこ「なぁ、健太。」

 

健太「ん?どうした?」

 

ももこ「その右腕の事は、やちよさん達に言ったのか?」

 

健太「まだ言ってねぇがいろはには話した。」

 

ももこ「いろはちゃんに?」

 

健太「ああ、昨日の早朝に特訓しているのを見られてな。そん時に過去の事も話したよ。」

 

ももこ「っ!・・・そうか。」

 

健太「・・・話をした時いろはは姉貴を責めたりはしなかった。」

 

ももこ「・・・・・・」

 

健太「トラウマを植え付けさせちまった俺が言えた口じゃないが、あれは完全に事故だった。だから姉貴が深く考える事はねぇ。それに・・・」

 

ももこ「・・・?」

 

健太「あんたがいてくれたおかげで、今の俺があるんだ。だからあんたは胸張っていい。」

 

ももこ「っ!健太・・・ありがとな。」

 

健太「へへっ、気にすんなよ姉貴。みんな姉貴を信用してっから。」

 

そうして健太はももこを自宅まで送り別れた後、みかづき荘へ帰路につく途中にある張り紙を見つける。

 

健太「「遊園地建設中」か・・・。マギウスの奴ら、一体何を始める気だ・・・。?」

 

その張り紙を見た健太はマギウスの行動に不審感を覚えつつ、みかづき荘へ戻った。

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