魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者 作:unknown505
やちよ・いろは・健太・壮介「ふぅ.......。」
ももこ「ちょっ、何で四人とも朝からそんなに疲れてるんだ......?」
翌朝、俺達は姉貴がいる場所に向かって姉貴と合流した。だが俺達は朝から凄く疲れていた。ちなみに夜更かしてやってた修行とは関係ないからな。理由はすぐに分かる。
健太「一発構えたんだよ....」
やちよ「本当、大変だったわ....。」
ももこ「まさか、マギウスの翼とか!?」
いろは「いや、フェリシアちゃんとさなちゃんと俊君となんです....。」
ももこ「は?」
壮介「実は....」
壮介はなぜ俺達が疲れているのかを姉貴に伝えてくれた。
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みかづき荘の前で俺達はフェリシア達と言い争いをしていた。こっそり出ていくつもりだったのだが音で感づかれたらしく、すぐに俺達を追ってきたみたいだ。
フェリシア「や~だ~!連れてけ~!」
さな「私もです....!」
俊「お願いします!連れてって下さい!」
やちよ「三人とも倒れたでしょ!?今日は大人しく寝ときなさい!」
壮介「必要になったら呼ぶから!な?三人とも、な?」
さな「ふ、うぅ....、いろはさん....。」
いろは「そんな目で見ないで!?」
フェリシア「うぅうぅ....!健太ぁ~....。」
健太「すまん、俺も大人しく寝ておいた方がいいと思うぞ?」
フェリシア「うぅ....絶対ついていって鶴乃を助けるんだ!」
壮介「だから呼ぶから!」
俊「壮介さんすいません!今回ばかりは聞けないです!」
壮介「はぁ....、どうします?やちよさん?」
やちよ「こうなったら....、健太君!いろは!壮介君!行くわよ!」
いろは「はい!」
壮介「了解っす!」
健太「オッケーです!」
四人「せーの!」
やちよさんの指示によりすぐに三人の後ろに立ち、そのままいろははさなを、俺はフェリシアを、壮介は俊を抱えた。
さな「な、何ですか....!?」
フェリシア「な、何だよ!離せよ!」
俊「何をする気ですか!?」
やちよ「行くわよ!」
俺達は三人を抱えてすぐにみかづき荘に戻した。だがやはり抵抗はしてくる。
フェリシア「無理矢理戻してもオレは!」
健太「はいステイな?」
フェリシア「ぐぬっ!」
壮介「布団へゴー!」
フェリシア「ぬぁ!」
さな「ひゃう!」
俊「うわっ!」
やちよ「大人しくしときなさい!」
さな「うぅ.....。」
俊「そんなぁ......。」
フェリシア「やーだー!!」
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壮介「って事があったんすよ。」
ももこ「それは、朝からお疲れさまだね....。洗脳の影響がどういう風に残っているか分からないしね。」
健太「そうなんだ....。全く、何かあったら呼ぶって言ってんのに全然言うこと聞かないしよぉ....。」
ももこ「ハハハ....、んじゃそろそろ行こうか。」
姉貴に言われて昨日連絡した「悠太」さんに会いに行く。合流場所は工匠区内になっているようで、工匠区まで歩いた。そして合流場所について、その「悠太」さんの事を聞いた。
健太「姉貴、今日会う人ってどんな人なんだ?」
ももこ「健太と同じ魔法少年の「宇佐美悠太(うさみゆうた)」って奴だ。とても強くて....。」
やちよ「少し変わり者よ....。」
健太「へぇ....、変わりもの.....。」
ももこ「昔のテリトリー争いの時は、アタシや、やちよさん、そして藤村と競っててちょうど中央を取り合ったことがあるんだ。」
健太「なるほど.....って藤村も戦ってたのか!?」
やちよ「そうよ、当時は殺伐としてたからね。だからこそ藤村君が西の首領になれたのかも。そして藤村君が首領になった同時期に悠太も東の首領になったの。」
健太「まじかよ....。まだ戦った事はないが....、藤村も相当強いのか....?」
やちよ「そうね、悠太と藤村君は互いを好敵手のような感じで、藤村君が単身で東に突撃したり、はたまた悠太が単身で西に突撃してきたり、凄かったわ。」
健太「そうなんすか....。でも、どうして今は東に入れるんすか?」
ももこ「対立が激化してから互いの魔法少年少女が傷つくのは不本意という事になって、こうやって連絡を取り合って相談してるんだ。魔女もいなくなってからはやり取りはなかったけど、まさか協力することになるなんてな、思いもしなかったよ。」
やちよ「と、話してたら姿が見えたわね。」
健太「ん?」
姉貴が説明してくれていると二人の人影が見えた。ん?二人?あっちも俺達の姿が見えた事に気付いたのか声をかけてきた。
「ん、あの姿は....。」
「久しいな!七海!十咎もいるじゃないか!」
「ずいぶん久しぶりだな。....見慣れない顔も見るが。」
「む、誰だ?」
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俺達は互いに自己紹介を終え、今までの経緯を話した。白髪の女の子は「和泉十六夜(いずみかなぎ)」というらしい。彼女もやちよさんと競いあった中で互いを好敵手(ライバル)と思っている。どうやら悠太さんに招待され今に至る。
悠太「なるほど、由比が....、やちよにとっちゃ痛手だろうな。」
やちよ「えぇ....、本当ならこっちで解決しなきゃならないけど、鶴乃を連れ戻すのを手伝ってもらえないかしら?」
十六夜「あぁ、実に良いことだ。マギウスが相手なら喜んで手を貸そう。」
悠太「俺もだ。手伝ってやる。」
やちよ「やったわねももこ!」
ももこ「あぁ!でも喜んで手を貸すって、二人も何か被害にあったのか?」
十六夜「怒り心頭だ。それは悠太も同じだろう。」
悠太「あぁ、工匠の魔法少年少女を境に多数の仲間を奴等に持っていかれたからな。二人でいかがしたものかと考えあぐねていたんだ。」
十六夜「だが幸いにも七海の提案ときたら手を結ぶしかないだろう。」
健太「そんな大量に連れていかれたんすか?」
悠太「あぁ、東の魔法少年少女の多くは黒、白羽根に混ざっている。」
やちよ「そうなのね.....。」
十六夜「で、さっそく何だが自分と悠太は何を手伝えば良い?出し惜しみなく伝えるぞ?」
やちよ「そうね、うわさって調べてるかしら?」
十六夜「あぁ、奴等の泣き所に付け入れるように自分が調べて、悠太と共に掃討したこともある。」
壮介「ならその掃討した時の情報が欲しいです!」
悠太「それはまたどうしてなんだ?」
いろは「これを見てください。」
そう言っていろははうわさを記した地図を見せた。二人はすぐに食いついた。
悠太「ふ、これはなかなか面白い。工匠で口を開いてるな。」
いろは「それで、本当に円になるのか情報を追加したいんです。」
壮介「お願い出来ますか?」
十六夜「うむ、数は少ないが記したメモを地図に付け加えてみよう。」
十六夜さんはそう言ってメモを見ながら地図に印をつけていく。すると案の定工匠を囲むような形となった。
悠太「おぉ....、これはまた見事だ。きれいに円を描いているな。」
ももこ「想定通りだな....。」
健太「悠太さん、十六夜さん、この辺りに奴等のアジトとかってないっすか?」
悠太「ふ、流石はももこの義弟なだけある。なかなか鋭いな。察しの通り、この辺りにある。」
健太「.....ようやく見つけたぜ。」
壮介「そうだな健太。この円の中心ってどこなんですか?」
悠太「そうだな、場所は旧車両基地だ。本来はギャングやチンピラの溜り場だが、うわさを隠すのに持ってこいだな。」
健太「もしかしたら、鶴乃姉さんもここに....!」
いろは「可能性はありますね!」
健太「んじゃさっそk 「待て」....え?」
悠太「今行って幹部が居ないとなると相手に位置バレする可能性もある。」
十六夜「そういう事だ。もし由比君がいない場合、次は聞く相手が必要になる。。」
ももこ「ただ、時間が問題だな....。」
悠太「そう焦るな。まだ時間はある。余裕を持て。」
ももこ「そうだな....。」
やちよ「それじゃあ、少しお茶してから行きましょうか。」
やちよさんの提案で俺達は一旦休憩のお茶を取って体力を回復する。....待っててくれよ、鶴乃姉さん....!
喫茶店で一旦休憩した後、俺達は旧車両基地まで向かっていた。その最中、姉貴はこんなことを悠太さんと十六夜さんに聞いた。
ももこ「なぁ、悠太君....。」
悠太「ん?なんだ?」
ももこ「さっき、車両基地はギャングやチンピラの溜り場って言ってたけど、普通の子はいるのか?」
悠太「いないな。夕方の5時になれば大半は家に帰るからな。それに(俺が過去に暴れた事)と魔女のお陰で今は姿すら見ないな。」
健太「じゃあつまり、これから集まるって事っすか.....。」
悠太「そういう事だな。」
そういって悠太さんは前を向いて歩き出す。するといろはが悠太さんに何かを話していた。んで俺は聞き耳を立てながら聞く。
いろは「あの....、一つ聞いてもいいですか?」
悠太「ん?」
いろは「さっき言ってた(俺が暴れた事)って何ですか?」
悠太「あぁ....、知りたいか?」
いろは「は、はい....。」
悠太「....今は止めとけ。」
いろは「.....ふぇ?」
悠太「今はまだ話せないという事だ。この話はかなりショッキングだ。それに車両基地に行けば嫌でも分かるさ。」
いろは「は、はぁ.....。」
悠太「知りたいのは分かるが今は押さえとけ。でないと不意を突かれるぞ。」
いろは「は、はい....。」
悠太「まぁ、今言っても仕方がないしな。まだ警戒はしなくて良い。お互い仲良くしようじゃねぇか。」
いろは「す、すいません、少し考え事をしてて....。」
悠太「....由比の事か、気持ちはわからんでもない。だからこそ共に助けよう。あれはいるだけで場が和むからな。」
いろは「はい!」
いろはと悠太さんは何かを話した後、再び車両基地に向けて歩いた。
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ー旧車両基地ー
健太・いろは「ここが、旧車両基地....。」
十六夜「今となっては老朽化や現役を終えた列車達が放置されているだけだがな。」
壮介「....何も気配を感じないっす。それどころか魔法少年少女の魔力すら感じないですね....。」
ももこ「もしかして、あの地図の話はあたしらの勘違いって事か....?」
健太「ここが奴等のアジトじゃねぇのかよ.....。」
いろは「遊園地のオープンまで時間が....。」
悠太「もし仮に奴等に感づかれたなら(新車両基地)に変えた可能性もある。俺と十六夜で見てくる。」
やちよ「ええ、お願いするわ。」
悠太「わかった。しばらく待っててくれ。」
そう言って悠太さんと十六夜さんは旧車両基地を出ていった。
健太「派手にやった行動が裏目に出ちまったかなぁ....。」
やちよ「短時間でかなりのうわさを消したから警戒するのも頷けるわね....。」
いろは「どうしましょう....?」
いろはに言われ、俺は再び考える。結論はこれにした。
健太「とりあえず、中を調べよう。そうすりゃ何か掴めるかも知れないしな。」
ももこ「そうだね。何かしらの方法で隠れてるかもしれないし。」
姉貴のいう通り、俺達は車両基地周辺をくまなく調べる。だがこれと言って良いほど何も出てこなかった。
やちよ「やっぱりいないわね....」
ももこ「空振りかよ....。」
健太「悠太さんと十六夜さん、戻ってこねぇな....。」
いろは「向こうの状況が知りたいんですが....っ!?魔女の反応です!」
壮介「今までこんな反応はなかったはずだが....、っ!まさか2体目もか....!?」
健太「いや違う!三体目だ!」
やちよ「これだけの魔女の数、まさか....、アリナ!?」
やちよさんがそういうとどこからか声が聞こえた。そしてその声は聞いた事のある声だった。
いろは「この声は....」
健太「ああ....。」
すると声の主は招待を現す。そして現れた声の主の招待は彼女らだった。
健太「やっぱりお前らだったか....、「月夜、月咲」」
月咲「深みにはまってくれたね月夜ちゃん。」
月夜「そうでございますね、月咲ちゃん。」
現れたのは天音姉妹の月夜と月咲だった。どうやら魔力で姿を隠していたようだ。
月夜「今回こそ汚名を晴らして功績を上げる機会でございます!」
天音姉妹「ねー!」
いろは「月夜ちゃん、月咲ちゃん....!」
壮介「あいつらが魔女を連れてきやがったのか.....!!」
月咲「ここはうわさを知りすぎた者が吸い込まれる蟻地獄.....。」
月夜「病院に向かった時点で命運は尽きたという事です....。」
月咲「うちらの拠点が知りたかったんだろうけど、不正解だよ。」
月夜「それに前回の失敗を踏まえて、今回は助っ人も呼んでおります。」
健太「助っ人だと?」
「助っ人はこの俺や。」
声が聞こえた方を見るとそこにはまた見覚えのある魔法少年がいた。そいつは俺にとっても龍二の次に因縁のある奴だ。やちよさんはそいつを見ると真っ先に反応した。
やちよ「ふ、藤村君....!!」
通「記憶ミュージアム以来やのぉ....、やっちゃん。それに健太もおるな。」
健太「藤村ぁ....!!」
通「ま、あんな事したんや。恨まれてもしゃあないの。」
月夜「藤村様、私と月咲ちゃんで援護しますわ。」
月咲「代わりに戦うのをお願いします!」
通「.......」
月夜「ふふ、これで晴れて名誉挽回ですね。」
月咲「やったね!月夜ちゃん!」
天音姉妹「ねー!」
通「........」ダッ!
5人「!?」
藤村は突然上にいた場所から飛び降りてきた。そして藤村は黙ったままこっちを見てる。
健太「な、何なんだ....?」
いろは「藤村さん、ずっとこっち見てますね....。」
壮介「気を付けろ、何か仕掛けてくるかも知れない....!」
やちよ「そうね....、警戒は解かないようにして....!」
ももこ「ああ....!」
通「.....」タッタッタッ.....
しばらくたっていた藤村はこっちへと向かって来た。攻撃の予感を感じ、俺達は武器を構える。だが、その予感は予想の斜め上を向いた。向かって来た藤村は真ん中にいたいろはと俺の肩を持ってこう話した。
通「.....強ぉなったの、健太、いろは、やっちゃん。」
3人「......へ?」
壮介・ももこ「.....は?」
天音姉妹「......ふぇ?」
この場にいた俺達や天音姉妹の全員が間抜けな声をあげた。そりゃそうだ。敵のはずの奴がいきなり誉めてくるもんだから上げるに決まってんだろう....。藤村は一言そう言って俺達を払いのけ、出口へと向かった。
通「ほな」
5人「.......」
天音姉妹「ち、ちょっと待ってください!/待ってよ!」
天音姉妹は出ていく藤村を即座に引き留める。援軍で呼んだ人間がまさかのお帰りになるとは....。
通「.....何や?」
月夜「どうして帰るんですか!?」
月咲「そうだよ!私達だけじゃあ無理だよ!一緒に戦ってよ!!」
通「.......お断り、や。」
天音姉妹「ええ!?」
通「俺はな、魔女を使うて高みの見物っちゅうのは趣味に合わん。」
月咲「で、でも藤村様が戦ってくれて私達が援護にいくんだよ!?効率が良いと思うんだけど....、何が気にくわないの!?」
通「あのなぁ、俺は効率とかんなもんどうでもええねん。気に食わんのはお前らはワシみたいに戦線に出ぇへんのかって事や。」
天音姉妹「え?」
通「さっき言うたよな?俺が先に出て、んでお前らは魔女使うて援護に回るってよ。」
月夜「い、言いました....。」
通「なら、逆に問うわ。お前らは魔女を使うた後に戦いに出るんか?」
天音姉妹「.........」
通「答えられんっちゅう事は、お前らは魔女しか使わんと援護に回るとか思っとんのか。......んな戯れ言ほざくんも大概にせぇや。」
天音姉妹「!?」ガクガクブルブル
通「お前らの前の敗因はそれや。自分等はそおやって敵を上から目線で見とるようやけどな、それじゃあかんで。その爪の甘さが前の時にそのツケが回って来たっちゅう事や。」
天音姉妹「........」
通「まぁ前の戦いで学習したんは認めたるわ。やけどなあいつらも日が立つ事に強ぉなっとる。あんまり舐めとると.....、前より痛い目見るで?ええな?」
天音姉妹「は、はい.....」
天音姉妹は藤村に説教を食らわされ、震えながら唖然としていた。藤村は説教を終えると車両基地から姿を消した。....何か藤村の印象が変わった気がする。
健太「まさか、敵が敵に説教を食らわすとは.....。」
いろは「びっくりしました....、でも藤村さんってあんまり悪い人みたいには見えなかったです....。」
やちよ「さっきの時からバツが悪そうな顔をしてたからあまり非戦闘状態だったかもしれないわね.....」
ももこ「藤村さんも相変わらずだなぁ....、で天音姉妹は?」
壮介「何か、魂抜けてますよ。」クイッ
ももこ「あらまぁ....。」
壮介が指差した所には魂が抜けたようにへたりこむ天音姉妹の姿があった。いろはが二人に声をかける。
いろは「月夜ちゃん、月咲ちゃん....、大丈夫.....?」
月夜「.........ゆ」
いろは「ゆ?」
月夜「許せませんわ!!」
いろは「え?!」
月夜「この恨み.....、今この場で晴らさせて貰いますわ!!」
月咲「絶対に貴方達を倒してギャフンと言わせてやる!!」
いろは「ええ!?」
健太「ちぃ.....、結局戦うことになるのかよ!!」
壮介「仕方ない!やるぞ!」
戦闘BGM「tag of the man」ー龍が如く5ー
「VS マギウス幹部 天音月夜 天音月咲 黒羽根20人」
健太「拠点じゃなかろうが、あの姉妹なら鶴乃姉さんの場所を知ってるかもしれん....。」
俺はあの姉妹が展開してきた魔女の結界に閉じ込められた。だが奴等は至って弱い....。黒羽根の連中も相手にしなきゃならねぇから短期決戦で奴等を倒す!
健太「邪魔だぁ!」ブゥン!
奴等は刃物の類も飛ばしてきやがる。なら槍を回しながらガードして一気に畳み掛ける!
健太「お前らの相手してる暇じゃねぇんだよ!どけぇ!」ザシュ!ドガッ!
奴等を吹き飛ばし、すぐに結界が消えた。
健太「チィッ!くそ!」
やちよ「健太君!」
ももこ「健太!大丈夫か!?」
壮介「健太!無事か!?」
いろは「大丈夫ですか!?健太さん!」
健太「皆!そっちも無事か!?」
ももこ「あれくらいの魔力の消費はどうってことないさ!」
健太「ま、そうだろうな。.....あの姉妹を倒して鶴乃姉さんの居場所を聞き出してやる!」
壮介「ああ!」
月夜「そうはいかないでございます!」
月咲「ここからが本番だよ!」
健太「何!?」
姉妹「笛花共鳴!!」
姉妹は同時に笛を取り出し、口元に当て音色を奏でた。その音は美しくも不協和音を取り入れた音だった。
健太「くぅ.....!!何だこの音色はぁ....!?」
壮介「うぁ....!くそ!」
やちよ「また....!!」
ももこ「頭に響くぅ....!!」
いろは「うぅ....!」
月夜「後は健太さんと環さんだけでございます。」
月咲「貴方達を倒せば私達は解放の時を迎えられるんだよ!」
いろは「私と健太さんだけでこの数を....。」
健太「ざっと20人はいるな....。だがこんな程度でくたばってたまるかよ!」
悠太「ふ、いい心がけだ。」
声が聞こえ、後ろを向くと悠太さんと十六夜さんがいた。いろはは直ぐ様二人に救援を出す。
いろは「悠太さん!十六夜さん!お願いします!手を貸して下さい!」
悠太「ほぅ....。」
十六夜「....申し訳ないな。環君、健太君。少し見守らせて頂く。」
いろは「えっ......?どうしてなんですか!?」
悠太「........」
健太「......くそ!仕方ない!いろは!やるぞ!」
いろは「は、はい!」
ーーーーーーーーーーーーーーーー
その後も奮戦しまくった。いろはは俺をバックからサポートし、俺は戦線で暴れまくったが奴等もなかなかしぶとく、すぐに倒れてはくれなかった。
黒羽根4「我々の手で膝をつかせる!」
黒羽根7「食らえ!」
健太・いろは「ぐぁっ!/きゃあ!」
いろは「ふぅっ.....うぅっ....」
健太「はぁ.....、だぁ....!くそ.....!」
ももこ「健太!くそ!こんな音一つでぇ....!」
壮介「耳に的割りつく....!」
月夜「深月フェリシアと二葉さなと染谷俊、逃げた3人がいないのは残念でございますが、5人を捕獲出来れば十分でございます。」
月咲「ねー!」
健太「はぁ、はぁ、はぁ.....。(くそが!せっかくこんなとこまで来たってのに....。鶴乃姉さんを助けなきゃあ行けねぇのによぉ....!)」
黒羽根8「さぁ、捕獲するぞ。」
健太・いろは「-------っ!」
悠太「なるほど、それが二人の本心だな。」
すると目の前が突然光り、再び目を開けるとそこには悠太さんと十六夜さんの姿があった。
黒羽根8「ぐふっ.....」ドサァ....
健太「悠太さん、十六夜さん.....。」
悠太「お前達を試すような真似をしてすまない。本当に由比を救出する事だったんだな。」
月咲「悠太さんと十六夜さんまで!どうしてなんですか!?」
十六夜「概ねウソだとは分かっていたが、相手が悪かったな。」
悠太「十六夜からは話は聞いたが、今この御時世にテリトリーを狙うなんざおかしいとは思ったさ。という事で3人の拘束は解いてもらうぞ!ウラァ!」ドガッ!
月咲「きゃっ!」
月夜「あぁっ!笛が!」
十六夜「ウソをつくなら心の底まで徹底して嘘をつけ!姑息な手段を覚えて....、先輩として情けない限りだ!」
十六夜さんはそう言って悠太さんと一緒にやちよさんの方へ向かった。
悠太「七海、大丈夫か?」
やちよ「ええ、なんとか.....、ありがとう二人とも。」
十六夜「礼には及ばんさ。こちらこそすまなかったな七海。」
悠太「高坂健太の心の叫びでそっちの本心は明らかになったしな。」
健太「え?という事は....。」
十六夜「あぁ、苦しませた分の礼は行動で返させてもらう。この宇佐美悠太、和泉十六夜、正式に君たちに協力しよう。」
壮介「なら、俺達は黒羽根の相手をします!二人はあの姉妹をお願いします!」
悠太「うむ、任せておけ。」
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戦闘BGM「tusk」ー龍が如く0ー
「VS 黒羽根40人」
悠太さんと十六夜さんがあの姉妹に向かった後、俺達は奴等と奮戦していた。さっきよりも数が増えているが....、恐らく誰かが援軍を呼んだんだろう。
黒羽根14「死ねぇ!」
健太「効かねぇよ!オラァ!」ズバッ!
黒羽根28「調子に乗るなぁ!」ガギィン!
健太「ふん!」ガギィン!
黒羽根の一人がわざわざ正面から飛び付いて来やがった。とっさに俺は槍で防ぎ、つばぜり合いになる。
黒羽根28・健太「ううううう!!/ぬぅううう!」
以外にも奴の力が強いな....。だが、おっちゃんから習ったあの技を使える。わざと弾かせた時が勝機だ!
黒羽根28「オラァ!」バァン!
健太「うわぁ~(棒)」
黒羽根28「死ねぇ!」
健太「オラァ!」ドガッ!
黒羽根28「グハァ!?」ドサァ!
健太「俺を甘く見たのが間違いだったな。」
俺は弾かれた瞬間油断した奴の腹に槍の柄の部分で突き当てた。以外にも威力はないが吹き飛ぶ力はかなりあり、剣や銃でも対人格闘で使われている護身用の技らしい。槍は「柄槍人吹」という。流石おっちゃんだぜ。
壮介・やちよ「健太!/健太君!」
健太「ん?やちよさん、壮介。どうした?」
壮介「今凄い音が聞こえたが...、大丈夫か?」
健太「あ~、その凄い音ってのは多分俺が奴等を吹き飛ばした時の音だわ。」
やちよ「まぁ、無事で良かったわ。それより.....。」
健太「ん?おお、まだこんないるんすね。」
気が付くといつの間にか囲まれていた。大体25人位だろう。だがこんな奴等は屁でもねぇな。
壮介「いろはちゃんとももこさんが踏ん張ってる間に何としても倒すぞ!」
その後も3人で黒羽根達を相手にした。姉貴といろはも途中から加わり、無双しまくった。そして気が付くと夜になっており、視界も悪くなってきたため早めに終わらせる。そして....
健太「オラァ!」ドガッ!
黒羽根40「ぐぉあ!?」ドサァ....
健太「ふぅ、これで全てだな。」
いろは「みんな大丈夫かなぁ....?」
ももこ「致命傷は与えてないからじきに動けるさ。」
壮介「でもかなりの数でしたね....。」
やちよ「そうね....、後は悠太君と十六夜だけね。」
健太「どうやらあの人らも終わりそうっすよ。」
悠太さんと十六夜さんは天音姉妹を撃沈させ尋問をしていた。だが天音姉妹は頑なに口を割らない。というか二人は何も知らないと悠太さんと十六夜さんは判断したらしい。そして悠太さんはあることを二人に聞いた。
悠太「お前ら、藤村通というやつが来なかったか?」
姉妹「!?」
月夜「し、知らないでございます!」
月咲「そんな奴、知らないよ!」
悠太「これ以上嘘を重ねるな。十六夜、頼む。」
十六夜「分かった。」
悠太さんは十六夜さんにそう言うと十六夜さんは再び二人の心を覗く。しばらくした後十六夜さんは覗き終わり、悠太さんに話す。
十六夜「二人は藤村の事は知ってる。」
悠太「そうか....、なら単刀直入に聞く。藤村は由比の居場所を知っているか?」
姉妹「.....」
悠太「これ以上長引かせんのは御免だ......、言え!!」
月夜「わ、分からないでございます」
月咲「本当に何も知らないよぉ....。」
悠太「やはり外れか。仕方ない、俺はこういうのは好かんが、散れ!」
天音姉妹は何も言わずに倒れた。ここも外れだと分かると俺達は旧車両基地を後にする。