魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:マイスリッド

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第9話

ー壮介sideー

 

戦闘BGM「skirmish another」~龍が如く4~

 

 

「VS マギウス幹部 龍ヶ崎巧」

 

 

 

 

 

 

 

巧「食らえやぁ!」

 

壮介「よっと!見え見えだ!オラァ!」

 

巧「ぐふ!?」

 

奴は武器がメリケンサックのため俺に向かってひたすら殴りかかってくる。だが奴が右ストレートを繰り出した瞬間横に避け俺も強烈な右ストレートを腹に当てた。

 

巧「くそがぁ!」

 

壮介「ほらほら、かかって来いよ。」チョイチョイ

 

巧「羅兎怒武蔵山舐めんなぁ!」

 

壮介「その名前は古いんだよ!いつまでも過去の栄光引きずってんじゃねーよ!はぁあ!!」

 

巧「ごぁあ!?」

 

壮介「オラ、どうした?もう終わりか?」

 

巧「くそが!こうなったら....!お前ら!出てこいや!」

 

すると巧の指示で黒羽根が一斉に現れ、数名が健太達の元に向かった。残りの10人は俺の方に残った。

 

壮介「お~お~、そう来たか....。」

 

巧「ふははは!さすがに降参するか!?」

 

壮介「バカかてめぇ!むしろもっと燃えてきたぞ!!」

 

巧「バカはてめぇの方だ!お前ら!殺れぇ!」

 

黒羽根達「うおぉおお!!」

 

壮介「上等だ!ウラァアアア!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ー健太sideー

 

壮介が巧と戦っている頃、俺達は再会を喜んだ。

 

フェリシア「健太ぁー!」

 

健太「よっと!はいキャッチ!!」

 

いろは「さなちゃん!大丈夫!?怪我はない!?」

 

さな「はい!私は大丈夫です!!」

 

やちよ「俊君も無事?」

 

俊「はい、僕も無事です!」

 

黒羽根1「いたぞ!裏切り者達だ!」

 

黒羽根2「貴様ら!そいつらを返せ!」

 

健太「誰が.....!」

 

フェリシア「誰が戻るかよ!!こっちから....えっと.....、願ったりかなったりだ!」

 

俊「フェリシアさん!願い下げです!」

 

フェリシア「それ!」

 

さな「私たちは貴方達の元には帰りません!」

 

いろは「三人共、本当に洗脳は.....。」

 

フェリシア「チョー平気だぞ!」

 

さな「私も平気です。」

 

俊「僕もです、ご迷惑おかけしました.....。」

 

フェリシア「さぁやるならやってやるぞ!?」

 

黒羽根3「上等だ!やってやr「ドゴーン!!!」何だ!?」

 

やちよ「あの爆発音は.....え!?」

 

いろは「ええ!?」

 

健太「はは.....、壮介の奴、なかなかやるな....!」

 

俺達は壮介のいる場所を見るとなんと、黒羽根達を一斉に吹き飛ばしていたのだ....。

 

 

 

 

 

ー壮介sideー

 

壮介「オラァァァァ!!」

 

黒羽根達「ぐわぁ~!!」

 

俺は龍槍を操り奴等を吹き飛ばす。それを見た巧は驚愕していた。

 

巧「な!?この数を相手に一瞬で!?」

 

壮介「さぁ、どうする?後はあんただけだぜ?」

 

巧「.....仕方ねぇ、てめぇの顔、覚えたからな。」

 

奴はそう言って煙幕手榴弾を取り出し、地面に落として消えた。

 

壮介「.....逃げたか....、まぁいい、健太達の所に行かないとな。」

 

俺は辺りに敵がいないことを確認するとすぐに健太達の方に向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

ー健太sideー

 

黒羽根4「巧さんが撤退しました!」

 

黒羽根5「くぅ!覚えとけてめぇら!!」

 

奴等は捨て台詞を吐いて姿を消した。辺りに残党がいないことを確認して変身を解く。

 

健太「ふぃ~、行ったみたいだな....。」

 

壮介「お~い、大丈夫か~?」

 

健太「ん?壮介....。」

 

壮介「見た感じ、皆無事だな。何はともあれ良かった。」

 

健太「なぁ....。」

 

壮介「ん?」

 

健太「お前、洗脳はどうした....?」

 

壮介「ん?始めから洗脳されてないよ。....あ、そうだな。俺がマギウスの翼に入った理由を説明しないとな....。」

 

健太「あぁ....、ん?フェリシア、お前大丈夫か?」

 

フェリシア「あたりめーだろ!ズバって逃げてきたぜ!」

 

健太「ふぅ.....、元気そうで良かった....。全くよぉ....無茶すんなよな....。」

 

フェリシア「健太....うぅ....ごめんよぉ....。」

 

やちよ「壮介君、俊君、二葉さん、フェリシア、ごめんなさい.....。私のせいで....。皆が無事で、良かったわ....。」

 

壮介「いやいや、俺も皆を心配させて申し訳ないです....。けどマギウスの翼に潜入した結果ありとあらゆる情報を入手しました。」

 

健太「それがマギウスの翼に入った理由か?」

 

壮介「あぁ、詳しい理由はみかづき荘で話すよ。」

 

健太「分かった....、それじゃあ皆、行こうぜ。」

 

全員「はい!/ええ!」

 

俺達はこうして仲間を取り戻し、みかづき荘に向かった。あと一人、鶴乃姉さんも助け出さねぇと.....。




「みかづき荘へ向かう途中の健太とフェリシア」

フェリシア「なぁ、健太。」

健太「ん?どうした?」

フェリシア「....手ぇ、繋いでいいか...?」

健太「おぅ...。」

フェリシア「へへ、ありがとー。」

健太「ふ、気にするな。」

フェリシア「(....何で健太は片側しか手袋着けてないんだ?それになんか....、冷たいような....。)」

健太「ん?フェリシアどうした?」

フェリシア「い、いや、何でもねぇ....。」

健太「?」

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