魔法少年 ケンタ☆マグス 古の血を継ぐ者   作:unknown505

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第4話

ーー栄区ーー

 

 

やちよさんと別れた俺はすぐに栄区内に向かっていた。

だが区内を跨いでいるため、白羽根や黒羽根にどうしても見つかってしまう。

 

白羽根「ヴァァ!!」

 

健太「今相手してる場合じゃねぇんだよ!消えろぉ!」

 

追われてしまう時は走りながら槍を振り回して吹き飛ばす。そして上手いこと路地裏からさらに小さい道に入り込み、追ってを巻く。

 

健太「はぁ、はぁ、はぁ......。たかが一人の魔法少年相手に必死だぜ......。さて、姉貴を探さないと......っ!?」

 

路地裏から出た俺は黒羽根と白羽根がいないことを確認し表通りに出た時、姉貴が別の路地裏に引き込まれたのを見た。

 

健太「ちぃっ......!」

 

姉貴が倒れることはない事はわかっているのだが多勢に無勢という事ですぐに路地裏に向かった。

 

健太「姉貴!!オラァ!」ドガッ!バキッ!

 

黒羽根「グガッ......!」ドサッ!

 

ももこ「健太!」

 

健太「大丈夫か?怪我ないか?」

 

ももこ「助かったよ健太。でも工匠区にいたはずじゃあ?」

 

健太「魔法少年少女が二人しかいなかったもんでな調べるものはないってわかってやちよさんと別れて栄区まで来たんだ。」

 

ももこ「そうなのか、まぁ助かったよ。......っ!?」

 

健太「ん?......長話しすぎたか......。」

 

姉貴は何かに気付いて後ろを向く。すると逃げ道を塞いだ黒羽根と白羽根の連中がいた。

 

健太「連絡は取れねぇわ一人相手に向かってくるわでもううんざりしてた所だ。」

 

ももこ「ほんとだよ。少し優しさに欠けるんじゃないか?」

 

?「連れ込まれたみたいですが大丈夫ですか!?」

 

健太・ももこ「っ!?(一般人!?)」

 

健太「誰かは知らんがこっちに来るな!巻き込まれるぞ!!」

 

すると二人の少年少女が近づいてくる。

 

少女「いや、でもさすがにこれは見てみぬふりって言うのは......。」

 

少年「......」キョロキョロ

 

少女はそう言い、少年はキョロキョロ辺りを見渡し少女に耳打ちする。

 

少年「(今なら大丈夫だよあいみさん......。)」

 

あいみ「(うんっ、やるなら今しかないね。隼人君......!)」

 

あいみ・隼人「少し手助けさせて!//下さい!」

 

健太・ももこ「なっ!?魔法少女!?//魔法少年だと!?」

 

突然の出来事に驚いたがすぐに気を取り戻し、他の魔法少年少女達と共に羽根の撃破にあたる。

 

健太「オラどうした!?もう終わりかよ!?来たかったらこいよ、とことんぶつかってやらぁ!!」

 

羽根達「う......うぅ......」

 

最初こそは苦戦したが徐々に押し返し、羽根達は勝てないと分かると散らばって逃げていった。

 

隼人「うわぁ...、すごい剣幕ですね...。でもカッコよかったですよ!」

 

健太「そりゃどうも...。」

 

ももこ「ごめんね二人とも、手助けしてもらって......。」

 

あいみ「いいよいいよ、あんなの無視できないから、ね?隼人君!」

 

隼人「うん、誰かが困ってたら手を差し伸べるのは当たり前だからさ。それじゃあ俺達これから用事があるんでまたどこかで会いましょう。」

 

そう言い、二人はこの場を去ろうとし、俺はすぐに止める。

 

健太「ちょっ!待ってくれ!二人だけだと危ないぞ!あいつらに襲われるかも知れないぞ!」

 

あいみ「え?でもあの人達とは何も...」

 

ももこ「違う違う。あいつらは魔法少年少女達を無差別に攻撃してんの。」

 

隼人「えっ!?そうなんですか!?」

 

あいみ「でも私達これからクラスの集まりでカラオケがあって......」

 

健太「んなもんどうとでも言えんだろうが...。それで死んだら元も子もないぞ...。」

 

隼人「そんなに...まずいんですか...?」

 

ももこ「アタシ達の今の状況を見てもそんな事言えんのはある意味すごいよ......。」

 

健太「それに、あんたらさっき奴らに顔割れたんだぞ。」

 

隼人・あいみ「確かに......!」

 

隼人「仕方ない...、背に命は変えられませんね。」

 

あいみ「だね...。いけないのは残念だけど死ぬよりはましだね......。」

 

健太「んじゃまぁ、調整屋に行きますか...。」

 

隼人「......待って下さい。奥から魔法少年と魔法少女の反応がします...!」

 

ももこ「......結構な数だな...。」

 

あいみ「こころと、まさらもいる...。」

 

隼人「勇樹と、政夫もいるみたいだ......。」

 

健太「知り合いか?」

 

隼人「はい、同じ学校で今出た人は同じクラスメイトです......!もしや......!?くそっ......!!」

 

あいみ「隼人君!?待って!!」

 

健太「二人共待て!...って遅いか...!仕方ない!姉貴!!」

 

ももこ「わかってる!」

 

俺達は先走った二人を追いかける。更に奥に行くと三人の魔法少年少女が羽根達と交戦中だった。

 

健太「大丈夫か!?」

 

まさら「あなたは...。」

 

あいみ「まさら!」

 

まさら「あいみ...」

 

隼人「勇樹君!政夫君!大丈夫か!?」

 

勇樹「くっ...、何とか...。」

 

政夫「隼人......」

 

勇樹「ったく、何なんだこいつら!?いきなり俺達を背後から襲いやがって!!」

 

政夫「隼人、こころ...。」

 

隼人「えっ?...っ!?こころさん!」

 

政夫という少年が隼人に話し、勇樹の背後を見ると一人の少女が倒れていた。気を失ってるみたいだ。

 

あいみ「勇樹君、こころは!?」

 

勇樹「気を失ってるだけだ、ただ、俺も限界が来てな、治療に当たってた所だ...。」

 

あいみ「まさかこの人達が...?」

 

勇樹「そうだ...。」

 

隼人「許せないぞ!何で貴方達は魔法少年少女達を狙うんだ!?」

 

羽根「ヴヴヴ...。」

 

隼人「......話が通じてない...!?」

 

健太「全く、どいつもこいつも...。羽根の奴ら人格でも潰されたか?まぁいい、蹴散らすだけだ!」

 

ももこ「あたしも消費してて頼りないかも知れないけど加勢するよ。」

 

まさら「えぇ。」

 

政夫「助かる...。」

 

隼人「あいみさんは勇樹君とこころさんを攻撃から守ってくれ。」

 

あいみ「わかった!」

 

勇樹「くっ...、すまない...。四人とも...。」

 

健太「気にすんな、俺は奴らに借りがあるからな。」

 

俺はそう言い、奴らと対峙する。四人から更に四人増えたため、数が増え、奴らを次々撃破していく。やはり奴らはすぐに逃げていった。

 

政夫「感謝する......。」

 

健太「どういたしまして、っというより俺らも助けられたんだがな。」

 

政夫「そうか......。」

 

健太「な、なんだ......?」

 

政夫「お前達、前から小競合いをしていたな......。」

 

健太「何が言いてぇ......?」

 

政夫「俺達が、巻き込まれた原因がお前達なんじゃないかという事だ...。」

 

隼人「ま、政夫君!」

 

あいみ「ダメだよ助けてくれた人に!」

 

まさら「落ち着きなさい、貴方らしくもない。」

 

ももこ「いや、そう言われると返す言葉もないよ......。」

 

健太「だが、いくらそうであったとしても俺達に矛先を向けるのは筋違いだ。それでも俺達に敵意を向けずにいられないなら話くらいはさせてくれ...。」

 

政夫「ふん...、聞いた所で言い訳に聞こえるかも知れん。話す事に意味はあるのか?」

 

ももこ「じゃあ調整屋に行かないか?中立に立っている魔法少女の言葉なら信じられると思うんだ...。」

 

政夫「そうだな...、こいつの言葉を聞くより、その人に聞いた方がはやいな...。」

 

健太「(このやろう......!)」ピクピク怒

 

勇樹「よせ政夫、口が過ぎるぞ。」

 

政夫「......」

 

勇樹「すんません、こいつ頭に血が上るとこうなっちまうんす......。」

 

健太「......」

 

勇樹「えっと...、ももこさんでしたっけ?今の段階なら最もいい提案だと思います。」

 

ももこ「だな、それじゃ皆で行くとしますか...。」

 

姉貴はそう言い、グリーフシードをこころのソウルジェムにあて穢れを吸収した。

 

こころ「うぅ......、ありが、とう......。」

 

勇樹「ももこさん、ありがとうございます。」

 

ももこ「まぁ、来る途中で魔女狩りまくってたからさ。」

 

まさら「でも、回復しても怪我がひどいわね。」

 

政夫「仕方がない、いずれこの怪我じゃあ歩くのは厳しい...。」

 

こころ「ごめんなさい...。」

 

勇樹「気にするな、俺が担いで行く。」

 

健太「ああ、頼む。」

 

隼人「...あっ!?」

 

あいみ「どうしたの隼人君?」

 

隼人「携帯が、圏外になってる!?」

 

あいみ「嘘ぉ!?」

 

健太「(今回の羽根達の豹変といい、携帯が繋がらないのは何故だ?)」

 

俺は不思議に思いながらも調整屋に向けて歩く。

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