戦闘BGM「天照」--戦国無双3猛将伝 3Z--
「VS 偽高坂健太」
健太「はぁああ!」
偽健太「おらぁあ!!」
鍔迫り合いになり、偽物を叩く。
健太「せいやぁ!」
偽健太「ふっ!」
奴も俺の偽物だけあってそう簡単にはいかないな。
偽健太「螺旋気弾!」
健太「おらぁ!」ドゴォッ!
偽健太「ぐはっ!?」
奴の螺旋気弾をかわしてカウンター技の虎弾きを繰り出す。
健太「どうだ、本物の威力は。」
偽健太「ぐっ...、流石本物だぁ...、ウワサの俺の力じゃ到底叶わねぇな...。」
健太「......」
偽健太「なぁ、本物......。」
健太「...何だ?」
偽健太「......必ず、龍二の目、覚まさせろよ...。そして、神浜を...、マギウスの手から、救えよ......。」
健太「言われずとも、元からそのつもりだ。神浜は俺の故郷だからよ、絶対に壊させやしねぇよ...!」
俺がそう言うと偽物は静かに笑って光の粒子となって消えた。
健太「......」
いろは「終わりましたか、健太さん。」
健太「ああ、俺を倒した。いろはは?」
いろは「はい、私も自分の不安を断ち切りました。」
鶴乃「私はコピーの私にズルいって言われちゃったよ~。」
健太「ズルい?」
鶴乃「にひ、ヒミツ。」
フェリシア「なんか早く終わらせてメシ食いたくなってきたな~。」
さな「そうですね...。」
俊「僕も皆と一緒に早く帰りたくなってきました。」
やちよ「えぇ...、どういう事...?」
壮介「チームみかづき荘で良かったって事だよな、皆。」
フェリシア「おう!」
さな・俊「はいっ!」
やちよ「ふふっ、私も良かったわ、皆と一緒にいられて...。」
健太「俺も、みかづき荘の皆と一緒にいられて良かったっすよ。」
いろは「まだ帰るのは先になりますけど、必ず終わらせて帰りましょうね...。皆のみかづき荘に。」
やちよ「そうね、今日の献立考えなくちゃ...。みふゆと藤村君も数にいれないとね...。」
十六夜「むっ、そっちは終わったか。」
健太「あっ、十六夜さんと悠太さんも終わりましたか。」
悠太「ああ、特に変わらない自分がいた。」
十六夜「自分もだ。」
健太「へへっ、二人らしいっすね。」
そう言って俺は更に地下に続く階段の方に振り向き、顔を険しくする。
健太「それじゃあ行こう...。マギウスの所に...、もうすぐ兄貴達がウワサを倒すはずだ。」
いろは「はい、下りましょう。この深淵に...。」
俺達はいつでも攻撃出来るように警戒しながら階段を下りる。そして地下最深部に着くと急に地形が広くなった。
健太「ここが...、マギウスの...。」
壮介「うわぁ...、すごい穢れだ...。」
フェリシア「うへぇ...、何か気分悪くなってきた...。」
さな「なんだか、植物園みたいです...。」
俊「地下にこれだけの場所を...。」
やちよ「棺と花みたいで何か嫌だわ...。」
鶴乃「...ねぇっ、皆、あれ見てよ...。」
姉さんが指さした方を見ると、巨大なミノガのような巨大生物が封印されていた...。そう、その巨大生物こそ奴らが育てていた「エンブリオ・イブ」だ。
やちよ「あの奥にいるのが...イブ...?」
鶴乃「魔女だよ...、あれ魔女だよ...。」
上を見ていると急に声が聞こえた。
アリナ「アハッ、ようやく来たみたいなんですケド。」
健太「アリナ......!」
声の正体はアリナだ。そしてそこには龍二の姿もあった。
ねむ「思ったよりも遅れての到着だね。」
龍二「ふん、放っておけば高坂健太と環いろははソウルジェムと一緒に来るのに、いちいち戦う必要はない。無駄なことをしてくれる...。」
灯花「というわけで!私達の聖堂にようこそ!皆で一緒にイブを見ながらお茶でもいかがかにゃー?」
奴らはこの穢れをものともせずにお菓子とお茶を食してやがる...!