実は、これからも戦闘を書く時はギャグ無しでいく予定なんだ。
でもどうか、今回の辛気臭さに付き合って欲しい。この作品を見て欲しい!
あ、それと評価10点と感想とお気に入り登録も欲しい。('∀')ゝ<ヨロシクッ!
……ごめん、なんでもない。
(°д°)<いや、やっぱり欲しい!
早速、俺達AチームはBチームの拠点であるビルからかなり離れた所に移動していた。相変わらず、ここが学校だということをつい忘れちまう程の広さだ。
『AチームとBチームの皆、準備はいいかい? それじゃ、訓練―――』
いよいよだ。作戦会議の結果、俺は持ち前の移動速度を活かして敵の拠点に特効を仕掛けるという役を承った。正直に言おう。
負ける気はしない!
『――開始!』
スタン
走れ走れ走れぇ!
「ひゅ~! はっや!」
「瞬間移動無しでも飯田と同レベルとか、どんだけ強個性なんだよ。才能マンめ!」
後ろから聞こえた声は敢えて無視する。今はただ、前を向いて走ろう。
はは、ビュンビュンとビルが通り過ぎて行く。やべぇ! 本気で走ったのはこれが初めてだが、凄いスピードだ!
と、前方に敵チーム発見! 数は2! まだ気付かれていない!
えーと、誰だっけ? このパッツンおかっぱとエイリアンピンク……
「分からん! ザ・ワールド!」
止まれぃ、時よ!!
ブゥーーーーーーン!
フッフッフ、後はテープを巻けばそれで終わりだ。楽勝楽勝!
ザ・ワールドと一緒に、大急ぎでテープを敵に巻き付ける。停止解除まであと3秒! …2 …1 …0!
ギリギリ巻き終わった!
「なっ!?」
「えぇえ!? い、いつの間に!? 何で!? どうやって!?」
ふふ、驚いてる驚いてる!
◇◆◇
「くぅ~! 悔しいぃ!」
「流石だわ。多分これ神田の個性だよ。テープをウチらの周りに瞬間移動させたんだと思う」
「てことは、テレポート出来るのはなにも自分自身だけじゃ無いって事!?」
「まだ推測の範囲は出ないけど。もっと慎重に行動すべきだったかな」
「あ~も~! でもま、いっか! 予想通り、神田には
「うん。なんとか最悪の事態は免れた」
◇◆◇
おっと、切島君だ。危ない危ない、もうちょっとで彼の視界に入るところだった。
何やら電話をしている。先程オールマイトから配布された物だ。やけに余裕だな。結構奥の方まで来たし、切島君もまさか俺がいるとは思わないのだろう。
「神田。
「!?」
な、何故バレた!? 音を出さずに近付いたはず……!
……もしかして電話か? 誰かが俺を見てて、その様子を電話で伝えてる。といった感じか。そう言えば、4部の最終決戦でも、吉良吉影が自分の父ちゃん(幽霊)を使って見えない東方仗助の位置を確認してたっけ。
とにもかくにも、問題はそいつがどこにいるかだ。ザ・ワールドに周りを見てもらおう。
「……隠れてないで出てこいよ。ここは一つ、男らしく一対一のバトルで決めようぜ!」
どうする? 行くか、行かずに
……ぶっちゃけ、行ってもいいと思ってる。訓練の模範回答は、このままザ・ワールドで敵を確保なんだろうけど、そうしたくないって思ってる俺がいるんだ。
どっちにしろ、ザ・ワールドで
……よし、行くか!
「来たか神田! お前なら俺に応えてくれると思ってたぜ!」
「なんとも敵らしくない事をするんだな。まぁ俺も……」
「ヒーローらしくない事してる。ってか?」
「フ、さっさと終わらせよう」
「その余裕、崩させてもらうぜッ!!」
そう言って、切島君はこちらに一直線に向かって来る。よくよく見れば、彼の手はガチガチに尖っていた。個性は"硬化"だったっけ? ザ・ワールドの拳が効くかどうか……!
スタン
「フンッ!!」
「ぐぅ!?」
お、効いたか? いや、そうでもなさそうだな。
しかしホントに硬ぇな! 殴ったこっちの手がちょっとヒリヒリするってどんだけだよ!
「流石だな、その硬さ!」
「お前のパンチもすげぇよ。硬化した状態で痛いって感じたの初めてだぜ!」
そりゃ良かった。なら何十発と喰らわせてやる!
おぉっと、いきなり横薙ぎの硬化チョップ! これは避けきれねぇ。ザ・ワールドがなければ、の話だがなッ!
ザ・ワールド! 時よ止まれ!
ブゥーーーーーーン!
余裕の回避。からの後ろに回り込み。
そして時は動き出す……
「っ! 瞬間移動か……! 何処に!?」
「後ろだ」
俺がそう言った途端、切島君は腕をクロスさせながら振り向く。勿論、上半身は一瞬で硬化していた。
凄い反射神経だ。いかに彼が本気で俺に向かってきているのか理解できるほどに。恐らく、俺の時間停止(敢えて瞬間移動と認識させてる)を最も警戒していたのだろう。対応力が違うね。
「何でわざわざ俺に声かけたんだ? その気になりゃ、いつでもテープで捕縛出来ただろ……!」
「男らしくないだろ? そんな事」
「!」
……今の台詞で正解らしい。目に見えて切島君のテンションが上がる。俺もそうだ。本気で個性を使ったのは中1以来。それも喧嘩にだった。ザ・ワールドも、この2年間さぞかし退屈だった事だろう。
切島君には悪いが……
「手加減は出来ないぞ」
「こっちの台詞だぜ、神田!」
踏み込みはほぼ同時! この勝負、拳が速い方が勝つ!
つまり、俺の勝ちだ!!
「無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄ァ!!」
「うっぐおおおぉぉぉおぉおぉおおおお!!?」
俺の拳が、切島君の体のありとあらゆる箇所に炸裂した!
肩も拳もクソ痛ぇけど、手応えはあるッ! 彼の硬化を突破している手応えがなぁッ!!
そしてこれが、最後の一発!
「WRYYYYYYYY!」
所謂、アッパーカットというやつだ。切島君の体が大きく持ち上がり、そして地面に落ちる前に俺が抱える。後はテープで縛って…………
「ま、だ……だ!」
うおっ!? まだ意識あるんかい!?
なんてタフさだ! 俺は慌てて手を離し、後ろに跳躍して距離を取る。
「ハァ……ハァ……ハァ…………」
「これ以上は危険だ。やめとけ、切島君!」
「は……はっ! 敵の…心配、か……? 俺はまだ、ここに立ってる…ぜ!!」
そう言って、切島君はファイティングポーズを取った。なんて野郎だ。あれだけのラッシュを叩き込んだって言うのに!
「う、ぐっ!! ハァ、ハァ……」
だが、どうやら次の一撃が、最後の一撃になりそうだ。
切島君もきっと良いヒーローになる。そう直感で感じた。だって、どう見たってもう彼は限界なのに、その瞳に一切の曇りが無いのだから。
……ただまぁ、今日のところは終わらせよう。俺の、本気の一撃で!
「……行くぞ!」
「おぉぉぉぉおおぉおあああああああ!!」
拳と拳がぶつかり合う。そして―――
――――切島君は前向きに倒れ、俺が勝利した。
「……やっぱ、勝て…ねぇか……! その余裕を、崩すことさえ……出来なかった……!」
「そんな事は無いぞ。良いタフネスだった」
「次は、勝つ……ぜ!」
仰向けになって、切島君は拳をグッと空につき出した。俺はその拳に軽く拳をぶつけ、二人で笑い合う。
こうして俺は新しい友だちを得たのだった。
To be continued
AFO辺りでちゃっちゃと終わらせるべき?
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グダグダするぐらいなら……
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是非!
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長くてもええんやで?