設定が思い浮かんだので描いてみました。
よろしくお願い致します。
『ねぇ。僕のことすき?
ねぇ。僕のこと嫌い?』
『僕は君のこと好きだよ。』
満面の笑みの少年が私に向かって言っている。
だかそれは現実ではない。
多分夢だ。
これは私の幼き頃の記憶だろうか…
しかし幼き頃の記憶かそうでないか…
それは私には分からない。
何故なら私は幼稚園から中学生頃の記憶が全く無いからだ。
2年前階段から落ちて頭を強く打ち記憶喪失になってしまったらしい。
母がそう言っていた。
だからそうなのだろう。
でもそうなのだろうか?
階段から落ちて頭を打ったぐらいでそうなるのだろうか。
でも他に何も情報が無いのでそれを信じるしかない。
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「○○さん○○さん起きてください。」
耳元で私を呼んでいる声がする。
「○○さん朝食の時間ですよ」
「ふぁあぁ…あ、看護師さんおはようございます。」
私はつい最近長い睡眠から目覚めたばかりなので学校に行っていない。病院の個室で誰もいない部屋でただ独り。寂しい生活を送っている。
そしてたまにこうやって優しい看護師さんがご飯の時や体調を見る時にくる。
お見舞いに母と父もたまにくる。
「よく眠れた?」
「よく眠れました!」
「よかった。また後でくるから朝食食べててね!今日の朝食凄い美味しいよ♪」
「ありがとうございます」
こうして看護師さんは話し掛けてくれる。
とても優しい看護師さんだ。
そしていつも笑顔だ。
私が目覚めた後毎日のように話しかけてくれる。
いつも違う話しを持ってきて一生懸命話してくれる。
そんな看護師さんに私は元気を貰っている。
この看護師さんがいなければ私は今頃退屈で辛い入院生活を送っていただろう。
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今は、階段から落ちた時から2年がたった年の6月…本当であれば私は受験して高校1年になっていたはずだ。
コンコン
病室の扉を叩く音がした。
「どうぞ。」
私がそう言うと背の高いスラッとした男性が入ってきた。
「かっか…香衣奈やっと目がさめたんだね…」
その男性は何故か泣きそうな声で話しかけてきた。
「えっどちら様ですか?」
私は突然知らない男性が入ってきてびっくりした。
男性と話しているうちに母がお見舞いにきた。
どうやらこの男性は私の1つ上の兄らしい。
私は、幼ない頃の記憶はあまり残っていし記憶喪失になってしまったので自分の兄弟の記憶が全くない。でも確か1人ぐらい兄弟がいたはず。
「ごめんなさい。思い出せなくて。」
「いいんだよ。仕方ないさ。」
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私は寝たきりだったので体を動かすために何週間かリハビリをした。
この病院での生活に何も不満は無かったが少し寂しいような気がした。
早く退院したいな…。
そして私はようやく退院することができた。
もう10月だった。
病院の前には父と母が車で迎えに来ていた。
「かいちゃんやっと退院ね!よかったわ!」
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家の前に着いただけど幼い頃の思い出とは全く違った家だ。
幼い頃の記憶が薄いけれども家の外見はしっかり覚えてる。
確か高層マンションだった気がする。
「お母さん…マンションじゃなかったっけ?」
「あぁ!そうね。でも、半年前に引っ越したのよ」
「なんで?」
「お父さんがそろそろ引っ越してもいい時期なんじゃないかって言い出してね。」
「そうなんだ。」
そして家の中に母は、入っていった。
結構大きな家に引っ越したみたいだった。
家の中に入ると
「「「退院おめでとう」」」
そう言って家族は退院したことを祝ってくれた。
そこには、祖母、祖父もいた。
どうやら退院した事を聞いて来てくれたようだら。
私は、あの独りぼっちの寂しい病院の個室から暖かい場所にようやく解放された。
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退院祝いが終わった後家族会議が行われた。
私の今後についてだ。
学校は行くのかとかその他色々なことを皆で話し合った。
最終的に学校についての判断は、私に任された。なので学校は、来年の四月から行くことに決めた。
親が兄と一緒の学校の方が安心だといい学校の方へ問い合わせてみたところ3月に編入試験をやるとのこと…
それまでに勉強して編入試験に挑まなければいけない。
でも、中学1年の時に中学3年までの勉強を済ませてあった。なので、とりあえず高校一年の問題を解けばいい。でもどうやらばいいのかわからない。毎日寝ずに頑張らないと…
兄の学校は偏差値が高くエリート校と言われているどう考えても入れそうにない。
両親に相談してみたところ頭の良い兄に教えてもらえばいいと言われた。そして、兄に頼んでみた。
「いいよ!教えるの下手だけど頑張るよ。」
と快く引き受けてくれた。
そして猛勉強が始まった。
最後まで読んでくださりありがとうございます。
次回いつ投稿になるかわかりませんが待ってくださると嬉しいです。
他のお話も投稿しているので是非読んでくださると嬉しいです。
よろしくお願い致します。
(´^ω^`)