転生したけど普通に生きたい!!……え?ダメ?   作:紫蒼慧悟

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結構難産だった。
別に艦これのイベント海域行ってたわけでも、積みゲーだったMGRやってたわけでも、部屋の掃除をしていたら発掘した戦国無双3Zやってたわけじゃない…(震え声)

因みに今回は気に入らない人が続出すると思う。


ISとかすぐにできねえから!!!

ISの第2世代型から第3世代型への改造自体は比較的楽に済んだ。

というか2時間で終わったので、俺以外の人間の思考がフリーズ状態だ。

「……嘘…」

「馬鹿な!?…早すぎる!!」

「俺は夢でも見ているのか…」

「有り得ない…」

「ちくわ大明神」

「誰だ今の!?」

おい、研究者共…現実を直視しろ。

基礎は結構出来てたから試しに試作型のシステム突っ込んで見たら意外とマッチングした。

後は人体実…じゃなくてデータ取りしてからの微調整だな。

「おい、扇子女。さっさと乗れ」

「扇子女!?」

姉妹の姉の名前がわからないので適当に呼ぶ。

扇子持ってるから丁度いい。

妹は『メガネっ娘』で確定。

姉のほうはブツブツと文句を言いながらISに身を預け、初期化(フォーマット)最適化(フィッティング)を済ませる。

俺は空間投影型ディスプレイに表示された情報に目を通していき、無駄な情報を削除していく。

「ほう…Dカップか…」

「博士、訴えますよ!!!」

怒られた。

 

 

 

 

一次移行が完了したのでデータ取りの開始。

「さて、本当にここでやっていいんだな?」

「ええ。ISでもここの壁を壊すにはかなりの時間がかかるのよ?」

本当にやっていいのか?

この程度の壁ならこないだ遊びで開発したオクスタンランチャーでブチ抜けそうだな…

管理局の白き冥王(高町家の末娘)みたいに…

まあ、やっていいんだったら遠慮はいらないか…

自立行動型機動兵装のテストにちょうどいいしな!

「それでどういうテストなのかしら?」

扇子の既に勝ち誇った顔が少しイラッと来たのでそれなりの"モノ"じゃないとな…

何にするか…

"紅蜘蛛"だと簡単に終わりそうだし…

かといって"悪狼"や"薔薇騎士"使ったら扇子のテストにならないし…

"黄金の獣"、"水銀の蛇"、"永遠の刹那"はまだ開発中だしなぁ…

妥当なのは…"焔獅子"かな…

よしこれで行くか…

俺たちがいる地下の研究所の更に地下にある実験場みたいなところに焔獅子の量子化を解除する。

扇子の前に現れたのは炎のように赤い外装を纏った機械の獅子。

「「!?」」

俺以外のこの場にいる全員が驚きに身を包む。

扇子は既に戦闘態勢に写っており、両手で槍を持っている。

まあ、槍といっても正確には馬上槍だがな…

実験場の中央には焔獅子が扇子の動きを見て、動き始める。

扇子は地上より10mぐらい上に滞空しつつ、焔獅子の動きに対応しようとしている。

今回はテストでもあるので簡単な命令しか出していない。

『単調な攻撃は避けろ』

『隙があれば攻撃』

『距離が空いたら接近しろ』

この3つしか指定していない。

まあ、自律行動できるからそれ以外の動きは自己判断だがな…

実験上では現在進行形で扇子と焔獅子のテストが行われており、ロシアの奴らがモニタリングしている。

まあ、こっちも"高天原"で両方の状況を自動モニタリングしているので…

「くっそ、またまるゆかよ…大和出ないな…」

「「溶鉱炉を開くな!!!」」

またもや怒られた。

いいじゃねえか、暇なんだし…

 

 

 

 

そんなこんなでテストは終了。

扇子の才能は結構いいほうだと思うが、この程度じゃアリサちゃんには10年経っても届かない。

という訳で現状のISを更に改良して武装をガン詰めにしないと無理という結論に達しました。

「ふふふ。それで博士どうですか?」

「アリサちゃんの足元以下」

「………」

扇子は落ち込み。研究者たちは「まあ、そうなるな」って顔をしている。

というかこいつは自分がそんなに強いとでも思っていたのか?

人生はそんなに甘くはないぞ、扇子?

さて、落ち込んでる扇子はそのまま放置することにして、既に改造したISを更に改造するということだ。

ん?

改造後に更に改造…

これって、改二じゃね?

よし、ちょっとやる気出てきた。

取り敢えず、第二~第四艦隊を遠征に出して資材を貯めないと…

後はオリョクルだな…

「博士……」

ちっ、見つかったか…

仕方なくブラウザを閉じる。

立ち上がった扇子の目は闘志のようなものが感じ取れたがそれ以上に目尻に溜まった涙が印象的だった。

「泣くなよ」

「な、泣いてないもん!!」

その時、俺と扇子の間に割り込む影があった。

その影は扇子の前に立つと両手を広げて扇子の盾になるように自己主張してくる。

その目には恐れが篭っていたが、それ以上に俺に対しての敵意が篭っていた。

「お、お姉ちゃんを…い、イジメ、ないで…」

影はメガネっ娘だった。

最初の印象は姉の後ろに隠れている引っ込み思案な奴だと思ってたけどこれは印象を改める必要があるな。

「か、簪ちゃん!?ち、違うのよ!!」

「へぇ…面白い…

 更識簪か…その名前、覚えておこう」

「「なっ!?」」

俺の笑みを含んだ言葉に研究者達が驚愕の声を上げる。

俺は基本的に気に入った相手の名前しか呼ぶことはない。

それ故に俺が名前で読んでいる相手は数える程しかいない。

「馬鹿な!!」

「博士が…認めた…だと!?」

「なんてこったい!!」

「ランサーが死んだ!!」

「「この人でなし!!!」」

研究者達は混乱しているみたいなので放置。

メガネっ娘改め簪は未だに扇子の前に立って、簪☆バリアを展開中だが、その目には敵意がなかった。

代わりに困惑が追加されたが…

「え?」

「「まあ、そうなるな」」

簪の顔は疑問に彩られ、首を傾げた。

簪を除く全員でネタに走ったのは当然とも言える流れだ。

 

 

 

 

 

 

 

結局一日でできる仕事ではないので、泊まりになってしまった。

姉さんには既に伝えていたので良かったのだが、一夏に伝え忘れていたのを思い出したため急遽連絡したら怒られた。

これは俺が悪いのか?

「どう思うよダブ子」

「ん~、それは博士が悪いと思うよ~」

俺は現在更識家の一部屋で案内してきたまま居座っている明らかにサイズの合ってないお手伝いさんに聞く。

ダブ子曰く、同い年だそうだ。

ダブ子は部屋のほぼ中央にあるソファーに座り、ダブダブの袖から駄菓子を取り出して食べている。

まあ、監視なんだろうとは思っているし、俺でもそうするから特に気にしない。

やろうと思えば簡単にハッキングやらなんやらできるので問題はないし、こっちの情報は流れないようにプロテクトはしてある。

対暗部用暗部だっけ…

ようはスパイみたいなもんだよなー

007の日本版ってか、忍者集団みたいなもんだろう…

アイサツは重要だな…

そうだな、という訳で…

俺は『高天原』を起動してインストールしてあるプログラムを起動する。

イヤホンをしていなかったというよりも家に忘れていたせいで音が部屋の中に響き渡る。

「博士~、エロゲは一人の時にやってくれないかな~」

顔を若干赤らめたダブ子が俺に言う。

まあ、今回は俺が悪かった。

一旦プログラムを停止してエロゲの仮想ディスプレイを非表示にする。

残ったディスプレイは3つ。

一つ目は扇子のテストの時の各種データが映ったもの。

二つ目は焔獅子の損傷具合及び現段階でのデータが写ったもの。

最後が扇子が武道場みたいな場所で組手をしているもの。

一つ目と二つ目は放置して問題はないので最後のディスプレイに集中する。

別に道着が捲れてポロリしないか?とかの理由で見ているわけではない。断じてない。

アリサちゃんに勝たせるために…じゃなくて、五分間持たせるためにはこの体術?のサポートモーションでも入れないといざとなった時に危ないかもしれん。

というか動き複雑だな…

う~ん…よし、一通り覚えたし、今度オータムにやってやろう。こないだ俺の紅蓮を半壊にしてくれたし…

扇子の武装も整えないといけないし、輻射波動もさっさと完成させないといけないし…

いや、やっぱりハドロン砲を完成させるべきか?

「あ、お姉ちゃ~ん」

扇子の動きを見ながら熟考していると何時の間にかダブ子の姉が来ていた。

因みに姉の方はダブダブではなくちゃんとサイズはあっている。

「申し訳ありません、織斑博士。返事がなかったものですから勝手ながら失礼しています」

「ん。考え事してただけだからいい。

 それで?」

「はい。お嬢様がお呼びです」

ダブ子姉の言葉にまさかと思いさっきまで見ていたディスプレイを見るとカメラ目線の扇子が…

あ、これ怒られるやつだ…

うげっ、メンドクサイ…




E-1はクリアしたけど妖怪『一足りない』が続出したので資材が予想以上に削れた。
なんでもE-5は最終形態時に姫クラスが2体追加されるらしいですね。
予想以上に地獄です。
果たして作者は『天城』を手に入れられるのか!?


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