そして、最近は暑すぎる。こないだ室温が30度超えてたよ。窓全開にしていたのに…
この家はもうダメかもしれない…
まあ、愚痴はスルーして本編どうぞ
ドイツで最低限の調整を済ませ、例の戦艦に移しそこで最終的な調整を行う。
まあ、最悪外に射出するだけだからいいんだけどさ。
艦内の最重要機密区画内の特殊調整槽にそれぞれ入れて、必要な数値を入力し体の調整を施す。
一人一人数値が全く違う。成功例と瓜二つなことから成功例自体もどこか誰かのクローンなのか、それはわからないが正直必要な情報とも思っていない。
数値を狂い無く入力する傍らに背後で暇しているアリサちゃん用にコーヒーを用意させる。
持ってきたのは勿論ロボット。自立行動型機動兵装の試作型として作った家事ロボットだ。
姉さんと成功例とはドイツの軍港で別れているので艦内には居らず、ステルスシステムでレーダーからも逃れて潜行状態で日本へ向けて進行している。
「ありがとうございます」
「ミルクと砂糖はお好きにどうぞ」
ロボットの頭の部分がパカッと開き、ミルクの入ったポットとスティックシュガーが出てくる。
アリサちゃんは何も言わずにミルクを入れて口を付ける。
インスタントコーヒーはアリサちゃんが好んで飲んでるメーカーのものだから怒られることはないだろう。
だが、アリサちゃんが言葉を発することはなかった。聞こえるのは俺が仮想ディスプレイに数値を入力する音だけだった。
調整槽の入力を開始してどれだけ経過したのか、珍しく俺は時計を見ていなかった。
「入力終了。後は定期的に再調整するぐらいか…」
アリサちゃんの方に行くと何故かは知らんが悲しそうな目で俺を見ていた。
え、どゆこと?
「貴方はそれでいいんですか?」
「え、何が?」
アリサちゃんの言うことは偶に俺でもわからないことがある。
今回のはどういう意味合いが込められているのかさっぱりわからなかった。
はぁ。と、ため息を付かれて話は打ち切られた。
え、なにこれ?まるで意味がわからんぞ?
そういえば姉さんと束姉もこんな反応するんだよな…
なんでだ?
名無しの戦艦で日本に帰ってきてから半年ほどが経った。俺の日常にそこまでの変化はなく、強いて言うなら鈴ちゃんが中国に帰ることになったぐらいか?
クラスで送別会を行い、二次会のカラオケ(いつものメンバープラスアルファー)でせっかくなのでファフナーのED歌ったら全員から苦情が来た。解せぬ。
それはそうと鈴ちゃんは一夏に一世一代の告白(自称)をしたらしく、それを一夏に聞いてみれば案の定勘違いをしていた。
いやー、まさか試食になっているとは…
流石は俺の愚弟。いや、毎日酢豚はキツイじゃねえよ。だから、ローテーション組むとかそんな話じゃねえから。麻婆とか餃子も食べたいじゃねえから。
もうこの愚弟はおかしい。どうしてこうなったんだっけ?
箒もこんな感じだったしな。仕方ないな。これも運命なんだろうな。
そして、俺は来年から中学3年生兼IS学園整備科臨時講師なので月一でIS学園に行かないといけない。
きちんと給料も振込まれるので35人も養わないといけない身の上なので仕方ない。この世は金で大体のことは解決できるからな。あって困るものでもない以上あるだけ蓄える。
そして、来年から姉さんもIS学園で教師をすることになっている。ドイツの戦技教官も一年だけなのでもうじき家に帰ってくる。
まあ、姉さんは一年の寮長までやるそうだから家にいるときは少ないだろうけど…
そして、この時点で俺のIS学園での仕事に寮長室の掃除が追加された。アレ、もしかしてコレってアリサちゃんの部屋も掃除しなきゃいけないパターンじゃね?
よし、考えないようにしよう。
「御父様、どうされたんですか?」
「御父様、ポンポンが痛いのね?」
「御父様!私が暖めてあげる!!」
「だから、俺はお前らの父親じゃないって何度言えばわかるんだ!!!」
そう、今はこの35人の再調整兼体調検査が先だ。
にしても俺はまだ高校生にもなっていないんだが、娘が35人もいるとかマジないんですけど…
「「キャー!!御父様が怒ったー」」
俺の声に反応して楽しそうに駆け回る娘(仮)達。おい、医務室で走り回んな!!
「こら!!貴女達いい加減にしなさい!!」
「「キャー!!ヌル姉様も怒ったー!!」」
医務室で俺の補佐をしていたのはヌル。俺が引き取った35人の中で一番最初に全調整工程を完了した個体で、ドイツ語で『0』の意味を持つ名前の少女だ。
本人が言うには『始まりの意味を冠する0が私の役割だから…』って言っていたが、まるで意味がわからんかった。
まあ、ネット使えるし艦内には俺の持ち込んだゲーム、漫画、ラノベがあるから厨二病にでも罹ったのかとハラハラしたわ。
既に半数は終わり残り半数も直に終わる。
そして、名前に関してはヌルが数字からつけたせいで続く2番目から13番目まで数字で続いてしまった。
その連鎖を止めたのは14番目のラスターだ。ドイツ語で『悪』という意味の言葉を冠する子だ。
というよりも、数字が名前とか俺が嫌だったんで適当な単語をあみだくじでやった結果、ラスター以降は数字じゃなくなっただけだ。
ただ、こいつらの問題は見た目での判断がつかないので名前を間違えるとすごい勢いで怒られる。まあ、これに関しては俺が悪い。
まあ、こいつらは外見的には小学5年生ぐらいだが生まれてから2年ほどしか経過していないため仕方ないという点はある。
「全く、貴女達は御父様が困っているでしょう?」
「「ごめんなさーい」」
「だからやめろっつーの」
しかも俺のことを父親って言ってるのに言うこと聞かないし…
反抗期の娘を持った父親の気持ちがわかる気がする。世の中のお父さんマジザマァ。
「ヌル、アイン達は何してる?」
「アイン達ならVR訓練中です、御父様」
VR訓練か。アインのことだから『残月』のやつか?アレって確か
こないだも瞬殺されまくって訓練装置に八つ当たりしていたな…
「ヌル。アインの見張り行って来い。訓練装置壊されそうだ」
「はい。御父様」
こいつらは、何が何でも俺を父親にする気か?いや、俺は認めんぞ?
だが、そんなことは今はいい。そう、ヌルが出て行った今残り半数以下にまで減ったが未だに10人以上が終わっていない体調検査。これをさっさと済まそう。
「ほら、大人しくしろ」
「「はーい」」
いままで燥いでいた3人は嘘のように大人しく俺の指示に従ってくれた。いつもこれなら苦労しないんだがな…
体調検査も今は昔、結果的に見れば殆ど異常らしい異常は見られず概ね経過は良好といったところか。
既に戦艦は海底で待機しておりヌルを筆頭に訓練を繰り返し立派な兵士っぽくなっていっている。
なんでこうなったのかはわからんが、全員が望んでやっていることなので俺の口から止めろとも言えず現状に至っている。
そして、俺が今いるところは戦艦ではなくIS学園だ。
今日はIS学園の入学式で刀奈が入学する日だ。まあ、俺は刀奈のためにいるわけではなく仕事のためだ。
正直刀奈とか俺の中ではどうでもいいレベルまで落ちている。簪と現在進行系で喧嘩している原因を精査する限りこのヘタレはダメダメである。
そして、在学生でめぼしい者もいない。ダブ子姉ぐらいか。代表候補生が一人いるらしいが会っていないのでそこは保留だが、多分ダメだろう。
学園長の声で入学式が開始され、在校生代表やら新入生代表やらがお飾りに過ぎない在り来りな言葉を述べているが右から左へ聞き流す。
ただでさえ講堂内に入る人間の9割9部の視線が突き刺さっている状態だ。正直やってらんね。
両隣りに姉さんとアリサちゃんがいなけりゃ速攻で帰っている自信がある。
まあ、二人はそれを見越して俺を拘束しているんだが。現状若干グレイ状態に近い。俺は晒し者のようです。
退屈な時間も半分以上が終わり、残すところは教師の紹介程度だ。
一年の寮長兼担任として姉さんが、非常勤医師としてアリサちゃんが紹介された時は新入生の黄色い悲鳴で鼓膜が破れるかと思った。
なんなのこいつら?新型の音響兵器か何かか?帰ったら開発してみよう。
そして、学園長の声で俺の紹介がされる。
「そして、今年より整備科の非常勤講師としてISの生みの親の一人である織斑四季博士に講義をお願いしております」
その瞬間講堂内は静寂に包まれた。おい、誰かなんか言えよ!!
なにこれ?イジメか?泣くぞ、この野郎?
学園長の紹介が終わった瞬間に一歩前に出て頭を下げた俺の立場を考えろよな。
周りの先生から同情の視線が突き刺さって痛い。
くっそ、整備科の生徒共め…授業の時は覚えていろよ?
積極的に四季君を虐めていくスタイル。
まあ、いきなり有名人が来たら驚くよね?
そして、四季君は主人公なので娘が35人できました。
よし、ハーレムだな(錯乱)
次回は多分整備科の生徒に八つ当たり回。