というよりも文才が欲しい…
手術は無事に成功した。
え?いきなり飛びすぎ?
手術の描写なんて高度な物をこの作者が書けるわけないじゃないか…
それに俺は麻酔で寝てたからよくはわからん。
取り敢えず臓器のいくつかをIS技術を使用した、新型人工臓器に変えたらしい。
足の筋肉にも新型人工筋肉が使われているらしいが、人工筋肉って初めて聞いた気がする。
まあ、つまりは若干サイボーグ化してきたって事だ。
しかも今回は初めての事例なので、悪いところを全部変えるわけではなく、
一部だけに留めてあるらしい。
一部なのに臓器を複数入れ替えたことから、俺の体大丈夫か?って、不安がいっぱいなんだ。
今は手術後の経過を見るために絶対安静で、面会も家族限定なので箒とは会えていない。
一夏はここ最近は毎日来ているが、俺は現在体を殆ど動かせていない。
これに関しては人工臓器に人工筋肉が体にまだ馴染んでいないからだそうだ。
「にしても、束さんもすごいよな。四季を「仮面○イダー」みたいにしちまうなんてさ」
「言っとくけどな、普通の生活に戻れるようにするだけだからな?
一飛びで高層ビルの屋上までジャンプなんてできないからな?」
「わかってるよ。でもさ、特殊能力みたいなのないのか?」
「ねえよ!!」
流石は俺の弟だな。
相手するのが最近めんどくさくなってきた。
まあ、普通の小学生の思考なんだろうな。
俺は、束姉と一緒にISを開発してたりして思考が普通じゃないからそう感じんのかな?
ガラッ
「四季、変わりないか?」
入ってきたのは黒髪の少女…とは言っても俺より年上。
世間一般で少女と言われる年齢だからそう言ってるだけだぞ?
俺と一夏の姉、織斑千冬姉さん。
後の世に《生身でISを倒した人間》、《世界最強のブラコン》等と記される(予定)の人だ。
「姉さん!!」
「あ、
そういえば姉さんに会うのも久しぶりだな。
身体を動かせないのが憎たらしいが、今は仕方ない。
「束から聞いたぞ。上手くいけば家に戻れるらしいな」
「うん。こっちでも俺の方で別に推測してみたけど失敗の確率は低いよ。
むしろ、"コレ"のおかげで助かる人が多くて医者の人が困るぐらいだよ!」
なんか、久しぶりに姉さんと会えたからテンションが上がってきた気がする。
「そうか…」
あ、頭撫でられた…
姉さんも最近忙しいんだろうな。
目の下にクマが出来てる。
織斑家の財政ははっきり言って厳しい。
両親が消えた時にお金も持って行かれてたらどうしようもなかったぐらいだ。
そう。両親は何故かお金を置いていった。
現金じゃないぞ?口座にあった貯金だ。
だが、それでもギリギリだ。
だから、家長である姉さんが働いてお金を稼いでいるらしいが、何の仕事かはわからない。
取り敢えず体が動くようになったら《高天原》使って株で一儲けしよう。
そうすれば姉さんの負担も減ってもっと一緒にいられる。
「体はどうだ?」
「今はまだ喋ることぐらいしかできないよ。けど、大丈夫だよ」
「そうか…」
一夏はさっきから喋っていない。
どうせ、家に帰れば喋れるから今は俺に喋らせてやろうということなんだろうな…
一夏、俺の体が健康になったら覚えてろよ?
お前のその余裕を体が健康になったらぶち壊してやるからな…
「!?」
「一夏どうかしたのか?」
「いや、何か背中が冷たいって感じがして…」
おっと、流石は一夏。
俺の殺気(笑)に気づいたか…
というか、今気付いたけど…俺ってもしかしてシスコンか?
いや、それは違う!!
俺はただ年相応に姉さんに甘えているだけであってシスコンではない。
シスコンは一夏だ。
いいか?
シスコンは一夏だ。
俺は普通だ。
でも、姉さんはブラコンだ。
「四季、今変なこと考えなかったか?」
「ううん、体が健康になったら姉さんを楽にさせないといけないって考えてただけだよ?」
「そうか、四季は優しいな…」
危ねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!
丁度頭撫でられてた状態だったから速攻でアイアンクローに移行されるところだった。
俺は一回だけ受けたことがあるが3秒で落ちた。
よく餌食になっているのは束姉だ。
よくそのまま持ち上げられてプラーンってなってるのを何度も見たことがある。
「姉さん、ちゃんと休まないとダメだよ?」
「そうだぞ。千冬姉、最近睡眠時間削りすぎだよ」
「私は大丈夫だ。お前たちが心配することじゃない」
そうゆうと思った。
姉さんは俺達に心配かけたくないと思ってるんだろうけど、もうすでに遅いよ?
というか、もうすぐ高校生なんだから身だしなみぐらい気をつけてください。
俺は姉さんに嫁…じゃなかった。婿が出来るか心の底から心配です。
にしても今考えるとISの技術ってすごいなぁ…
俺の体も治りはしないもののかなり症状を和らげて普通の生活に戻れるようになる。
ISが発表されて…というよりも白騎士事件からまだ一年足らずしか立っていないのに、この技術力…
束姉がここら辺まで公開したのか?
あの人またなんかやる気なのか?
コア周りも一定範囲は公開してんだろうし…
これは俺も早めに"アイツ"を完成させないとな…
だけど、少し心配だなぁ…
"アイツ"は突破力に物を言わせただけだからなぁ…
やっぱりオールマイティーにしたほうがよかったのか?
いや、でも、今更変えるのもめんどいし…いっそのことそっち方面に昇華させるか?
そうだな…後は遠距離型とかも作って…武装も色々と詰め込まないと…
「四季、今日はもう帰るよ」
一夏の声で気がつくと、もう結構いい時間だった。
「うん。気をつけてね」
「ああ。じゃあまた明日な、四季」
「四季、お前は必ず元気になる」
「わかってるよ、姉さん」
今日はこれで一人か…
三人でいたのは久しぶりだったなぁ…
いつも三人で入れるように早く元気にならないとなぁ…
束姉も焦るなって言ってたし、焦っても俺の体は今は全然動かないから焦るどころの話じゃないんだけどなぁ…
馴染むのには個人差があるって言ってたから俺の場合はどうなるんだろうな…
「あ~、暇だ。暇過ぎて死にそうだ…」
せめて、《高天原》さえ起動できれば…
にしても暇だ。
こういう時に限って束姉は来ないんだよな~
ためしに呼んでみるか?
「束姉~」
「呼んだ?」
なんか普通に現れた。
この人マジ怖い…
しかもいつもとは違ってミニスカエロナースだし…
小学生相手にこの人なにやってんの!?
俺の貞操のピンチ?
そうなったら束姉が姉さんに物理的に消されるかもしれないから有り得ないな。
「何かようかな、しーくん?」
「暇だったから呼んだだけ」
「そんだけ?」
「ん」
なんかいきなりorzしだした。
意味がわからん。
「まあいいや。束さんは強い子いじけない!
あ、それでね、しーくん。束さんと一緒に雲隠れしないかい?」
「忍者ごっこなら一夏とやってくれよ」
忍法・雲隠れの術
なんかだせえな…
「そっちじゃないよ!!」
「じゃあどれだよ?」
「今すぐってわけじゃないけど、束さんはね…
世間から身を隠そうと思うんだ。」
「俺もついて来いと?」
「YES!!」
う~ん…
どうしようかなぁ…
束姉からISを学ぶのも今後につながるだろうし、着いていってもいいんだけど…
姉さんとあとついでに一夏と会えなくなるからなぁ…
「短期でいい?」
「バイトじゃないんだから…
まあ、いいよ」
「あんがと」
「本当は一生一緒にいたいんだけどね…」
そこはそれ…結婚は人生の墓場って聞いたことがあるからちょっと億劫…
短期でいいんなら、《高天原》で稼ぎつつ、ISの研究もできるな。
それに稼ぎは姉さんの口座に入れれば問題なしだな。
「それじゃあ、また連絡するね」
さて、姉さんと一緒にいたいけど、ISのおかげで女尊男卑の世の中になりつつある。
ここから
買い物行くだけで一苦労しそうな感じがする。
まあ、それはその時に考えればいいや…
今は、体のことだけ考えよう…
行き当たりばったりだけど、まあいいさ。
束姉のことだからいろいろと準備だけは入念にしていそうだな…
幸いにも俺が開発者と知ってるのは数人の人達だけだからまあ、大丈夫だろ。
姉さんになんて説明しよう…
さて、弾の機体も決めないと…
次の次は中学生編