転生したけど普通に生きたい!!……え?ダメ?   作:紫蒼慧悟

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ちょい時間かかった。
そして、四季ちゃんのISが少し登場。
皆さんの予想通りあの機体です。


お仕置きはトラウマだから!!!

あれから2年…俺も通院程度までに回復し、晴れて今日退院だ。

なのだが、なんでも束姉の失踪予定日が明日なので、学校には通えそうもない…

姉さんには束姉の方から説明するそうなのでいいけど、一夏には内緒らしい。

まあ、あいつは墓穴を掘る可能性が高いから当然だな。

取り敢えず束姉のところから帰るときは俺が中学生になる頃。

実質束姉から教われるのは2年が限界ということだ。

2年もあればいろんなことができる…

実質"俺"のISが3機ほど完成した。

そう"俺"のだ。

正確には織斑四季製のISだ。

篠ノ之束製ではない。

この3機はコアを共有して使用しているおかげか絶対防御が絶対じゃなくなった。

簡単に言おうとも思ったが、やっぱりやめておこう。

ぶっちゃけ今、束姉と逃走中だからだ。

「アイツ等しつこいぞ?」

「あっはっは。束さんに追いつけるのはちーちゃんと他数名だけなのだよ」

後ろから追ってくるのはどっかの軍人。

ちゃんと銃を持っている。

「排除する?」

「ダメだよ。しーくんは手を汚しちゃ…

 汚すのは私だけで十分だから」

束姉の言葉はいつもの楽しそうな雰囲気ではなく真面目な目でこちらを見据えて放たれた。

俺は何時も誰かの助けを受けて生きている。

今は束姉が一手にその"助け"を引き受けている状態だ。

俺は助けがないとこの世界では生きていけない状態にある。

束姉はこの逃亡生活のために色々と仕込みをやっていたらしいが、詳しいことは俺にもわからない。

だが、なんでこの人は俺の体の症状を和らげるための医療的知識を持っているんだろう?

俺のために知識を習得した?

天災であるこの人なら朝飯前なんだろうけど…

なんか申し訳ない……こともないな。うん。

「よ~し、束さんの特性催涙ガスだよ。喰らえ~」

ちょっと待て!!俺まだガスマスクしてないぃぃぃぃぃぃぃぃ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや~、危ないところだったね」

「本当だよ!!俺まで巻き込まれるところだったわ!!」

間一髪だった。

本当に危なかった。

アレを食らった軍人は酷い有様だった。

涙が溢れて止まらなくなり、絶叫していた。

それだけなら普通の催涙ガスと同じだ。

だが束製(コレ)は更なる効果を生み出しやがった。

正直、に言おう。アレは催涙ガスではなく、既に別のものであると。

だって、いきなり服を脱ぎ出すんだぜ?

泣きながら奇声をあげストリップをする軍人集団。

正直怖かった。

「催涙ガスに+αすんなよ…」

「いや~、まさかあんなことになるなんてね…

 作ったのは束さんだけどあんな効果があるなんて知らなかったよ…」

「なんでだよ!?」

「遊び半分に調合してみた」

アホか!!

遊び半分でなんてものを作り出したんだよ!?

「遊びでやんな!!危険だろう!?」

「ちっちっち。甘いね、しーくん。

 束さんは完璧だよ?あの程度の調合で失敗するわけないじゃないか」

ゆうと思った…

「完璧なら俺いらなくね?」

「やっぱり完璧じゃない!!」

どっちだ!!

まあいいけどさ。一緒にいると退屈しないし…

「それよりも、しーくん…

 もう期限過ぎてて夏休み間近だけどいいの?」

そう、俺が家に帰る時は既に過ぎてて既に3ヶ月程過ぎている。

「あ、忘れてた」

つまりはそういうことだ。

すっかり忘れていた。ただそれだけだ。

姉さんに怒られることは確定している。

「またこっちからも連絡するし、戻ったら?

 しーくんの御陰で第三世代型の開発及び研究は終了したし…」

因みに世界ではやっと第二世代型の終盤といったところだ。

少なくとも来年には第三世代型の開発に着手する国が出てくるだろう…

「第四世代型は予定通りに?」

「そのつもりだよ?

 試作機をどうするかはまたあった時に話し合おう?」

「わかった。じゃあ、またね。束姉」

さて、どうやって帰ろうか…

ここ太平洋のどこかだった気がするけど…

あ…エアーズロックみえた。

え?

『じゃあ、ちーちゃんによろしく言っといてね』

おい、なんで南半球なんだよ!?

まあいいや。

「リーゼ、起動」

俺のISは一つのコアで共有しているので、《起動キー》が必要になっている。

まあ、単純に各機体名の略称で設定している。

俺が初めて作った機体。

それが今起動させたIS。通称《リーゼ》だ。

それは"赤"だ。

別に全身真っ赤ってわけじゃない。

所々に白、黒など他の色が入っているが、5色以下しか色の種類がない。

定義的には第二世代型ISになり、非固定浮遊部位(アンロックユニット)はない。

一応束姉が作った第三世代型には負けない。

まあ、武装に物を言わせているだけだが…

にしても武装も多くなってきたなぁ…

ネタ武装とかいらないし、分解しておくか…

あ、そうだ。

「全方位ステルス迷彩システム、《天羽衣(あまのはごろも)》展開」

因みにこういう類のシステムや武器の命名は基本的に適当だ。

最近は日本神話とか読んでたからこんなふうになっている。

別に厨二病ってわけじゃない。

いいか?違うからな?

もうすぐ日本の領空だ。

《天羽衣》の御陰でレーダーには引っかからない。

このまま家に向かう。

何事もなければ直ぐに家に着くんだが…

何もないよな?

《天羽衣》展開中は攻撃ができない。

攻撃すると自動的に《天羽衣》が解除される。

「改良の余地ありだな…」

急いで帰って改良しよう…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ごめんなさい…」

今、俺の目の前には鬼がいます。

第一回モンドグロッソ優勝者、織斑千冬。

俺の姉で世界最強の称号を持つ女性。

「なんで連絡しなかった?」

完全に怒ってます。というか、目が据わってるんだよ…

正直ちびりそうだ…

しかも日本刀装備状態。

「忘れてました」

バゴン!!

痛ってえええええええええええええええええええええええええええええ!!!!

頭潰れた、頭潰れた。これ絶対に頭潰れた。

というか、声が出ないし、体が動かない。

今現在の俺の状態は玄関(床ではなく地面)に潰れた蛙状態だ。

ここに一夏が友達連れて帰ってきたら最悪の状況になるな。

だが、俺はそんな馬鹿なことはしない。

今は昼前。

中学生は学校で授業中なのさ。

「ただいま~」

「「お邪魔しまーす」」

なん…だと…

まさか…テストか!?

「千冬姉…これ誰?」

「四季だ」

「は?」

というよりも一夏の後ろから聞いたことのない声が二人分聞こえてきたけど気のせいだよね?

え?現実から逃げるな?

これは逃げたくもなるぜ?

見事にフラグを回収してしまったからな。

「頭痛い…」

やっと動ける程度まで回復できた。

取り敢えず《潰れた蛙》から《頭を抑えて蹲る》に体勢を整える(トランスフォーム)する。

「四季?」

一夏の声だ。大事な弟の声だ

「ちょっと待って。姉さんに"本気"の拳骨喰らって頭痛い。」

俺、情けなさすぎるだろ…

一応、感動の再会場面みたいなシーンだぞ?

「本気の拳骨!?だ、大丈夫なのか!?

 この前それを食らったフライパンに穴が空いたんだぞ?」

マジで!?

俺の頭潰れてないよね?物理的に凹んでないよね?

「千冬姉、なんで四季にこんな仕打ちをしたんだ!?

 四季が死んじゃうだろ!!」

確かにさっきまで死を覚悟していたけどそこまで言ってやるな…

「本当は四月の頭に帰ってくるはずだったのに連絡もなしにしていた罰だ」

「それは四季が悪い」

「手の平返しすんな!!俺、お前の兄貴だぞ!?」

「せめて連絡をしろ。常識だぞ?」

一夏に正論で論破された。

それより、お腹が減ってきた。

「一夏…」

「なんだ?」

「ただいま。後、腹減った。」

「おう、おかえり。飯は5人分用意するから待っててくれ」

5人?

あ、そういえば一夏の数少ない友達が来てるんだっけ?

後ろを向いたとき、そこにいたのは大きいのと小さいのだった。

「プラスマイナスゼロ?」

咄嗟にそんな言葉が口から漏れていた。

「なんですって?」

不機嫌そうな声で口を開いたのは小さい方だった。

大きい方は苦笑しながら小さいのを宥めている。

まあ、これはどうでもいいや。

「姉さん…」

「なんだ、馬鹿」

「ただいま」

「ふん。帰ってくるのが遅い。」

今度は軽くコツンと。

優しく拳で頭を殴られた後、頭を撫でられた。

やっと、帰ってきた気がする。

にしても一夏のご飯は初めてだな…

流石は俺の弟。俺の初めてを奪っていくとは…

姉さんと一緒にリビングに入ると綺麗に掃除された我が家の姿があった。

一夏がちゃんと掃除しているみたいだ。

姉さんの家事スキルについては熟知している。あれは酷いものだった。

脱いだら脱ぎっぱなしで片付けないから最終的には魔窟みたいになっていた。

二階にある一夏の部屋には現在プラマイゼロコンビが学校のカバンを置きに行っている。

なんでもこの後テスト勉強をするらしい。

今日がテストの一日目で国語と社会は終わったのだが、

明日は理科、数学、英語の難関が待っているらしく勉強の苦手な学生にとっては地獄らしい。

料理を作りながら一夏がボヤいていた。

というよりも、現在進行系でボヤいている。

「ふーん。頑張れよ、弟」

「四季も手伝ってくれよ。IS作るよりは簡単だろ?」

確かにそうだけど、分野が違うぞ?

「別にいいけど、文句言うなよ?」

「おう」

さて、一夏の美味しいと評判の御飯の後には勉強か…

大丈夫かなー

ちょっち、不安だな…




ネタ武装とか考えておかねば…
ブレストなんちゃらとか、ゴルディオンなんとかとか…
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