僕のヒーローアカデミア ─とある男の物語─(仮)   作:楽園の主

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お待たせしました。待ってる人がいるかは不明ですが。
最近よく思うのがこの小説読みにくいかなぁ?ということです。

読みにくいなーもう少し行間開ければ見やすいのになーって人はまた教えてください。

気分で変えます。





第13話 ー逆襲のヒーローズー

「嫌な予感がしてね…校長のお話を振り切りやってきたよ」

 

オールマイトはここから出て応援を呼びに行った飯田に途中、出会っており彼にことのあらましを聞いた。

彼は己に怒りを覚えていた。

子供たちがどれほど怖かったか。後輩達がどれほど頑張ったか。

しかし、だからこそ胸を張って言わねばならない。

 

「もう大丈夫。…私が来た!!」

 

ネクタイを引きちぎりながらそう言った。

彼の顔に笑顔はない。敵に向ける怒りが顔に表れていた。

 

「待ったよヒーロー…社会のゴミめ」

 

No1ヒーローと、敵連合の戦いが始まった。

 

 

 

 

 

 

 

─────────

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こ、香月…」

 

不安そうにそう呟く耳郎。

 

「すぐ終わらせる」

 

彼女に、振り返らずそう答えた。敵達は警戒、隙を見せない。

敵の総数は4。

1人目は、奇襲を仕掛けてきた爪を伸ばすことの出来る"個性"を持った敵。

2人目は、見るからにパワー型の"個性"を持っていそうなガタイのいい敵。

3人目は、毛が生え、ネコ科のそれを思わせる異形型"個性"の敵。

4人目は、細身で長身の敵。おそらく発動系なのだろう、特徴が少なく、見た目からは判断できない。

彼らはどんな攻撃が来ても反応ができる。そう思っていた。

彼は、走り出そうとぐっと踏み込む。

ボッ、と彼が纏う瘴気が弾けたかと思えばその瞬間、彼の姿は消えた。

その動きを捉えられたものはいない。

 

─バキッ─

 

音だけが響いた。

音がした方を見れば既に一番端にいた、細身の敵の顔を香月が拳で打ち抜いていた。

鈍い音が響く。その敵は突然顔に強打を受けたことにより体が地から少し浮いていた。

打ち抜いた敵がドサ、と地に落ちる。その時には既に敵は動き出していた。

最も近くにいたのはパワー型"個性"の敵だった。

左腕の拳を振り上げ、香月を殴ろうと肉迫していた。

 

「死ね!!」

 

振るわれたその拳を彼は横に避け、パワー型の敵の脇腹を殴り、ドゴッ、という鈍い音を奏でた。

 

(なんだコイツ!一撃が重い!!)

 

パワー型の敵はそう思いながら反撃に出る。

受けた一撃によろめきつつも腕を引き、下から斜めに突き抜けるような突きを放とうとした。

しかし腕を伸ばそうとした時、香月は既に目の前に居らず、背後に居た。

それに気づき、振り向いた瞬間、香月の拳が勢いよく、パワー型の敵の顎先を掠める。

脱力のきいたその拳は相手を失神させた。脳震盪である。

息付く暇もなく、彼に5つの爪が伸びる。

斜め上から地に刺すように伸びてきており、それを敵の方へ進むことで回避。

 

「逃がしませんよ!!」

 

今度は伸ばしていなかった方の手の爪を地と水平に伸ばし、香月を貫こうとする。

体勢を低くして避けるということをさせないためか低めに伸ばされたそれを香月は跳躍することで回避。

 

「私もいることを忘れてねぇかぁ!?」

 

空中にいる香月を爪で切り裂こうと、跳躍。

真っ直ぐに香月に向かっていく。空中では身動きはできない、このまま攻撃を受けるかと思われた。

しかし。

 

─スカッ─

「何ッ!?」

 

彼は空中でもう一度跳ねたのだ。俗に言う、二段ジャンプである。

そのまま空中を進み、爪を伸ばしていた敵の前に着地。

その敵は焦って爪を折り、次を伸ばして攻撃しようとした。

しかし、香月はそれが行われる前に敵の首にラリアットを叩き込んで地に叩き伏せた。

香月はさらに追撃する。高く飛び上がり、両足で敵を踏み潰した。

ドゴッ、という鈍い音を立て、敵を気絶させる。

これで3人が気絶、あとは1人である。

 

「く、くそっ…!」

 

ネコ科を思わせる"個性"を持つ敵は考える。撤退か、応戦か。

味方はいない、孤軍奮闘状態。不利だと考え、逃げようとしたその時だった。

足を動かそうにも、動かせないことに敵は気がつく。

チェーンのようなもので足が地に縛り付けられていたからだ。

それに驚くのも束の間。静かに、着実に1歩ずつ近づいていく香月。

香月は"個性"を使い、毒々しい瘴気を、まるで体から立ち上らせるように纏い、強烈なプレッシャーを発しながら、1歩、また1歩と近づいていく。

走ってくるでもなく、ゆっくり歩いてくる様が恐怖を引き立てる。

早く、逃げないと。そう思いながら足に巻かれたチェーンを引きちぎろうとする。

しかし、それは叶わない。

ネコ科を思わせる"個性"を持った敵は、瞬発力、速さがあるだけで強烈な力を持っているわけではなかった。

故に、チェーンを引き千切るに至れない。

香月が、敵の目の前に立った。敵よりも身長が高かったため、彼は敵を見下す。

 

「ひ…ひぃ…」

 

敵は涙目になってカタカタと震え始めた。

香月はゆっくりと、見えるように手を上げる。1つずつ指を折り、握り拳を作った。

敵は震える腕で反撃に出ようとするも地からさらにチェーンが2つ出てきて腕を拘束。動くことが出来なくなった。

そして、香月は腕を振るった。

 

─ヒュッ…ビタッ─

 

しかしその拳は敵に当たることなく、目の前ギリギリで止まった。

強烈な力が突然止まったからだろうか、風だけが起き、敵の髪を撫でる。

ダメージはない、しかし恐怖がキャパオーバーしたのか、ショックで敵は気絶した。

 

「…すごい」

 

圧倒的な力と立ち回りで敵を一掃した。

見ていた耳郎はそう呟く。上鳴と八百万は、言葉を失っていた。

しかし、戦闘は終わったのだ。3人は香月の元へ駆け寄る。

 

「香月…」

 

なにか声をかけ用としたその時、香月が"個性"を解除したのか、体を纏っていた毒々しい瘴気は四散。

先程まで涼しい顔をしてしたのが一変、どっと汗をかき、膝に手をついて息を荒くさせていた。

 

「だ、大丈夫!?やっぱ無理してたんじゃん!!」

「ご、ごめんなさい…!圧倒されて動けなかったとはいえ何もせず…」

「いや、大丈夫…疲れているだけだ。八百万も、謝るんじゃない。俺が手を出すな、と言った」

 

荒い息をしたまま真っ直ぐに立つ香月。

 

「まだ、やることがある」

 

3人の心配の声を一蹴するように、そう言った。

途端、彼は再び毒々しい瘴気を発生させながら走り出した。追いかけようにも肉体強化が起きているのだろう、速くて追いつくことは出来ないように3人は感じた。

彼が方角的に向かったのは広場。3人も追うように、広場へと急いだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

────────

 

 

 

 

 

 

 

 

「あれが…!生で見ると迫力すげぇ!」

「バカヤロウ尻込みすんなよアレを殺って俺達が…」

 

オールマイトが現れ、敵連合達はざわつく。

やはりその迫力に尻込みするものは多かった。

しかしそれでも立ち向かおうとするあたりおそらく倒せた者には報酬があったりするのだろうか。

オールマイトは、駆ける。入口付近から噴水の広場へと続く階段をトッ、と飛んで。

 

「!!」

 

刹那。倒れている相澤までの直線にいる敵達を目にも止まらぬ速さで正確に攻撃を加えた。

一瞬の出来事。それでいながら、敵たちは一撃で沈んでいく。

 

「相澤くん…すまない…!腕に、顔も…!」

 

優しく彼を抱き上げ、謝罪。もっと早ければ、と自責の念に駆られているのだろうか。

そして、再び駆ける。目にも止まらぬ速さで。

主犯格であろう男と脳無に攻撃を加えつつ、その近くにいる緑谷たち3人を肩に抱えて救出した。

そして少し遠くにザッ、と立ち止まる。

 

「皆、入口へ!相澤くんは意識がないんだ、早く!」

 

救出されたことにすら気付かぬ速さだった。

そのオールマイトを、緑谷は心配そうな目つきで見つめる。

 

「ああ…ダメだ…!!ごめんなさい…!お父さん…」

 

殴られた衝撃で落ちた顔につけていた手のような装飾を拾い上げながら男はそういった。なぜ謝ったのだろうか。

 

「救けるついでに殴られた…ははは、国家権力の暴力だ…」

 

その装飾をゆっくりと、顔につけ直す。

"お父さん"に謝りながら拾い上げたということは、その手が、父親の手だったりするのだろうか。

 

「流石に速いや。目で追えない…けれど思ったほどじゃない。やはり本当だったのかな…?」

 

怪しくニヤつきながらギロリとオールマイトを睨む。

 

「弱ってるって話…」

 

誰から聞いたのか、どこで聞いたのか。信じきれてはいなかったようだが何故かオールマイトの弱体化を知っていた。

緑谷はオールマイトに話す。

脳無は危険なやつだ、脳無というやつはワンフォーオールでもビクともしないやばいやつだと。

止めてそのあとどうするか、などといった話ではない。

ただ、彼はオールマイトが心配だった。

 

「緑谷少年」

 

まだ緑谷の言葉は続いていたが、それを遮るように彼の名を呼ぶ。

 

「大丈夫!」

 

ピースサインを顔元で横にし、ニカッと笑ってそう一言。

それだけなのに、大丈夫なのだ、という安心感に包まれる。

これがNO.1ヒーローだ。一言で、その笑顔で、その力で。幾多を救ってきたヒーローだ。

そしてそのヒーロー、オールマイトは敵に向かっていく。

 

「CAROLINA(カロライナ)──」

「脳無」

「SMASH!!」

 

腕を交差させ、主犯格であろう男の敵へと突進。男は脳無に指示を出し、それを盾にした。

オールマイトはそのまま脳無に交差させた腕を手刀のようにして攻撃。

しかし、脳無は無傷。そのままオールマイトに反撃に出るが、彼はそれを回避。

その後もオールマイトは幾度か攻撃を加えるも脳無にダメージが通っている様子はなかった。

 

「効かないのは"ショック吸収"だからさ…」

 

男は脳無の能力を暴露する。

オールマイトの攻撃すら吸収し、無効化してしまうほどのショック吸収。

有効な攻撃手段としてはゆっくりと斬ったり、えぐったりする他ない。

しかし、それをさせてもらえるかと言われればもちろん否、である。

 

「そういうことなら!やりやすい!!」

 

そう言いながらオールマイトは脳無の後ろへと回り込み、胴体に両の腕を回してつかむ。

そのまま、バックドロップで地面に叩きつけた。

圧倒的なパワーで叩きつけられた地面はまるでそこで爆発があったかのように砂や瓦礫を辺りに撒き散らす。

 

「なんでバックドロップが爆発みたいになるんだろうな…!やっぱダンチだぜオールマイト!!」

「ケロ…授業はカンペ見ながらの新米さんなのに」

 

と、蛙吹と峰田。

2人はもうオールマイトの勝利を信じており、イレイザーヘッドを担いで皆の元へと向かっていた。

殺す三段があったのかもしれない。しかし、生徒である彼らに出来ることは無い。

むしろ人質に取られてしまったりしては足でまとい以下である。

敵への憶測で動くよりもオールマイトを信じ、自分に出来ることを。

そう、緑谷は思った。

 

(でも…僕は知ってる)

 

彼は毎日、登校中の電車に乗車中、リアルタイムでヒーローのニュースを見ていた。

故に、オールマイトがいくつか事件を解決してから学校に来たことを知っている。

そして緑谷は見ていた。

ここへ来た時、相澤と13号の会話の1部を。

オールマイトがここにいないって話の時にひっそりと立てた3本の指。

それは恐らくオールマイトの活動限界時間を指していると想像できる。

彼だけが。

 

(僕だけが知っている…ピンチ…)

 

迷う緑谷。行くべきか、否か。逃げる方にも、立ち向かう方にも足は動かない。

一方、オールマイトは。

 

「ッ!…そういう感じか…!」

 

バックドロップをした体勢のまま動きを止めていた。

何故ならば、地に埋まっているはずの敵がありえない場所から上半身を出し、オールマイトの両脇腹を捉えていたからだ。

指を、突き刺して。オールマイトの脇腹からは血が滲む。

なぜ、そんなことが起きたかというと。

バックドロップが地にあたる時にワープゲートを開いた敵がいたのだ。

それはもちろん、黒いモヤの敵。

 

(なんというパワー!!そこは弱いんだ、やめてくれ!!)

 

オールマイトはとある者との戦いの際、脇腹を負傷している。

それも、大きく。故に、そこは弱点だった。

顔には出さないが、彼は着実にダメージを受けていた。

 

「私の中で血や臓物が溢れるので嫌なのですが…貴方ほどの者ならば受け入れられる」

 

目にも止まらない速さの彼を止めるのが脳無の仕事。

そして、黒いモヤの敵の仕事は、オールマイトが半端に埋まった状態でワープゲートを閉じて、オールマイトを引きちぎるのが彼の役目だった。

 

「オールマイトォ!!」

 

まだ死んで欲しくない。教えて欲しいことが、まだ、山ほどあるんだ。

そう思いながら緑谷は駆ける。オールマイトの元へ。

 

「浅はか」

 

黒いモヤの敵がワープゲートをもう1つ展開、緑谷を迎撃しようとしたその時だった。

 

─ドカァン!!─

「退っけ邪魔だデク!!!」

 

爆発音。それと共に、爆豪が現れた。その爆撃は、黒いモヤの敵に直撃。

そのままの勢いで敵を地に叩きつけ、組み伏せた。

さらに。

 

─パキパキ…─

「てめぇらがオールマイトを殺す役とだけ聞いた」

 

脳無の体が凍りついていき、すぐに腕や、足が完全に凍った。もちろんそれは轟の仕業である。

さらにまだ援軍は来ていた。

 

「だらぁ!!」

 

手を体に沢山つけた、主犯の男を、切島は攻撃した。

その攻撃は避けられてしまう。

 

「スカしてんじゃねぇぞモヤモブが!!!」

「平和の象徴はてめぇら如きに殺れねぇよ」

「くっそ!いいとこねぇ!」

 

爆豪、轟、切島。3人は早々に敵を片付けてこちらへ向かっていた。

少し遅いが、このタイミングには間に合うことができた。

 

「かっちゃん…!みんな…!」

 

この援軍が来たことで、優勢に持ち直すことが出来るのだろうか───




最近ガチャ運が爆上がりした代わりにリアルラックが低下してます。
具体的に言うとFGOのガチャ20連程でアビゲイル2人、キュケオーンが3人来ました。
突然事故死しないように頑張ります。
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