ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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みらい「今日はリコの誕生日!」

戦兎「リアル時間だと約1週間過ぎてるけどな…」

みらい「気にしない、気にしない!万丈君、リコに何か買った?」

万丈「買ったけどおまえらには見せねぇよ!」

戦兎「そう固いこと言わずにさぁ〜見せてくれよ〜!」

万丈「…って事で第14話!」

戦兎「無視かよ!ってか強引に本編に入るな!」


14.リコの誕生日!皆からの最高のプレゼント!

 11月12日、晴天に恵まれた今日はリコの誕生日。リコを除いた俺とみらいと万丈とことはは朝日奈家の庭で誕生日会の準備をしていた。万丈は準備している途中、リコの部屋に行き、リコの様子を伺う。

 

「はぁ…誕生日かぁ…」

 

 空いている扉の隙間から部屋を覗いてみると、リコがため息をつきながら少し暗い表情を浮かべていた。万丈はリコの部屋に入り、誕生日なのに何故、暗い表情を浮かべているのかを聞いた。

 

「だって恥ずかしいだもん…」

 

「恥ずかしいって何が恥ずかしいんだ?」

 

「私の家族が無節操にご近所さんをパーティへ誘ったり、装飾を派手にしたりするから恥ずかしいの…」

 

「おまえの家族来てないぜ?そんな心配する必要ないんじゃね?」

 

「今から来るわ…!」

 

ピンポーン!

 

 リコがそう言うと共に朝日奈家のインターホンの音が家中に鳴り響く。インターホンの音を聞いたリコは来たのが誰か分かっているのか、しょんぼりと肩を落としながら玄関前まで歩いていった。

 

 リコの後に続いて玄関へ向かうとそこには多くの荷物を抱えたリコの母親らしき人物が立っていた。

 

「リコ、ハッピーバースデー!」

 

「お、お母様…!」

 

「あら、そちらの方は?まさか、リコのボーイフレンド?」

 

 リコの母は俺を見てリコにそう聞いた。母親にボーイフレンドかどうかを聞かれた瞬間、リコの頰は赤く染まった。だが、リコは母親にバレると家族の皆に万丈とそういう関係である事が広まってしまうと思い、否定する。

 

「ち、違うし!」

 

「フフッ…!顔赤いわよ!」

 

「き、気のせいよ…///」

 

 リコはそう言って再び自分の部屋へ戻っていく。リコの母はその後、朝日奈家の庭に行き、誕生日会の会場の準備を手伝い始める。リコの母は派手な装飾をしていく。

 

「あんなに親に愛されててリコは幸せ者だなぁ…俺なんて派手のはの字もないからな」

 

 万丈は独り言でそう呟く。万丈はその後、会場準備を再び手伝い始め、準備を始めてから約30分後、会場の準備が完了する。みらいは誕生日会の主役であるリコを呼びに朝日奈家の中へ入っていく。そして、約2分後、みらいがリコの手を引いて家の中から出てくる。

 

「皆、主役の登場だよ!」

 

 皆はリコの登場に合わせて盛大に拍手をする。リコが辺りを見ると、母だけでなく姉や父までいた。そして、リコが席に座ると共に皆はクラッカーの紐を引っ張り、一斉にアレを言う。

 

「「リコ、お誕生日おめでとう!」」

 

 リコは目立ってて恥ずかしいのか、顔を赤く染めながら、下を向いていた。万丈はそんなリコにこう言う。

 

「こんな派手に祝ってもらえるのはなぁ…愛されてるって証拠なんだ!だから、恥ずかしがる必要はねぇ!」

 

「愛されてる…か」

 

 リコは家族の方を見ながら今までの誕生日会の思い出を回想する。確かに、母は毎年、私が好きな本の読み聞かせをしてくれるし、父は珍しい鉱石という地味なプレゼントだが、よく探さなければ拾えるようなものではないし、姉は1万年使ってもインクが切れないペンというこれからの人生に役立つ物をくれた。

 

 毎年、毎年誕生日会が派手で恥ずかしがっていたリコは自分が愛されてるからこそこういう誕生日会をしてくれている事が分かり、自分は幸せ者だったんだなと今、気づいた。

 

 先程まで顔を赤くしながら下を向いて恥ずかしそうにしていたリコは顔を上げてテーブルの上に置いてある料理を食べようと手を伸ばす。そしてフォークで料理を取って口に運んでいたその時、ドンヨクバールという叫び声が聞こえてきた。俺とみらいと万丈とリコとことはの5人は叫び声が聞こえた方へ向かっていった。

 

 叫び声のする場所に着くと、そこにはタコと電球が混ざったような姿をした怪物がいた。

 

「オクトパスライト…ベストマッチじゃねぇか…!」

 

「言われてみれば確かに、あの怪物ベストマッチだな!」

 

 俺と万丈が話していると、怪物は俺と万丈の方へ身体を向けて、体についているタコ足で攻撃をしてきた。これは危険だと感じた俺と万丈はビルドドライバーを取り出して腰に装着する。そして、俺は二つのスロットにラビットフルボトルとタンクフルボトルを挿す。万丈はドラゴン型自立行動メカであるクローズドラゴンにドラゴンフルボトルを挿してからドライバーのスロットに挿す。

 

ラビット!タンク!

 

bestmatch!

 

wake up!Cross-Z dragon!

 

 ドライバーからの音声が鳴り響いた後、俺と万丈はビルドドライバーのレバーを勢いよく回す。

 

Are youready?

 

「「変身!」」

 

 レバーを回すと、前方と後方にスナップライドビルダーが現れる。俺と万丈は変身!という声を掛けた後、スナップライドビルダーに挟まれて変身する。

 

鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!

 

Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!

 

 変身した俺はドリルクラッシャーを持ち、万丈はビートクローザーを持ちながら怪物に向かっていく。万丈はビートクローザーのグリップエンドを一回引っ張り、刀身に蒼炎を纏わせて待機音を少し流した後、トリガーを引いて斬撃を放つ。

 

『ヒッパレー!スマッシュヒット!』

 

 怪物は万丈からの攻撃を受けて怯んだ。それを見た俺はチャンスだと思い、ドライバーのレバーを再び勢いよく回して必殺技を発動する。

 

Ready go!

 

ボルテックフィニッシュ!イェーイ!

 

 ドライバーから音声が鳴り響いた後、俺は地面深く潜り隆起した地面から跳躍、x軸で怪物を拘束し、放物線の上を滑るように加速し途中の点mでさらに加速して怪物に向かっていく。

 

 必殺技が決まり、怪物は爆発と共に消えていく。そして、怪物の元になっていたタコと電球はそれぞれ元の場所へと戻っていった。

 

 俺と万丈は変身を解いてみらいとリコとことはの元へ向かう。3人は俺だけでなく、万丈まで変身した事に驚いていた。

 

「ばっ、万丈くん!?あの力は何なの!」

 

「世界を守る為の力だ!」

 

「カッコいいなぁ…!私にもそのアイテムちょうだい!」

 

「ダメだ!」

 

「…そっか」

 

 みらいはフルボトルを欲しがったが、俺はみらいが正しい事だけではなく、難しい事までフルボトルに頼ってしまい、そうなると自分の力で解決しなくなってしまう思い、フルボトルは渡せないとみらいに言った。

 

 一方、リコと万丈は公園の木の陰に隠れて何かをしていた。

 

「お前に花を108本ほど買っておいたから部屋に戻って見といてくれ!」

 

「108本も!?何でそんなに?」

 

「…お前が好きだからだ!」

 

「万丈くん…///」

 

 リコは万丈にそう言われて頰を赤く染める。その後、万丈は頰を赤く染めているリコの手を引いて俺たちと再び合流し、朝日奈家に帰って誕生日会を再開した。

 

 誕生日会が終わった後、リコが自分の部屋に戻ると部屋には108本の薔薇が置かれていた。リコは薔薇108本に何の意味があるのかをネットで調べる。

 

「万丈くん、最高のプレゼントをありがとう…///」

 

 薔薇108本の意味を知ったリコは再び頰を赤くし、部屋に置かれた薔薇108本を見つめながらそう言うのだった。

 

 

to be continued........




今まではほぼ恋愛主体なお話ばかりでしたが今後は戦闘描写も増やしていきます!
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