ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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戦兎「天才物理学者の桐生戦兎はエボルトを倒し、新世界に来たはずだったが標識には津奈木町とあった。その世界で出会った朝日奈みらいという女の子をロリコンひったくり犯から助けたお礼として朝日奈家へ居候させてもらう事になったのだ!」

みらい「戦兎くん!数学教えて!!」

戦兎「そのくらい自分で解きなさい!…って事でどうなる、第2話!」


2.町へ行こう!久しぶりのあの3人!

 翌朝、目を覚ますと目の前に机の上で寝ているみらいの姿が目に入る。どうやら、俺とみらいは昨日の数学の勉強をしている途中、寝てしまったようだ。だが、机に置いてある問題集にはフニャフニャな筆記体だが全ての問題に答えが書かれていた。きっと、睡魔が襲う中、頑張って問題集に答えを書いていたのだろう。

 

「…やれば出来るじゃん」

 

 俺は小声で寝ているみらいに向かってそう言いながらみらいの頭を優しくさすってあげた。頭をさすられたみらいは口元を綻ばせて笑みを浮かべていた。みらいの寝顔という眼福な場面を見れた俺は不思議と少し心が和んだ。

 

 もう少し眺めていたかったが時計に目をやると時刻は7時30分。そろそろみらいを起こさなければならないと思い、俺はみらいの肩を軽く揺すって起こす。

 

「ふああ…」

 

 俺に肩を揺すられたみらいは両目を擦りながら大きなあくびをする。そして、寝ぼけた顔をしながらゆっくりと壁掛け時計に目をやる。壁掛け時計を見た瞬間、みらいはハッとなり慌てて身支度を始めた。俺はみらいを手伝おうとクローゼットを開けて学生服をみらいに渡していく。

 

「戦兎くん…それ、私の下着…///」

 

 俺は顔を赤らめながらそう言うみらいに疑問を持ちながら自分が左手に持っている物に目をやるとそれはみらいのパンツだった。

 

「……うわぁ!?」

 

「フフッ、戦兎くんはエッチなんだね…///」

 

「いやいやいや!これは故意じゃなくて過失だから!」

 

 俺はみらいに言われた事を必死に否定した。俺からの返答を聞いたみらいはクスっと軽く笑った。どうやら、俺をからかっていたようだ。このまま俺がからかわれ過ぎるとみらいがからかい上手の○○さんになってしまうと思い、俺は早くしないと登校時間に遅れるぞと言って話を戻した。

 

 10分後、リコとことはがみらいの部屋の入り口で待っている中、みらいはようやく身支度が終わり、2人と共に学校へ向かっていった。

 

 3人を見送った俺はこの町に何があるかを把握する為に家朝日奈から出て町の中心部の方へ歩いていく。

 

 歩き始めてから15分後、様々な店が立ち並ぶ道路沿いの通りを歩いているとnascitaという看板が目に入った。俺はもしかしたら…と少し期待しながら店の中へ入っていく。すると、そこには石動惣一と

石動美空がいた。だが、左胸あたりについている名札には全然違う名前が書かれていた。どうやら、そっくりさんのようだ。

 

「いらっしゃいませ!何にしますか?」

 

「…コーヒーを一杯くれ」

 

 俺はコーヒーを頼んだがコーヒーの味に不安を抱いていた。何故なら、前の世界で石動惣一が淹れていたコーヒーが不味かったからだ。

 

 俺は渡されたコーヒーを恐る恐る飲んでいく。不味いかと思われたが味は前の世界と全然違って美味しかった。ここで俺はやはり、さすがは本物の石動惣一、地球外の奴が淹れるのとは違うなぁと思った。

 

 コーヒーを飲み終わった後、金を払い俺は店の外へ出る。すると、そこには見覚えのあるエビフライ頭の人物がいた。一瞬、またそっくりさんかと思ったがどうやら、その人物は本物のようだ。

 

「(万丈…!って待て!ここでビルドの主題歌を流すと感動的な再会みたいになり、戦万カップルとかいう変なフラグ立つから主題歌流すのだけはやめてくれ!)」

 

 俺は誰かに向けてそう語りかけるが戦兎のその思いは届かず、辺りにビルドの主題歌が流れ始めた。

 

「戦兎!」

 

「変なフラグ立つからとっととどこか別の場所に行くぞ!」

 

 変なフラグを立てられるのは嫌だと思い、万丈と共に朝日奈家へ向かった。戦兎と万丈の感動的な再会はただの再会となってしまった。

 

「あら、戦兎くん。その方は?」

 

「俺は万丈龍我だ!!」

 

「フフ…元気な方だねぇ」

 

 朝日奈家の入り口の近くにみらいの祖母である結希かの子がいた。結希かの子はその方は誰なのかと俺に聞くが、俺が返答するよりも早く万丈が自分の名前を結希かの子に言った。

 

「一つお願いがあるんですが…この筋肉バカも朝日奈家に居候させてもらえませんか?」

 

「私は良いわよ。家族が増えると賑やかになるからねぇ…」

 

 結希かの子の了承を得た万丈はありがとうございますとお礼を言ってから家の中へ入っていく。

 

 そして、その夜、万丈は茶碗いっぱいに盛られた白飯を誰よりも早く食べ、既に4杯もおかわりしていた。

 

「万丈、食い過ぎだぞ」

 

「そんなこと知らねぇ!俺は美味しいものをただ食べまくってるだけだ!」

 

「はー!はーちゃんもエビフライみたいに沢山食べる!」

 

「誰がエビフライじゃ!」

 

 ことはと万丈は食い争いをし、互いに白飯を7杯ぐらい食べたそうだ。2人の食いっぷりには俺も驚いた。

 

 万丈が増えた事により、更に盛り上がりを増していく朝日奈家。明日はどんな事が待っているのだろうか…

 

 

 

to be continued.....

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