ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜 作:萊轟@前サルン
みらい「リコやはーちゃん、戦兎、万丈くんに出会えた最高の一年だったよ!」
戦兎「今年最後のビルド&プリキュア 第20話どうぞ!」
大晦日である12月31日、俺とみらいは年越しそばを作る為の材料を買いに近くのスーパーマーケットへ来ていた。
「戦兎、今年ももうすぐで終わりだね!」
「あぁ、俺にとっては本当に大変な一年だったな…」
「そういえば、戦兎ってどこから来たの?」
「…今は言えない」
みらいは俺がどこから来たのかをまだ知らない。ここに前の世界の事を教えたいのは山々だが前の世界での辛い出来事を思い出すと精神的な理由で頭が痛くなるので話せなかった。俺が今は言えないと言った時の暗い表情を見たみらいは場を明るくしようと話を変える。
「あっ戦兎!リコが万丈くんから貰ったクリスマスプレゼント知ってる?
「筋肉バカの事だからどうせプロテインやダンベルのような筋力アップする為の物だろ?」
「違うよ!腕時計だよ!」
「えっ!?」
俺は万丈がプレゼントする物といえばプロテインやダンベルといった筋肉をつける為の物だと思っていたのでみらいから万丈がリコに渡したのは腕時計と聞いた時、凄く驚いた。
「しかも、有名ブランドの時計だって!」
「まじかよ…」
万丈が買った腕時計が有名ブランドのものと聞いた俺はさらに驚く。
その後みらいと話をしながら年越しそばの材料を買い物カゴに入れてレジで会計済ませる。そして買った材料を持ってきたマイバッグに入れてから店を出て行く。
そして朝日奈家へ帰り、時計を見ると時刻は午後の20時で年越しまであと数時間。俺が自分の部屋で"ある物"の製作の続きをしていると、誰かが俺の部屋の扉を開ける。俺は慌てて製作途中の"ある物"を右手で掴み、自分の背中に隠した。
「戦兎!年越しまで一緒に過ごそうよ!」
「わわっ!急に入ってくんなよ〜!」
部屋に入って来たのはみらいだった。みらいは年越しまで俺と一緒に居たいようだ。
「リコやことはとかと一緒に過ごさないのか?」
「本当はリコやはーちゃんと過ごす予定だったけどリコとはーちゃんが万丈くんと過ごすって言うからさ…」
「なるほどねぇ…分かった、年越しまで一緒に過ごそう!」
「やったー!!」
こうして俺とみらいは年越しまで一緒に過ごす事となった。過ごす事になったのはいいが、年越しまでやる事がなかった。
「何かやる事ないかな〜」
「やる事ないなら先にお風呂でも入っちゃおうよ!」
「お風呂か……えっ、えぇ〜!?」
「うん!」
「…しょうがねぇな、入ってやるよ」
やる事がなく暇を持て余していると、みらいが一緒にお風呂に入ろうと提案してきた。俺はみらいの突然の提案に戸惑っていたが断ることが出来ず、一緒にお風呂に入る事となった。
「(大人が14歳の女の子とお風呂に入るとか許されるのか?まだ捕まりたくないぞ!)」
「戦兎?どうしたの?」
「いや、何でもない」
俺はお風呂に行くまでの道の途中、不安を募らせていた。ボーっとした俺の顔を見たみらいがどうしたの?と声をかけ来たので俺は何でもないと答える。そして心臓をバクバクとさせながら洗面所に入ろうとした時、外から何か巨大な怪物が歩いているような足音が聞こえてきた。
外に出てみると近くに亀のような硬い甲羅を持ち、両腕に腕時計を巻いている怪物がいた。
俺はポケットからハザードトリガーとフルフルラビットタンクフルボトルラビットを取り出す。そして、ハザードトリガーを起動させ、フルフルラビットタンクフルボトルをラビットの方に合わせる。
『ハザードオン!』
『ラビット&ラビット!』
ハザードトリガーを起動し、フルフルラビットタンクフルボトルをラビットに合わせた後、ハザードトリガーとフルフルラビットタンクフルボトルをドライバーに挿す。そしてハザードトリガーのスイッチをもう一度押してからドライバーのレバーを勢いよく回す。
『マックスハザードオン!』
『ガタガタゴットンズッタンズタン!ガタガタゴットンズッタンズタン!』
『Areyouready?』
「変身!」
レバーを回すと、前方と後方にハザードフォーム用のスナップライドビルダーが現れる。俺は変身!という声を掛けた後、ハザードフォーム用のスナップライドビルダーに挟まれる。その後、ラビットラビットの装甲を身に纏い、変身完了する。
『オーバーフロー!』
『紅のスピーディージャンパー!ラビットラビット!ヤッベーイ!ハエーイ!』
ラビットラビットフォームに変身した俺はフルボトルバスターを片手に持ちながら怪物に向かっていく。
右手に持っているフルボトルバスターで斬撃をしようとした瞬間、怪物はウォッチフルボトルの能力で時を止める。時を止めている間に背中の甲羅でタックルをしてきた。俺は硬い甲羅に吹っ飛ばされる。
「時間を止める能力か…」
「戦兎、大丈夫か?」
「あぁ、大丈夫だ」
俺が怪物の能力をどう攻略するかを考えていると万丈がやってきた。万丈は俺に一言かけた後、ドラゴンマグマフルボトルをクローズマグマナックルに装填してからクローズマグマナックルをドライバーに挿す。
『ボトルバーン!』
『クローズマグマ!』
待機音を少し流した後、ドライバーのレバーを勢いよく回す。そして、ナックルに形状が似た坩堝型のマグマライドビルダーが背後に出現し、中で煮え滾る大量のヴァリアブルマグマを万丈の頭上からぶちまける。足元からヤマタノオロチのように八頭の龍が伸び上がり、冷めて全身に固着したマグマを後ろから押し割って変身が完了する。
『極熱筋肉!クローズマグマ!』
『アーチャチャチャアチャー!』
変身した万丈は怪物に向かっていくが、さっきの俺の様に時間を止められ、その間に硬い甲羅でタックルされ、吹っ飛ばされる。
「戦兎、時間を止められるのをどうにか出来ねぇのか?
「…時間停止は物理ではどうにもできない。ただ、奴を倒す方法ならある」
「倒す方法?」
「あぁ、怪物は甲羅でタックルをかました後、時間停止能力が解ける。だから、みらい達の魔法を使い、タックルを避けた後、一気に決める!」
「戦兎、遅れてごめん!」
俺が万丈に怪物を倒す方法を教えていると、俺たちの元に変身したみらい達がやって来た。
「みらい!俺が怪物に向かっていくのと同時にアメジストの魔法を使ってくれ!」
「分かった!」
俺はみらいに魔法を使うよう頼んだ後、フルボトルバスターにラビットフルボトルを装填し、怪物に向かっていく。
「リンクル・アメジスト!」
俺が向かうのと共にみらいはアメジストの魔法を使い、俺の前と俺の背後に魔法陣を張る。怪物は時間を止めて俺にタックルをかますが、アメジストの魔法陣に当たり、俺の背後にあるアメジストの魔法陣へワープしていく。そして、時間が再び動くのと共に俺はフルボトルバスターのトリガーを引いて、必殺技を発動させる。
『ラビット!フルボトルブレイク!!』
タックルが空ぶったせいで隙ができた怪物は必殺技をくらい、爆発と共に消えていく。怪物の元となった亀と時計はそれぞれ元の場所に戻っていった。
「ふぅ…これで新年を迎えられるな!さぁ、帰ろうか!」
変身を解いた後、俺は皆と共に朝日奈家へ帰っていった。
「ふわぁぁ…疲れたから一足先に寝る」
「待って!私も寝る!」
「しょうがねぇな…」
色々な事をやり疲れてしまった俺は年を越す前にみらいと共にベッドに入り、眠りに着くのだった。
NEXT「初夢の世界!?永夢とはるか現る!」
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