ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜 作:萊轟@前サルン
みらい「高校生編のキーワードは章タイトルの一部にある"破壊と創造"です!」
戦兎「"破壊と創造"これは何の事を指しているのか?高校生編の中で明らかになっていきます!」
万丈「それではビルド&プリキュア 高校生編どうぞ!」
25.再び始まる伝説!3人の新たなる旅路!!
リコ、ことはの2人と別れてから二年後、みらいは高校生になった。背が少し高くなり顔は童顔から大人っぽい顔立ちへ変わり皆が羨む程の美人になっていた。
俺はみらいの両親に高校も行っておいた方がいいと言われ、高校に通う事になった。みらいとは今も付き合っており、同じクラスの友人からは"あんな美人が彼女でいいなぁー!"とよく言われる。
「みらい、帰るぞ」
「…うん、分かった!」
俺とみらいは付き合ってから約2年経った今も手を繋いで下校している。リコとことはと別れる前まではみらいの笑顔を多く見れていたがリコとことはと別れた今は手を繋いで帰っていてもずっと下を向いて悲しげな表情を浮かべていて笑顔を見る機会が少なくなっていた。
俺は家へ帰り、自室のベッドに荷物を置いた後、みらいの部屋へ向かった。そしてゆっくり扉を開けるとそこにはプリクラで撮ったであろう皆との写真を見ているみらいがいた。
「みらい…」
「…あっ、戦兎!!私の部屋に入る時は声かけてよ!」
「分かった、次からそうする。というか、まだ2人の事を考えてるのか?」
「…うん、リコとはーちゃんは私にとってそれほど大切な友達だったから2年経った今でも2人の事を考えちゃうんだよね…」
「そうか…分かった」
俺はそう言いながらみらいの部屋の扉の取っ手に手を掛ける。そして扉を開けてみらいの部屋を出て行こうとしたその時、みらいの部屋にゲームフルボトルとドクターフルボトルが入ってきた。そしてそれを追いかけるように万丈もみらいの部屋へ入ってきた。
「万丈?どうしたんだ?」
「はぁ…はぁ…このボトルが急に暴れだしたんだよ…!」
「何だと…!?」
俺はみらいの部屋の机の上に置かれたドクターフルボトルとゲームフルボトルを触る。すると、誰かが喋り出した。
「あなた達、もう一度十六夜リコと花海ことはに会いたいようだね」
「会えるの!!早く合わせて!」
みらいは少女のような声で喋る者の言葉を聞き、早く合わせて!と言いながら2つのフルボトルをぎゅっと掴む。
「今からこっちの世界の物であるこの2つのフルボトルの力を使ってあなた達を2人の世界に連れて行ってあげる!」
「このフルボトルにそんな力があるのか?」
「見ればわかるさ」
少女のような声で喋っている者がそう言った瞬間、2つのフルボトルがまばゆい光を放ち、俺たちを吸い込んでいった。
「せ…ん!せん…くん!せんとくん!!」
誰かが俺を呼んでいる。ゆっくり目を覚ますと、俺の目の前には2年前、別れたはずのリコがいた。そして辺りを見回すとそこはみらいの部屋ではなく魔法界だった。
「ようやく起きたみたいね…」
「リコ!?」
「もう!3人がいきなりその場に倒れたから私ビックリしたわよ!」
リコの隣にもことはがいる。どうやら俺たちは本当に2人のいる世界にワープしてきたようだ。ワープに使った2つのフルボトルを見てみると力を使い果たしたのか成分が入っていないエンプティボトルになっていた。
「さて、魔法界での用が済んだ事だし、みらいの家に帰りましょ!」
「お、おう…」
俺とみらいと万丈はここが本当に魔法界なのか分からないままリコについて行き、ナシマホウ界行きのカタツムリニアに乗り込んだ。そして席に座っていると突然、何者かが俺の心に直接語りかけてきた。
「(桐生戦兎、あなたにはこの世界を2人の破壊者から守るという使命があります)」
何者かにそう言われた俺は自分以外の皆が寝ているのを確認してから声を出して何者かに破壊者とは誰なのかを聞いた。
「2人の破壊者…?」
「(えぇ、門矢士とエボルトの事です)」
「エボルト…ってか門矢士って誰だ?」
「(仮面ライダーディケイド)」
エボルトは前の世界で散々戦っている相手なので分かっていたが門矢司については何も知らなかった。声の主曰く、門矢司は世界の破壊者・仮面ライダーディケイドらしい。
「世界を救うにはどうすればいいんだ?」
「("平成二期の仮面ライダー"と呼ばれる者達の力を借り、2人の破壊者を倒すのです!)」
「平成二期とかよく分からんけどとりあえず力を借りればいいのね」
俺が世界をどうすれば救えるかを声の主に質問し、声の主の返答を聞いて返事した瞬間、カタツムリニアの車内アナウンスが鳴り響く。それと共に声も聞こえなくなった。
「ふぁぁ…」
車内アナウンスと共に皆が起きた。ナシマホウ界の駅に着いた俺たちはみらいの家へと向かっていく。そしてみらいの家へ着き、家の中へ入ってみらいの部屋へ行くとそこには力を失い、喋れなくなったはずのモフルンが立っていた。
「モフルン!?喋れなくなったんじゃないのか?」
「何言ってるモフ?モフルンはみらいがプリキュアになってからずっと喋り続けてるモフ!」
みらいも一瞬、喋れなくなったはずのモフルンが喋っている事に驚いていたが数秒後、笑みを浮かべながらモフルンをぎゅっと抱き締める。
「モフルン…!」
「みらい、苦しいモフ…」
「あっ!ごめんね!」
モフルンにそう言われたみらいはモフルンを離して自分のベッドの上に置いた。その後、俺はこの世界に疑問を抱いたままみらいの部屋から出ていく。
部屋に戻り、ベッドに寝転がって毛布を掛けて目を閉じた時、また声が聞こえてきた。だがそれはカタツムリニア乗車中に聞こえた声とは別の声だった。
「(あなた、この世界のこと気になってるでしょ?)」
「気になってるさ。ここは一体、どこなんだ?」
「(朝日奈みらいと十六夜リコ達が別れなかった世界線…B世界って言えば分かるかな?)」
「B世界だと…!?」
「(うん、ビルドのリイマジ世界であり、魔法つかいプリキュアのB世界でもある!B世界だから皆の性格や歩んだ道もA世界と違うの!)」
声の主は俺にこの世界はビルドのリイマジ世界であり、魔法つかいプリキュアのB世界であると説明し、皆の性格や歩んだ道がA世界と違う事も教えてくれた。
「もうちょっとだけこの世界について…」
俺は声の主にもう少しだけこの世界について教えてもらおうとしたが急に強烈な睡魔が襲ってきて俺は声の主にこの世界の事を聞く前に眠ってしまった。
翌朝、誰かが俺の身体を揺すっている。ベッドから起き上がり、右手で両目を擦ってから俺の身体を揺すった人物を見てみる。その人物はみらいだった。
「みらい…どうしたんだ?」
「今日、学校らしいの!だから急いで支度して!」
「マジか!」
今日、学校がある事をみらいに知らされた俺は本来俺たちがいるべきはずのA世界と変わらない本棚から全ての教科書を取り出して通学カバンに詰める。俺の通学カバンは長期休み前最終日みたいにパンパンになった。
そして支度を済ませて軽く朝食を食べた後、俺はみらいとリコとことはと共に津成木高校へと向かっていった。
「はぁ…はぁ…遅れました〜!」
「朝日奈さん、十六夜さん、花海さん、桐生君!遅刻ギリギリよ!次からは気をつけなさい!」
「「はーい」」
そして席に着いた後、A世界の時と変わらずいつものように朝の
「ここで皆の新しい仲間を紹介します!入ってきて!」
担任の先生がそう言うと共に2人の女の子が教室に入ってきた。2人の女の子は先生に言われる前に黒板に名前を書いていく。
「私は
「私は
「えっと、朝田さんは朝日奈さんの隣、魔闇さんは桐生君の隣に座ってね!」
自己紹介を終えた2人は先生に言われた場所の席へ座る。俺の隣の席に座る事になった
「あなた、桐生戦兎君?」
「そう…だけど何か?」
「世界の救世主…!」
「へっ?」
「やっぱり、あなたが世界の救世主なんだ!桐生戦兎君、これからよろしくね!」
「まっ、魔闇!もう授業始まるから話はまた後でな!」
俺はそう言って魔闇の手を離し、授業に必要な物を取り出していく。俺が教科書やノートを取り出しているとみらいが鬼の形相で俺に迫ってきた。
「戦兎、いくらあの子が可愛いからって浮気しないでよね!!」
「俺はお前一筋だから大丈夫だ」
俺はそう言いながら席から立ち上がり、みらいの頭を優しく撫でてあげた。みらいは満足そうな顔をしながら俺の肩に頭を乗せるのだった…
この時の俺たちは新しくクラスに入ってきた朝田 陽菜と魔闇 月が世界の運命を左右する鍵だとはまだ知る由もなかった…
to be continued......
NEXT「戦兎はどこへ…?ハーフボイルド探偵大奮闘!!」
A世界やB世界などと色々とややこしいですがこれからの物語の中でそれらについて少しずつ触れていくのでご了承ください。
※今日出てきたリコ、ことははB世界の人物です!B世界は"2人との別れ"がなかった世界なので2人は今も朝日奈家に居候しています。
あと、誤字・脱字あれば報告よろしくお願いします!