ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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戦兎「天才物理学者の桐生戦兎はとある休日、珍しく1人でどこかへ出かけていくのだった!」

みらい「浮気…してないよね?」

戦兎「しっ、してないに決まってるだろ…!」

みらい「本当かなぁ…?」

戦兎「ほっ本当だから!って事で第26話どっ、どうぞ!!」


26.戦兎はどこへ…?ハーフボイルド探偵大奮闘!!

 休日の早朝、みらいは目を覚まし、いつもの様に戦兎を起こす為に戦兎の部屋へと向かう。

 

「戦兎、おはよう…ってあれ、いない…」

 

 みらいは扉を開けて戦兎の部屋の中へ入るが、部屋の中に戦兎の姿はなかった。困ったみらいは万丈の部屋へ行き、万丈に戦兎はどこにいるのかを聞いてみた。

 

「万丈君!戦兎はどこに…って2人共、何してるの?」

 

 みらいは扉を開けて万丈の部屋に入る。するとそこにはイチャイチャしてる万丈とリコがいた。2人がイチャイチャしている光景を見たみらいは万丈の返事を聞かずに扉を閉め、真顔で二階の自分の部屋へと戻っていく。

 

「はぁ…戦兎どこに行ったのかな〜」

 

「みらい、ここに相談するといいモフ!」

 

 はぁ…と深いため息をつくみらいの前に何かの店の広告を手に持つモフルンがやって来た。モフルンは持ってきた広告をみらいの勉強机の上に広げる。広告の見出しには"鳴海探偵事務所"と書かれている。

 

「探偵さんなら戦兎を見つけてくれるかも!」

 

 広告の見出しを見たみらいは人探しのプロである探偵なら戦兎を見つけてくれると思い早速、鳴海探偵事務所へ向かった。

 

 広告の簡易的な道案内を元に歩いたみらいはかもめビリヤード場と書かれてた建物の前に着いた。

 

「ビリヤード…?探偵事務所なのにビリヤード場って…」

 

 みらいは探偵事務所を営んでいる建物に何故、ビリヤード場と書かれているのかが気になったが今はそんな事を気にしてる場合ではないと思い、扉を開けて探偵事務所と思われる建物の中へ入っていく。

 

 中に入るとみらいの少し前方にはハネ毛の茶髪で黒いソフト帽を被った戦兎と同じくらいの背の男性がいた。

 

「よぉ、お嬢さん!何か困った事でもあるのか?」

 

「実は…朝起きて部屋に行くといつもいるはずの恋人が今朝はいなかったんです!」

 

「人探しって事だな…!分かった、やってやる!」

 

「ありがとうございます!」

 

 みらいの頼みごとを聞いた男性は扉を開けて探偵事務所の外へ出ていき、町の中心部の方向へ走っていった。みらいも男性の後を追って町の中心部へ向かっていった。

 

「なぁお嬢さん、探してる奴の特徴とか分かるか?」

 

「あなたと同じくらい背が高くて!イケメンで!仮面ライダーなの!」

 

「…なるほど、って仮面ライダー!?」

 

「うん!戦兎は仮面ライダービルドなんだよ!」

 

 みらいから戦兎が仮面ライダービルドである事を聞いた男性は驚いて目を大きく見開く。そしてくるりと身体を半回転させてみらいに背中を向け、顎に手を置きながら小声で独り言を言い出した。

 

「ビルドか…誰かが言ってた"破壊から世界を救う救世主"ってまさか…!」

 

 男性はみらいの再び身体を半回転させてみらいの方を向く。そしてみらいの顔を見ながらこう言う。

 

「お嬢さん、救世主の恋人なんだな!俺も救世主とやらに会いたいから必ず見つけてやんよ!」

 

「ありがとうございます!あっ、お兄さん名前は…?」

 

「紹介遅れた!俺は左 翔太郎!ハードボイルド探偵だ!」

 

 男性は左 翔太郎と名乗った。ハードボイルド探偵だ!と左 翔太郎が言った瞬間、みらいの後方からまた男性がやって来て左 翔太郎にこう言う。

 

「嘘はダメだよ翔太郎。君はまだまだ"煮え切らない半熟卵"ハーフボイルドだろ?」

 

「フィリップ!!依頼人の前で俺の事をハーフボイルドって言うな!依頼人の間でハーフボイルド探偵ってあだ名が定着しちまうだろ!」

 

 みらいの後方から来た男性の名はフィリップと言うらしい。フィリップは左 翔太郎をハーフボイルド探偵と言いからかっていた。

 

 その後、3人で話しながら街を歩いているとみらいの宿敵である魔闇 月が"誰か"と歩いていた。その"誰か"の顔を見てみるとそれは戦兎だった。

 

「嘘でしょ…!戦兎が魔闇さんと一緒にいる…!?」

 

 魔闇 月と楽しそうに話しながら歩いている戦兎を見たみらいは酷く落ち込んだ。みらいの落ち込みっぷりを見た左 翔太郎は何も言わずに戦兎のいる方へ歩いていった。

 

「おいそこのお前、彼女いるのに他の女に浮気なんて男のやる事じゃねぇぞ」

 

「はぁ?俺は浮気なんかしてない!この子に町に何があるかとかを教えてるだけだ!」

 

「そ、そうなのか?」

 

「あぁ。俺はみらい一筋だ!」

 

 どうやら戦兎は魔闇 月に町の事を色々教える為に町を一緒に歩いていたようだ。戦兎から"みらい一筋"という言葉を聞いたみらいは頬を赤く染め、両手で顔を隠した。

 

「みらい…心配かけてごめんな」

 

 戦兎はそう言いながらみらいの額の髪を少し捲る。そして露わになったおでこにキスをする。

 

「戦兎…///」

 

「………」

 

 戦兎がみらいにキスするところを見た魔闇 月はみらいを睨んでいた。睨まれている事に気付いたみらいも睨み返した。

 

「お前、罪な男だな〜」

 

「うるさい」

 

 魔闇 月とみらいの睨み合いを見た左 翔太郎は隣にいた戦兎に小声でそう言う。戦兎は面倒くささを感じたのか少し苛立っているような表情を浮かべながら左 翔太郎にうるさいと返した。

 

 そして暫くの間、その場に留まっていると戦兎達の前方から男性がやって来た。

 

「ここがビルドの世界か…」

 

 魔闇 月はやって来た男性を見るなり、戦兎の後ろへ隠れて小声で破壊者が来た…破壊者がきた…と連呼している。

 

「仮面ライダーW、久しぶりだな…」

 

「門矢 士か!久しぶりだな!ってかここに何しに来たんだ?」

 

「世界を破壊しに来たのさ」

 

 門矢 士はそう言いながらディケイドのライダーカードを取り出し、白いバックルにライダーカードを挿しこむ。そしてバックルの両側のトリガー部分を閉じて変身する。

 

カメンライド!ディケイド!

 

 仮面ライダーディケイドに変身した門矢 士はソードモードのライドブッカーを左手に持ちながら戦兎達へと向かっていくのだった…

 

to be continued......




NEXT「破壊者を倒せ!天才と探偵はベストマッチ!」

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