ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜 作:萊轟@前サルン
戦兎「お前みたいなサブキャラには物語の流れは変えられないんだよ!」
万丈「サブキャラってなんだよ!俺はプロテインの貴公子、万丈龍…」
戦兎「さて、筋肉系サブキャラは置いといて…どうなる、第31話!」
仮面ライダーWの2人のように火野 映司とアンクの2人が消えた翌日の早朝、酷い罪悪感を感じている俺は自分の部屋のベッドの上で体育座りをしてずっと顔を下に向けていた。
俺が長い時間、自分の部屋に篭っていると、俺の事が心配になったみらいが部屋にやって来た。
「戦兎どうしたの?」
「俺はまた2人の力を奪い、消滅させてしまった…俺は救世主なんかじゃない。破壊者だ」
「戦兎…」
自虐している俺の言葉を聞いたみらいは俺の方に顔を向けながら悲しい表情を浮かべていた。
「でも、戦兎が力を使わなければディケイドが連れてきた怪物に世界を壊されてたんだから戦兎は救世主だよ!」
みらいはそう言いながら落ち込んでいる俺の頭を優しく撫でてくれた。俺は少し顔を上げてみらいの顔を見る。俺が顔を見ると同時にみらいは笑顔を浮かべた。その顔に和まされた俺は少し元気を取り戻した。
「さて、戦兎が元気になった事だし2人で朝ごはん食べよっか!」
「まだ食べてないのか?」
「うん、戦兎の事が心配で食べられなかった…」
俺が元気を取り戻したのは起きてから数時間後の事だったので朝食の時間は過ぎているのだがみらいは食事より俺の事が心配だったらしく、まだ朝食を食べていなかった。
「んじゃ、俺が料理するからみらいは食卓に着いていてくれ!」
「いや、料理は私に任せてよ!」
料理をする為に階段を登ろうとした瞬間、みらいが俺の腕を掴みながら料理は私に任せてよ!と言ってきた。みらいの料理には自信がある!と言っているような自信満々な顔を見た俺は料理をみらいに任せて一足先に食卓に着いた。
食卓に着いてから数十分後、エプロンを巻いたみらいが持ってきた俺の分と自分の分の料理を食卓に並べる。そしてみらいは俺の隣の席へ座る。
「戦兎見てみて!オムライス作ったよ!」
「みらい、料理の腕も上がったんだな!」
俺はレストランに並ぶような綺麗なオムライスを見てみらいにそう言う。褒められたみらいは嬉しそうな表情を浮かべながらテーブルの上に置かれているケチャップを使い、俺のオムライスの上に何かを書いていく。
「L、O、V、E…ラブって事ね」
「そうだよ!私、戦兎の事大好きだからそう書いたの!」
「みらい…///」
オムライスの上にLOVEと書いた理由を聞いた俺は顔を赤く染める。そして俺はお返しでみらいのオムライスの上にLOVEと書いた。
「戦兎も書いてくれたんだ!嬉しいなぁ…///」
俺がお返しでみらいのオムライスの上にLOVEと書くとみらいもさっきの俺のように顔を赤くする。顔が赤くなった俺とみらいの胸鼓動は速さを増していく。それと共にお互いゆっくりと肩を寄せていく。肩を寄せた状態で顔を見合わせた俺とみらいはその場の勢いで自分の唇を相手の唇に近づけていく。
もう少しで唇が重なるという所まで来たその時、家のインターホンが鳴った。俺とみらいはハッとなり、お互い慌てて離れ、玄関へ向かっていく。
玄関前にいき、扉を開けるとそこには猿渡一海と氷室幻徳がいた。2人は走ってこの家に来たようで息を切らしていた。
「なんかあったのか!?」
「はぁ…はぁ…じっ…事件だ、大事件!」
「何だと!?」
俺は猿渡一海から大事件が起こったと聞いて驚く。みらいは万丈達を呼ぼうとリコの部屋へ向かっていく。
「はぁ…はぁ…みーたんみたいな人が天ノ川学園高校の制服を着ていたんだよ!」
「何だよ、そんなの事件でも何でもないじゃんか!」
「はぁ?みーたんみたいな人がいたんだぞ!こうなったら俺1人で行ってくる!」
一海はそう言いながら駆け足で天ノ川学園高校へと向かっていった。残された氷室幻徳は猿渡一海の付き添いで来た為、特に話す事がなく無言のまま立っていた。
俺は氷室幻徳が何もする事なくここを去ってしまうと完全なる無駄足で可哀想と思ったのでビルドドライバーと作り直したプライムローグフルボトルを氷室幻徳に渡した。
「幻さん、今度は壊さないでね!」
「ありがとう!」
氷室幻徳はビルドドライバーとプライムローグフルボトルを貰って嬉しかったのかスキップしながら天ノ川学園高校の方へ向かっていった。2人を見送ったものの俺は前の世界の仲間である石動美空に似た人物が気になり、天ノ川学園高校へ向かう事にした。
「みらい、一緒に天ノ川学園高校に行かないか?」
「いいよ!」
俺はみらいを誘い、みらいと共に天ノ川学園高校へ向かっていく。万丈、リコ、ことはの3人も俺とみらいの後に続いて天ノ川学園高校へ向かっていった。
天ノ川学園高校へ行くと、正門付近にリーゼントヘアの男が立っていた。
「リーゼント…もしかして!」
俺は見覚えのあるリーゼントヘアの男に近づいていき声をかける。すると男は誰かが自分の元へ近づいてきているのに気づいたのか顔と身体をこちらへ向けてきた。
「如月弦太朗…だよな?」
「おう、確かに俺は如月弦太朗だ!久しぶりだなビルド!」
如月弦太朗は久しぶりだな!と俺に言いながら俺の手を掴み、固い握手を交わした後、俺の拳をグーの形にしてから自分の手をグーの形にし、拳を何回か打ち合わせた。
「今のは何なんだ?」
「友情の証だ!」
この行為は"友情の証"と言うらしい。如月弦太朗は友達になった相手とこの行為をしているようだ。
「俺に近づいてきたって事は仮面ライダー部に用があるんだよな?案内してやるから付いて来い!」
「あっ!ちょっ、待てよ…」
如月弦太朗は俺の話を聞かずに俺達を仮面ライダー部へ案内すると言い、部室のある方へと走っていった。
「ここが部室だ!」
俺達は如月弦太朗に案内された部室へ入っていく。すると、中には高校生時代の如月弦太朗が仲間と写っている写真や仮面ライダーフォーゼの写真があったりした。
俺が部室の中を見渡しているとまた誰かが俺の頭の中に囁いてきた。
「フォーゼの力も近いうちに手に入りそうね」
「何故、俺が平成二期のライダー達の力を奪わないといけないんだ?」
「あなたが奪わず、ディケイドが平成二期のライダーの力を奪ってしまうと、ネオディケイドライバーという物が生成されるから」
「ネオディケイドライバー?」
「えぇ、それが生成されてしまうとこの世界は完全に破壊されてしまう…"救世主・ビルドのいない世界線"ではディケイドはネオディケイドライバーを手にし、ジオウの世界へと渡ってる」
「何だと!?」
「だから、頼みましたよ!我が救世主!」
謎の人物の声はここで終わり、俺は謎の人物にディケイドの事をもっと詳しく聞けなかった。謎の人物と心で会話していた俺はまたボーっとしていたらしく、みらいが心配そうな顔で俺を見ていた。
「またボーっとしてるみたいだけど、大丈夫?」
「あぁ、大丈夫だ」
俺は自分の事を心配してくれているみらいに一言、大丈夫だと告げた後、一旦、部室の外へ出てディケイドについて考えるのだった…
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↓重大??発表の内容
ビルド&プリキュア外伝書きます!
今の所、第2弾まで出す予定です!
第1弾はビルド&プリキュア外伝〜
第2弾はビルド&プリキュア外伝〜