ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜 作:萊轟@前サルン
みらい「救世主というより支配者になってきているような気がするなぁ…」
戦兎「ん?みらい、何か言ったか?」
みらい「ううん、何も言ってない!って事で第35話に入ろう!」
魔法界から帰ってきた俺たちは氷室幻徳、猿渡一海と別れた後、フルーツパーラーのドルーパーズという所にやって来ていた。
「おい、津奈木町にこんな店あったか?」
「新しくできた店なのかな?」
と、俺と万丈が魔法界へ行く前の津奈木町にはなかったこの店について少し話していると、店の奥から1人の男が出てきて俺たちの元に来た。
「おっ、見慣れない客だねぇ!アンタ達名前は?」
「俺は桐生戦兎。そして隣が万丈、向かい側の3人は左から順にみらい、リコ、ことはだ」
「なるほどね…あ、ちなみに俺の名前は由良…いや、阪東清治郎だ!よろしくな!」
「あ、あぁ…よろしく…」
男の名は由良吾郎…いや、阪東清治郎と言うらしい。阪東は既に5人分のパフェを用意しているらしく、厨房から俺たちの座っているテーブル席へパフェを運んできてくれた。
「自慢のパフェだ!ささ、早く食べてみてよ!」
阪東にそう言われた俺は右手にスプーンを持ち、生クリームやイチゴを掬って食べようとするが、俺の向かい側にいたみらいが顔を赤くしながら生クリームとバナナが掬われたスプーンを俺の方に向けているのが見えた為、俺は自分のスプーンを置く。
「みらい?どうしたんだ?」
「戦兎、口開けて!ほら、あ〜ん///」
「ちょ、皆がいる前で!?積極的すぎだぞ…///」
「青春だねぇ〜」
「うるさいな!アンタは早く厨房に戻って他の客のパフェを作りなさい!!」
「は〜い」
俺は阪東が厨房に戻ったのを確認した後、みらいが差し出してきたスプーンにパクッと行き、スプーンの上に乗っている生クリームとバナナを自分の口に含んだ。
「どう…?私があげたパフェ美味しい?」
「あぁ、最ッ高だぜ…///」
俺とみらいのラブラブっぷりを横で見ていたリコと万丈とことはは空気を読んで自分達の分のお金を置いて店から出ていき、俺とみらいの2人の空間を作った。だがその時、近くに出来た空間の裂け目から怪物が何体か出てきて人々や街の建物を破壊し始めた。
「外が騒がしいな…みらい、行くぞ!」
「うん!」
俺はレジスター付近に万丈達の置いて行ったお金と自分とみらいの分のお金を置いて店の外へ出ていく。
「お金はー!?ってあれ、お金置かれてる…あ、お金を払わず出てくのは
外に出た俺とみらいは怪物と戦う万丈を見ていつもより早くビルドドライバーを取り出して腰に装着する。そして、俺は二つのスロットにラビットフルボトルとタンクフルボトルを挿す。
『ラビット!タンク!』
『bestmatch!』
ドライバーからの音声が鳴り響いた後、俺はビルドドライバーのレバーを勢いよく回す。
『Are youready?』
「変身!」
レバーを回すと、前方と後方にスナップライドビルダーが現れる。俺は変身!という声を掛けた後、スナップライドビルダーに挟まれて変身する。
『鋼のムーンサルト!ラビットタンク!イェーイ!』
変身した俺は万丈に加勢し、怪物に向かっていく。怪物と戦っている俺と万丈の後方には1人の男が立っていた。男はドライバーを腰に装着し、表面にオレンジが描かれた錠前を解錠する。
『オレンジ!』
そして解錠した錠前をドライバーの中央部にある窪みに装填する。錠前が装填されるのと共にホラ貝を吹いたような待機音が流れる。空からはオレンジの鎧がゆっくりと降ってくる。
『Lock on!』
待機音を少し流した後、男はドライバーの右部分に付いている小刀で錠前の表面に描かれているオレンジを切り、空から降ってきたオレンジの鎧を身に纏い、変身する。
『オレンジアームズ 花道オン・ステージ!』
鎧武に変身した男は俺たちに加勢する。だが、鎧武を見た俺は鎧武の力を奪う為、標的を怪物から鎧武へ変えた。ドリルクラッシャーで鎧武を何回か切り裂いていく。
「戦兎!?ダメだよ!!リコ、変身するよ!」
「うん!」
鎧武を攻撃する俺を見たみらいは俺を止める為にリコに声をかけて変身の準備に入る。
「「キュアップ・ラパパ!ルビー!」」
みらいとリコがそう唱えると、リンクルストーン・ルビーがモフルンの胸元部分に挿し込まれていく。
「「ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
モフルンにリンクルストーン・ルビーが挿された状態でそう唱えると、2人の服は全体的に赤くなり、髪型がツインテールになる。そしてその後、背丈が変化していく。
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「「魔法つかいプリキュア!!」」
変身したみらいは俺の方へ向かっていき、俺の腕を掴み、制止させようとしていた。
「みらい、邪魔をするな!」
「仲間を襲うなんて救世主がやることじゃないよ!」
「俺はどんな手を使ってでも救世主にならなきゃいけないんだ!」
「なら、私がそれを力強くで止める!」
みらいはそう言いながら炎を纏った拳で俺の胸部を何回も殴り、ふっとばしていくのだった…
戦い始めてしまった戦兎とみらい…ふたりはどうなってしまうのだろうか…?
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