ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜 作:萊轟@前サルン
万丈「ここで喋ったからセーフだぞ」
戦兎「本編で喋べんなきゃ意味ねーんだよ!って事で第37話どうぞ!」
ある日の満月の夜、リコは前の戦兎と同じ、神殿の様な場所で目を覚ました。
「ここは…?」
「十六夜リコ…だったかしら?」
「まっ、魔闇さん!?何故ここに?」
「あなたを救世主の本当の付き人にする為だよ」
魔闇 月はリコを戦兎の付き人にする為にここへ呼んだようだ。話を聞いたリコは不思議そうな顔をしながら魔闇 月にこう言う。
「私って充分付き人じゃないかしら?いつも戦兎くんの側にいるし…ってか"本当の付き人"って何!?」
「側にいるだけなのは"ただの付き人"って言うんだ…救世主を守るのが"本当の付き人"。朝日奈みらいはこの前、"本当の付き人"となり、役職を得たぞ」
「役職…?みらいの役職は何なの?そして私は何の役職をしなければならないの?」
「朝日奈みらいの役職は導者、あなたがしなければいけない役職は預言者だ」
みらいは戦兎を救世主と導く"導者"という役職らしい。リコは先の未来で起こる出来事を戦兎に伝える"預言者"という役職だった。
「時間がないわ。早速、未来を預言出来る力をあなたに授けるわ」
魔闇 月はそう言いながらリコの胸元に手を当てて手から白い光を放つ。その瞬間、リコの目の瞳の中に見た事のない姿をしたビルドとディケイドが戦う光景が広がった。
「こ、これは…!」
「今見たのは救世主と破壊者が戦う"創壊の刻"いずれやって来る未来よ」
「創壊の刻…」
「ってな訳で救世主を守ってくださいよ?預言者さん」
魔闇 月はそう言ってワープホールを作り出し、リコをワープホールの中へ押し込んだ。ワープホールに吸い込まれたリコは次の瞬間、自室のベッドで目を覚ます。
「ふぅ…夢だったみたいね…」
リコは窓から照らされる朝日と自分の今いる場所を見渡して安堵する。そしてベッドから出て部屋を出ようとドアノブに手をかけた時、目の前にみらいが階段から転げ落ちる光景が浮かんだ。
「まさか…ね…」
リコは自分が預言者になるという変な夢に影響されたせいで現実でも預言している気分になっているのだと思いながら一階に降りる階段へと向かう。階段付近へ行き、リコが階段を降りようとした時、猛ダッシュでみらいがやって来てドタドタと勢いよく階段を降りていく。数秒後、みらいは階段の中央辺りで足を踏み外し、一気に下へ転げ落ちていった。
「いててて…」
「みらい!?大丈夫?」
「勢いよく階段降りたから足を踏み外しちゃったみたい…」
「もう…階段降りる時は静かに降りなさい」
リコはみらいを軽く注意した後、居間に行って用意された朝食を食べて始める。居間の食卓の席に座っているのはリコとことはと戦兎の3人だった。
リコが普通に朝食を食べているとまた目の前にこれから起こるであろう事の光景が広がった。その光景はことはが食べ終わった皿を一気に片付けようとして床に持っている皿を全て落として割ってしまうという光景だった。
「はーちゃん、お皿は一枚一枚持っていった方がいいわよ」
と、リコはことはにそう言い、ことはが皿を割ってしまうという預言通りにならないようにした。事前に言えば事態は防げると思ったが、その時リコの頭に激痛が走る。
「うっ…!!」
「リコ!?大丈夫?」
ことはは洗い場に運ぼうとしていた皿を再び食卓に置き、戦兎と共にリコの元へ駆け寄る。
「リコ、今日は学校休んで家で安静にしてろ」
「…う、うん」
戦兎は激しい頭痛に苦しんでいるリコをリコの部屋まで背負いベッドに寝かせる。戦兎とことはが部屋を出ていった後、リコは夢が現実なったのを知ると共に預言能力について一つ知った事があった。
「預言された事を変えようとすると頭が痛くなる…つまり、私は預言通りにするしかないのね…戦兎くんの身に悪い事が起こりませんように…!」
こうして預言する力を手に入れたリコは救世主を支える付き人して覚醒した。だが、後にこの能力がリコの身と精神を苦しめていくのだった…
to be continued.....
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