ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

42 / 89
戦兎「みらい、誕生日おめでとう!」

みらい「私ももう16歳か〜!ふふっ…結婚できる年齢だぁ…!」

戦兎「ん?なんか言ったか?」

みらい「なっ、何も言ってないよ!…///」

今回は久しぶり?の恋愛話回!


42.ワクワク!みらいの誕生日!

 6月12日の今日はみらいの誕生日。皆が朝日奈家の居間や食卓の壁に装飾を飾っている中、戦兎は万丈の入院している病院から持ち帰って来たエメラルドの原石を調べていた。

 

「砕いても、燃やしても、撃っても傷一つつかない。何なんだこれは…」

 

 と、戦兎がビルドの武器でエメラルドの原石に様々な衝撃を与える実験をしていると部屋にみらいがやってきた。

 

「戦兎!今日は何の日か分かる?」

 

 みらいが戦兎にそう聞くと戦兎は立ち上がり、みらいの目の前まで歩いていく。そして自分の右手をゆっくりとみらいの顎に添えてから顔をみらいに近づける。

 

「分かるに決まってるだろ。俺は愛してる奴の生まれた日くらいきちんと覚えてる」

 

「せっ、せんとぉ〜…///」

 

 戦兎に予想通り以上の言葉を言われたみらいは頰を真っ赤に染め、戦兎に"これ以上ドキドキするような事は言わないで!"と表情で必死に訴えていた。

 

「…ったく、顔赤くしちゃって…俺の言葉そんな格好よかったか?」

 

「戦兎が言うとどんな言葉でも格好良くなっちゃうの!」

 

「そ、そうか…」

 

 戦兎はみらいに自分が言うとどんな言葉でも格好良くなってしまうと言われ、顔を少し赤くしながらも冷静に受け答えする。

 

「あっ、そういえばみらいはプレゼント何が欲しいんだ?」

 

「指輪かな…///」

 

 戦兎がみらいにプレゼントに何が欲しいかを聞くとみらいは戦兎の右腕に身体を寄せながら小声で指輪と答える。

 

「えっ、ちょっ、まだ早いわ!///」

 

 みらいに欲しいものを聞いた戦兎は予想外の要望に焦り、先程よりも顔を赤くしながらみらいに16歳での結婚は早すぎるとみらいに伝える。

 

「ふふっ…冗談だよ!」

 

「…ったく、焦っちまっただろうが…///」

 

 戦兎はそう言いながら部屋を出て行き、家の玄関を出てどこかへ出かけていった。戦兎の部屋に1人残されたみらいは戦兎の部屋に何があるのかが気になり、部屋の様々な場所を漁り始める。

 

「難しい本ばかりだな…」

 

 本棚やベッドの下の隙間に置かれてるものを見たが全て今のみらいには理解出来ない書物が置かれていた。最後は机の引き出しだが、どうせまた難しい本しか入っていないんだろうな…とみらいは引き出しの中身に期待せずに引き出しを引いていく。

 

「はぁ…ノートしか入ってない。しかも、私が分からない式ばかり……ん?引き出しの奥に何かある」

 

 引き出しの中にはみらいには理解出来ない数式が書かれたノートが入っていた。だが、みらいが引き出しをさらに引くと引き出しの奥には一枚の写真が入っていた。

 

「ふふっ…懐かしい写真だなぁ…確か、皆を置いて2人で遊園地に行ったんだっけ」

 

 引き出しの奥に入っていた写真はみらいが中学生の頃に戦兎と2人で行った遊園地で撮った写真だった。みらいは立ち膝のまま暫くの間、写真を眺めていた。すると、そこへ外出から帰ってきた戦兎が来た。

 

「ずっととっておいたんだぜ、お前との大切な大切な思い出の写真」

 

「戦兎!?いつの間に?」

 

「確か、あの時はデートじゃない!…とか言ってたよな、俺」

 

「うん、あの時はまだお互いの気持ちに気づいてなかったからね。気づいていたらきっと、デートって思えてた」

 

 みらいは座っている戦兎の横へ行き、自分も座る。そして床についている戦兎の左手の上に自分の右手を重ねる。

 

「みらい…///」

 

「戦兎…///」

 

 みらいが手を重ねた事によって戦兎の部屋が甘い雰囲気に包まれていく。戦兎は空いているもう片方の手をみらいの首に回し、自分の顔をみらいの顔へゆっくりと近づけていく。そして2人の唇が重なる。戦兎とみらいが数十秒間その状態でいると、部屋に誰かがやって来た。

 

「み〜ら…!?」

 

 部屋に来たのはリコだった。2人はリコに気づかずまだキスを続けている。ここで割り込むのは少し気まずいと感じたリコは静かに部屋の扉を閉めて自分の部屋へと戻っていく。

 

 そして長いキスを終えた後、キスをしたせいで発情してしまった戦兎は中学生の時より膨らんだみらいの胸にてを当てようとするが、みらいに阻まれる。

 

「戦兎、まだ早いよぉ…///」

 

「しょうがないな…」

 

 戦兎は渋々、胸を触ろうとしていた方の手を下ろし、みらいと共に立ち上がって一階の居間へ一緒に向かっていった。

 

 2人が居間に行くと、さっき見た時よりも多く鮮やかな装飾が居間の全体に付いていた。どうやら、みらいの誕生日会の準備は2人が戦兎の部屋にいる間に済んだようだ。戦兎とみらいのキスを見てしまったリコは少し焦っているような表情を浮かべている。

 

「みっ、みらい!お、お、お誕生日おめでとう!!!」

 

「リコ?そんな焦って流ような顔してどうしたの?」

 

「なっ、何でもないわよ!ささ、ここに座って!」

 

 リコはそう言いながらみらいを自分の横の席へ座らせる。戦兎はみらいの左隣の席に座った。戦兎は誕生日会が始まる前にみらいにプレゼントを渡す。

 

「みらい、俺からのプレゼントだ!」

 

「わぁ…!何が入ってるんだろう?」

 

 みらいは戦兎から渡された小箱を開ける。すると、中には結婚指輪ではないが、みらいが望んでいた指輪が入っていた。

 

「戦兎!これって…」

 

「指輪だよ。欲しがってただろ?まだ結婚はしないからとりあえず左手の小指にでも付けておいてくれ」

 

「戦兎、最高のプレゼントをありがとう!」

 

 みらいはそう言いながら戦兎の右頰にキスをする。両親や祖母はいなかったものの、今度はリコ以外に万丈がいた為、戦兎とみらいはリコと万丈の2人にラブラブなところを見られてしまう。

 

「ったく、イチャイチャしやがって…おい、リコ!俺らもアイツらに対抗するぞ!」

 

「恥ずかしいから対抗しなくていいわ!」

 

「しょうがねぇな……ってあれ?戦兎、お前この綺麗な緑の石ころ自分の部屋に持っていったんじゃねぇのか?」

 

「何言ってんだよ万丈、エメラルドの原石をここに置き去りにするわけ…ってあれ、本当だ。何でここにあるんだ?」

 

「誕生日会終わったら部屋に持ってかえっておけよ」

 

「分かった」

 

 戦兎はさっきまで自分が部屋で調べていたエメラルドの原石が何故、居間に移動していたのかが分からずにいたが、その後すぐにみらいの誕生日会が始まった為、特に気にする事なく1日を過ごしていくのだった…




NEXT「新たなる(ローグ)の目醒め」


※次話からゴースト編に入ります!


結構前からですが、文を一人称から三人称に変えました。あと、門矢 士以外の人物が変身した時は変身前の名前で書きます。



・呼び方

変身前 → 変身後

門矢 士 → ディケイド

戦兎 → 戦兎
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。