ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜 作:萊轟@前サルン
幻徳「俺が主役だ」
戦兎「幻さん、ここで俺以外の人物が主役名乗っちゃうと出禁になるんだよ〜?」
幻徳「出禁は嫌だからサブキャラのままでいいです」
戦兎「良い判断だ!これで万丈の二の舞にならずに済んだな!幻さん!!って事で第43話どうぞ!」
ある日の早朝、起きて間もない戦兎が外に出て朝日を浴びようと玄関へ向かうと、インターホンのベルが鳴った。インターホンの音は何回も何回も連続して鳴り続ける。
「誰だよ、こんな朝早くから…」
戦兎がそう言いながら扉を開けるとそこには氷室幻徳がいた。氷室幻徳はずっとインターホンのスイッチをカチャカチャと押し続けている。
「幻さん、うるさい」
「あ、あぁ…ごめんよ」
「…ってかこんな朝早くに何しに来たんだ?」
「強化アイテムが欲しいんだ」
「何言ってんだよ、プライムローグで十分だろ?」
「あれではエボルトに勝てない!だから、頼む!!新しい強化アイテムを俺に作ってくれ!」
氷室幻徳はそう言いながら頭をしっかり地べたにつけて土下座をし、戦兎に新しい強化アイテムを作るよう頼み込む。
「…ったく、しょうがないな〜そこまで言うなら作ってやるよ」
「おお…!ありがとう」
「その代わり、今すぐ家に帰れ!帰らないとここの近所の人に怪しい髭男が朝日奈家の玄関にいるって通報されるぞ?」
「わかった、帰るよ」
最後、戦兎に軽く脅された氷室幻徳は自分の望み通り強化アイテムを作ってもらえる事になったのでその喜びを感じながら自分の家へと帰っていった。
「はぁ…」
「せぇぇんとぉ…今のだ〜れ〜?」
「うわぁ!?お前いつからここにいたんだ?」
と、戦兎が朝から人の家のチャイムを連打する迷惑な氷室幻徳を家に帰し、安堵のため息をついて靴を脱ぎ玄関に上がると目の前には起きたばかりで寝癖が凄いみらいがいた。
「私は戦兎が玄関の扉を開けた時くらいからここにいたよぉ〜…」
「そうか。なら、まだ起きるような時間じゃないから部屋に戻れ」
「えぇ〜…なら、抱っこして連れてってよぉ〜」
「えっ…///」
「抱っこ、抱っこ〜!!」
「わ、分かったから!///」
みらいはまるで子供かのように戦兎に抱っこをするよう
部屋へ行き、みらいをベッドに寝かせた後、戦兎は自分とみらいのイチャイチャがこの家にいる誰かにばれなくてよかった…と、安堵のため息をつく。
「ふぅ…どうなるかと思ったぜ」
と、ここで戦兎は氷室幻徳に強化アイテムを作るよう頼まれていた事を思い出す。
「やっべぇ…早く幻さんの強化アイテムを作らなきゃ…!」
戦兎はそう言って自分の部屋へと戻っていった。そしてそれから数時間後、みらいが目を覚ました。
「ふぁぁ…」
「おはようモフ!」
「おはよう、モフルン」
みらいは先に起きていたモフルンにおはようと伝え、普段着に着替えてからいつものように戦兎の部屋に行く。
「戦兎〜!おはよー!!」
「………」
「…あれ?いつもならおはよう!って返してくれるのになぁ…」
みらいは部屋の前の扉で部屋の中にいる戦兎に向かっておはよう!と言うが中からは何も返ってこない。心配になったみらいが扉を開けて中へ入るとそこには工具を持ち、椅子に座ったまま顔を机に突っ伏して寝ている戦兎がいた。
「寝てたのか…なら、起こすしかない!おーい、戦兎〜!朝だよー!!」
「…みらい、おはよう」
「おはよう!!ねぇ戦兎、今日公園に行かない?」
「公園?公園に何か用でもあるのか?」
「2人でいちごメロンパン食べたいの!」
「分かった。なら、幻さんを公園に呼ぶから来るまでの間に2人でいちごメロンパンを食べよう!」
「やったー!!」
戦兎は起きて早々、みらいに公園へ行こうと誘われる。戦兎は氷室幻徳を公園に呼び、来るまでの待ち時間の間にいちごメロンパンを食べようとみらいに言った。戦兎の言葉を聞いたみらいは大喜びで外へ出ていく。
「早く早くー!!」
「ちょ、まてよ!!着替えはしたのか!?」
「したよー!!」
「まじか!んじゃ、ちょっと待ってろ!」
戦兎は先に外に出たみらいに急かされながらも数分後、着替えや支度を済ませてみらいのいる場所へ行く。
そして歩く事約15分、2人はMofuMofuBakeryという移動販売車がいる公園に着いた。公園の噴水広場の近くにあるベンチに座った後、みらいはいちごメロンパンを買いにMofuMofuBakeryへと向かう。そして買ってきたいちごメロンパン二つのうちの一つを戦兎に渡そうとしたその時だった。
「戦兎、買ってきたよ!」
「さんきゅー!」
「よぉ…お前ら!」
「エボルト、何の用だ?」
「今日はお前らに二つ言うことがある」
「何…!?」
「まず一つ目は俺と門矢 士が手を組んだ事、そして二つ目は…」
怪人態のエボルトはそう言いながら既にフルボトル2本が装填されているエボルドライバーを腰に巻き、ドライバーのレバーに手をかける。
「お前らが持つエメラルドの原石を奪いに来た」
エボルトはそう言ってドライバーのレバーを回し、仮面ライダーエボルへと変身する。
『Are you ready?』
『コブラ!コブラ!エボルコブラ!!フッハッハッハッハッハ!』
「みらい、下がってろ!ここは俺が…」
「いや、俺に任せろ」
戦兎はドライバーを腰に装着しようとしたが誰かが自分の右肩に手を置きながら俺に任せろと言うのでドライバーを装着するのをやめた。
「幻さん!?」
「新しいアイテムはまたビルドドライバー専用なんだろ?ドライバーと新しいアイテム借りるぞ」
「ちょ、待てって!そのアイテムまだ命名してない!」
「なら、俺が決める!このフルボトルはワイルドアウトレイジフルボトルだ」
「なんかパッとしない名前になっちゃった…」
戦兎に任せろと言ったのは氷室幻徳だった。氷室幻徳は戦兎からビルドドライバーとワイルドアウトレイジフルボトルを借りる。そしてビルドドライバーを腰に巻いてワイルドアウトレイジフルボトルをドライバーに装填する。
『ワイルドアウトレイジ!』
ドライバーにワイルドアウトレイジフルボトルを装填した後、ドライバーのレバーを回して変身する。
『ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!ガブッ!』
『Are you ready?』
「変身!」
『威風堂々の髭野郎!!ローグワイルド!!カッケーイ!メチャカッケーイ!!』
ローグワイルドは複眼が水色から紅色に変化しており、両腕や両足の外側の側面には鰐の鋭い牙が付いている。肩アーマーも鰐の顔を彷彿させるものになっていて全体のカラーリングも紫色基調から藍色基調のカラーリングとなっている。
「大義の為の犠牲となれ!」
「こいよ、幻徳」
エボルトは人差し指をクイッと前後に動かし、氷室幻徳を挑発気味に呼ぶ。氷室幻徳はエボルトに殴りかかっていく。
「うぉぉ!!」
「ぐっ…この俺が押されているだと…!?」
ローグワイルドのパワーと防御力はビルドの中で一番であり、例えエボルトがブラックホールフォームになったとしてもローグワイルドのパワーと防御力には勝てないのだ。
氷室幻徳は腹部に何発も殴った後、エボルトの右腕を掴み、ハンマー投げのハンマーのように振り回してから近くの建物の壁へ吹っ飛ばしていく。
「くっ…なら、これはどうかな?」
エボルトはそう言いながら前回の対戦で氷室幻徳が対応できていなかった高速移動をする。エボルトは氷室幻徳の周りを高速で移動しながら徐々に氷室幻徳を追い詰めていく。
「お前がいくら早く動こうがパワーアップした俺の目からお前の姿は消えない」
氷室幻徳の瞳には高速移動してどこにいるか全然分からないはずのエボルトの姿がハッキリと写っていた。
「エボルト、これで終わりだ…!!」
氷室幻徳はそう言いながらドライバーのレバーを勢いよく回して必殺技を発動させる。
『ワイルドサイド!』
『アウトレイジサイド!』
『ワイルドアウトレイジサイド!!』
『Ready go!』
『ワイルドアウトレイジフィニッシュ!!』
必殺技を発動させた後、氷室幻徳は腕の外側の側面に生えた牙をエボルトに向けてタックルし、突き飛ばす。そして空中に蹴り上げた後、エボルトの位置よりも高い場所まで跳び、そこからエボルトに向かって急降下していく。
「ぐっ…またもや負けるとは…!!おのれ人間めぇぇ!!」
必殺技を受けたエボルトは爆発と共に消え去っていった。エボルトが消えたのを見た氷室幻徳は変身を解く。ローグワイルドの力の代償は重く、氷室幻徳は変身を解いた後、すぐに倒れてしまった。戦兎とみらいは氷室幻徳の近くへ駆け寄る。そしてもう1人、氷室幻徳の元に駆け寄ってきた人物がいた。
「大丈夫!?」
「お前は…!天空寺 タケル?」
「そう!あの時以来だね、戦兎!」
氷室幻徳の近くに駆け寄ってきたもう1人の人物、それは天空寺タケルだった。天空寺タケルは何をしにここへ来たのだろうか…?
to be continued........
外伝 フェリーチェの下書きが何故か消えてしまいました…もう一度一から書いていくので公開日をもう少し先にします。
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