ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜 作:萊轟@前サルン
みらい「ではでは、第48話どうぞ!」
戦兎が救世主の力を手にしてから数日が経ったある日、誰かが朝早くに朝日奈家にやって来てインターホンのボタンを連打する。
「…ったく、うるさいな…誰だよ、こんな朝っぱらから家に来るのは…」
インターホンの音で起きた戦兎は訪問者に愚痴を吐きながら玄関に向かい、扉を開ける。するとそこにはヒゲとポテト…いや、氷室幻徳と猿渡一海がいた。
「朝っぱらから人の家にくんなよ…」
「それどころじゃねぇんだよ!あれ見ろよ!」
と、戦兎は2人を注意するが猿渡一海はそれどころではないと戦兎に言って町の中心部の方を指差す。戦兎が猿渡一海の指差した方を見るとそこには見た事のない虫の怪物や身体をステンドグラスで覆われている様な姿をした怪物とその他何種類もの怪物がいた。
「あれは…!」
「見たことない怪物だ。ってかこんな大きい崩壊音で何故、お前達は気づかなかったんだ?」
「寝てたから…」
氷室幻徳は大きい崩壊音で起きない、気づきもしない戦兎達を不思議に思っていた。戦兎は言い訳できるような理由がない為、素直に寝てたからと氷室幻徳に言う。
「とりあえず、皆を呼んでくる!」
「わかった!んじゃ、俺とヒゲは先に戦ってるわ!」
「了解!」
戦兎は猿渡一海にそう言い、急ぎ足で皆を起こしにいく。まずは万丈の部屋へ向かう。
「万丈!起きろ!!」
「…なんだよ」
「町に見た事のない敵がいるんだ!」
「冗談やめろよ…ってかもうちょい寝かせろよ…」
「早く起きろ!!」
戦兎は万丈をベッドから落として無理やり起こした。起きた事によりボケがなくなった万丈は戦兎の表情を見て察したのか、戦兎に先に行ってるぞ!と告げて猿渡一海と氷室幻徳同様、先に敵の元へと向かっていった。
「よし、次はリコだ!」
戦兎は次にリコの部屋向かった。リコの部屋の扉を開けて中に入ると、そこには上半身、下半身の両方が下着姿のリコがいた。
「あっ…」
「みっ、見ないでぇ…///」
「す、すいませんでした〜」
戦兎はそう言ってリコの部屋を出て行く。リコの部屋を出ると共にいつもはまだ起きるはずのないリコが今日に限って起きて私服への着替えをしているのか不思議に思うのだった。
「最後はみらい!…だが、アイツ起きるかな?」
戦兎は最後にみらいの部屋に向かった。扉を開けて部屋の中に入ると案の定、みらいはまだぐっすりと眠っていた。
「みらい!起きろ!!」
「…まだ眠いよ〜」
「そんな事言ってる場合じゃないぞ!」
「だったら戦兎が私を着替えさせて…」
「あーもう、しょうがねぇな!」
戦兎は自分で着替えようとしないみらいをベッドから起こして上下のパジャマを脱がしていく。ベッドから起こされて寝ぼけがなくなったみらいは自分の下着姿を戦兎に見られている事に気付き顔を赤く染める。
「ちょっと、戦兎!?私の服を脱がせてどうするつもり!?」
「どうするって…ただ着替えさせるだけだ!早く町に行って怪物を止めなきゃこの世界が…!」
「町に怪物!?」
「そうだ。ありとあらゆる怪物が町にいる!だから、俺らで怪物達を倒さなきゃいけないんだ!」
「なら、急がないと!着替えは自分でするから戦兎も自分の支度をしてきて!」
「分かった!」
みらいに自分自身の支度をしてきて!と言われた戦兎は自分の部屋に戻り、私服に着替えてからドライバーとハイラントビルドのフルボトルを持って朝日奈家の庭に出る。そしてマシンビルダーを出した後、少し経ってから外に出てきたみらいを後部座席に乗せて町の中心部へと向かっていく。
町の中心部へ行くと、既に怪物と戦い始めているリコや万丈、氷室幻徳、猿渡一海がいた。
「皆、戦い始めてる…みらい、俺達もいくぞ!」
「うん!」
みらいが戦兎に返事をした瞬間、またエメラルドの原石が輝き出し、何者かがみらいに憑依していく。
戦兎は二つの黄金のフルボトルをドライバーに装填する。そしてそこに起動したハザードトリガーを挿す。
『ハザードオン!』
『ハイラント!!』
ハザードトリガーのスイッチをもう一度押し、ドライバーのレバーを勢いよく回して変身する。
『マックスハザードオン!』
『ガタガタゴットンズッタンズタン!ガタガタゴットンズッタンズタン!』
『Areyouready?』
「変身!」
レバーを回すと、前方と後方にハザードフォーム用のスナップライドビルダーが現れる。俺は変身!という声を掛けた後、ハザードフォーム用のスナップライドビルダーに挟まれる。その後、Wからウィザードまでのライダーの装甲の一部分を左半身に、鎧武からエグゼイドまでのライダーの装甲の一部分を右半身に纏い、変身完了する。
『オーバーフロー!』
『救世のスーパースター!ハイラントビルド!!ヤッベーイ!超スゲーイ!』
みらいの瞳の色が緑色に変わる。そしてみらいはことはが持っているはずのリンクルスマホンをどこからともなく取り出して変身する。
「キュアップ・ラパパ! エメラルド!ミラクル・ファンファン・フラワーレ!」
「奇跡が起こす命の鼓動 キュアミラクル エメラルド!」
変身後、戦兎は灰色の怪物、みらいは妖怪のような姿をした怪物へ向かっていった。
「ここは二刀流でいくか」
戦兎はゴースト テンカトウイツ魂の力を使い、サングラスラッシャーとディープスラッシャーを取り出し、サングラスラッシャーに赤い炎のようなオーラを、ディープスラッシャーに紫の禍々しいオーラを纏わせた後、灰色の怪物を斬っていく。
「はぁぁ!!」
斬られた怪物はただの灰となって消えていく。灰色の怪物を倒した戦兎はみらいのえんごにいこうとするが、何者かがその行く手を阻む。
「おっと、お前の相手はこの俺だ」
「エボルト…!」
戦兎の行く手を阻んだのはディケイドエボルだった。ディケイドエボルはイリュージョンの力を使って多くの分身を作り戦兎を中心に円になって戦兎を逃げさせないようにする。
「くっ…本当に面倒な奴だな」
「それが俺なんでね!」
「救世主の力見せてやる!」
戦兎はそう言いながらジオウを除いた2期主人公ライダー全ての究極フォームを召喚し、分身ディケイドエボルに向かわせる。
「究極フォームも召喚できるとは…流石だな」
「救世主は最強だからな」
「どこまでも面白い奴だなぁぁ!!」
ディケイドエボルはそう言いながら戦兎に襲いかかっていく。戦兎はタイプフォーミュラの速さを使い、自分に迫ってくるディケイドエボルを避けていく。そして暫く走り回った後、背後から必殺技を発動させた状態のプリズムビッカーでディケイドエボルに斬りかかる。
「ふふっ、あまい」
必殺技は決まると思われたがディケイドエボルが高速移動をしたせいで不発に終わった。必殺技を避けたディケイドエボルは戦兎の背後に回り、ソードモードのライドブッカーで戦兎を斬り裂いていく。
「うわぁ!」
攻撃をくらった戦兎は建物の壁まで吹っ飛ばされた。ディケイドエボルはまだ立ち上がっていない戦兎にこう言う。
「おっと、すまん、すまん。力の制御ができなかったようだ」
「くっ……」
「さぁ、終わりにしよう…」
ディケイドエボルはそう言いながら、壁に背中をつけたまま立ち上がらない戦兎に向かっていくのだった…
to be continued......
NEXT「決戦!ディケイドエボルVSビルド&プリキュア」
最終章第1部は破壊のゲーム編にしようと思います。