ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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戦兎「天才物理学者の桐生戦兎はこの世界での自分の戸籍がない為にまた中学からやり直しという最悪な事態が起きてしまった!」

龍我「ざまぁねぇな!」

戦兎「うるさい、引っ込んでろ!」

龍我「しょうがねぇな…」

戦兎「だが、初登校日が金曜だった為、なんと今日は学校がない!」

みらい「戦兎くん!遊園地行こうよ!」

戦兎「えぇ…せっかくゆっくり休もうとしてたのになぁ…まぁいい、遊園地に行こうか!」

みらい「やったー!戦兎くんと初デート…!ワクワクもんだぁ!」

戦兎「ワクワクもんだなぁ…ってデートじゃないだろ!」

みらい「まぁまぁ…デートって言葉は気にせず第5話入ろうよ…」


5.2人で遊園地!みらいと戦兎の初デート!?

 初登校日の翌日、俺は休日でいつもより遅くまでベッドで横になって寝ていた。すると、誰かが寝ている俺のお腹辺りにまたがっているような感覚がした。首を少し起こし、お腹の辺りを見てみるとみらいがいた。

 

「おはよー!戦兎くん!」

 

「うわぁ!お前、なんで俺の部屋にいるんだよ!?」

 

「えへへ…実は遊園地に行きたくて…」

 

 みらいはそう言いながらポケットを探り、中から遊園地のチケットらしき物を取り出して俺に見せてきた。

 

「…なぜ、2枚?」

 

「決まってるでしょ!」

 

「決まってる…とは?」

 

「…私と戦兎くんのデートなんだから…///」

 

 普通、2枚だけではなくリコやことは、仕方なく万丈の分も入れて5枚なきゃ皆で遊園地は行けないだろうと遊園地のチケットの枚数に疑問を持っていた俺の耳元でみらいは"私と戦兎くんのデートなんだから"と呟く。普通の人なら耳元でそう呟かれたら寒気しかしないと思うが、俺は何故か頰を赤らめ、みらいと手を繋いで仲良く遊園地を楽しんでいるような光景を思い浮かべてしまっていた。

 

「戦兎くん?ボーっとしてるけどどうかしたの?」

 

「いっ、いや別に何ともない!」

 

 俺が光景を思い浮かべて色んな妄想をしている間、ずっとボーっとしていたらしくそんな俺を心配したみらいは声をかけてくれた。未来の声のおかげハッとなったが声をかけられずに放置されていたらずっとあのまま妄想を続けていた事であろう。

 

「じゃ、俺支度するからまた30分後くらいに玄関前で!」

 

「うん!」

 

 俺はみらいにそう言い、着替えをしたり荷物の確認をし始めた。みらいもまだパジャマだったので私服に着替えに自分の部屋へ戻っていった。

 

 そして、それから30分後、身支度を終えた俺は地下から一階に繋がる階段を登り、玄関へ向かう。

 

「あっ、戦兎くんやっと来たね!じゃあ、行こう!」

 

 玄関では既に支度を終えたみらいが待っていた。俺とみらいは早速、遊園地に向けて出発する。今回はバイクではなくバスに乗り、遊園地へ向かっていく。

 

「わぁ…!戦兎くんみてみて!東京クローバータワーが見えるよ!」

 

「…前の世界でいうスカイツリーみたいなものか、でも、あのタワー高すぎだろ!?」

 

 みらいは東京クローバータワーという大貝町にある巨大な電波塔をバスの窓越しに指差しながら俺に東京クローバータワーがどういうものなのかを話してくれた。みらいが教えてくれた情報によると東京クローバータワーの高さは全高999mで世界一の高さを誇っているらしい。

 

「なぁ、今回行く遊園地ってクローバーランドだよな?」

 

「うん、そうだよ!」

 

「何でこの町には名前に"クローバー"が付く建物が多いんだ?」

 

「それはこの町の建物は大体、四葉財閥が建てているからだよ!」

 

「四葉財閥ねぇ…難波重工と同じ匂いがすんなぁ…」

 

 俺は"四葉財閥"という名を聞いて、前の世界にはあった難波重工という大重工企業メーカーの名を思い出した。そして、俺が前の世界での出来事を回想しているうちにバスが遊園地に到着する。

 

「着いたぁ〜!戦兎くん早く早くー!!」

 

「おい、みらい!はしゃぎ過ぎだぞ!」

 

「いいじゃん!ほら、行くよ!」

 

 みらいはバスから降りると、早速はしゃぎ出した。俺がはしゃぎ過ぎと注意するも全く聞く耳を持たず、俺の手を引いて入場ゲートに向かって走っていく。そして、入場ゲートにいる遊園地のスタッフにチケットを渡してから遊園地の中へ入る。

 

「うわぁ…!ねぇ、戦兎くん!どれから乗る?」

 

「みらいが乗りたいものでいいぞ!」

 

 俺がそう言うとみらいは遊園地の左側50m先あたりにあるメリーゴーランドを指さした。俺とみらいは早速、メリーゴーランドへ向かっていく。

 

「どれに乗ろうかなぁ〜」

 

「俺はこの馬…ってうわぁ!」

 

「戦兎くん!馬車に乗ろうよ!」

 

 俺がみらいに馬に乗ると言おうとしたが、みらいが俺の腕を引っ張り、馬車に乗ろうというので仕方なく馬車に乗ることにした。

 

「何で馬車…?メリーゴーランドと言えば馬だろ!」

 

「だって…ここの遊園地1人乗り用の馬しかないから2人で乗れないじゃん…」

 

「あっ…だよな!お前の気持ちを分かってやれなくてごめんな」

 

 みらいにそういうと、みらいは悲しい表情を浮かべながら俺に1人用の馬しかないから2人で乗れないと言う。俺は悲しい表情を浮かべているみらいに気持ちを分かってやれなくてごめんと謝ると共にみらいの目から顔を伝って流れ落ちる涙を拭いてあげた。

 

「さぁ、メリーゴーランドを楽しもうか!最ッ高の1日にするぞ!」

 

「戦兎くん…」

 

 みらいの目から涙が止まるのと共にメリーゴーランドが回り出した。俺とみらいは互いの顔を見つめ合いニコッと笑顔を浮かべながらメリーゴーランドを堪能する。そして、約2分間回り続けた後、メリーゴーランドはゆっくりと停止していく。

 

「みらい、次はどこへ行こうか?」

 

「うーん…じゃあ、あれ!」

 

 メリーゴーランドを降りた後、俺とみらいは次に乗るアトラクションを決めていた。俺がみらいに何に乗るかを聞くとみらいは大型ジェットコースターを指差す。

 

「…まじか」

 

「うん、マジマジ!さぁ、行くよ!」

 

 絶叫系が苦手な俺は大型ジェットコースターの落ちる箇所を見て身体がガタガタと震えていた。みらいは俺が震えていることに気づかず、俺の手を引いてジェットコースターの方へ向かっていく。

 

 そして、ジェットコースターの待ち列を並ぶ事1時間、遂に乗り場にやってきた。ジェットコースターに乗った俺とみらいは安全バーを最大まで倒して出発の時を待っていた。数十秒後ジェットコースターは動き出した。

 

「楽しもう!」

 

「あわわわ…!」

 

 ジェットコースターに乗ってワクワクしているみらいに対し、俺はジェットコースターを見た時からこの時までずっとガタガタと身を震わせていた。背中に違和感を感じ、触ってみると何かがあった取り出してみるとそれは俺が変身するために必要なビルドドライバーだった。荷物置き場に置いてきたはずだったが何故か持ってきてしまっていた。どうやら、防衛本能働いてしまったようだ。

 

 ジェットコースターの高さが遂に頂上へ達し落ちようしていた時、みらいの安全バーが乗り物のトラブルなのか緩んでいるのに気付き、俺は急いでドライバーを巻いて、ポケットに入っていたフルボトルからタカフルボトルとガトリングフルボトルを取り出し、ドライバー挿し込む。俺が安全バーのせいで回しにくくなっているドライバーのレバー回しに苦戦しているうちにジェットコースターは下へ落ちていく。

 

 ジェットコースターが落ちる瞬間、みらいの安全バーが上がりきってしまい、みらいがジェットコースターの外に投げ出されてしまった。

 

「戦兎くん!!」

 

「みらい!今行くぞ!…ってうわぁぁ!?」

 

 俺は未来を助ける為に必死にGに耐えながらドライバーのレバーを回していく。そして、何とか回しきりホークガトリングフォームへ変身した俺は自分の安全バーを上げて遊園地の地面に向かって落ちていくみらいに向かっていく。

 

  みらいの元へ行き、抱きかかえながらゆっくりと遊園地の地面に降りていく。俺が助けた時、既にみらいは気を失っていた。

 

「みらい!大丈夫か!?」

 

 俺はすぐに遊園地のスタッフを呼び、気を失っているみらいを寝かせられる場所に移動する。

 

「…うーん、あれここは?」

 

「気づいたか!みらい!心配したぞ!」

 

 みらいはジェットコースターで気を失ってから約6時間後に目を覚ました。辺りはすっかり夕焼け空に染まっており、みらいが目を覚ました後、少しだけ遊園地を満喫してから帰りのバスに乗り込んだ。バスが岐路に向かって出発する時には既に俺は疲れ切っていて眠ってしまっていた。

 

「…ふふっ、戦兎くんはやっぱり私の命の恩人だね!」

 

 みらいはそう言いながら俺の頰にゆっくりと顔を近づけていき、キスをする。キスをした後、みらいは顔を赤く染めながら小声でこう言った。

 

「…戦兎くん、大好きだよ!」

 

 こうして俺とみらいの遊園地での初デート?は終わりを告げた。さて、明日はどんな事が俺たちを待っているのだろうか…

 

 

to be continued....

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