ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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モフルン「今回から大学生編モフ!」

みらい「大学生編もどうか、よろしくお願いします!」


Cross World(大学生)編:第1章 エピソード オブ モフルン〜願いの石の輝き〜
54.十六夜に煌めくベストマッチ


 破壊神・エボルトとの戦いから数年…みらいは大学生になっていた。戦兎も一応、この世界では大学生という扱いである。授業のない平日の昼下がり、戦兎とみらいとモフルンは公園へ来ていた。

 

「お前もすっかり大人になったなぁ…」

 

「時が経つのは早いよねぇ……ってそういう戦兎は本当なら今、何歳なんだっけ?」

 

「ここへ来た時が26歳だったから…31歳だ。でも、体力は落ちてない気がするんだよな…」

 

「戦兎が運動してるからとかじゃないの?」

 

「俺は基本実験ばかりだ!戦い以外であまり動いたことはない」

 

「じゃあ、なんでだろう…?」

 

 と、歳を重ねている筈なのに体力が衰えない事のは何故なのか考えていると2人の前に一海と幻徳がやって来た。みらいが2人に慣れた為、2人の名前の表記がフルネームから下の名だけに変わった。

 

「よぉ、戦兎!みーたん!!」

 

「みーたん??一海、ここに美空はいないぞ?」

 

「何言ってんだよ戦兎…みらいちゃんの事だよ!」

 

「一海、幾ら美空に会えてないからって勝手にみらいをみーたんって呼ぶのはやめてくれ…」

 

「しょうがねーなぁ…」

 

 戦兎はみらいの事をみーたんと呼ぶのはやめてくれと一海に言う。戦兎の隣にいたみらいは二人のやりとりを見てクスッと笑っていた。

 

「ふふっ…一海さんは面白いですね!あっ!そういえば幻徳さん、前からモフルンみたいな喋るクマさんが欲しいって言ってましたよね?」

 

「しっ、静かに!ポテトにバレたらいじられちゃう…」

 

 幻徳が少し前からモフルンの様な喋るクマが欲しいと頼んでいたという事をみらいが話すと、幻徳はみらいの近くへ行き、小声でみらいにこの事を大きい声で話さないよう注意する。

 

「あっ、あぁ…すいません…」

 

 みらいも小声で幻徳にそう返す。ヒソヒソ話をしている2人を見た戦兎と一海は幻徳がみらいをホテルに誘っているのではないか?と疑っていた。

 

「お、お前ら…なんて顔でこっち見てんだよ。ホテルなんて誘ったりしてないからな?」

 

「「怪しい…」」

 

 幻徳は普通な会話をホテル誘ったりしてると勘違いされては困ると必死に2人にホテルには誘ってないと伝える。だが、2人は幻徳をジーっと見ながら怪しい…と呟く。

 

「まっ、待ってよ!幻徳さんはただモフルンの様な喋るクマさんが欲しいだけだよ!?私をホテルになんか誘ったりはしてないよ!あっ……」

 

「みらいちゃあぁぁぁん!!!!」

 

 みらいは幻徳がホテルの話なんかしていない事を戦兎と一海に言ったが、同時に幻徳がモフルンの様な喋るクマのぬいぐるみが欲しい事まで喋ってしまった。

 

「良い歳してクマのぬいぐるみかよ。ヒゲ…」

 

「うわぁぁぁ!!!!」

 

「お前にはモフモフのクマよりモサモサのヒゲの方がお似合いだな」

 

「くっ…ポテトめぇ…!」

 

 幻徳は肩肘をつきながら自分に突き刺さる言葉ばかり吐いてくる一海にそう言う。

 

「みらい、帰るぞ」

 

「えっ…でも、幻徳さんと一海さんは…」

 

「アイツらなら大丈夫だ。さぁ、焼き立てなうちに家でイチゴメロンパンを食べよう」

 

「う、うん…」

 

 2人のやり取りが長いと感じた戦兎は2人を置いてみらいと朝日奈家へ帰っていくのだった。その帰り道、みらいは戦兎にこんな事を言う。

 

「ねぇ、リコとはーちゃんにはいつ会えるのかな?」

 

「分からない。だけど、ベストマッチな奴らはいつかまた必ず再会すんだよなぁ…俺と万丈の様に」

 

「戦兎も万丈君と離れ離れになった時があったんだね…」

 

「離れ離れとは言ってもほんの少しの間だけだけどな」

 

 戦兎とみらいが話しながら歩いていると、いつの間にか家に着いていた。玄関の扉の前には両手にパンパンのスーパーの袋を持った万丈がいた。

 

「戦兎、早く開けてくれ…」

 

「万丈…!いつからそこに?」

 

「どんくらいかな…?1時間前くらいからだ!」

 

「マジかよ…流石は筋肉バカだ。ってかインターフォンあるんだから押して誰か呼べばよかったんじゃないか?」

 

「あっ!その手があったのか!!」

 

「はぁ…やっぱお前は"筋肉バカ"じゃなくて"ただのバカ"か…」

 

「おい、バカの前に筋肉つけろ!」

 

 2人のやり取りを近くで見ていたみらいはこの2人も幻徳、一海と変わらないなぁ…と思うのだった。

 

「せっ…戦兎、万丈君!!とりあえず家の中に入ろうよ!」

 

「おっ、そうだな」

 

 2人のやり取りが長いと感じたみらいは2人に家の中に入ろう!と言う。みらいは鍵を取り出し、扉を開けて2人と共に家の中へと入る。

 

「腹減ったなー!みらい、俺の分のイチゴメロンパンあるか?」

 

「万丈君の分もあるよ!はい、どうぞ!」

 

 みらいは腹が減っている万丈にさっき買ったイチゴメロンパン3つの内の1つを渡す。万丈は貰ったイチゴメロンパンを豪快にかぶりついていく。

 

「うんめぇー!!やっぱ腹が減ったらイチゴメロンパンに限るよなぁ!!」

 

「…ったく食べたら部屋に戻れよ、万丈」

 

「なんか辛辣すぎるな戦兎…まさか、みらいと2人きりで何かするつもりなのか!?」

 

「ばっ…馬鹿野郎!!するわけねぇだろ!」

 

 万丈は前の世界の時から戦兎との付き合いがある為、戦兎の考えが何となく分かっていた。そしてイチゴメロンパンを食べ終わると、万丈は自分の部屋に戻っていった。

 

「なぁ、みらい」

 

「何?」

 

「今日の夜、もう一度あの公園に行くぞ」

 

「何で?」

 

「リコやことはに会える気がするんだ」

 

「……分かった!行こう!」

 

 戦兎は何となく今日、リコやことはに会えるかもしれない思い、みらいに今日の夜にもう一度公園に行こうと言う。みらいはどうせ会えないんだろうな…と思いながらも公園に行く事にする。

 

 そして十六夜の月が空に浮かぶ明るい夜、戦兎とみらいは公園へ向かっていく。

 

「着いたか……みらい、このボトルを持ってお前らがよく使ってた呪文を唱えてみてくれ!」

 

 戦兎にそう言いながらみらいにダイヤモンド・フルボトルを渡す。戦兎からダイヤモンド・フルボトルを受け取ったみらいはダイヤモンド・フルボトルをぎゅっと握りしめ、もう片方の手に木の枝を持ちながら魔法の呪文を唱える。

 

「キュアップ・ラパパ!皆に会いたい!!」

 

 みらいが魔法の呪文を唱えると、ダイヤモンド・フルボトルと木の枝がかすかに反応した。

 

「みらい、唱え続けろ!」

 

「キュアップ・ラパパ!皆に会いたい!!」

 

 みらいが魔法の呪文を繰り返し唱えていると、今度はどこからか自分と同じ様に呪文を唱えている声が聞こえてきた。

 

「キュアップ・ラパパ!リコ、はーちゃんに会いたい!!」

 

「キュアップ・ラパパ!みらい、はーちゃんに会いたい!!」

 

「この声は…!」

 

 みらいは聞き覚えのある声が聞こえてくる方を見る。するとそこには魔法のほうきに乗ったリコがいた。

 

「みらい!!!」

 

「リコ!!!」

 

「やっと会えた…!寂しかったんだからね!!」

 

「私もよ…!」

 

 と、みらいとリコが話していると2人の近くに今度はことはがやって来た。

 

「「はーちゃん!!」」

 

「はー!みらい、リコ!久しぶりだね!」

 

 そして3人揃った所でみらいとリコのダイヤのペンダントが光を放ち、モフルンもただのぬいぐるみから再び喋るぬいぐるみになった。

 

「久しぶりモフ!」

 

「「「モフルン!!」」」

 

 久しぶりの再会を楽しむみらい達を遠くから見ている戦兎はみらい達に向けてこう言う。

 

「全く…お前らは最高のベストマッチだ!!」

 

 

 十六夜の月が空に浮かぶ夜、みらい達…いや、ベストマッチな奴らは再び出会うのだった…

 

 

 

 

 

to be continued........

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