ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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モフルン「朝起きてみらいの机の上にあるノートを見たらクマタの事が…!もしかして、またクマタに会えるモフ!?」

幻徳「クマタ…だと?もし、会えたら俺の所に来るよう言っておいてくれ!」

モフルン「分かったモフ!」


55.クマタの贖罪

 休日の早朝、誰よりも早く起きたモフルンは勉強机に突っ伏したまま寝ているみらいの元へ向かう。勉強机の上には開かれたままのノートがあり、開かれているページの上側中央辺りには"クマタ"と書かれている。

 

「クマタって書いてあるって事はクマタにまた会えるかもモフ!」

 

「う〜ん…戦兎ぉ…」

 

 モフルンがクマタにまた会えるかもしれないという喜びでピョンピョンとジャンプしていると、すぐ近くで寝ているみらいが不安げな声で寝言を言う。おそらく、悪い夢でも見ているのだろう。

 

「みらい、大丈夫モフ?」

 

 モフルンはみらいの肩を何回も揺すり、みらいを起こす。目覚めたみらいはあくびをし、両目をゆっくりと左手で優しく擦ってからモフルンに話しかける。

 

「…モフルン、おはよう」

 

「おはようモフ!みらい、クマタにまた会えるモフ?」

 

「何で急にクマタの事を……なるほど、私のノートを見たんだね。だけど違うの…これは幻徳さんにどういうクマさんのぬいぐるみが似合うかなーって思って!…ほっ、ほら、魔法さえかければモフルンまでにはいかないけど一応、喋るクマさんのぬいぐるみにはなるじゃん!?」

 

「じゃあ、クマタと会えるとかじゃないモフ?」

 

「うん……あ、でも今日、魔法界に行く予定があるんだ!だから、クマタに会えるかもよ!」

 

 ノートに書かれていた"クマタ"という名前がまた会えるかどうかとは全く関係ない事を知って少し落ち込むがその後にみらいから今日、魔法界に行く予定があるから魔法界でまたクマタに会えるかも!という言葉を聞いたモフルンは少し喜びを取り戻す。

 

 それから数時間後、みらいとモフルンは家の外にいる皆の元へ向かう。そして皆と合流し、カタツムリニアに乗って魔法界へ行くのだった。

 

 

 カタツムリニアに乗る事約数十分後、カタツムリニアは魔法界に着いた。カタツムリニアから降りた後、モフルンはクマタを探しに行こう!とみらいに提案する。

 

「みらい、クマタを探しに行くモフ!」

 

「ごめんね、モフルン!今日はリコに似合うウェディングドレスを探す為に魔法界へ来たの!だから、探すのは後でいいかな?」

 

「……なら、はーちゃんと一緒に行くモフ!」

 

 モフルンはみらいに今日はリコのウェディングドレスを探しに魔法界に来た為、クマタを探すのはその後だと言われた。それでも先にクマタを探したいモフルンはことはを誘ってみる。

 

「はーちゃん、クマタを探しに行くモフ!」

 

「はー!いいね!!行こう、行こう!」

 

 ことははモフルンの誘いにOKを出す。ことはを加えたモフルンはみらい達に一言言った後早速、森へと向かっていくのだった。

 

「クマタ〜どこにいるモフ〜?」

 

「モフルン、クマタは森のどこにいたの?」

 

「クマタはこの森のクマさんがたくさんいる場所にいたモフ!」

 

「クマさんがたくさんいる場所……クマさんがたくさん出る場所なんてあるのかな………あっ!!いた!!」

 

 ことははモフルンからあまりクマタを見つけるカギとなりそうなことを聞けずあきらめかけていたが、ことはが左横を向くと、複数の茂みから可愛いクマ達がひょこひょこと顔を出しているのが見えた。

 

「クマさんモフー!!クマさん達、ここにクマタはいるモフ?」

 

 モフルンはクマ語でクマ達と話をし、クマタが黒いトレンチコートを着た男と一緒に森を更に奥へ進んだ所にある洞窟へ向かっていったという情報を手に入れる。

 

「情報ありがとうモフ!はーちゃん、洞窟に行くモフ!」

 

「洞窟かぁ……なんか危ない予感がするけど…まぁ、いっか!」

 

 ことははこれから行く所が洞窟というひと気の少ない場所で少し不安を募らせるが、モフルンもいるから大丈夫だと考え、そのままモフルンと共に洞窟へ向かっていく。

 

 モフルンとことはが洞窟前まで来ると、洞窟の中からはクマタともう1人、誰かの声が聞こえてくる。モフルンは洞窟前でクマタを呼んでみる。

 

「クマター!洞窟から出てきてモフー!!」

 

 と、クマタはモフルンの要望に応じたのか、洞窟の中からモフルンとことはのいる洞窟前まで歩いてきた。だが、クマタはどこか元気がなく、今にも倒れてしまいそうだった。そしてそんな中、クマタはモフルンにこう言う。

 

「モフルン、あと少しで願いの石は復活する…!俺の贖罪は果た…された………」

 

 クマタはそう言ってその場に倒れ、気を失ってしまった。モフルンは気を失っているクマタにこう言う。

 

「…クマタは何も悪い事はしてないモフ……贖罪なんか背負っていないはずモフ」

 

「とにかく、街にいる皆にこの事を伝えなきゃ!」

 

「モフ!」

 

 モフルンはことはの言葉に首を縦に振り、気を失っているクマタと共にことはのホウキに乗って街にいるみらい達の元へと向かう。

 

 

 

 その頃、クマタと途中まで一緒にいた例の黒いトレンチコートを着た男は願いの石を復活させ、その手に持っていた。

 

「後は石に選ばれし者が願いを叶えるだけ…私の計画も第1段階から第2段階へと進めそうだぁ…!」

 

 黒いトレンチコートを着た男はそう言いながら、一人で不気味に微笑み続けるのだった…

 

 

 

 

to be continued.......

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