ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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モフルン「戦兎は大丈夫モフ?」

みらい「大丈夫…なはず!」

モフルン「やられてない事を祈るモフ…!」


57.オルテガの脅威

 シャドウビルドと戦っている戦兎はドリルクラッシャーでシャドウビルドに斬りかかるが、シャドウビルドは戦兎が斬りかかってくるのを予想しており、黒いフルボトルバスターをバスターキャノンモードにチェンジさせて自分に向かってくる戦兎に向けて光弾を放つ。

 

「ぐわぁぁ!!」

 

 攻撃を受けた戦兎は少し吹っ飛ばされる。シャドウビルドは戦兎が吹っ飛ばされている間にも戦兎へ近づき、バスターブレードモードにチェンジした黒いフルボトルバスターで追い打ちをかける。

 

「これで終わりだ!!」

 

「終わるわけにはいかない…!これならどうだ!」

 

 戦兎は斬撃を受ける前にラビットタンクフルボトルをニンジャとコミックフルボトルと入れ替え、ドライバーのレバーを回してフォームチェンジする。

 

 

ニンジャ!コミック!

 

bestmatch!

 

『Are youready?』

 

「ビルドアップ!」

 

忍びのエンターテイナー!ニンニンコミック!イエーイ!

 

 ニンニンコミックフォームにフォームチェンジした戦兎は四コマ忍法刀を取り出し、トリガーを一回引いて自らの分身を3人出す。

 

「はぁぁ!」

 

『火炎斬り!!』

 

「フン、四コマ忍法刀程度の武器では俺にかすり傷すら入らんぞ」

 

「何っ!?」

 

 戦兎は四コマ忍法刀のトリガーを二回引いて火遁の術を繰り出すが、シャドウビルドが放った謎の黒いオーラに弾かれて不発に終わる。

 

「不完全ながらもオルテガの力を使いこなしている俺に勝てるわけない」

 

「オルテガを使いこなす…?」

 

「オルテガは使いこなせればありとあらゆる世界線を統べる最強の力となる!それはハイラントビルドをも超える!」

 

「ハイラントビルドを超える…!?」

 

「まぁ一度、必殺技でもくらえばその力が分かるだろう…」

 

 シャドウビルドはそう言いながらハザードトリガーのスイッチを押し、ドライバーのレバーを回して必殺技を発動させる。

 

『マックスハザードオン!!』

 

『ガダガダゴットン! ズッタンズタン! ガダガダゴットン! ズッタンズタン!』

 

『Ready Go!』

 

『ハザードフィニッシュ!!』

 

 必殺技を発動させたシャドウビルドはその場に高く跳び上がり、戦兎に向かって急降下していく。

 

「うわぁぁ!!!」

 

 シャドウビルドの必殺技を受けた戦兎は魔法界から世界の壁を超えてナシマホウ界のどこかへと飛ばされていった。

 

「戦兎!!!」

 

「俺とした事が…オルテガの力を奪うはずが、ターゲットを吹っ飛ばしちまったなぁ…まぁいい、願いの石が生み出す力を手に入れれば第1段階は完了する」

 

「おい!お前、何者だ!!!」

 

「誰かと思ったら万丈か…俺は影に潜む者だ。以後、お見知りおきを」

 

 シャドウビルドは万丈にそう言い、どこかへと去っていった。それと共にみらい達が駆けつけてきた。

 

「リコ、万丈君!大丈夫?…って戦兎は!?」

 

「戦兎くんは攻撃を受けてどこか遠くに飛ばされていっちゃった…」

 

「えっ!?ちょっと私、戦兎を探しに行ってくる!!」

 

 戦兎が攻撃を受けてどこかへ飛ばされていったと聞いたみらいは焦り顔をしながら戦兎を探しに1人、ナシマホウ界へと向かっていくのだった。

 

「で、リコ達はあの黒いトレンチコートを着た男についての情報を掴めた?」

 

「うーん…あっ、そういえば願いの石をどうたらこうたら言っていたような…」

 

「願いの石!?あれは100年に1度しか目覚めないのでは?」

 

「分からない…とにかく、魔法界に何か起こりそうだから私達は魔法界にいましょう!」

 

「うん!」

 

 リコとことはは魔法界に何かが起きた時にすぐに対応出来るよう、魔法界に残る事にした。2人の会話を聞いた万丈とモフルンもうん!と首を縦に振る。

 

「モフルンはクマタを魔法病院に連れて行くモフ!」

 

「ちょっと、モフルンだけで行くの?」

 

「うーん…じゃあ、龍我と一緒に行くモフ!」

 

 モフルンはリコにそう言われ、万丈と一緒に魔法病院に行く事にした。一方のリコとことはは引き続き黒いトレンチコートの男について調べるのだった……


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