ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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戦兎「天才物理学者の桐生戦兎は前回、朝日奈みらいと2人で遊園地へ行き、様々なアトラクションを堪能したのだった!」

みらい「今日は魔法界に言って戦兎くんと飾り付けの材料を買いに行くのかぁ〜!わくわくもんだぁ!」

戦兎「俺もワクワクしてるぜ!…って事で第6話どうぞ!」



6.魔法界へGO!ハロウィンパーティの準備!

「せ…と…ん!せん…くん!せんとくん!」

 

 どこらからか俺を呼ぶ声が聞こえてくる。俺は薄目を開けて自分の枕の左側に置いてあった時計を見る。まだ時刻は午前6:30、平日なら分かるが、休日なのにこんな朝早くに誰だろうと、声のする方向を見てみるとそこにはまたみらいがいた。だが、いつもと服装が違い、普通の女子というよりも"魔法少女"って感じの服を着ていた。

 

「…またお前か、何しに来たんだ?そんな格好して」

 

「魔法界でハロウィンパーティするらしいから戦兎くんも連れて行きたいなぁ〜って思って呼びに来たの!」

 

「ハロウィンパーティねぇ…え?魔法界ってなに!?」

 

 魔法界と聞いて驚きのあまり、みらいに魔法界は何なのかを聞き返してしまう。

 

「魔法界はね、魔法のほうきで空を飛べるし、魔法の言葉を唱えればなんでも出来る楽しい所だよ!」

 

「ありえない…!そんな世界あるのか!?」

 

「とりあえず一つ魔法かけてあげる!」

 

 みらいはそう言いながら服のポケットから先端にハートの宝石がついている細長い魔法のステッキみたいな棒を取り出し俺の方に向けた後、魔法の言葉を唱え始めた。

 

「キュアップ・ラパパ!戦兎くんよ、私に惚れなさい!」

 

 みらいが魔法の言葉を唱えた瞬間、俺の心臓の鼓動が段々と早くなっていく。みらいの顔を見ると更に早くドクドクと脈を打っていった。

 

「みらい!魔法はそんな事に使ないわ。早く元に戻しなさい!」

 

「しょうがないな〜キュアップ・ラパパ!元に戻れ!」

 

 いつの間にかリコも地下に来ていて、偶然見ていたのか、俺の部屋に入ってきて魔法の使い方を誤っているみらいを注意してくれた。リコに注意されたみらいは俺にかけられている魔法を解いた。その瞬間、俺の心臓の鼓動は普通の状態に戻った。

 

「さて、そろそろ魔法界に向かおうかしら!」

 

「うん!早く行こう!ほら、戦兎くんも早く早く!!」

 

 リコがそう言うとみらいは魔法界に行けるのがよっぽど嬉しいのか目を輝かせながらその場でピョンピョンジャンプしていた。みらいに早く早くと急かされた俺はすぐに準備をし、みらいと共に朝日奈家の玄関を開けて外に出る。

 

「筋肉海老フライめー!」

 

「誰が筋肉海老フライじゃ!俺は筋肉野郎だ!」

 

 外に出ると何が原因かは分からないがまた万丈とことはが言い争いをしていた。リコとみらいが仲裁に入ろうとしたが、俺はリコとみらいにあの2人は自然に仲直りするから放って置けと言った。

 

 そして、言い争いをする2人を置いて俺とみらいとリコはカタツムリニアの乗車口に向かっていく。

 

「すげぇ…!カタツムリが走ってきてる!」

 

 俺は童心に返ったような顔をしながらカタツムリニアをジーッと見続けていた。

 

「フフッ…戦兎くんって可愛い一面もあるんだね!」

 

「うっ、うるせぇ!ほら、電車来るぞ!」

 

 そんな俺を見ていたみらいは軽く笑いながらそう言う。俺はみらいに少し馬鹿にされたと思って恥ずかしくなり、咄嗟に言い返して何とかごまかした。

 

 俺はカタツムリニアに乗車した後、言い争いをしていた2人が来るか来ないかを電車の窓越しに見ていた。すると、車内でもうすぐ発車するというアナウンスが流れ始める。

 

「アイツら、何やってんだか…」

 

 俺が2人の心配をしていると、ほうきにまたがって空を飛んでいる2人の姿が見えた。ほうきに乗ってもなお言い争っているようだ。

 

 俺はまだギリギリ開いているカタツムリニアの扉から急げ!と2人に言う。俺の言葉を聞いた2人はハッとなったのかほうきの速さを全速力にしてカタツムリニアの乗車口へ向かってきた。あと数秒遅れていたら乗れていなかったというギリギリの時間で2人は何とかカタツムリニアに乗り込んだ。2人は全速力で向かってきた為、乗車した後、車内の壁にぶつかり数メートルくらい吹っ飛んでいった。

 

「いててて…あれ、海老フライは?」

 

「お前の下だよ!早く立て!」

 

「あっ、ごめんごめん!」

 

「…ったく、何でよりによってスカートなんだよ!お前がスカート履いてたせいで俺の顔がお前のパンツに触れちまっただろうが!!」

 

「えっ…///…もう!変態海老フライ!!」

 

「ぐはぁ…!何で…ビンタすんだよ…」

 

 ことはに乗っかられていた万丈は立った後、ことはに愚痴を言うがそれを聞いたことはは自分が万丈に恥辱的な行為を受けた事を知り、顔を赤くした後、万丈の頰を右手で思い切りビンタする。ことはのビンタをくらった万丈はその場に倒れてそのまま気を失ってしまった。

 

 俺は自業自得だなと思いながら気を失っている万丈を座席まで連れていき、横にさせておいた。

 

 そして、カタツムリニアに乗車してから数十分後、魔法界に着いた。カタツムリニアから降車して魔法界の全体を見てみると空を飛び交う人々が沢山いた。

 

「なんなんだよ…これ」

 

「魔法界よ!私の故郷なの!」

 

「…って事はお前は魔法使いなのか?」

 

「魔法使いよ!」

 

「うぉぉ!興奮してきたー!」

 

 万丈は俺とリコとみらいとことはより少し遅れてカタツムリニアから降りてきてリコにこの世界は何なのかという事とリコが魔法使いなのかどうかを聞き、ここが魔法界である事、リコが魔法使いである事を聞いた瞬間、興奮し、俺たちより先にホームの階段を下りて魔法界の中心部に向かって走っていってしまう。ことはもほうきにまたがり、万丈を追いかけるように魔法界の中心部へと向かっていった。

 

「…2人は放っておいて、俺らは何をすればいいの?」

 

「みらいと戦兎くんにはハロウィンの飾り付けの材料を買ってきて欲しいの!」

 

 リコにこの後、どうすればいいのかを聞いた所、2人で飾り付けの材料を買ってきてと言われた。早速、俺とみらいは飾り付けの材料が売っている店へ向かおうとする。

 

「…俺は徒歩で向かう感じ?」

 

「私のほうきに乗って店まで行こうよ!」

 

「そうだな!」

 

 最初は万丈のように歩きで向かっていくのかと思ったがみらいが魔法のほうきに乗せてくれる事になり、楽々と店へ向かっていった。

 

 店の辺りへ行くと、沢山の若い男女が仲良く話しながら歩いていたり食事をしたりしていた。

 

「…ねぇ、戦兎くん」

 

「ん?どうした?」

 

「…そういえば、ここって有名なデートスポットなんだよね」

 

 みらいは顔を赤く染めてモジモジしながら俺にそう言う。俺は"デートスポット"という言葉を聞いてみらいの言いたい事を大体、察した。

 

「つまり、こうすればいいんだろ?」

 

「うん…///」

 

 俺はみらい自分の左手でみらいの右手を握った。俺がこうすればいいんだろ?とみらいに聞くと、みらいは少し顔を上げて頷いた。俺とみらいはその後、手を繋いだまま店までの直線の道を歩いていく。すると、反対側からみらいと同じような服を着た女の子3人が歩いてきた。

 

「おっ、みらい!アンタ、彼氏いたの!?」

 

「ジュン!これはね!何というか、その…///」

 

 みらいはジュンに彼氏というワードを言われてまた顔を下げてしまう。みらいの顔を見たジュンはニヤリと笑う。

 

「みらい、顔赤くなってるぞー!やっぱり、彼氏って事だな!」

 

「ジュン!みらいが恥ずかしがっているでしょ!それ以上大声で叫ばないで!」

 

「はいはい、わかったよ!じゃ、また今夜のハロウィンパーティで会おうな!」

 

 ジュンの隣にいたオレンジ寄りの茶色の髪色をした女の子がジュンに注意する。注意されたジュンは今夜のハロウィンパーティでまた会おうと言って俺らが歩いてきた道の方向へ歩いていってしまった。

 

「ほら、いつまでも恥ずかしがってないで材料買いにいくぞ!」

 

 俺はみらいにそう言い、手を繋いだまま再び店へと歩いていく。

 

 そして、数分後店に着き、中へ入って材料を探していく。色んなハロウィングッズが置かれてる中、俺は選りすぐりな材料を選び、購入する。

 

 そして、買い物が終わった後、来た道を戻るように行って魔法学校の付近の広場に向かっていく。空はすっかり夕焼けに染まっていた。

 

「夕日綺麗だね…」

 

「そうだね!」

 

「…さっきから今までずっと下を向いててごめんね…」

 

「大丈夫!下を向いててもお前はお前なんだから!俺のお前に対する気持ちは変わらねーよ」

 

「戦兎くん…!」

 

 俺がみらいにそう言ってあげると、みらいの顔に笑顔が戻った。俺とみらいはその後、手を繋ぎ、仲良く話しながらリコ達のいるハロウィンパーティの会場まで歩いていくのだった。

 

 

to be continued......

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