ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜 作:萊轟@前サルン
戦兎「今年もビルド&プリキュアをよろしくお願いします!」
みらい「では、新年1発目のビルド&プリキュア 第61話、どうぞ!」
カタツムリニアを使い、ナシマホウ界に逃げてきたリコ達は
「みらい達どこにいるモフ?」
「分からない…だけど、箒で空を飛んでいないって事は既に戦兎くんを見つけているはずよ!」
「でも、魔法界に戻ってきてないモフ」
「家で戦兎くんを休ませているかもしくは…」
「リコ…?」
「何でもないわ…とにかく、みらい達を探すわよ!」
リコはみらいが既に戦兎を見つけている前提で2人がどこにいるかを考えた時、少し嫌な予想が頭に浮かぶが、敢えてモフルンにはその予想を言わなかった。
「あっ!おい、2人ともあそこを見ろ!」
クマタは何かを発見し、その場所に指をさす。リコとモフルンがクマタの指さす方を見てみるとそこには倒れているみらいと戦兎がいた。リコは箒のスピードを上げて2人の元へ向かう。
「みらい、戦兎くん!!大丈夫!?」
リコの嫌な予想というのはシャドウビルドにやられた戦兎だけでなく、戦兎を助けに行ったみらいも怪我しているというもので1番当たってほしくない時にこの嫌な予想が当たってしまったのだ。
「うぅ…あれ、リコ…?」
「みらい!!大丈夫!?何があったの?」
「椎名龍一君がダーククローズに変身して私や戦兎に襲いかかってきたの…」
「(龍一君…真面目なあなたがなんで人を襲うの…?)」
リコは2人を襲った人物が椎名龍一である事を知り、驚くと共に心の中で真面目なあなたがなんで人を襲うの…?と呟く。
「みらい!!とりあえず、どこか他の場所へ行きましょ!ここに居続けるのは危険だわ!」
「うん!あっ、でもその前に戦兎をベッドに寝かせないと…!」
「なら、津成木大学の近くで待ってるわ!」
「分かった、出来るだけ早く向かうようにする!」
みらいとリコ達は津成木大学の近くで待ち合わせる事にする。みらいは出来るだけ早く向かうようにするとリコに言い、自分のホウキに戦兎を乗せて自宅まで向かっていった。
家に着いたみらいは戦兎を地下にある戦兎の部屋のベッドに寝かせる。リコとの待ち合わせ場所に向かう前に戦兎にこう言う。
「あと数時間後には年が明けるね…今年の終わりは一緒に過ごせないかもしれないけど、来年の終わりは一緒に過ごそうね!」
みらいはそう言って家を出て行き、リコの待つ津成木大学へと向かった。みらいが家を出てから少し経ったくらいに目を覚ました戦兎はダーククローズから抜き取った成分について詳しく調べ始めた。
「エンドマテリアルだと?…俺の知らない未知の成分か。この成分には狂暴化と引き換えに人間の成長の限界を引き上げてくれる能力があるのか…!狂暴化を無くせるよう改善するか」
戦兎はダーククローズの成分からエンドマテリアルという新たな成分を発見した。エンドマテリアルの狂暴化という副作用を無くす為に戦兎は早速、エンドマテリアルの研究に取り掛かるのだった。
その頃、みらいは津成木大学に着いてリコ達と合流していた。リコとみらいがいつシャドウビルドが来てもいいように身構えている中、モフルンは浮かない顔をしていた。
「モフルン?どうしたの?」
「みらい…シャドウビルドの狙いは願いの石の力モフ。だけど、その力を手に入れる為の"願い"をモフルンが言わないから皆、傷ついてきたモフ…」
「だからって願いは言っちゃダメ!言ったらシャドウビルドの思い通りになっちゃうんだから!!」
「モフ…」
「大丈夫、私達がモフルンやクマタを守ってあげるから!」
「みらい…!」
モフルンは自分がとっとと願いを言っていれば皆が傷つく事はなかったと自分を攻める。みらいはモフルンに"願い"を言えばシャドウビルドの思い通りになってしまうと言う。モフルンはそれを聞いて皆がシャドウビルドの計画を阻止するために"願い"を言わせないようにしてると知り、"願い"を言おうという気持ちが少し無くなった。
と、みらい達が魔法界に行くために箒で津成木駅に向かっていると、シャドウビルドが津成木駅の入り口に立っていた。
「待っていたぞ…魔法使い!!」
「私達が再び魔法界に向かおうとしてたのが分かってたようね…仕方ない。みらい、いくわよ!」
「うん!」
みらいとリコは箒で地面まで降りてから変身する。
「「キュアップ・ラパパ!ダイヤ!」」
みらいとリコがそう唱えると、リンクルストーン・ダイヤがモフルンの胸元部分に挿し込まれていく。
「「ミラクル・マジカル・ジュエリーレ!」」
モフルンにリンクルストーン・ダイヤが挿された状態でそう唱えると、2人の服装や髪型、背丈が変化していく。
「2人の奇跡!キュアミラクル!」
「2人の魔法!キュアマジカル!」
「「魔法つかいプリキュア!!」」
変身した2人はシャドウビルドに向かっていく。みらいとリコはシャドウビルドに蹴りをくらわせようとするが、全て弾かれてしまう。
「フン、甘いな…!!」
シャドウビルドはそう言いながらリコの片腕を掴み、地面へと思い切り叩き付ける。
「うっ…」
「マジカル!!」
「みっ…ミラクル!」
「今助ける!」
みらいはリコをシャドウビルドから離そうとシャドウビルドへ向かうが、いつの間にかシャドウビルドの周りには紫色の結界が張られており、シャドウビルドとシャドウビルドに肩腕を掴まれているリコには近づけないようになっていた。
「朝日奈みらい、悪いが俺はお前とは戦えない」
「何で!?」
「お前は俺にとっての……おっと、危ない。危うく言ってしまう所だった…まぁとにかくお前とは戦えない」
「なら、マジカルを離して!!」
「それは無理だ。コイツにはある程度怪我してもらわないといけないからなぁ…」
シャドウビルドはそう言いながらリコを何度も何度も地面へと叩き付ける。リコは何度か叩きつけられた時に吐血する。そしてその吐血と共にリコの変身が解けた。
「そこのモフ……いや、クマ!"願い"を言わないのか?お前が"願いを言わなければ俺は死ぬまでコイツを地面に叩きつけるぞ?」
「それは……それだけはやめるモフ!!」
「なら、願いを言え!!!」
「分かったモフ…モフルンの願いは…!」
モフルンはこれ以上リコを傷つけない事と引き換えに自分の願いを言うことにするのだった…