ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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第1章最終話です!


64.始まりの終わり

 戦兎とみらいがベンチに座って眠ってしまってからどのくらい時間が経ったのだろうか。いつの間にか空は橙色に染まっており、眠っている2人の目の前には万丈、リコ、ことはがいた。

 

「みらい、戦兎君!いつまで寝てるの?」

 

「ふわぁ…よく寝たぁ…!ってリコ!!怪我は大丈夫なの!?」

 

「歯が数本折れる程度で済んだわ。プリキュアに変身してたおかげかもしれない。あと、はーちゃんも軽傷で済んだみたい」

 

「2人とも大丈夫そうなら良かった…!私、すごく心配したんだからね!?」

 

「ふふっ…心配してくれてありがとう、みらい!」

 

「じゃあ、皆でナシマホウ界に帰ろっか!!」

 

「えぇ、そうしましょう!」

 

 皆が合流した所で戦兎達一行はカタツムリニアに乗り、ナシマホウ界へと帰るのだった。ナシマホウ界に帰った後、リコと万丈は戦兎とみらいを先に家に帰らせて2人で夕暮れの公園へ行き、ベンチに座る。

 

「万丈君、式はいつにするの?」

 

「うーん…まずは俺とリコの親戚や友人を誘わないとならないから…大体、数週間後かな」

 

「数週間後ねぇ…何かドキドキしてきたわ」

 

「何で?」

 

「だって私、万丈君の"彼女"から"妻"になるんだもの…しかも、苗字も万丈になるし…///」

 

「……俺もリコの"夫"になるのか。あーそう考えたら俺までドキドキしてきた!!」

 

「そしていつかは子供も…」

 

「おい、早すぎだぞ!!」

 

「ふふっ…」

 

 リコは随分と先の段階の事まで考えており、少し遠回しに子供が欲しい事を万丈に伝えるが、万丈は少し焦りながらまだ早すぎる!!とリコに言った。

 

「万丈とリコは気が早すぎるな…」

 

「えっ…?」

 

「いや、万丈の服にこっそり付けた盗聴器から2人の話し声が聞こえてな…」

 

「2人は何を話していたの?」

 

「それはな………ゴニョゴニョ」

 

 戦兎は2人が自分達の子供について話していた事をみらいの耳元で本当に周りに聞こえないくらいの小声で話す。

 

「えぇー!!!それは早すぎる!」

 

「まぁでも、結婚前から子供を授かってる人もいるからあまり言えないが…」

 

「……ねぇ」

 

「ん?」

 

 みらいはリコと万丈が自分達の子供の事について話していた聞いて少しあっち側のスイッチが入ったのか、いきなり頬を赤らめて戦兎の左手を自分の右手でぎゅっと握る。

 

「みらい!?どうしたんだ、急に!!」

 

「ねぇ、戦兎…私も戦兎との子供、早く欲しいなぁ…」

 

「だっ、ダメだ!俺らはまだ大学生だぞ!?万丈達よりも早すぎる!」

 

「ふぅん……今ならOKするんだけどなぁ…」

 

「と、とにかく!!家に帰ろうか!モフルンも待ってるから!!」

 

 戦兎はみらいの誘惑にギリギリの所で打ち勝ち、みらいの手を引いてそのまま朝日奈家に向かっていく。走り疲れた戦兎は玄関前に寝転がる。

 

「はぁ…はぁ…疲れた……」

 

「"疲れた"んだね?」

 

「当たり前だろ!変なスイッチ入ってるみらいを喋らせない様にここまで走ったんだから!!」

 

「疲れたのなら私が部屋で……いや、部屋にはモフルンいるからお風呂で癒してあげる!さぁ、一緒に入ろう!」

 

「へっ!?風呂…?ちょ、ちょっと待て!」

 

「…私、戦兎になら身体を見られても大丈夫だよ…?///」

 

「お、おい!みらい、数秒間だけ待ってくれ!!」

 

「待てないや……ほら、行くよ!」

 

 みらいはそう言いながら寝転がっている戦兎の腕を掴み、お風呂場まで引きずっていく。その後、2人がお風呂場に入ってから数時間ぐらいはお風呂場の扉が開く事はなかった…

 

 そして夜、帰ってきた万丈が自分の部屋に向かおうと地下への階段を下ると、階段を下ったすぐの場所に手で腰を抑えている戦兎がいた。

 

「いててて……」

 

「戦兎、どうしたんだ?」

 

「見りゃ分かるだろ…腰が痛いんだよ」

 

「…ったく、なら今日はもう寝ろ!早く寝て明日に備えろ!」

 

「あぁ、そうするよ」

 

 戦兎は手で腰を抑えながら自分の部屋へと入っていく。万丈も戦兎を見送った後、自分の部屋に入っていくのだった…

 

 

 

 こうして、キュアモフルンへの再覚醒、シャドウビルドとの激闘を描いた大学生編の第1章は幕を閉じた。

 

 

 

 

 その頃、ある場所では誰かがある計画の第2段階へ入る準備をしていた。

 

「準備は出来てるか?」

 

「はい、シャドウ様」

 

「よし、ならば今度はヤツの息の根を止めよ…その黒き龍の力でな!」

 

「分かりました…」

 

 

 

 

Continue to Chapter 2……

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