ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜 作:萊轟@前サルン
前回から数日後の朝、万丈がリコと商店街を歩いていると、前の方から椎名龍一と思われる人物が歩いてくる。
「久しぶりだな、十六夜リコ」
「りゅ、龍一君…!?私達に何の用かしら?」
「フン、何の用か分かってる癖に…」
リコはその言葉を聞いた瞬間、身構えた。万丈は椎名龍一が誰なのか分からない為、何故、身構えているのかよく分からなかった。
「おいおい…2人はどういう関係なんだ?」
「万丈君、この人こそが万丈君を狙ってるであろう張本人よ!」
「ま、まじかよ……」
椎名龍一は2人に向けてニヤリと不気味な笑みを浮かべながらビルドドライバーを腰に装着し、ダーククローズドラゴンをドライバーに装填する。
「闇の力を
『wake up!Dark Cross-Z dragon!』
ドライバーからの音声が鳴り響いた後、椎名龍一はビルドドライバーのレバーを勢いよく回す。
『Are youready?』
「変身」
レバーを回すと、前方と後方にスナップライドビルダーが現れる。椎名龍一は変身という声を掛けた後、スナップライドビルダーに挟まれて変身する。
『Wake up burning! Get DARK CROSS-Z DRAGON!Yeah!』
「黒いクローズ…!」
「そう、この姿こそダーククローズ!!」
「そっちが戦うつもりなら戦ってやんよ!!」
万丈はそう言いながらビルドドライバーを取り出し、腰に装着する。そしてドラゴンフルボトルを挿したクローズドラゴンをドライバーのスロットに装填する。
『wake up!Cross-Z dragon!』
ドライバーからの音声が鳴り響いた後、万丈はビルドドライバーのレバーを勢いよく回す。
『Are youready?』
「変身!」
レバーを回すと、前方と後方にスナップライドビルダーが現れる。万丈は変身!という声を掛けた後、スナップライドビルダーに挟まれて変身する。
『Wake up burning! Get CROSS-Z DRAGON!Yeah!』
「フッ、これが本家様…殺し甲斐がありそうだ…!」
「何ふざけた事言ってんだ?勝つのは俺だ!!!」
万丈は自分をナメているダーククローズにそう言い、ビートクローザーを左手に持ってダーククローズへ向かっていく。
「おりゃああ!!!」
「フン、甘い!」
万丈はダーククローズに向けてビートクローザーを振り下ろすが、ダーククローズはビートクローザーを弾き、黒いオーラを纏った拳で万丈の胸部を殴り、数メートル先へ吹っ飛ばす。
「チッ、少しはやるじゃねぇか.…」
「俺が強いんじゃない。お前が弱いだけだ」
「ナメやがって…!」
ダーククローズの言葉に憤りを感じた万丈はドライバーのレバーを回して必殺技を発動する。
「これで終わりだぁぁ!!!」
『Ready go!』
『ドラゴニックフィニッシュ!』
「終わるのはお前だ」
ダーククローズはそう言いながら、自分に向けて急降下してくる万丈めがけて黒い龍の化身を放つ。黒い龍の化身は万丈に勢いよく向かっていき、万丈のライダーキックと衝突する。
「うわぁ!!!」
万丈は黒い龍の化身に押し負けてしまい、地面へと叩き落とされていく。ダーククローズは倒れている万丈へ近づき、万丈の身体を思い切り蹴飛ばす。
「ぐはぁ…!!」
「弱い…弱すぎる…!これが本家様か…」
「チッ、だったら新しい力見せてやんよ!」
万丈はそう言いながら、アルテミストリガーを取り出し、起動してからトリガーをドライバーの上部にある装填部に装填する。
『アルテミスオン!』
『アルテミスクローズドラゴン』
万丈はドライバーの音が鳴り、アルテミスライドビルダーが前後方に出るのと共にドライバーのレバーを回して変身する。
『ムーンライトレベリング!エビル アルテミス!!dangerous!Very dangerous!!』
万丈はアルテミスクローズに変身した。だが、何か様子がおかしい。その様子はまるで暴走した時のハザードのようだ。
「ほぉ…少しは力が増したようだな…だが、俺には勝てない」
「…………」
万丈は無言のままダーククローズに向かっていく。万丈が一歩前へ歩く度に背中から数体の龍が出現する。出てきた龍たちはダーククローズに向かっていき、身体のあちこちを噛み付いていく。
「ぐっ…この力はまさか!?」
「………」
万丈は龍たちに噛み付かれ、動けないダーククローズの胸部を蹴る。蹴った瞬間、ダーククローズの胸部に強い衝撃が伝わり、ダーククローズの胸部のアーマーにヒビが入った。
「その力、実に興味深い…!今日だけは特別に最後まで戦ってあげよう」
ダーククローズは自分に噛みつく龍たちを振り払った後、ダークビートクローザーを右手に持ち、万丈へ向かっていくのだった…