ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜 作:萊轟@前サルン
ダーククローズはダークビートクローザーを万丈の右肩目掛けて振り下ろすが、万丈は瞬間移動を使ってダーククローズの攻撃を避けていく。そしてアルテミスクローズの怪しげな黄色い複眼を強く光らせるのと共にダーククローズの四方八方を目にも止まらぬ速さで駆けていく。
「くっ…動きが速すぎて見えない」
「………」
万丈はダーククローズが動きを捉えられず、好きだらけの間に身体のあらゆる所にダメージを与えていく。万丈が身体のあらゆる所を思い切り殴るのと共にダーククローズのアーマーにヒビが入っていき、最終的には割れてしまった。
「ぐはぁ…!!」
流石のダーククローズでも今回の万丈の攻撃には耐えられなかったようだ。万丈はアーマーが剥がれたダーククローズの胸部にトドめの一撃を喰らわせようと右拳に紫色の禍々しいオーラを纏わせる。
「万丈君、それ以上はまずいわ!!」
「………」
「こうなったら…最終手段!」
万丈が暴走していることに気付いたリコは万丈のドライバーに装填されているアルテミストリガーとクローズドラゴンをドライバーから外す。リコが万丈の変身アイテムを外した瞬間、万丈は強制的に変身を解除させられた。
「……あれ、俺は何してたんだ…?」
「あなた、いくら強くなったからって力の制御くらい出来ないのかしら!?椎名龍一君を殺しかけてたわよ!!」
「まじかよ…
「えっ…あなた、自分が何したか覚えてないの?」
「あぁ…全く覚えてねぇ」
万丈は自分がダーククローズに深手を負わせた事を覚えていないらしい。
「でも、あの力が無ければ万丈くんや私は確実に倒されてたわ……万丈くん、私を守ってくれてありがとう!」
「ありがとうなんて要らないぞ」
「えっ…どうして!?」
「それはな、お前が俺の嫁だからだ…自分の嫁は守って当然だろ?」
「万丈くん…///」
万丈にカッコいい事を言われたリコは頬を赤くしながら万丈の身体に自分の身を寄せる。
「んじゃ、帰ろうぜ!」
「うん、帰りましょ!」
ダーククローズとの戦いを終えたリコと万丈は商店街で買い物をせずに自分の家へと帰っていった。2人が帰った後、近くの店の中から戦兎とことはが出て来た。
「アルテミスの暴走状態はハザードの暴走状態に勝る……か。暴走させたら厄介だ…早く改善したいが改善策がない…どうすればいいんだ?」
「名前の通り、きっと月の力が必要なんだよ!まぁ月の力の正体が何なのかは分からないけど…」
「とりあえず、また万丈とダーククローズとの戦いが起きたら見に来るぞ!」
「うん、分かった!」
戦兎とことははそう話しながら店を後にし、朝日奈家へと帰っていくのだった…
その頃、ダーククローズこと椎名龍一はシャドウビルドの元へと戻っていた。
「まさか、あの程度のヤツに手こずるとはな…」
「すみません、私とした事が…ヤツを侮っていました」
「フン、万丈龍我もパワーアップして来たか…ならば、お前もこの人物の力を借りてパワーアップするといい」
と、シャドウビルドはそう言いながら"誰か"を指パッチンで自分の元へ呼び寄せる。
「私を呼ぶという事は何かしら大きなプロジェクトがあるのかな?」
「特にはない。だが、お前達が持つ技術が必要だ。頼んだぞ」
「フン、私達の技術にかかれば万丈龍我を倒せる確率は1000%だ」
to be continued........