ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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72.世界のターニングポイント

 椎名龍一が変身している仮面ライダー星の襲撃を受けてドーナツの移動販売車は激しく燃えていて、移動販売車の中にいた2人は移動販売車と共に炎に呑まれてしまったかと思われたが、移動販売車が燃え始めるのと同時に戦兎が2人を助けていた。

 

「大丈夫か?お二人さん」

 

「た、助けてくれてありがとうルン……」

 

「傷一つなく無事でよかった。さぁ、安全な場所へ逃げて!」

 

「あ、あなたは…?」

 

「俺は天才物理学者の桐生戦兎、仮面ライダービルドだ!」

 

 戦兎は自分について聞いてきた緑髪の女性にそう言い、万丈に加勢していく。

 

「ララ、胸に手を抑えてるみたいだけど…大丈夫?」

 

「違うルン。ひかる、何か胸がチクチクするルン」

 

「なーんだ、そういう事ね!ララも"恋"したんだね」

 

「恋したって……私は一回助けられただけルン!それだけで好きになるはずが…」

 

「いや、恋する理由なんて単純なものでも良いんだよ」

 

「ひかる……」

 

 緑髪の女性の名はララというらしい。ララは自分を助けてくれた戦兎に恋をした。ひかるはララを見てニッコリと優しい笑みを浮かべるのだった。その頃、ことはは病院に生えている木の陰から戦兎、万丈と椎名龍一の戦いを見ていた。

 

「変身した姿が仮面ライダー斬であろうがダーククローズであろうが動きは"同じ"で椎名龍一の動きのはず!戦兎、椎名龍一の動きをしっかり学んできて…!」

 

 ひかる、ララとことはが見守る中、戦兎と万丈は椎名龍一と戦い続けている。戦兎の加勢により、現在は万丈が有利だ。

 

「2対1か。面白いじゃない…!」

 

「とっとと終わらせるぞ、戦兎!!」

 

「もう少しだけ待ってくれ…ヤツの戦闘データをこのビルド Mk-IIにインプットさせる」

 

「ビルド Mk-IIにはそんな機能があるのかよ…便利すぎるぜ」

 

「ビルドをリニューアルさせる際にオマケで付けておいたのさ」

 

「流石だぜ、戦兎!んじゃ、改めて……行くぞ!!」

 

「おう!」

 

 戦兎と万丈はビルド Mk-Ⅱに関する話を少ししてからまた椎名龍一へと向かっていく。戦兎はビルド Mk-Ⅱのウサギのハーフボディに自分の全ての力を一時的に集め、跳躍力を増幅させる。

 

「この跳躍力についてこられるかな?」

 

「チッ、舐めたマネしやがって…!」

 

「どうした、攻撃してこないのか?いや、出来ないか」

 

「どうやら俺の本気を見たいらしいな…なら、見せてやるよ」

 

 戦兎は戦闘データに必要な"攻撃パターン"を記憶する為に椎名龍一を煽って自分を"本気の力"で攻撃するよう誘導する。

 

「うぉぉ!!!」

 

 椎名龍一は仮面ライダー斬アーマーの背中に大きな翼を、手に巨大な爪を生やし、戦兎へ向かっていく。

 

「オラァァ!!!」

 

「なるほど、それが"その姿"での本気か…」

 

「黙りやがれぇ!!」

 

 椎名龍一は戦闘データを取られているとも知らずにありとあらゆる攻撃方法で戦兎を攻撃する。だが、攻撃は全て避けられていた。

 

「戦闘データは全て貰った。んじゃ、これで終わらせる」

 

 戦兎はそう言いながらビルド Mk-Ⅱの能力で強靭な装甲を着た兎と多くの兵器という兵器を備えた戦車を生成する。そして椎名龍一を攻撃するよう指示する。

 

「自分で創り出したものを自由自在に使えるだと!?」

 

「フン、予想外を考えて戦うのが天才だ…予想外を考えれていない時点でお前は天才でもないし、負け確定だ」

 

「ふざけんなぁ!!」

 

「終わりだ!!」

 

 戦兎はそう言いながら指を鳴らす。戦兎が指を鳴らすと共に兎と戦車は椎名龍一に向かって一斉にレーザー砲を放つ。レーザー砲を受けた椎名龍一は変身が解けるのと共にその場に倒れ込む。

 

「椎名龍一、なぜ俺とリコを戦わせたんだ?」

 

 と、万丈が椎名龍一にリコと自分を戦わせた理由を聞こうとした瞬間、椎名龍一の周りに邪悪なオーラが発生し、何者かが現れる。

 

「久しぶりだな、万丈龍我…」

 

「シャドウビルド…!何しにきた!」

 

「ただコイツを回収しにきただけだ…今回は何もするつもりはない」

 

 シャドウビルドはそう言い残し、椎名龍一を抱えて邪悪なオーラを纏ってどこかへと消えていった。

 

「さてと…もう出てきても大丈夫だぞ」

 

「助けてくれて…あ、あ…ありがとうルン」

 

「胸に手を抑えてるみたいだけど大丈夫か?」

 

「こっ、これは何でもないルン!ひ、ひかる!!早く家に帰るルン!」

 

 戦兎はララが自分の左胸に両手を当てているのを見てそう言う。ララはそう言われて動揺したのか、左胸に当てていた両手を身体の後ろで組むような感じにする。

 

「ララ、この人にもう一つ何か言う事があるんじゃないの?」

 

「えっ…///」

 

「ほら、早く!」

 

「えっ…えっと…」

 

 戦兎に何か言うようひかるに諭されたララはその瞬間に身体をモジモジさせ、顔を赤らめながら口を開き何かを言い出す。

 

「せっ、戦兎さん!」

 

「ん?何だ?(この展開、まさか…!」

 

「あなたの事が好きルン!!!」

 

 

 

to be comtinued......

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