ビルド&プリキュア 〜俺と私が創る未来〜   作:萊轟@前サルン

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久しぶりの更新となりました!所々、誤字や脱字があるかもしれません!


87.ことはが手にした力 part1

車を走らせる事数十分、津成木町の駅に着いた幻徳と一海は特殊なパスを使って魔法界行きの駅に行ってカタツムリニアに乗車し、魔法界へと向かう。

 

その頃、イノウに鍛えられていることはは遂にイノウが示した目標のハザードレベル5.0に到達していた。

 

「ハザードレベル5.0…やはり神の体を持つ者は成長具合が他のものとは違うようだなぁ」

 

「はぁ…はぁ…ハザードレベルが何だか分かりませんがもう目標に到達したのなら終わりにしてここから出してくれませんか?」

 

「無理だ。と言いたいところだが俺もお前に付き合い過ぎてこの結界に穴ができてしまうくらいまで疲労が溜まっているようだ…」

 

「何故、初対面の私にここまで付き合うの?」

 

「…なんとなくだ」

 

「なんとなく…?」

 

「おっと、何かがこちらへ近づいてくるみたいだ…何やら面倒な気配がするから俺はここらで退散させてもらうとしよう…」

 

イノウは何者かがことはに近づいてきている事だけを言って結界を解くのと共にどこかへ去っていった。結界が解けて言葉が辺りを見回してみるとそこは魔法界の広場だった。

 

何かが近づいている…イノウはそう言っていた。イノウのその言葉が気になったことははあたりを見回す。自分の正面斜め上辺りにマクリーチェがいた。

 

「あなたは…⁉︎」

 

「私はマクリーチェ。あなたではなくあなたのお仲間に用があってここに来た」

 

「用って…?」

 

「それはあなたには教えられない…」

 

ことはがマクリーチェの言葉の意味を考えているとマクリーチェの言う"あなたのお仲間"がやって来た。

 

「ことはちゃん‼︎」

 

「一海さん、幻徳さん⁉︎何故ここへ?」

 

「ことはちゃんを助けに来たんだよ!…ってかまたお前か」

 

一海はそう言いながらマクリーチェに対して嫌な眼差しを向ける。一海は戦兎についての話をマクリーチェからされてからマクリーチェに精神面での苦手意識を持っている。

 

「おい、ここで奴を倒すぞ」

 

「…いや、それはちょっと」

 

「何だと?いつものお前らしくない」

 

幻徳が一海に共にマクリーチェと戦おうと誘うが一海はあまり戦う気になれないらしい。

 

「……まぁいいひとまず目的は果たせた…帰るか」

 

幻徳はことはの手を取り自分の方へ引っ張ってから持っていたトランスチームガンを使って自分達の正面に煙を起こして2人と共に立ち去っていく。

 

「……逃げてもタイムリミットは刻々と終わりへ近づいていく」

 

マクリーチェは3人が去った後にそう言い、自身も姿を粒子へと変えてどこかへと消えていく。

 

「おい、何故戦おうとしなかった?倒したらまずい敵か?」

 

「いや、倒して問題はない…けどな……ヤツの顔を見ると前に聞いた話を思い出しちまう、それでこう思っちまう…"オルテガの力を渡せば戦兎は不老不死なんかから解放される"と」

 

「確かに俺もそうは思う…けど、戦兎がこの残酷な運命から逃れる方法は他にもきっとあるはずだ」

 

「……わかった。そこまで言うなら俺も少しは抗う…けどな、方法がいつになっても見つからないようだったらその時は素直に"オルテガの力"を手渡そう。どんなにアイツら(戦兎達)に反対されようが」

 

「……分かった」

 

2人はオルテガの件についてはそう決める。話を終えて2人はことはの元へ駆け寄る。

 

「ことはちゃん!無事だったか?」

 

「う…うん、私は無事だよ」

 

「よかった…そんじゃ皆、心配してることだし帰るぞ」

 

 

3人はまた厄介な事が起きても困ると思い、急ぎ足でナシマホウ界へと帰っていく。

 

ナシマホウ界へ帰った後はことはを朝日奈家の前まで何事もなく無事に送り届けた。

 

「はーちゃん⁉︎大丈夫なの?怪我は⁉︎」

 

「大丈夫だよ!…ほら、この通りに傷一つないよ!」

 

「嘘っ…少しいない間に一体何が…?」

 

血痕を頼りにことはを探し、見つけて救出するまでに至ったので短期間いなかったとはいえ、ことはの身体に傷一つもないのはおかしいと感じるリコだが、何かこれ以上は聞いたらまずいと思い、敢えて深くは聞かないことにした。

 

「ただいま!」

 

「ことは!怪我はないか⁉︎」

 

「大丈夫、この通り無傷だよ!」

 

「そっ…そうか。なら、よかった……」

 

戦兎はことはの体のどこにも傷がないのを確認し、安心するのだが同時に何故、ことはは怪我をしていないのだろう?という疑問が浮かぶ。確かにあの時、戦兎は横目で倒れていることはを見た。

 

「なぁ、誰に助けてもらったんだ?」

 

「えっと……◻︎◻︎◻︎って人に助けてもらったんだよ!」

 

「ん…?」

 

今、ことはが自分を助けてくれた人の名前を言う一瞬だけ目の瞳が赤く染まり、その名前もぼかされた感じがしてよく聞き取れなかった。

 

「……まぁ、いいか」

 

「どうしたの?」

 

「いや、何でもない!それより、先に風呂入っていいぞ!」

 

「分かった!」

 

戦兎はことはを風呂場へと向かわせた後、地下の自分の部屋へ戻って椅子に座りことはの身に起きている事態について考えるのであった。

 

「いてっ!」

 

一方、風呂場へと向かったことはは廊下に落ちていた画鋲に気づかずそれを踏んでしまう。

 

「痛いよ………ってあれ?」

 

ことはは痛みに耐えながらも画鋲を抜く。足裏の画鋲を抜いた箇所からは血が流れている……が、少しすると血が止まり傷口も塞がった。

 

「えっ…なんで⁉︎私の身体、どうかしちゃったの?」

 

 

ことはは自分の体の変化に気づく。焦ることはは風呂に入るのをやめて戦兎の元へと向かっていくのだった…

 

 

 

傷が癒えるスピードが速い点がオルテガと似ているが果たしてことはの身に変化を起こしているのは何なのだろうか…?

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