マテリアルズ・ストラトスReflection IF「UNLMITED FORMULA」 作:荒潮提督
前回どうにか急襲してきたなのは達を退け安全な場所まで退避してきた一夏達。
どうにか一息ついた一夏達はとある空きアパートの一室にいた。
取り壊し中なのか半分崩れていたがまだ十分住める場所である。
扉はマドカが切って開けた。
不法侵入とかはこの際ドブに投げ捨てておこう。
一夏は上半身のバリアジャケットを中のインナーだけ残して解除、傷の手当てをしていた。
応急処置はしていたがノイズとの戦闘中に撃たれた傷が開いたらしくインナーに血が滲んでいた。
持ち歩いている救急キットの中から包帯と止血剤を取り出し治療する。
一夏以外は既にバリアジャケットを解除しアインスはフード付きのコートを着て食料の調達に、はやて達は残っていた。
マドカと鈴は使えるものはないか探している。
途中、悲鳴が聞こえたのは気のせいだろう。
(ゴキブリ一家に遭遇してました)
「とりあえず、これで何とかなるかな?白夜の書があればもう少しまともになるんだが・・・」
「ごめんなさい・・・うちのせいで・・・」
「いや、はやてさんのせいじゃないですよ。油断していた俺が悪いんです」
「何故お前達は主や高町達をさん付けをする?年は明らかにお前達の方が上だろう?」
「まあ、・・・色々事情があるんですよザフィーラさん。アインスさん達が戻ってきたら話しますよ」
その後近くのコンビニでパンや飲み物を買って来たアインスが戻って来て妙にボロボロなマドカと鈴も戻って来たので説明を始める一夏達。
因みにリヒトはいつの間にかアインスの首の後ろ辺りにいて帰って来た後は一夏の頭の上に戻ってます。
ちゃっかり油揚げを買って貰ったのか一夏の頭の上で頬張っていた。
「っと、まあ。こういう事で俺たちはこの世界に来ました」
「成る程な・・・確かにそれなら納得がいく」
「私らがお前の師匠とはなぁ」
「だからうちの事やなのはちゃん達もさん付けで呼んでたんか」
「私は一度、復活したナハトヴァールと共にいました。しかし、こちらの世界のなのは達が助けてくれたのです。また彼女達にも借りが出来てしまいました」
「しかし、そちらの砕けえぬ闇事件だったか?そのような事件は我々の世界では起きていない」
「世界によって違いがあるんでしょう。この世界にはISはありませんし。海鳴にもあんなレジャー施設はありません」
「なあ、1つ聞いて良いか?お前の持ってたあの魔道書、アレなんだ?」
「アレは白夜の書。夜天の書のコピーとも言える魔道書です。あの中には俺が今まで見てきた魔法が全て記録されています。もちろん、夜天の書の魔法も」
「改めて聞くと本当に恐ろしいな君の魔道書は。それが敵の手に渡ってしまったのか・・・」
「絶対に取り返します。アレは悪意のある奴が使ってはいけないものだ」
「あたしらも協力するぜ」
「主を助けてくれた礼だ。出来る限りの事はしよう」
「うちも協力する!助けて貰ったお礼や!」
「きゅるう!」
「どうやらリヒトもやる気らしい。目がやる気で満ち溢れている」
「私達も忘れないでよね」
「やってやるデス!」
その時遠くで爆発音が響いた。
その瞬間全員が戦闘態勢に入り現場に向かう。
場所はビルが立ち並ぶオフィス街に走る高速道路の上だった。
少し前に倒した機械の残骸が燃えていた。
近くにはワイヤーに縛られてビルに叩きつけられたピンクの髪の少女となのはとフェイト達がいる。
一夏は念の為はやて達は待機させアインスと2人で降り立つ。
「爆発音が聞こえたから来てみたら・・・何だこの状況」
「アイツは・・・!」
「あら、貴方無事だったの。肩は大丈夫だった?」
「お陰様でまだいてぇよ。そのお礼参りと行きたいが・・・とりあえずその剣を下げてくれないか?シグナムさん」
「断る。共に来てもらうぞ」
「(アインスさん、合図したらはやてさんの所に行ってください)それは出来ません。こっちにも目的があるんですから」
「ならば力強くで連れて行くまでだ」
「なら、押し通ります!アインスさん!」
「必ず戻れよ、一夏君!」
「逃がさん!」
「チェーンバインド!」
「これは・・・スクライアの・・・!」
「これはまだ使えるみたいだな。アンタらの相手は俺だ!」
<戦闘曲 花咲く勇気>
「真正面ど真ん中に 諦めずぶつかるんだ!」
「歌いながら戦うなど・・・ふざけた真似を!」
「全力全開でぇ!」
「んなっ!?」
「げぇんかい!突破してぇぇぇぇぇ!」
一夏はシグナムの突きを躱しその腰を掴みジャーマンスープレックスを叩き込んだ。
流石のシグナムも対処出来ずそのまま顔面からアスファルトに突っ込み倒れた。
「互いに握るもの 形の違う正義・・・」
「バインド!?きゃっ!」
「だけどぉ!(今はBrave)」
「ふ、フェイトちゃん避けてぇ!」
「え?きゃあ!」
「重ね合う時だぁ!」
一夏はシャマルをバインドで腕を拘束、それを掴みぶん回しフェイトを巻き込みながらビルに叩きつける。
一夏は右腕のバンカーのジャッキを引き延ばしなのはに向けて突撃する。
「支配され(噛み締めた) 悔しさに(抗った) その心伝う気がしたんだ」
「レイジングハート!」
『protection』
「極限の(極限の)想い込めた鉄槌!」
「うぅ・・・(ダメッ保たない!)」
「共に、一緒に! 解き放とう!!」
「アグッ・・・!」
一夏はなのはのプロテクションを突破し右腕をなのはの腹に叩き込む。
そのまま吹っ飛んだなのはを横目に一夏は先程吹き飛ばしたシャマルとフェイトの方に向き、飛んだ。
右腕にはブースターとナックルガードが展開しそのまま右腕を振りかぶって突っ込む。
「(すみませんフェイトさん、シャマルさん!)I trust! 花咲くゆうk・・・!?ガハッ・・・!?」
「おっとそれ以上するのはやめてもらおうか」
突如横から斧が現れ気づくのに遅れた一夏はそのまま直撃を受けて地面に叩きつけられた。
何処か折れて突き刺さったのか一夏は血を吐いていた。
立つのもやっとのようだ。
犯人は藤木遊矢であった。
「て、テメェ・・・何だその威力は・・・ゲホッゴホッ」
「へぇ、まだ立てるんだ。意外と頑丈だねアンタ。でも、これならどうだい?なのは!フェイト!」
「ブラスト・・・」
「カラミティ」
「「シュート!」」
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」
「シグナム」
「駈けよ、隼!」
「で、ディバイン・・・バs!?グアッ・・・!?」
「シャマル」
「捉えてるわよ」
「俺の・・・リンカーコアを・・・!?やらせるか!」
「きゃあ!?あ、あの子リンカーコア握られてるのに私の手を握り潰そうとしてくるなんて・・・」
「だが、奴は既に虫の息だ。トドメは俺がさす」
この世界のなのは達の猛攻により倒れる一夏。
もう立ち上がる力もない。
トドメを刺そうと遊矢が斧を空に掲げ雷を纏わせた時、彼らは突如攻撃を受ける。
それをやったのは赤毛の少女だった。
だが一夏は声を聞くのがやっとで姿を見ることは出来ない。
「それ以上、その人を攻撃するのはやめなさい!まだやるというのなら私が相手をします!」
「お姉ちゃん・・・どうして・・・」
「キリエ、話は後です。先ずは・・・」
「一夏君!無事か!?」
「兄さん!」
「一夏!」
「一夏さん!」
「どうやらあの人の方は大丈夫みたいですね・・・ってあら?キリエ!?」
「はやて!危ねぇ!」
「残念、止められたか」
「キリエ!貴方何を!?」
「私はあの子の持つ本に用があるの。お姉ちゃんはそいつらの相手してて」
「鈴、マドカ!一夏君を連れて退がれ!応急処置は任せたぞ!」
「分かったわ!」
「気をつけるデスよ!」
「システムオルタ・・・起動!」
「な、何だ?何が起きた?」
「キリエ!貴方のソレは何ですか!?そんなシステムは貴方のフォーミュラーには搭載されてない筈です!」
「悪いけど本を渡して。手荒な真似はしたくないの」
「嫌や!絶対に渡さへん!」
「そう・・・なら、交渉決裂ね」
マドカと鈴は一夏を安全な場所に運び応急処置を行った。
しかし何者かの気配を感じ武器を構えて振り向くとそこにはリヒトとオレンジの髪の女性がいた。
「リヒト、その人は?」
「大丈夫、この人は味方だよ。それよりご主人たまを治療しないと!」
「私はアルフ。ザフィーラの旦那に頼まれてきたんだ。リヒト、治療手伝うよ!2人は急いで戻りな!嫌な予感がするんだ」
「・・・信じていいデス?」
「そんときゃ後ろから斬りな」
「行くわよマドカ。リヒト、任せたわよ」
「うん・・・」
マドカと鈴が戻るとそこには肩から血を流している赤い髪の少女とこの世界のなのは達と藤木遊矢、膝をついているアインス達が降り離脱しようとするピンクの髪の少女は夜天の書を持っていた。
はやてとリィンが倒れており恐らく少女がやったのだろうと直ぐに察した。
少女はマドカと鈴に気付くと直ぐにバイクをフルスロットルにして離脱。
追いかけたかったがアインス達を助けるのが先と判断し追跡を断念した。
「イリス、これ」
「ありがとう、キリエ。これで闇の書が2つ、鍵は揃ったわ」
次回、マテリアルズ・ストラトスReflection IF
第4話
「目覚めし3つの魂」
「マジかよ・・・レヴィ」
「んぅ?誰だ君は?」
今回のFGOのイベントはプリキュアパロ、お空では初代プリキュアが、そして映画ではオールスター、今年はプリキュアの年ですか?
あ、15周年だったか。
自分はキュアパッションとキュアビートが好きです