幻想転生物語 〜始まり~   作:白狐のイナリュウ

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大神の様子がおかしいと思った南は、ブラックに相談を求む。
しかし、その場を大神に見られ大神に誤解を産んでしまう。
大神は一体どうしてしまったのか、そして南達は大神のこうなってしまったかの原因を突き止めることが出来るのか。


原因

次の日、南が目覚めると宴会で散らかった酒などを片付けようとした。

しかし、自分は何故か部屋におりどうやってここまで来たのか覚えていなかった。宴会場に行くと酒瓶や机は片付けられており、皆は布団を敷いて寝ていた。南は疑問に思い大神の部屋に行くと、見に覚えがある姿になって布団の上に寝ていた。

南「光…?」

大神「ぬぁ?」

大神「俺のこと呼んだか?」

南「いや…ごめんなさい見間違えたみたい。」

大神「そうか…やべぇぶっ倒れる後の記憶が全くねーわ…頭痛いし。」

南「私もよ、流石にあの酔いじゃここまで来れないはずなのに。」

南「…ちょっと刀触ってもいい?」

大神「…大丈夫か、ずっと触ってると気失うぞ?」

南「ほんの2,3秒程度だから大丈夫よ。」

南が刀を触るとわずかに電光 光の魂と狐の九尾の妖力そしてそれ以上の物を感じた。あの呪いの刀、電光 叶の魂が宿った死の刀と同じ存在だった。南はこう思った、大神が所有しているあの呪いの刀は大神が愛用している刀のパワー増幅機なのではないかと。

再び温泉に入ると、南は考え事をしていた。

しかし、大神は何も言わずにただただ南にふっついて一緒にいることしか出来なかった。南が大神の存在に気がつくと顔を赤くし、手を繋いだ。

大神も同じように手を繋ぎ直した。だが、その時間は月夜によって壊された。月夜が風呂に入るとずるいといい、大神の方へよって行こうとしたが月夜は何か気が付いたのか洗い場へ行った。

南「…光。」

大神「…。」

南「もし貴方が男だったら、私本気で貴方のこと愛してた。」

南「でも、貴方はどちらかと言うと女の子…これからも親友同士よろしくね。」

大神「…悪いがそんな簡単に悪切れないわ、光だってお前のこと好きなはずだ友達としてじゃなく…幼馴染みとしてでもなく…1人の女として。」

南「大神…貴方の魂がそのうち消えちゃう魂なら、それだけ伝えておきたかったのよ…。」

大神「…流石に俺もゆっくりは出来ねぇよな…。」

南「大神?」

桜「一風呂浴びたらそろそろチェックアウトしますので、上がったら支度をお願いします。」

南「分かったわ。」

大神「さてと、俺は上がるわ。」

大神がそう言うと脱衣所の方へと戻って行った。

南は疑問に思い大神を追いかけた。服を着替えると大神はとっさに自分の部屋に向かった。

大神を追いかけた先は南が泊まっている部屋に着いた。

大神は自分の持っていた袋を開けると呪いの刀を持ってきており笑っていた。母さん私と合わせればアイツといい勝負になるわ…確実に勝てる…もう二度と同じヘマはしないといい恐ろしい笑い方をし大声で笑った。

南が大神と叫ぶとどうしたと言った。

南が大丈夫と聞くと全然大丈夫と大神はいい、服を袋に詰めた。

これは明らかに大神の様子がおかしいと思った南は刀を大神から取り上げた。

すると大神がよせといい南を止めた、南が1,2秒しか刀を持っていないのにも関わらず身体のあっちこっちに痛みがはしり身体が変形しそうになっていた。

南「な、何よ…これ…。」

大神「日が出てて直ぐには変形しなかったが…もし、満月だったら確実にお前ここ滅んでたぞ…。」

南「こんなに危険なものだったの…?」

大神「ああ、そりゃそうだ電光家の刀は相当やべぇからな。」

南(大神…死ぬ気…?)

大神「さてと、俺はロビーに行くわ…南も荷物まとめろよ?」

そういうと大神は部屋を出てロビーへと向かった。

南はこれ以上のない恐ろしいと思ったことは無く、もし大神が光や大神じゃ無くなってしまったらどうすれば良いかそう思うと怖くて怖くて仕方なかった。

2時間後、南達が荷物をまとめ部屋を出ると桜がそこにいた。

桜が一緒にロビーに行くと、月夜と大神がそこにいた。

チェックアウトをし、旅館を出ると南は思った。このままだとブラックが危ないと。幽幻村に帰ると真っ先にブラックがいる魔法の森へと向かった。

南は身軽な姿で向かったので魔理沙達に驚かれた。

魔理沙「南、な…なんだよその姿…水着みたいなの来ちまってよ。」

魔理沙(裾も水で出来たやつなんだろうけど…。)

南「もしもの為の服よ、いざ戦いになったら大変でしょ?」

魔理沙「そ、そうか…てっきりそういう趣味があるのかと思ったぜ。」

南「うんそういう趣味はないかな少なくとも。」

と南は汗だくになりながら突っ込んだ。

魔理沙「いやいやいや、わからないじゃないかもしかしたら本当に―。」

南「誤解を招く事を言うんじゃありません!!」

魔理沙「嘘つけ絶対あるだろ、大神私を見てとか言ってんだろ!」

南「ないから、ってなんであんたが私が大神のこと好きだって知ってんのよ!」

魔理沙「私は冗談で言ったつもりなんだが?」

南「あっ…。」

魔理沙(マジかよ…面白ぇ図星かよ。)

南「い、いいい今のは忘れてね、ね?」

魔理沙「お前のおかげでいいこと聞きました♪。」

南「忘れなさい。」

魔理沙「ハイ、ワスレマシタ。」

南「よろしい。」

南「さてと、もうそろそろ行くわ…それじゃね。」

魔理沙「アッハイ、ソレジャ。」

と言うと南は森の奥へと向かっていった。

魔理沙(南って時々幽香みたいに怖くなる時あるよな…。)

南が奥へ行くと、とあるツリーハウスを見つけブラックの名を呼んだ。

しかし、何度呼んでも出てこなく南は留守なのかと思い帰ろうとした。

だが、ブラックが待ってと言いツリーハウスから飛び降りた。

地面に着地すると、南にどうしたと答えた。

南「どうしたもないでしょ…全く全然出てこないんだから。」

ブラック「悪いって、着替えてたから答えられなかったんだ。」

南「着替えてても返事くらいは出来るもんだと思うのだけれど…。」

ブラック「ちょっと待っててなんて言いずらいだろ?」

南「いや、唐突に待てって言ったじゃない…。」

ブラック「そうだけど…って…どうしたんだよその服装…目のやり場に困るんだけど。」

南「チャイナ水着苦手かしら?」

ブラック「ちょっとな…ていうかどうせお前の勝負服とか巫女服とかなんだろ?」

南「正解、まぁ普段は着ないからね…祭りの踊りとかで着るヤツなのよこれ、でもこれ時より勝負服や巫女服にもなるから時々来てるのよ。」

ブラック「でもなんでまたこんな時に…。」

南「実は…大神が…。」

南はブラックに大神のことをうち明かした。

刀の事や、電光 光のことを。

するとブラックは全部知ってると言い南に自分のこともうち明かした、だがこれは俺と南との秘密だぞと言われ2人の秘密が出来た。

ブラックはとにかく大神を止められるのは俺しかいない、でも俺がやばい事になっても大神が自分で止めるしかないといい。南は怒り歯を食いしばった。

南「何とかできないの!?」

ブラック「南も知ってる通り…だからもしかしたら人を殺すかもしれない…。」

ブラック「俺もそうなったら大神に助けてほしんだ…あいつとは仲のいい友達だから…。」

南「!」

ブラック「だから…大神の問題は自分で解決して欲しい…でも俺が人を殺さずに済めば大神を助け出せるかもしれない…わかってくれ。」

すると、南はその場に泣き崩れた。

南「だったら…私はどうすればいいのよ…私は大神…光しかいないのに、たった一人の親友だって言うのに…大好きな大神が消えるのだけはごめんよ!!」

ブラック「済まない…でもきっと助け出してやる…いいな?」

南「ブラック!」

南はブラックに抱きつき思いっきり泣いた。しかし、今後どうなってしまうのか南には知る由もなかった。

そう、木の影に隠れていた大神がそこにいることに関しては。

次の日、南は大神が言われるがまま幽幻村から見える湖に向かった。

すると大神からこんな言葉が出た。

大神「南…お前…ブラックと付き合ってんだろ?」

南「ええ…!?」

大神「昨日見てたんだ、お前がブラックと抱きつく所。」

南「ご、誤解よ別に付き合ってもないし、ただ相談に乗ってもらってただけよ!」

大神「俺の事の相談ねぇ…余計なお世話さ…。」

南「何言ってるのよ、貴方このままだと…!」

大神「とにかく恋愛は自由さ、でも俺に恋してたって嘘をつくのは行けないことだ…もしまた俺を裏切る事があるなら…見逃さん。」

南「大神!」

南「大神、お願い目を覚まして!」

南「なんで…!」

大神は南のことを置いてどこかへ行ってしまった。

南はその場に泣き崩れ、大神の名を叫ぶことしか出来なかった。

一体大神に何が起こってしまったのかそれはわからかったが、南は泣いてハッキリした。大神は徐々に光の性格に戻って行っており、誰かを殺してまでヤンデレを探そうとしているのだろうと。

夜、南は外の景色を見ていた。

大神はどこに行ったかわからずただただ月を眺めることしか出来なかった。そんな中、桜が襖を開け南にこういった。

桜「大丈夫ですか、南様。」

南「ごめんなさいね、大神のこと裏切っちゃった…。」

桜「そんなことないですよ、誰かに相談することは良いことです。」

桜「ですが…私からも謝る事があります。」

南「え?」

桜「折角の旅行で南様の関係台無しにしてしまいました…申し訳ありません。」

南「そんな、貴方は悪くないわよ…いい温泉旅行だったわ、いい思い出出来たもの。」

桜「ですが…。」

南「なんか貴方の顔を見たら、元気が出てきたわ。」

南「大丈夫、絶対に大神は私が連れ戻すわ…絶対に…心を鬼にしても。」

桜「それはいけません、貴方の裏の能力…もしその能力を解禁してしまったら南様、力を制御しきれなくなります!」

南「かもね…でもそれでもいいわ、大神の為なら私出来ることならなんでもする予定だったんだから…。」

といい、南は勝負服に着替え始めた。

南はやる気だったのだ、刀の力と光の性格を止める為に。

南は、光がこのまま戻ってきてもよかったけれどまだ戻って来る時期が早すぎると思い。南は大刀に持った。

南「さて、用意して…大神を取り戻すわよ。」

桜「…ですね、南様お供します。」

南「悪いわね…さてと"妲己"は大神を連れ戻すことを命じるわ!」

桜「ハッ!」

南達は空に飛び、大神が行きそうな所を探し回った。

しかし、魔法の森や紅魔館などを探したが見当たらなかった。

そこで南は人間の里にいるのではないかと思い、人間の里へ向かった。

行ってみると、村の住民は人殺しと叫びながら逃げていた。村の人間が南にぶつかり突然、助けてください、あの狐人殺しですと泣きながら言ってきた。南は落ち着いてといい村の奥へと向かった。

すると大神が他の住民の家に入っていくのが見え、南はそこへ向かった。

そして案の定、大神はその住民に向かってヤンデレ・スカーレットは知らないかと聞いていた。

村の住民の家族は知らないと言ったが、大神が知らないのなら死ぬしかないねといい刀を振りおろそうとした。

だが南によってそれは止められた。

大神(?)「んん、何かな…僕はいま物凄く忙しいんだよ…後にしてくれないかなぁ?」

南「光、やめなさい…このまま人を殺すと、死ぬわよ?」

大神(?)「光…何言ってるだよ、僕は電龍 大神だよ…それに僕は不死身だ死ぬことはまずないさ。」

南「そう、ならそんなに斬りたいのなら…私を斬りなさい!」

大神(?)「あはは、君面白いこと言うね…僕はただヤンデレ・スカーレットを探してるだけなのに、君を殺してなにか得があるのかな?」

大神(?)「それとも君、あの子の居場所知ってるのかい?」

南「ええ、知ってるわ…でも私に勝てたらその居場所を教えてあげる。」

大神(?)「あはははは、どうして勝てると思うのかな?」

南「だって脚が震えてるじゃない…まだ心の中では私を斬るのが怖いのよ。」

南「私だってわかっているんでしょ、なら私の名を呼べばいいのに。」

大神(?)「君の事なんて全く知らないよ、まぁ名前を知った所で君はもう死ぬんだし…殺されちゃう人間が名前名乗っても意味ないよね?」

大神(?)「可愛がってあげる!」

と言うと大神は南を襲いかかってきた。南の大刀は槍みたいな刀で大神の刀より大きいので、制御がとても難しい。

さらに、南はスペルカードと能力と弾幕で生きてきた狼で大刀を使う事はあんまりなかったのだ。少し不慣れな南に針を刺すように大神の刀は襲いかかってくる。攻撃を防御している間にも大神の攻撃はどんどん強くなっていく。南はとても焦った。そして南はこれ以上防御仕切れず、大刀を取り上げられてしまった。

しかし、桜が大刀を持つとすぐさま大神に攻撃をした。

桜「南様1人じゃやられてしまいます、ここは人数が多ければ多いほど強いんです。」

桜「さぁ、人の子よ早く逃げるのだ…そなた達もここで死にたくはないだろう?」

南「ありがとう…桜。」

南「この子の言う通りよ、早く逃げなさい?」

人間「あ、ありがとうございます!!」

人間の里の住民は家から出ると、桜はすぐ様クナイに持ち替えた。

さらに、南は桜から大刀を受け取り抵抗した。

大神は、酷いなそういうの数の暴力って言うんだよといいさらに素早くなってしまった。だが、2対1との勝負何処から来ても必ず勝負が着くと思っていた。大神の攻撃になる前までは。

大神(?)「全く、鈍いなぁ…全部避けきれちゃったよ…もっと早く来なよ!」

大神(?)「来ないならこっちから行くよ!」

すると、大神は天井の壁に張り付き南達の方へ飛んできた。

南はこれを喰らうまいと防御をした。そして桜が飛び大神をスペルカードで眠らそうとした。しかし、もう一本の刀を脚に持ち信じられない回転斬りをし始めた。南達は攻撃を食らってしまった。桜はしばらく立ち上がる事が出来なかった。南はその場に倒れ込むしかできなかった。

霊夢達が異変の噂を聞きつけ、大神達が戦っている場所に向かった。

すると、危険な惨状になっていた。霊夢は南を助けようとしたが大神が用意していた札のせいで中に入ることが出来なかった。

攻撃しても攻撃を抑制され、中に入ることが全く出来ずただ霊夢はその場を見るしかできなかった。

大神(?)「君…狼なのに美味しそう…血も良さそうだけど他はどんな物を出してくれるのかな?」

南「大神…貴方そんな奴じゃなかったでしょ…やめて…!!」

大神(?)「さぁ、叫べ、泣け、血を出せ!」

南「大神!」

桜「…させるか!」

大神(?)「なっ!」

桜は大きくおならを出した、何故出したのかというと彼女の本性はスカンクだからなのだ。南はハンカチを出し顔を被った。

すると大神の攻撃が止み、大神はその場に倒れ込んだ。

そう桜のスペルカードで大神は眠ってしまったのだ。桜のおならは催眠効果があるためほとんど人間や獣人でもその場に倒れ込み眠ってしまうのだ。しかし、倒れたはずの大神が起き上がってこう言い始めた。

大神(?)「…ふふふ…あはははははははは、はははは…無駄だよ、僕の能力は全部の"スペルカードや能力を無効にする程度の能力"…僕を倒す事は決して不可能!」

大神「ってな、はぁ…南…ごめん。」

南「へぇ?」

大神「今ここで謝る、俺はこの刀の力に負けかけてた…それは焦りまくって全てこの刀に頼っていたからだ。」

南「それじゃ…貴方、本物の大神なのね!?」

大神「この通り、南、桜…みんなに迷惑かけてごめん…ブラックに相談してたのにも関わらずあんなこと言って!」

南「大神ー!」

南「大丈夫、私は許す…どんな事があっても貴方がさっきみたいに間違えても!!」

南「うわああああん!」

大神は霊夢の方を見て土下座をした。すると、霊夢は笑みを浮かべ首を振り神社へと帰って行った。南は大神に抱き着き泣き続けた。泣きやみきちんとスッキリするまでずっと。

文の新聞には、幻想郷の怪物現ると言う記事で大神や南の記事は全く書いていなかった。それは紫が書かないように念押しされていたのだ。

紫は隙間から大神達の勝負を見てハッキリわかったことがあったからだ。

大神が間違った方向へ行っても自分から間違えと気付き皆を正しい道へと導くと思ったのだ。だがまだその刀を力はさらに増す事になる。

それは大神の死、そして今後の物語を大きく左右される事になる。




この小説を読んでいただきありがとうございます。作者のイナリュウ(inazumaryu)です。今回はバットエンド編(番外編)にギリギリ近い物語になりました。そろそろ、自分の中では第1章が終わりが近い感じがします。ここからはまだ先なのですがバットエンド編と分けていきたいと思います。最終話はかなり熱中して読める作品にする予定です。1話からこの話を入れて13話は面白味があるか不安でした。今も不安ですが…。でもこれからも全力でこの小説を書かせていただきます。
またこの小説もそうなんですが…東方Project二次創作の車の小説も書く予定ですので、車好きでなくても詳しく読める作品を出す予定です。これからもこの小説と暗闇をよろしくお願いします。
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