大神が目を覚ますとそこは元の幻想郷だった。いつものように布団から出ると、南がやってきてもしものために備えてお祓いするわよと言い出した。その時、大神はデジャブ感を感じた。そしてふとある事を思い出した。大神は別世界でブラックと勝負し幻想郷を崩壊させたのに気づいたのだ。しかし、周りを見る限り暴走する前の時間に戻ったと言える。だがもうあの時と同じことは二度と起こさないと大神は心から誓った。
南にブラックと大神との関係を聞くと、仲がよく警戒するどころかいい関係だと大神に話してくれた。前の世界ではブラックと接触せず、ブラックの私生活を観察するほど仲が悪く話しても全く会話が噛み合わず所々で黙ってしまうことが多かった。
しかし、ブラックの行動の様子から"今回も"レミリアを殺しに行くに違いなかった。そうブラックは魔理沙が好きで好きでたまらないほどに。夕方、ブラックは紅魔館に行くはずだろうと踏み、空へ飛ぼうとした。しかし。
???「大神さん!」
大神「なんだ、桜…今俺は忙しいんだ。」
桜「行かないでください…。」
大神「なんでだ、こうしている間にも南とレミィが!」
桜「行かないでください!」
大神「…」
桜「行ったら…また…殺戮の繰り返し…どうしてあなたが違う次元から来た記憶を持ってこの元の世界にやってこれたのか…。」
桜「それは私の"能力"のおかげであなたをこの世界に呼ぶことができたんです。」
大神「桜の…"能力"!?」
大神「教えてくれ、お前が持ってる4つの能力からその能力は!」
霊夢「そうね私にも教えて欲しいわ。」
と言いながら霊夢は寺の柱から出てきた。
大神「れ、霊夢…お前も。」
霊夢「ええ、最初は夢かと思ったけれど…まだあの感覚、大神…いや光を"殺った"時の感覚覚えてるもの。」
桜「普通は、この"能力"は使えないのですが…もし私の身に危険が起きたり、大神さんが暴走して止められなかった時の緊急で使える能力。」
桜「"時を巻き戻せる程度の能力"を持っています、もちろん緊急時以外は皆さんに秘密にし…大神さんに対しその能力を発動させていただきました。」
霊夢「でも、その能力が私にも発動し一緒に時間が巻き戻ってしまったわけね。」
桜「はい、ですが当然昨日のように記憶や感覚が覚えてしまうのはそこまで時間を巻き戻すことはできないからです。」
桜「しかし、大神さんは感覚が覚えていたとしてもずっと暴走状態になるわけではなく、自分の能力自体は発動する前に戻ります。」
大神「でも戻ったのなら、俺とブラックの仲は険悪なはず…。」
桜「それは、一度失った時間軸は次の時間軸に移されてしまい例え元に戻れても完全には元に戻れることはないということです。」
霊夢「でも時間を巻き戻すことができるんだったら、自分が死ぬ前の過去に巻き戻って死ぬのをま逃れたじゃない…大神だってここに来ることもなかったわけだし。」
桜「それは何度も行いました、でも死をま逃れようとしてもその時間軸は完全には元に戻れない…あるのは死だけでした。」
桜「私が過去の世界で死んだら現代に戻ることはできますが、1日から50日以内だと死んでも戻るのは今いる時間軸のみです。」
大神「つまり…死んだらまた今日の朝みたいなことが繰り返されるのか?」
桜「いえ、私が再び緊急能力を使わない限りは死んだままです。」
桜「それに精神状態も前より少し不安定なはず…一度墜ちた一時的殺意と精神は先ほど言った時間軸のように精神が回復してもある程度か、大体数字で表しても80%くらいしか回復しないんです。」
霊夢「んで、また同じようなことがおきて同じような能力を使って元の世界に戻ろうとすると、今度は―。」
桜「およそ10%減り、70%くらいしか精神は回復できません…もし繰り返し使えば最終的に一時的狂気のままゲームオーバーです。」
大神「チャンスはこれを合わせて最後か…。」
大神「でも行くよ、時間軸が変わってるんだったら尚更やりやすい…こんどはみんなが生きて帰れる世界に変えるんだ…俺が…いや俺達がこの手で!」
というと全速力で空に飛びブラックの後を追いかけた。桜は待ってと言った瞬間、南に狐火を飛ばし一刻も早く南に知らせようと心がけた。霊夢も大神が大異変を起こさないよう尾行を始めた。
すると様子がおかしいブラックが紅魔館の方へ向かい歩いていた。大神は止めに入ろうとしたが凄い殺気を感じ、血の気が引いた。しかし、大神は勇気を振り絞りブラックを止めようとした。
大神「ブラック、紅魔館に行くんじゃない!」
ブラック「…」
大神「魔理沙はたまたまレミリアに呼ばれただけなんだ、別に魔理沙はレミリアのことはただの友人としか思っちゃいないさ!」
ブラック「…」
大神「ブラック、魔理沙はお前のこと良く思ってたじゃねーか!」
ブラック「…」
大神(聞こえていないのか…まるで操られているかのように歩くのをやめない…。)
大神(マズイ…このままだと紅魔館に着いちまう…。)
大神は予定を変更し、美鈴にブラックのことを報告した。身の危険の事を伝えると美鈴は紅魔館の中に逃げ込んだ。大神はこれで時間稼ぎができると判断したのだが、南がやってきて大神を止めようとした。
南「ダメよ大神、"あの子"と接触しちゃ!」
大神「退いてくれ、俺はやつを止めようと!」
南「接触自体ダメなのよ、だってあの子はや―!」
大神「"ヤンデレ・スカーレット"なんだろ?」
南「知ってたの…なんで知ってるのよ…?」
大神「色々と事情があってな…ほらきたぞ、レミィ達を外に逃がしてくれ…もう死体は見飽きた。」
南「…馬鹿…。」
と捨て台詞を吐き、南は紅魔館の中にもどり大神に言われたとおりに行動した。
ブラックが近づくと、ブラックがある事に気が付く。
ブラック「いつも…門番…いない…。」
大神「今回は俺が門番だ、中には絶対に入れさせねぇ…。」
と大神がブラックにいうとブラックが正体を表した。ブラックはヤンデレ・スカーレットに変身し、大神にこういった。
ヤン「なんだ…あの門番だと思ったのに…なんで大神がいるわけ?」
大神「お前の暴走行為を止めに来たんだよ。」
ヤン「でも、私に勝てるのかしら?」
大神「今回は…。」
光「一味違うわよ?」
というと大神はスペルカードを取り出し場所を強制的に移動させた。物もなにも壊れないただの空の上。下は地面がない奈落の底だった。光が刀を抜くと、こういった。
光「ヤン…あなたは絶対に私が止めてみせるわ。」
ヤン「これで閉じ込めたつもり…あなたは知らなければならないことがあるは?」
光「へぇ~…それは何?」
ヤン「"潮風 桜"は外の世界で殺した、リスなのよ…。」
光「…で?」
ヤン「!?」
光「前々から桜は、あの時殺ってしまったリスだってことは知ってたのよ。」
光「まぁ、謝っても謝りきれないけれどね…。」
ヤン(前々から知っていた…何故、
ヤン「まぁいいわ…まさか私の策が簡単に破られるなんてね…まぁこんなことしてもフェアじゃないしね、正々堂々勝負してあげるわ。」
光はヤンに攻撃を開始した。ヤンは光の攻撃を避けヤンの攻撃、光は刀で防御したり槍の機動を読み華麗に避けた。その攻撃は繰り返し続いた。するとヤンは攻撃をやめ、スペルカードを取り出した。
ヤン「同じ攻撃ばかりはつまらないわ、私も本気を出すことにするわ。」
というとヤンはスペルカードを使い、光に攻撃をした。ヤンの体は赤光っており、これがExバージョンになった私と光に言った。以前のヤンより動きが素早く攻撃をかわしきれずに深いダメージを覆った。しかし光も負けておらずできるだけ自分の持っているスペルカードを使い、ヤンに攻撃をしたが全く攻撃が当たらず全てよけられてしまった。
光(こんなに攻撃を華麗に交わされたことは初めてね…全て見えている証拠のかしら…。)
光(でも、運命は変えてみせる…例え私が暴走しても…)
大神『ああ、光…運命は変えてみせよう!』
光「大神!?」
光「…そうね、変えてみせましょう…。」
というと体が黄色く光、何かに目覚める感じがした。そうそれは暴走のさらにうえ、覚醒だ。
大神と光の魂を一心同体にし、心は完全に一つとなった。そしてこの覚醒は元には戻れない。なぜなら二人はもう名前や過去に縛られずに生きることが出来るからだ。そして名前は。
大神「そう…名前は大神のままでも私たちは一心同体、この運命だけは絶対に変えてみせる。」
ヤン「こ…これは。」
一方南達はというと、たまたま貼っていた札のおかげで別次元に行ってしまった大神達の様子を狐火で見ることができた。
そして南は大神の運命という意味を理解し覚醒したことを知る。
南「こ、これは…覚醒?」
南「一体どうして…これ以上の力は感じられなかったわ。」
桜「"運命を変えようとする力"が大神さん達に新たな能力を与えた…。」
レミィ「え?」
桜「つまり"愛情"ですよ。」
覚醒した大神は、ヤンに反撃した。ヤンはいつものように避けようとしたが、ブーメランのように帰ってくる攻撃に避けるとができなかった。ヤンも攻撃するが、大神に華麗によけられ最後の一撃を刺そうと決意していた。しかし、ヤンの残っていた最後のスペルカードを使い、大神は大ダメージ。片腕が動かなくなってしまい体中ボロボロになってしまった。
だが、走馬灯のように蘇る幻想郷にいた記憶。そして親友の南との記憶。それを思い出すたび涙がこぼれ皆に、桜に、南に感謝するしかなかった。とにかくヤンを止めいつもの楽しい日常を戻すために大神は最後の攻撃、最後のトドメを刺しに行った。同じくヤンも反撃し、二人は同時打ち。その時大神の意識が飛び、周りが真っ白になった。
すると、誰かの声が頭に響きわたる。それは母なのか、それとも紫なのか、それか自分自身なのか。ただ微かに聞こえる声はこういっていた。
???「運命を変えることができたのね…もし苦難や困難、恐怖や絶望といった運命がやってきたとしても、その事実を受け止め大きく生きていくのよ…。」
???「そうすれば、あなたの人生はきっと幸せなものになるわ。」
とすると真っ白な世界に眩しい光が差し、手を顔にかざし眩し光を浴びないようにした。気が付くとそこは幻想郷にいた。周りは紅魔館と幽幻村の住民全員が大神のことを心配していた。
大神「ここは…ッ―!」
南「まだ動いちゃダメよ光、かなり怪我してる。」
大神「え、ええ…ここは紅魔館?」
南「ええ、光…あなたが元に戻って帰ってきてよかった…多少姿は変わってなくても、あなたが帰ってきてくれるだけで本当によかった…。」
大神「ありがとう、そしてごめんね…心配かけちゃって。」
南「大丈夫よ…大丈夫…。」
一方ヤンとレミリアというと。レミリアはヤンの頭を膝に乗せ、頭を撫でていた。フランは不思議そうにヤンのことを見ているとヤンは目を覚ました。
ヤン「…レミィ…。」
レミィ「馬鹿お姉さま、どんだけ心配したと思ってるの!」
ヤン「ごめんなさい、レミィ…心配かけちゃって、ごめんなさい…喧嘩までした挙句家出までしちゃって…。」
レミィ「謝るのはこっちのほうよ…私も妙なこと考えてしまったのが悪かったの、本当に…ごめんなさい…お姉様…。
フラン「お姉様…なんで泣いてるの?」
レミィ「ああ…しょ、紹介するわ、この人は、私とあなたの姉…ヤンデレ・スカーレットよ。」
ヤン「初めましてね…フランドール…。」
フラン「やんお姉ちゃん…。」
こうしてヤンとレミリアは和解し、ヤンは紅魔館に暮らすようになった。しかし現時点での紅魔館の当主はレミリアということは変えることはできず、ヤンは思わず抗議したが。最終的にヤンは納得し、紅魔館の当主の座を譲った。あれからヤンはブラックとして魔理沙と仲良くし、一緒にゲームしたり、魔理沙の家に泊まったりして楽しくときを過ごしていた。
そして、ブラックとして住んでいた家は時々紅魔館まで帰るのが面倒なときの寝床として扱っていた。そして月夜 桜と仲良く歴史文化について教え合い、良い日々を過ごしていた。一方大神はというと、あれから口調が光の時の頃に戻ることはできたが体の異変を解決することができずにいた。しかし、あの異変以来南とかなり仲が良くなり結婚まで考えるようになったのだ。だが外の世界同様、女同士で結婚することは不可能だったが。紫の説得の末、特別に南と大神との結婚が許可されたのだ。(大神の下が男なのは言うまでもない。)
そして、ある日を境に大神の神社には参拝客が増えお祓いをしてくれという依頼が耐えなかった。村もどんどん発展し、最終的には外の世界と繋げ観光地にしようと大神がとんでもないことを言い出し、外の世界の人間を喰らわないという条件を逆手にとり幻想郷と外の世界と境界を開通。どんどんと発展を見せ、最終的に幻想郷は京都一良い観光地と名称され。人々に愛され続けた。
皆様長らくお待たせしました、今回が最終話でございます。何話くらいでしょうか、初めて小説を書き始めてからこれを合わせてもう17話くらい投稿したのかな…。長い期間待たせた人々に本当にただいなご迷惑をおかけしたのを誠に申し訳ない気持ちでいっぱいです。ときにはネタ切れや忙しい時期が多く、この小説忘れられてるんじゃないかなとか考えたことも多くあります。だったら早めに出せとは思いますが、僕は低脳馬鹿の学生にも関わらずここまで書けたのが誇りに思います。
対して人気はありませんでしたが、これからも小説を書き続けよりわかりやすく読んでいただけるように努力していきたいと思います!
そして、僕は現在受験生で、入学手続きなどの資料で大忙しな日々が続いて投稿できない期間も出てくると思いますが、頑張って皆のご期待に応え全力で小説を書いていきたいと思います。
最初で初めての悪魔と天使さんとコラボ小説を作れて光栄だと思います。
まだまだ悪魔と天使さんの小説は終わっていないのでURLを載せておきます、是非そちらの方も足を運んでみてください。話の違いと展開の違いに大きく見方が変わるかもしれません。
それでは最後までご愛読していただいた皆様、そして初めてこの作品を見ていただいた皆様。また別の作品でお会いしましょう。(別の作品?)
ありがとうございました。
悪魔と天使さん作品
https://syosetu.org/novel/177760/