超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第15話です。


第15話

刹那サイド

 

 

ネプテューヌの膝の上に乗せられている僕は机の上にあるお茶菓子を食べていた。

 

 

「・・・はむはむ・・・」

「せっちゃん、美味しい?」

「・・・美味しい・・・おかわり・・・」

「まだ食べるの!?もうこれで20個目よ!?」

「・・・すいません・・・ぼっち(?)さん・・・」

「ぼっちじゃないって言ってるでしょ!私の名前はノワールよ!覚えときなさい!」

「・・・はい・・・おかわり・・・」

「おかわりじゃなーい!!」

 

 

ぼっち(?)さん改めノワールさんが怒鳴る。カルシウム足りてる?

それにしてもこのお茶菓子美味しい・・・。後でお土産にもらえないかな。

そう思っていると怒鳴り疲れて呼吸を一旦整えたノワールさんが僕を見ながら話し始めた。

 

 

「ねえ、貴方私と模擬戦してくれないかしら?」

「・・・何故に・・・?」

「だって突然変異種のドラゴンを二体も倒したんでしょ?それも一人で・・・。模擬戦相手には申し分ないわ」

「・・・余り戦うのは好きじゃない・・・」

「勿論此方もタダとは言わないわ。貴方が今気に入ってるそのお茶菓子に他のお菓子もお土産に沢山付けるわ。これならどう?」

「・・・全力で相手をする・・・」

 

 

本来なら戦闘行為は極力避けているがお菓子を出されたらしょうがない・・・。

という訳で僕はノワールさんと模擬戦をすることになり外に移動する。

そして広い庭に着いた。

 

 

「それじゃあ、始めましょう?」

 

 

そう言いながらノワールさんは剣をコールし、右手で握る。

 

 

「・・・セシア、セットアップ・・・」

「了解です。セットアップ!」

 

 

僕もセシアをセットアップし、バリアジャケットを身に纏い、腰の忍者刀を抜いて構える。

そしてその場を沈黙が支配する。

普段テンションの高いネプテューヌと先程僕を案内してくれたユニさんと言うノワールさんの妹も付いてきていて僕達を緊張した面持ちで見ている。

やがて風が吹き、一枚の葉っぱが落ちてくる。

その葉が地面に落ちた瞬間、僕とノワールさんは同時に走り出していた。

 

 

「ハアアアアア!」

「・・・フッ・・・!」

 

 

ガキイイイイイイン!!

 

 

ノワールさんの剣とセシアがぶつかり合い、凄まじい金属音を鳴らす。

しばらくつばぜり合いをした後、僕とノワールさんはお互いに後退して距離を取った。

 

 

「やるわね・・・(私が押され気味だった・・・?あんな子供に・・・?)」

「・・・それ程でもある・・・(流石女神・・・強い・・・)」

 

 

一撃がすごく重い・・・。確実に倒せるパワーが無いと・・・。

僕は魔力弾を作り、ノワールさんの方へ走り出した。

魔力弾をドリブルしながら走るスピードを上げ、一気に前方へ蹴り込む。

 

 

「・・・マッハウインド・・・」

 

 

魔力弾は風を纏いながら加速してノワールさんへと直進する。

 

 

「甘いわ!」

 

 

ノワールさんはマッハウインドを剣で一閃した。マッハウインドは斬られて空中へ霧散する。

やっぱり小手先の技じゃダメか・・・。

 

 

「マスター。せっかくですし、新しいモードを使ってみませんか?」

「・・・でも・・・まだ使ったことないし・・・」

「男は度胸ですよ!何事もチャレンジです」

「・・・分かった・・・やってみる・・・」

「何さっきから独り言してるのよ?行くわよ!」

 

 

セシアとの会話がよく聞こえなかったのか痺れを切らしたノワールさんが僕に斬り込んできた。

僕は後ろへとひたすらにバックステップする。

だが、ノワールさんはひたすらに斬り込んで来る。

 

 

「・・・セシア・・・モードチェンジ・・・」

「了解!モードチェンジ《ストライクノワール》!」

 

 

その瞬間僕は光に包まれ、ノワールさんは突然の出来事に動きを止める。

そして光が晴れ、僕はグレーの上下のインナーに黒い装甲と背中に翼の様な装備を付けた新しいバリアジャケットになっていた。セシアは腰に装着されている二丁のビームライフルになっている。

ノワールさんと名前はかぶるが皆さん、そこには目を瞑っていて欲しい・・・。せっちゃんとの約束だ。

とにかく新しくバリアジャケットを纏った僕は背中に付いている装備、《ノワールストライカー》から両翼に装備されているブレード《フラガラッハ3ビームブレード》を一つ右手で掴み、ブースターで加速しながらノワールさんへ斬り込む。ノワールさんはブレードをなんとか受け止める。

 

 

「クッ!何よその姿、名前も私と同じだし!」

「・・・名前は偶々・・・それ以外は企業秘密・・・」

 

 

僕は一度後退してブレードを収納し、両腰に装備されたセシアが変形した二丁銃の《ビームライフルショーティー》を構えて撃つ。

小型のライフルにしてはなかなかの速度と威力だ。

突然の飛び道具にノワールさんは対応できず、何発かが直撃した。

だが流石は女神と言うべきかあまりダメージは無いようだ・・・。

悪いとは思うがそろそろ決めたいと思うのでノワールさんにはこの辺で負けてもらう事にしよう。

僕は普段魔力や筋力にリミッターをかけていて、今もかけている為に本気の百分の一も出せていない。

だが、やろうと思えばこの位のリミッターでも大抵の敵なら倒せる。

僕はノワールさんに向かって拘束魔法《バインド》を掛ける。ノワールさんの両腕両足にバインドがかかり動け無くなる。

そして僕はブーストでノワールさんに加速してライフルの右腰の方を仕舞い、ブレードを抜く。

そのままノワールさんに向かって突き込む。

 

 

「カハッ・・・!」

 

 

ノワールさんは苦しそうにするがこのまま終わりにするとまだ向かってくるだろう・・・。

だから僕はブレードを突き込んだまま左手にあるライフルをゼロ距離から撃った。

やがてノワールさんは気を失いガクッとなったまま動かなくなった。

僕はバインドを解除してノワールさんに回復魔法を掛けた。模擬戦は僕の勝利に終わった。

・・・些か狡い気もするが・・・。




それではまた会いましょう。
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