超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第16話です。


第16話

刹那サイド

 

 

 

「絶対にアンタを倒す!」

 

 

どうも、現在目の前で叫んでいる変身したユニさんに殺られそうな刹那です。

ノワールさんとの模擬戦が終わった後、妹さんが乱入し勝負しろと言われて再び庭に立たされる事となりました。

・・・というかこれ模擬戦だよね・・・?確かにやりすぎたとは思うよ?でも向こう女神だよね?ちょっとくらい本気出してもいいじゃないか・・・。

ユニさん女神化して殺る気満々らしく殺気がすごいんですけど・・・。

助けてとネプテューヌと目を覚ましたらしいノワールさんに視線を向けると二人揃ってサムズアップされた。

つまりは「逝ってこい」と言う事らしい。

僕は諦めて再びバリアジャケットを纏い、荒ぶっている妹様の前に立つ。冷静さを失っているとは思うが相手が相手だ。真面目に行こう。

僕はセシアを構えてユニの前に立った。

 

 

刹那サイド終了

 

 

三人称サイド

 

 

「ノワールがこれでユニちゃん勝てるかなぁ・・・」

「ちょっと私の妹よ?いくらあの子が強くても女神化した私達に勝てる訳ないじゃない」

 

 

お互いに構え、静寂の中にいる刹那達を見てネプテューヌとノワールは模擬戦の結果を予想する。

確かにノワールの言葉も一理ある。本気を出した女神に只の人間が勝てるわけがない。

だがそれは只の人間だったらの話だ。刹那の強さは普通では無い。それはネプテューヌが一番知っていた。

彼女は刹那とクエストに行くことが結構あった為に彼の強さを目の当たりにしてきた。

ノワールも先程の模擬戦の結果で彼が本気を出していない事が分かっていた。

故に考えたくもなかったのだ。女神が姉妹揃って一人の子供に手加減されて負けるということを・・・。

 

 

「ねえ、ノワール。私達女神と女神候補生全員で戦ったらせっちゃんの事倒せると思う?」

 

 

ネプテューヌが突然質問をしてきた。いつもなら自分一人でなんとかなると言い張るがノワールは先程の結果とネプテューヌの珍しく真面目な声音に正直に答えるしか無かった。

 

 

「・・・多分・・・いや・・・絶対に無理ね・・・。まず彼は多数の変身能力を持っているわ。私達が束になって向かってもあっという間に全滅ね」

「まずって事は他にもあるよね・・・」

 

 

ノワールの言葉にネプテューヌはそっか・・・と呟いた。恐らく彼女も同じ意見だったのだろう。

そう、如月刹那は規格外なほどに強くなっている。それも女神達では手がつけられないくらいに。

ネプテューヌはノワールの言葉に少し含みを感じ、質問するがノワールは少し意地悪そうな顔で返す。

 

 

「それは貴方が一番知っているんじゃないのかしら?」

「・・・うん・・・。せっちゃんは・・・普通の人じゃない・・・多分特別な何かを持ってる・・・。でも悪い人じゃなくて凄く優しい子だからあんまり警戒しなくて良いと思うよ?」

 

 

そう、彼は変身能力の他に違う能力を隠し持っている。

ネプテューヌですら見たことは無いが女神としての勘なのだろうか、彼からはとても大きな・・・異質な何かをネプテューヌ達は感じ取った。

だが数日感とは言え、彼とは何度も接したので大体の性格は分かる。

彼は絶対に悪事に能力は使わない。そもそも彼は余り戦闘をしたがらない。

たとえ彼がそんな能力を持っていたとしても彼が友達であり掛け替えのない存在と思っている。

ネプテューヌの言葉に落ち着きを感じたノワールはそうね、と軽く返しながら目の前の模擬戦に集中する。

遂に沈黙に耐え切れなかったのかユニが自分の武器の銃を空中から刹那に撃ち出した。

 

 

「・・・ック・・・!」

 

 

迫ってくる銃弾を弾きながら刹那も空中へ浮遊する。そしてユニに向かって接近し忍者刀で斬り込もうとするが、ユニの弾幕が激しくて接近ができない。

 

 

「さあ、とっととやられちゃいなさい!」

「・・・断る・・・戦うのは好きじゃないけど・・・僕は負けず嫌いだ・・・」

「じゃあ、屈辱を味わいながら負けるといいわ!」

 

 

ユニはエネルギーを溜めて大型のビームを刹那に向かって放つ。

だが刹那は避けようともせずに忍者刀をしまう。

そして上半身を捻り、右腕に魔力を溜める。すると彼の右手から魔力で構成された山吹色の翼がVの字に展開される。そして左手で右腕を支えながら右手を前に押し出した。

すると翼と同じ色の巨大な手の平が出現し、ユニのビームを防ぐ。

 

 

「・・・ゴッドハンドV・・・」

 

 

刹那の呟いた技はユニのビームを完全に防いだ。

その光景を見てネプテューヌ、ノワール、ユニの三人は唖然とする。

武器を使わずに魔力と素手で女神の攻撃を防いだのだ。

思わずフリーズしているユニに刹那が攻め込む。

刹那は新しく創った能力《ディメンジョン》を使い、ユニの前まで瞬間移動する。

そして彼女の腹に膝蹴りを叩き込んだ。

 

 

「グッ・・・!」

 

 

突然の激痛にユニは気絶し変身が解ける。刹那はそれを支えながら回復魔法を掛け、ネプテューヌ達の方へ降下していった。

 

 

三人称サイド終了

 

 

刹那サイド

 

 

・・・ヤバイ・・・やりすぎた感が否めない・・・。

やっぱり膝で腹はまずかったか・・・。もしこのまま一生残る傷とかできちゃってたらどうしよう・・・。や、やっぱり処刑とか・・・?←(パニクりすぎて自分の能力を忘れている)

 

 

「落ち着いてくださいマスター。回復魔法も施してるので彼女は無傷ですよ。それに向こうから勝手に売ってきた喧嘩ですからマスターは気にすることはないですよ。・・・まあ、手加減はしてあげてくださいね?」

「・・・すいません・・・」

 

 

その後僕は目を覚ましたユニさんに土下座で謝罪をした。ユニさんは気にしなくていいと言ってくれたのでとても心が軽くなった気がした。

その後は皆でお茶を飲みながら雑談をした。

そして帰る時間になり、僕達は帰る事となった。

 

 

「はい、約束の品よ。」

「・・・正直あんな事した後だから・・・気が引けるんですけど・・・」

「別に気にしなくていいわよ。あれは私達の完璧な油断だから。その代わり、また模擬戦しに来なさい。お茶菓子を用意して待ってるわ」

「・・・ありがとうございます・・・」

「どういたしまして。あとその敬語とか呼び捨てはやめなさい。私のことはノワールでいいわ。これからよろしくね刹那?」

「・・・うん・・・友達・・・増えた・・・」

「と、友達!?」

「・・・駄目だった・・・?」

 

 

てっきり友達になれたと思ったんだけど・・・やっぱり女神だもんなぁ・・・残念・・・。

そう思っているとノワールさんは凄まじいにやけ顔で

 

 

「い、いいえそんな事は無いわ!友達よ!(友達!友達ってリアルで言われた!)」

 

 

と言ってくれた。

そして僕は再びネプテューヌに抱きしめられながら家まで送ってもらい部屋のリビングに着いた。

今日は疲れた・・・。そう思っているとセシアがアウトロール形態になり、僕に迫ってくる。

しまった!間違いなく乗せられる。そう思い逃げようとリビングのドアを開け出ようとすると後ろはガンQと騎士王がガードを固めていた。

え、ちょっまtッアーーーーーーーー!!

前門のセシア、後門のガンQと騎士王となってしまった僕はそのまま数時間膝の上を乗せられ続けた。

 

 

刹那サイド終了

 

 

 

 

〜とあるタワーでは〜

 

 

「ただいま〜」

「おかえりなさいネプテューヌさん・・・」

「ただいまいーすん。・・・えーと・・・怒ってます・・・?」

「当たり前です!さあ、今日は徹夜で書類仕事ですよ!」

「ねぷっ!?それだけはご勘弁を〜(泣)」

「ダメです!全て終わらせるまでご飯も睡眠もなしです!」

「せっちゃーん!ヘルプミー!」

 

 

この日二つの悲鳴がプラネテューヌに響き渡った。

 

 

 

 

 

 

 

 




新能力《ディメンジョン》

新しい刹那の能力。
1キロメートル内であればどのような速度でも場所でも細かく転移できる。
一気に相手の懐に潜り込む時や逃走時に多様する。
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