刹那サイド
僕は転生したあといきなり浮遊感を感じた。少し周りを見回す。
正面・・・・雲と晴れ渡る空・・・・。
右、左、後ろ・・・・正面と同じ・・・・。
下・・・・遠くに地面・・・・。
間違いなく僕は今地面に落下している途中だ・・・・。
転生してから早速死の予感なんてアテナさんも中々に斬新な事を考えるな・・・・。
さて、これからどうするか・・・・よし!
「・・・・寝よう・・・・。」
そう言いながら僕は空中で寝る体制をとり、眠りの世界h「寝ないでください!!」
とはいかなかった。どこからともなく声が聞こえ、僕は辺りを見回すがやはり何も無い。幻聴だったのだろうか?そう思いながら僕はもう一度寝る体制n「起きてください!私は貴方の首元です!」やはり幻聴ではないようだ。
首元を見るといつの間にか青色の水晶が銀色の素材で包まれたネックレスが付いていて水晶が点滅を繰り返していた。
「やっと気づいてくれましたねマスター。」
「・・・・喋った・・・・?」
「はい、私はAI機能がついたデバイスですから普通に会話ができますよ。」
「・・・・そっか・・・・如月刹那・・・・よろしく・・・・。」
「はい!私の名前は《セシア・アウェア》と言います。セシアとお呼びください。」
「・・・・わかった・・・・セシア・・・・覚えた・・・・。」
セシアと自己紹介し終えた僕はあることを思い出した。
「・・・・この状況・・・・どうするの・・・・。」
「あ!そうでした!マスター!このままでは地上に衝突してしまいます!その前に私たちの家に転移しましょう!」
「・・・・転移ってどうやるの・・・・?」
「まずは心を落ち着かせて自分の胸のあたりから何かがこみ上げるのをイメージしてください。」
「・・・・わかった・・・・。」
セシアに言われた通り、僕はイメージを開始する。すると、胸のあたりが温かくなり、水のように何かが溢れる感覚がする。
「今マスターが感じているのが魔力です。そしてその魔力を作り出しているのがリンカーコアという器官です。」
「・・・・これが・・・・魔力・・・・。」
「はい!その魔力を今度は私に流し込むイメージをしてください!」
「・・・・こんな感じ・・・・?」
セシアに言われた通りに魔力を流し込むイメージをすると、自分の下に魔法陣が展開される。
どうやら大成功のようだ。
「OKです!それでは私たちの家へ転移します!」
セシアがそう言った瞬間僕は再び光へ包まれた。
◆◇少年転移中◇◆
光が消え、僕は足元に地面の感触を感じた。そして思わず閉じていた目を開けると、目の前には少し広めのリビングが広がっていた。此処が僕達のこの世界の家か・・・・。前世とは大違いだよ・・・・。
そう思っていると首元から声が聞こえてきた。
「マスター!ご無事ですか!?」
「・・・・大丈夫・・・・問題無し・・・・。」
「そうですか!よかった〜。」
セシアは僕の言葉に安堵した声を出した。
「・・・・此処が・・・・僕達の家・・・・?」
「はい、そうです。と言ってもマスター一人だから僕の、ですけど。」
「・・・・セシアは一緒じゃないの・・・・?」
「え、イヤイヤ私はデバイスですし機械なのでカウントされませんよ。」
「・・・・そんなの関係ない・・・・セシアも家族・・・・それとも・・・・僕の家族は・・・・嫌・・・・?」
セシアが機械だからって物のように扱う気は無い。これから共に頑張って行くパートナーなのだから家族のように接していきたいと僕は思っている。・・・・まあ、前世では親が早死して孤児院暮らしだったからあんまり家族とかの接し方はわからないけど・・・・。
「・・・・いいのですか?マスターの家族になっても・・・・?」
セシアは不安そうに僕に聞いてくる。それはむしろこっちの台詞だ・・・・。
「・・・・僕の方こそ・・・・家族になってくれますか・・・・?」
「はい!」
セシアが返事をした瞬間、セシアが光り、僕の目の前に銀髪に緑色の瞳の少女が現れた。
(イメージは《GUNDAMEXA》のレオスver.のセシア)
「・・・・セシア・・・・?」
「その通りです!これはアウトロールと言って私の人間形態です!これからよろしくお願いします!マスター!」
「・・・・うん・・・・よろしく・・・・。」
転生生活初日、パートナー兼家族ができました。
刹那サイド終了
第2話目でした。次回から刹那が魔法の修行を始めます。原作キャラ達との関わりはもう少し先です。読んでくれた方々、ありがとうございます!