超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第33話

刹那サイド

 

 

リーンボックスからプラネテューヌへ帰国して早数週間が過ぎた。

いつの間にかこの国が大会で優勝していて驚いたり、ネプテューヌ達から国民栄誉賞みたいな物を貰ったり、更に小さくなった事により動きにくくなったりもした。

そして、僕は今更身長の事を何とかする方法を考えつき、自室で一人思案していた。

思いついた案、それは《年齢魔法》を使う事だ。その名の通り魔法を使って肉体年齢を変える魔法で、それで下の肉体に戻ればいいのだ。

これを思いつくのに数週間って・・・。精神が肉体に引っ張られているってことかな?

 

 

「ということでさっそくやってみようとおもう」

「ほう、させると思ってるのか?」

「にゃっ!しーつー、なぜここに!?」

「せっかくお前の小さい頃の姿を生で見れたんだ。もう少しそのままでいてもらわないとな」

 

 

そう言いながら突然現れた家の魔眼さんはハアハアと息を荒立てながら両手に今の僕の身長に合わせたセシアとネプギアの合同制作服(女物)を持って迫ってくる。

僕は恐怖感に支配され体が動かなくなり、その場でペタンと座ってしまう。そうしている間にも目の前のはジワジワと迫ってくる魔眼さんの姿が見える。

 

 

「うう・・・グスッ・・・」

 

 

思わず涙が溢れてくる。正直今の状況は元に戻ってもトラウマになりそうだ。

するとC.C.は突然動きを止めてオロオロし始める。あれ?どうしたのだろうか。

気になり僕はビクビクしながらも彼女の顔を覗き見る。

 

 

「ど、どうしたのC.C.?」

「やめろおおおおおおおお!そんな純粋な目で私を見るなああああ!ごめんなさあああああい!」

 

 

突然C.C.は叫びだして僕に謝罪をした後、目を抑えながらダッシュで部屋から出て行った。

・・・何なんだ一体・・・。と、取り敢えず邪魔する人もいなくなったし今のうちに年齢魔法を使おう。

僕は魔力を出し、年齢魔法を構築する。数秒経って僕の足元に魔法陣が浮かび上がる。そして年齢魔法が発動し、僕の体を光が包み込んだ。そして光が止むと僕は下の体に・・・

 

 

「って、戻ってなーーーーーい!寧ろ成長してるーーーーーー!?」

 

 

僕の体は大きくなったものの、身長はかなり高くなっていて驚愕した。

 

 

「マスター!どうしました!?ってマスターが高身長のイケメンになってるーーーー!?////」

「どうしました刹那!?こ、これは・・・悔いなし・・・!////」

 

 

僕の声を聞きつけたセシアとアルトリアが僕を見た瞬間、鼻血を出して倒れ込む。

二人を取り敢えず止血して僕のベッドに寝かせる。

どうしよう・・・。年齢魔法をもう一回試しても全然戻んないし、助けを求めようにもC.C.は行方不明、のあは神久夜達と女子会だし・・・。

・・・そうだ!ノワールがいるじゃないか!彼女には少々迷惑を掛ける事になるがきっと力を貸してくれるだろう。え、アテナさん?さっき電話して相談したんだけど僕を見た瞬間鼻血出して倒れちゃったよ・・・。(現在セシア達と就寝中)

床が鼻血でべっとりだよ。僕にも付いたし。

取り敢えずノワールにメールを・・・何て送ろうか・・・。

よし、こうしよう。メール送信っと。

頼むノワール、君が頼りだ!

 

 

刹那サイド終了

 

 

ノワールサイド終了

 

 

今日はもう仕事が終わり、自室でゆっくりしているとメールの着信音が鳴った。

相手は・・・・・・・刹那?一体どうしたのかしら?

突然のメールに不思議に思いながらもメール内容を確認するとそこには、

 

 

本文

ノワール、大変な事になっちゃった。助けて!このままだと僕汚れちゃう!

 

 

と書いてあった。

よ、汚れちゃう!?ま、まさか・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜ノワール妄想空間〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「へへへ・・・。こんな可愛いガキ、なかなかいねえぞ」

「うう・・・やめて・・・」(涙目)

「誰が辞めるか!お前を俺の物にして一生可愛がってやるぜ!」

「いやああああああああ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜妄想終了〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「させるかあああああああああ!」

 

 

私は部屋の壁を変身して吹き飛ばし、刹那の家の方角へ飛んでいく。

お願い!間に合って!

 

 

ノワールサイド終了

 

 

刹那サイド

 

 

「ふう、これで終わりっと」

 

 

僕は床を全て拭き終わり、リビングの椅子に腰掛けた。

とにかくまずこの身長を元に戻さねば。慣れない身長で動くのは自殺行為だ。そう思いながら僕はいつの間にか短くなっていた髪の毛を指で弄りまわしながら窓から見える空を見上げた。

空はとても青く、太陽が燦々と輝いている。

お、鳥かな?・・・ん?あれ、こっちに向かってきてないか?

空を飛んでいた鳥と思っていた物は凄い勢いで此方に向かってきている。そして、

 

 

ドゴーーーーーーーーン!

 

 

「うわああああ!?」

 

 

僕の家の壁を突き破り、侵入してきた。な、何だ?敵か!?

そう思っていると・・・

 

 

「刹那!今助けに行くわよ!あの変態め・・・殺す!」

 

 

口から煙を上げているブラックハート様がいらっしゃいました・・・。

数秒フリーズしていた僕は再起動し、ノワールに話し掛ける。

 

 

「ノワール!入り方はアレだったけど来てくれたんだな!」

「貴方誰よ?その声もしかしてせ、刹那!?」

「そうだ!俺だよ!刹那だよ!頼む!助けてくれ!」

 

 

喋り方が変わっているが気にせず僕はノワールに助けを求める。

そしてノワールは変身を解き、「話を聞くわ」と言ってくれた。僕はノワールを連れて自室へと向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・つまり、今頼れるのは私しかいないって事ね?」

「そうなんだよ。今の所家族の他で一番信用できるのがお前なんだ。頼む!一緒に元に戻る方法を探してくれ!」

「分かったわ。そこまで信用されてるのなら女神として、いや・・・友達として手伝わないとね(刹那がイケメンに!これもこれでイイ!)」

「ありがとうノワール!俺に出来る事なら何でもするぜ!」

「ほ、本当・・・?」

「ああ!男に二言はねえよ!」

「ええ・・・・・・・それじゃあ・・・・」

 

 

ノワールは思案するように考え込む。

・・・頭の中では僕なのにこの姿では俺といって男っぽい口調になってしまう。

慣れない感覚に僕は不快感を覚える。そしてノワールは考え終わった様で僕を見ながらお願いを言った。

 

 

「い、今の状態の刹那と写真撮ってもいいかしら・・・?」

「別に構わないが、俺と撮っても何の特も無いだろう?」

「そんな事無いわ!」

「わ、分かったから突然叫ぶなよ。ビックリするだろ」

「あ、ごめんなさい。それじゃあ、お願いするわ」

 

 

ノワールはポケットからカメラを取り出し、部屋の棚の前に置き、タイマーをセットする。

そしてノワールは僕の隣に座り、腕を組む。

 

 

「腕を組む必要ないんじゃないか?」

「別にいいじゃない(うわーーー!何やってんの私!組んでる!刹那と腕組んでる!)////」

 

 

まあ、別にいっか。そしてタイマーが終わり、カシャ!と音が鳴った。

ノワールはカメラを見て満足そうな笑みを浮かべて大切そうにそれをしまった。

 

 

「さて、これからどうすればいいんだ?」

「そうね・・・刹那、貴方年齢魔法以外の魔法を最後に使ったのっていつかしら?」

「確か・・・・・・・・こっちに帰ってきて2日目の時辺りだな」

「貴方多分腕が鈍ってるのよ。只でさえ魔法は難しいのにそんなにやってなかったらうまくいくわけ無いでしょう?」

「そうか・・・理由が単純すぎて悲しくなってきたぞ・・・」

「まあ、他の魔法で慣れるしかないでしょう。あ、そうだ!久しぶりに模擬戦しましょう!」

「おお!ナイスアイディア!じゃあ俺は生身でやるからノワールも手加減しろよな!」

「ええ、流石に貴方のデバイスがあれじゃどうしようも無いわ・・・」

 

 

僕とノワールは外に出て、お互い構える。

ノワールは格闘戦も出来るようで、今は武器を持たずにファイティングポーズをとっている。

 

 

「行くわよ刹那!」

「来い!」

 

 

ノワールの踏み込みに合わせ、僕も魔力強化を掛ける。ノワールの言う通り、暫く使わなかった所為か、魔力が上手く使えない。

そしてノワールの拳が僕に迫ってくる。

 

 

「ハアアアアア!」

「あっぶね!ノワール!手加減しろって言ったろ!」

「魔力強化してるアンタにはこれで十分よ!」

「無茶言うなや!今拳から風邪を切る音が聞こえたぞ!あれ当たったら俺死ぬからな!?」

「文句言わない!セイ!」

「ック!コンチクショーーーーー!」

 

 

再び殴りかかるノワールの拳を僕も拳で迎え打つ。

この戦いが暫く続いた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜30分後〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「そろそろいいんじゃないかしら?」

「そうだな。試して見るよ」

 

 

ノワールに言われ、魔力の扱い方が戻ってきた僕はもう一度年齢魔法を発動する。

そして僕を光が包み込み、光が晴れると僕はいつもと同じ身長に戻っていた。

 

 

「やった!元に戻った!ノワール!ありがとう!」

「別に気にしなくていいわ。戻って良かったわね(口調は戻ってないけど・・・)」

「やっと元の体に戻れたよ。あー、大変だった・・・」

「まあ、これからは練習を忘れない事ね」

「気をつけるよ。本当にありがとう!」

「どういたしまして。私は帰るわ。それじゃあね」

「うん。バイバイ!」

 

 

ノワールは変身して帰って行き、僕はそれを見送った後に重大な事に気付いてノワールが飛んでいった空に叫んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ノワーーーーーーーーール!壁直せーーーーーーーーーー!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那サイド終了

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