超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第36話

刹那サイド

 

 

ベールさんも目を覚まし、改めて出発する事となった僕達は二手に別れて洞窟を進みながら周りの水晶等を採取し、最深部へと進んで行く。

最深部まで後少しと言う所まで進み、少し開けた場所に出る。そこで僕達は一旦休憩する事にした。

 

 

「皆さん、食事を持って来ているので此処等で休憩しましょう」

「え、でもその様な物何処にも見当たりませんが・・・」

「今取り出しますので少し待ってください。えっと、確か此処に・・・あった」

 

 

僕は疑問に思っているベールさんを尻目に腰のポーチに手を入れ、少し手探りする。そして中からニュンとバスケットを取り出し、中に入っているラップに包んだサンドイッチと魔法瓶に入れてきたスープを持参した紙コップに入れてベールさんとブランに手渡した。洞窟の中は意外と冷えるので一応朝作って持ってきたんだ。

 

 

「はい、どうぞ」

「「今(お前/貴方)何し(たんだ/ましたの)!?」」

「何って・・・バスケット出しただけですよ?それよりも食べましょう。腹が減っては何とやらです」

「物凄く釈然としませんが・・・。頂きますわ」

「頂きます・・・」

「僕も頂きます」

 

 

流石にポーチの秘密がバレると拙いので何とか話題を変え、サンドイッチを食べ始めた。

その瞬間、二人の動きがヘブンズタイムみたいに止まった。そして・・・

 

 

「「お、美味しい!」」

 

 

いきなり再起動し、サンドイッチとスープを夢中で食べ始める。

 

 

「おかわりもあるので良かったr「「頂きます!」」・・・凄い食いつきっぷりだ・・・」

 

 

まあ、それはそれで作った側としては嬉しいんだけどね?ネプテューヌ達にも既に渡してあるので今頃は食べているところではないのだろうか?

取り敢えず僕も全て食べ尽くされない内に自分の分を確保しておこう。こうして僕達は暫くの間、食事を楽しんだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数分後〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「御馳走様でした」」

「お粗末さまです」

 

 

あれからたったの数分でバスケットの中と魔法瓶の中は空になり、ベールさんとブランは満足そうな顔でいる。

そしてベールさんとブランは僕を見つめ言ってきた。

 

 

「刹那さん、是非リーンボックスの専属シェフをやって頂けませんか?こんなに美味しい料理なら毎日食べたい位ですわ」

「リーンボックスじゃなくてルウィーに来なさい。・・・貴方程の腕なら妹達も喜ぶわ」

 

 

まさかのヘッドハンティングだったーーー!?

予想外の事だったが僕にその気は無いので断る事にした。

 

 

「ごめんなさい。僕、料理は趣味でしかしないのでそういうのはちょっと・・・」

「「(趣味でこの味って・・・。じゃあ本気出したら・・・ゴクリ・・・)」」

「えっと・・・本当にごめんなさい!(うわー、無言だよ。絶対に怒らせちゃったよ僕)」

「え、いやいや!そこまでしなくても良いですわよ!寧ろ此方の方こそいきなりあんな事言ってしまって申し訳ありませんでしたわ」

「・・・つい興奮してしまったわ。ごめんなさい」

「い、いえ。でも時間がある時で偶にならお手伝いしますよ」

「「本当に!?」」

「は、ハイ!偶にで良いのなら!」

「「よろしくお願いします!」」

「わ、分かりましたから頭上げてくださーーーーい!」

 

 

恐らく一般人で女神二人に敬語の上、頭まで下げさせてしまったのは僕だけだと思う・・・。

こんな感じの事が数分続き、僕達は再び最深部へと進む事にした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜最深部前の道〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最新部の入口にたどり着いた僕達は警戒して各々武器を取り出す。ベールさんは槍、ブランはハンマーを取り出した。僕もセシアの新しいモードに切り替える。この前からの戦闘から今のフォームは動きは早いが攻撃力に欠けてしまう。なので武器を大きくする事にしたのだが、今度は武器のサイズが体に合わないのだ。今までの《イクリプスフェース》や《ブルーフレーム2L》、《ランスロット》等のモードも体のサイズと合わずに戦いにくかったのだ。

だから僕は大変不本意であったが年齢魔法を使う事にした。今度は失敗しない様に練習を重ね、ミスする事なく年齢魔法を使える様になった。(口調も変わらない様になり、その時は本当に嬉しかった)

そして僕はモードチェンジと同時に年齢魔法を使用し、体が光に包まれる。

やがて光が晴れると僕の体は170センチ位になり、バリアジャケットは黒を基調として、所々に銀色のラインの入った軍服の様な物になっていて腰の後ろにポーチ、左腰にはコアが埋め込まっているセシアが帯刀されている。(イメージは《終わりのセラフ》の主人公の服と刀を弄った感じ)

さらに僕の周りでは少しだけ風が吹いている。このフォームは《風》の魔力変換資質を組み合わせる事で素早さと刀の切れ味を増す事が出来るのだ。

モードチェンジが終わり、僕はベールさんとブランに準備が出来たと声を掛ける。だが二人は此方を向いたまま動かない。

 

 

「「(か、カッコイイ・・・////)」」

「あの・・・大丈夫ですか?」

「「は、はい!大丈夫デス!」」

「本当に大丈夫ですか?少し休んでからにしますか?」

「「大丈夫だ。問題無い」」b

「それ死亡フラグですよ!?」

『マスター、世の中にはフラグブレイカーという方々も・・・』

『うん、セシア。必ずしもそれがこの人達に当てはまる訳じゃないからね?』

『坊や・・・ならばお前がフラグを折れ!』

『何その責任重大!?無理だから!荷が重すぎるから!』

『刹那!私の力を解放すれば万事解決です。風の属性と相性の良い私を是非!』

『そんな事したら此処一体が吹き飛ぶよ!?』

 

 

ダメだ・・・家の家族も煽ってくるばかりだ・・・。しょうがない。やってやる・・・ああ、やってやるさ!僕は・・・絶対に・・・フラグを折る!

そう決意し、僕は洞窟の最深部へ足を踏み入れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

グルルルルルルルルルルルルルル×5

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ハッハッハッハッハッハッハ!もう心が折れそうだーーーーーーーー!

僕の目の前に見た目は変わらないが格段に大きさの違うエンシェントドラゴンが5体もいました。

ベールさん達もそれを見て唖然としている。

僕は見つからない様に二人を連れて岩陰に身を隠し、作戦会議をしようとする。だが、最悪な事態が発生してしまった。

それは・・・

 

 

「おーーーーい!せっちゃーーーーん!何処にいるのーーーー!」

「ちょ、ネプテューヌ!騒がないの!」

 

ガアアアアアアアアアアアア!×5

 

「「へ?(ねぷー!?/のわー!?)」」

 

 

何やってやがりますかあのバカはーーーーーーーーーーー!?

ドラゴン達に気づかず到着したネプテューヌは大声を上げ、それに反応したドラゴン達はネプテューヌ達に襲いかかった。

僕はセシアを抜刀し、足と刀に風の魔力を纏わせてドラゴンの方へ蹴り出す。僕は瞬間的に移動し、ネプテューヌ達とドラゴン達の間に入り込み、風を纏ったセシアをドラゴン達へ向けて横に一閃した。

 

 

「《鎌鼬》!」

 

 

白銀の刀身から真空の刃が発射され、ドラゴン達を一斉に斬り付ける。ドラゴン達に刃が到達し、ドラゴン達の体に傷が付く。そしてドラゴン達が身悶えしたその一瞬を僕は逃さなかった。

再び鎌鼬の構えを取り、ドラゴン達へ向かって飛ばす。再び刃が飛び出し、ドラゴン達の元へ向かう。

そして刃が到達する前に僕はもう一つの技を使った。

 

 

「《テンペスト》!」

 

 

瞬間、ドラゴン達の足元から巨大な竜巻が発生し、ドラゴン達を全て包み込んだ。そして鎌鼬がテンペストの中に入り込み、ドラゴン達の全身が凄まじい勢いで切りつけられていく。

何故こんな事になったかと言うと、理由は簡単だ。

まず《テンペスト》を発生させる。テンペストはスキル・メイカーで創ったレアスキルでテンペストに向かって攻撃をするとそれを吸収し、倍の威力が上乗せされるのだ。更に、攻撃範囲をテンペストの外部、内部、その両方に攻撃範囲を分けられる上、テンペストは技を吸収すればする程大きくなり、持続時間も長くなる。何も吸収させないと約3分程で収まる。

そして今回は攻撃範囲を内側にしてテンペストに向かって鎌鼬を放ち、中でパワーが増幅した鎌鼬は竜巻の流れに乗って連続でドラゴン達の肉体を切り裂いたのだ。しかも外に漏れない為、返り血等に困る事もない。

しばらく経ち、テンペストを解除するとドラゴン達は既に消えていた。倒し方はエグかったがフラグは折った!

後はネプテューヌをみっちりと《O☆S☆I☆O☆K☆I》しないとね・・・。

僕はセシアを鞘に仕舞い、ネプテューヌ達の所へ向かった。さぞかし自分はいい笑顔をしているのであろう。

 

 

刹那サイド終了

 

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