超次元ゲイムネプテューヌ 魔法と鋼を使いし者   作:猫舌

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第42話

三人称サイド

 

 

あれから帰還した刹那達はプラネタワーで傷を癒し、休息を取った。刹那が帰還した時既にのあが来ており、事情はノワールから聴いていたらしく、刹那達の回復に取り掛かった。

そして朝、完全に傷が回復した刹那は今更ある事を思い付いた。

 

 

「今更思ったんだけど・・・洞窟ごと僕の能力で消せば良かったんじゃ・・・」

 

「「「「・・・・・・・あ」」」」」

 

 

女神四人も今思い出した様で、今までの苦労は何だったんだと落ち込み始める。

そんな事もあり、現在刹那一人で洞窟の前に来ている。

 

 

「・・・それじゃあ始めようか」

 

「マスター。魔力の制御は私が行いますからマスターは兎に角今出せる全力を叩き込んでください」

 

「分かった。《ミキシトランス[ネプテューヌ]》!」

 

 

刹那はネプテューヌの力を使い、魔力変換の《無》を発動させる。そして魔力弾を創り、無属性の魔力で強化した右足で回転を掛ける。魔力弾は無属性の魔力を吸収して巨大な無属性のエネルギーの塊と化す。刹那は《ディメンション》を使い、魔力弾と洞窟の上空へ上がる。魔力弾より少し上に自分を移動させ、魔力弾へ向かって急降下し洞窟へと向かって蹴り込んだ。

 

 

「《エクステンドゾーン[A]》!」

 

 

魔力弾は洞窟へと急降下し、直撃した瞬間、洞窟のみを綺麗に消し飛ばした。文字通り跡形も残らず消し飛ばしたのだ。洞窟のあった場所は数十メートルレベルのクレーターになっている。

それを上空から確認した刹那は新しい魔力変換資質《大地》を発動させる。この変換脂質は大地の力を操る事が出来る様になり、土を創ったり、木々を操ったりする事や地面の中に存在する物質を操る事も可能だ。

例えば、地面の中にある鉄などの物質を抽出し、即席の剣を創り出したりできるのだ。クレーターにサーチを掛けてクリスタル、又はドラゴンの反応が無いかを確認し、魔力で土を創りだす。それを使って穴を埋める。少し時間が掛かったが穴は無くなり、そこは只の更地になっていた。

 

 

「ふう、作業終わり。それじゃあ帰ろっか」

 

「待ってくださいマスター。アテナさんからメールが届いています」

 

「アテナさんから?最近連絡取れなかったからなぁ・・・。取り敢えず見せて?」

 

「はい。表示します」

 

 

刹那の前にディスプレイが展開され、アテナのメールの内容が表示される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那さん、お久しぶりです。この度、刹那さんの頑張っている事を父が知り、貴方に贈り物がしたいと言う事でメールに添付でプレゼントを送ります。このメールを呼んで約30秒後にプレゼントが貴方の前に現れるのでお楽しみに!

ps.できれば連絡をくれると嬉しいかな〜何て思ったりしてる今日この頃  byアテナ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と書かれていた。

 

 

「えっと・・・アテナさんのお父さんって確か、ゼウスだったよね?」

 

「はい。神話では結構アンチ喰らってる部分もありますが、実際は万年新婚さんですよ」

 

「夫婦円満でいいんじゃないかな?アテナさんにはちゃんと連絡しないと・・・」

 

 

と刹那たちが話していると、メールのディスプレイが光出し、その中から黄金の馬が飛び出して来た。突然の事に刹那はフリーズするが、その馬が刹那の顔に自分の顔を擦り付けると刹那はハッと意識を取り戻した。

 

 

三人称サイド終了

 

 

刹那サイド

 

 

突然目の前に現れて妙に懐いている馬を見て僕は驚きを隠せなかった。

 

 

「えっと・・・君がアテナさんの言っていたプレゼント?」

 

「ブルル!」

 

 

馬は当たりとでも言うかの様に鳴いている。すると空からヒラヒラと紙が落ちてきて僕の手元に乗る。そこにはアテナから、刹那さんへと書かれていた。

僕はその紙を開き、中身を確認する。そこには・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

刹那さんへ

 

その馬は《轟天》と言ってとある作品に出てくる生き物の姿を模した貴方の使い魔です。その子は人間形態にもなれる様に父が調節してくれたので大丈夫です。轟天の能力は空を走ったりする事ができ、力はドラゴンの類の倍以上はありますので単独で戦わせる事も可能です。他にも轟天が蹄を鳴らすとエネルギーが放出されて刹那さんの力を一時的にブーストしてくれます。

他にも幾つかの能力がありますが、それは刹那さん自身で確かめてください。それではその子の事、大事にしてあげてくださいね。

ps.連絡待ってます

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

と書かれていた。・・・アテナさんには本気で早く連絡しよう・・・。

そう思いながら僕は轟天を撫でる。轟天は気持ち良さそうに喉を鳴らしている。

 

 

「これからよろしく轟天。早速だけどプラネタワーまで連れてってもらえるかな?」

 

「ブルル!」

 

 

轟天は任せろ!といった感じに鳴き、僕の首根っこを加えて背中に乗せる。背中に乗ると轟天に付いていた手綱をいつの間にか握っていた。その瞬間、僕の中にどうすればいいのかイメージが流れ込んでくる。そのイメージを頼りに僕は轟天に合図を出した。

 

 

「行くよ!轟天!」

 

「ブルル!ヒヒイィイィン!」

 

 

合図で轟天が駆け出し、空中へと飛び上がる。そしてそのまま空中を蹴って轟天は進んで行く。僕は手綱を使って轟天を誘導する。轟天はとても速く、あっという間に地面が小さくなっていった。そしてそのまま僕はプラネタワーへと帰っていった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

〜数分後《プラネタワー》〜

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「皆ー!ただいまーーーー!」

 

「ねぷ!?何そのカッコイイ生き物!私も乗せてー!」

 

「ブル!」

 

 

 

 

 

ガブ!

 

 

 

 

 

「痛ったあ!?私は餌じゃないよ!食べるんならお肉のいっぱい付いたベールの方がいいよ!」

 

「ネプテューヌはスルーするとしてせっちゃん。そのモンスターは一体?」

 

 

轟天に噛み付かれているネプテューヌを無視してベールさんが聞いてくる。何て説明しようか・・・。神様から貰いましたー。イエーイ何て言える訳無いし・・・。取り敢えず何とか言おう。

 

 

「えっと・・・洞窟を潰した後の帰り道で偶々会って懐かれちゃったんですよ。でも人には危害を加えないと思うので大丈夫ですよ。ね?轟天?」

 

「ブルル!」

 

 

轟天もその通りだ!とでも言わんばかりに鳴く。チラッとベールさんを見ると納得した様な表情をしていた。取り敢えず危機は去ったようだ。・・・そう思っていた時期が僕にもありました。

 

 

「ですが今までそのようなモンスターは確認されてなかったのですが・・・。刹那さん。そちらのモンスターを此方に一度検査させて貰えませんか?」

 

 

マズイ!イストワールさんと言う恐ろしい敵がいた!ど、どうすれば・・・。

 

 

『マスター。この状況を打開できる方法が一つあります』

 

『本当!?セシアお願い!教えて!』

 

『その代わり一つだけ私のお願いを聞いてくれますか?』

 

『うん、聞く聞く!何でも聞くから!』

 

『分かりました。いいですか。ゴニョゴニョ・・・』

 

 

セシアから念話で打開策を聞き、僕はイストワールさんの前に立つ。そして少ししゃがみこんでイストワールさんを見上げてセシアに言われた通りのセリフを言った。

 

 

「イストワールさん・・・ちゃんとお世話するから・・・ダメ?」

 

「(う、上目遣い!)だ、駄目です。未発見のモンスターなので分からない事ばかりですから」

 

「(や、やっぱりやるの!?)イストワールさん・・・。お・ね・が・い♡」

 

「分かりました。その代わり責任もって育ててくださいね(駄目です!危険が無いとは言い切れません!)。・・・あ」

 

「やった!ありがとうございます!(よし!何であんな言い方なのか分からないけど兎に角やった!)」

 

 

と言う訳でドラゴン討伐と調査は洞窟ごとボーン!と言った形で幕を閉じた。轟天はあの後、光になって僕のポーチの中に入っていった。人間形態になればいいのではと思ったけど轟天は人見知りの様だ。僕はこの日、それぞれの大陸へと帰っていくノワール達を見送った後、プラネタワーに一日だけ泊まって帰った。

・・・それにしてもイストワールさんオッケー出してくれた時鼻血いっぱい出してたけど大丈夫かな・・・?ネプテューヌ達も出してたから周りが鉄臭かったよ。

 

 

刹那サイド終了

 

 

 

 

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